スーラ 「グランド・ジャット島の日曜日の午後」
本の話ばかりも何なので新シリーズを追加します。笑おいら田舎の高校を卒業すると、名古屋の大学に行ったが最初に受けたのが、カルチャー・ショックだった。デザイン博以降、名古屋もだいぶ変ったが当時は、その後住んだ大阪や東京に比べるとずいぶん田舎っぽかった。それでも、もっと田舎から出て行くと、まるで別の世界。本や映画などは地方の田舎でも、見たり読んだりできたが絵画、特に外人画家の絵画展などはまず接することができない。新しく出来た友人などと、よく夜を徹して話をしたが話題が絵の話になると知識がなく、ずいぶんみじめな思いがした。それ以来、負けないように展覧会にいったり画集を見たりするようになった。スーラのこの絵はそういう話とは別で点描画の代表作ということで、誰でも教科書で知ったと思う。美術の時間にエッチングの授業があっておいらこの画を模写することにした。こういった酔狂は大好きなので、飽き性な性格にかかわらずこつこつとコンパスの先だったかでつついていた。まあ美術なんて不得意な科目だったが予想以上の出来で、バカなことをやっているというような目で見ていた人間をも感心させることが出来た。笑これは、そういう思い出の絵です。