終活日記

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  今年もよろしくお願いします。

  明けましておめでとうございます。本年もよろしく。初日の出です。日本海側は山から陽がのぼります。夕方ではないですよ。初歩きして、帰り、ワインを１本空けたら寝不足もあり、そのまま寝込んでしまった。今日もお正月らしい、穏やかな天気になったけど朝方は零下になり、氷も張っていた。イノシシならぬイタチ君がいたっち。おもわずシャッター切ったら、手ぶれピンボケ。

  2007年01月01日

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  大晦日

  快晴とまではいかないが、風もなく穏やかな日になった。掃除を適当に済ませ、歩き納めをしてきた。ブログには、映画「Ｈ　ｓｔｏｒｙ」諏訪監督（評価☆）の酷評を書こうと思ったが、今日は大晦日、気持ちよく年を送ることにした。笑しかし、年をとるごとに１年が早く感じる。このブログも年明け早々にスタートしたが挫折することもなく、ほぼ毎日書いてきた。（えらい）いつもコメントをつけてくださる皆さんありがとうございました。そういうサポートがブログを続けられる力になっていると思っています。この場を借りてお礼申し上げます。来年も続けて行きたいと思っていますのでよろしくお願いします。もう大晦日から元旦にかけての月がでています。皆さん、よいお年を。

  2006年12月31日

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  「ベスト・アメリカン・ミステリ　アイデンティテイ・クラブ」　ハヤカワ・ミステリ

  朝起きて、さて今日は掃除でもするか、と張り切っていたのだが片付けをするうちに、だんだん気が萎えてきた。だいたいが、掃除は苦手。いったんやり出したら徹底的にしないと気がすまないタチ。一日や二日では終わらない。というのが毎度の言い訳のパターン。早い話が面倒くさいだけ。ということで、ほったらかしでこの本を読んでいた。ワンポイント・リリーフ用の本なんだがベスト・アメリカン・ミステリ・シリーズの２００５年度版。その年に雑誌等に発表された短編をジェイムズ・エルロイなどの作家が交代で編集者としてセレクションしたもの。今回の編集者はＪ・Ｃ・オーツとＯ・ベンズラー。今回取り上げられている作家は「ミスティック・リバー」のデニス・ルヘインや「推定無罪」のスコット・トゥローその他。当然水準はそこそこのものばかりだが、いつも言っているように短編はおいらとしては物足りない。ルー・マンフレッドの「一件落着」の中のセリフが気に入った。「正しいことなどないし、まちがったこともない。あるのは事実だけ。」今度何かの機会に使ってみよう。笑

  2006年12月30日

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  今年初めての積雪

  今日は終日、こうやって青空がのぞくかと思えば雪をともなった灰色のくもが、それを被うという天気。今年初めての積雪で、いつもは若い母親たちが子供を遊ばせている滑り台も寒々としていた。去年は１１月にかなりの積雪があったからまだましかもしれない。犯人は誰かな？

  2006年12月29日

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  「密室と奇蹟」　東京創元社

  今年はジョン・ディクソン・カーまたの名をカーター・ディクソンの生誕１００周年だとか。これを記念した、カー・ファンの日本の中堅ミステリー作家８人のオマージュともいうべき書き下ろしのアンソロジーです。中堅といったら失礼なのかも知れないけど他の作品をおいら読んだことないから。笑評価的にはまあまあかな。カーといえば短編ミステリーの名手。ずいぶん昔に文庫本を読んだが、内容は忘れた。タイトルにあるような、密室、トリック、本格などという文句を見ると、基本的においらは読む気力がうせる。実際の殺人を犯すのに、いろいろな道具を使ってトリックを仕込むような、しちめんどくさいことをする例なんてわずかだろう。読み物だと言ってしまえばそれまでだが。興味があるのは「動機」とそれまでに至る人生の描写。こういうのをねちっこく書かれると、途端に降参する。カーの作品は密室のたぐいばかりじゃなかったと思うが。全て読んでいるわけじゃないから、分からない。装丁にひかれて読んでしまった。

  2006年12月28日

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• 仕事納め

  会社によって年末年始の休みはいろいろあるんだろうがおいらは自営でやっているし、新規の依頼もないので今日で仕事納め。笑たて前は年中無休なんだけど、相手が役所だから今日提出した申請で終わりにするしかない。会社勤めを辞めてもう数年、時間の自由とかはあるけどいわゆる基本給というものがないから、ギャンブルのようなもの。世間では景気の上向きを伝えられているが田舎では仕事の絶対数が少ないから、まだまだ厳しい。グチやため息ばかりになるが、それでも去年よりましだったから、良しとせねばなるまい。個人情報の入った紙くずが、いっぱいたまっているので明日はシュレッダーと遊ぼう。

  2006年12月27日

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• 師走

  12月のことを師走というが、実感としてはクリスマスが終わった、これから大晦日までという感じが強い。先生でなくても走りたくなるように気ぜわしいがひとつ仕事を来年まで持ち越しそうで気分が晴れない。喪中が多くて出し渋っていた年賀状も昨日投函した。なんでもアルバイト不足で元旦の配達がうんぬんと言っていたので、あわてて入れてきた。このところ、なかなか手に入りにくいカレンダーだがいくつかゲットしたし、手帳も買ってきたのでなんやかや言いながらも、新年を迎える準備は進んでいる。

  2006年12月26日

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• ありがとう、ディープインパクト

  レース直前の武騎手の表情が硬く調子はどうなのかなと思ってテレビ観戦していたがなんのその、ディープは楽しそうにゴール板を駆け抜けた。競馬はギャンブルには違いないけどレースを観戦するのもひとつの楽しみ。そういう意味で、こういったスーパーホースは欠かせない。数々の驚異と興奮を与えてくれてありがとうと言いたい。おいら血統は馬券の検討にはあまり重視しないほうだがこのディープを含めた、サンデーサイレンスの子供たちの活躍を目にすると、軽視するわけにもいかないようだ。まだまだ現役を続行してほしいが、「強い子を残すため」という馬主の言葉に頷かないといけないのかも知れない。どういった子供が現われるのか今後の楽しみにしよう。馬券のほうは、いかにペリエさんでもと、落としたポップロックが２着に入り、アウト。土曜日の忘年会の酒がのこり二日酔いと散々だった。笑

  2006年12月25日

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  「ウィンキー」　クリフォード・チェイス

  片目がつぶれ、毛がぬけボロボロになったテディベアの表紙の写真に、かわいさと不気味さを感じ思わず手にとってしまった。ウィンキーはテディベアのぬいぐるみの名前。少女ルースにかわいがられていたウインキーも彼女が母親になり、末息子のクリスの代になるとあまりかまってももらえなくなった。決心をし家をでるのだが（動いたり話したりできる）曲折のあと、１万ほどの罪を着せられた犯罪者として刑務所に入れられる。裁判になり、ついたのがアンウィンといって名前どおり裁判に勝ったことがない弁護士だった。さて運命やいかに。読んでのお楽しみ。笑ウィニーの弁護人になったテディベア・コレクターの婦人のテディベアについての解説が面白い。おいらもひとつ欲しくなった。場面に関係するウィンキーを配した写真も何枚か、挿入されているが、ブログで物語形式で掲載したら面白そう。まだ見てないけど、公式サイト（http://www.free-winkie.com)というのがあるらしい。

  2006年12月23日

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• Ｇ１予想・有馬記念

  世の中嘆いていたかと思えば、今日は競馬予想だからおいらもなかなか忙しい。笑泣いても笑っても、今年最後のＧ１、有馬記念。というより、ディープインパクトのラストラン。ジャパンカップは凱旋門賞の影響で２番手なんかにしてしまったが結果はご存知のとおり楽勝。アラを探そうなんてややこしいことしないで本命にする。昨年のように、どれかが逃げて、末足伸びずの展開にならない限り、優位は覆せそうにもない。ところが２番手以降が問題。華やかなメンバーは全て前半分の枠順になった。ダイワメジャーはめっきり力をつけたが、距離はどうかなあとか、スイープトウショウは中山初出走なんだなあとかいろいろ考えていたらキリがない。ということで、素直に並べてみました。◎ディープインパクト○ドリームパスポート▲ダイワメジャー△デルタブルース×スイープトウショウ穴メイショウサムソン、アドマイヤメイン馬券はオッズを見ながら、各種買ってみよう。

  2006年12月22日

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  「続　いったい、この国はどうなってしまったのか！」

  最近、こういった日本の現状を憂える論点の書籍が目につく。そう思っている人が多いのだろうし、実際理解できないような、事件、出来事も、年々増加しているように思う。ただ、こういう警鐘みたいなものが、何か、打ち上げ花火のように上げられていても、それが、なんらかの力にならないのは何なんだろうか。この本、雑誌「ダカーポ」に連載されていた「メディア時評」をまとめたものの続編。各種メディアの姿勢が、批評の主な対象になっているがそれ以外にも問題はいろいろな分野でおきているのではないか。雑誌では読んでいないが、小泉が首相になったのと期を一にしている。なにもかもが小泉の責任などとは毛頭思っていないがタイミング的に槍玉にあげられがちだ。彼が颯爽と登場した時は、誰もがひょっとしたらこの国変るんじゃないかと期待したのではないかな。結果はあえてどうのこうの言わないが「おきらめ感」が増徴しただけのように思える。おいらたちは、そのうちいなくなるからどうでもいいけど子供たちの世代が気の毒でどうしようもない。

  2006年12月21日

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  スティーヴ・ウィンウッド　「マイ・ウェイ・ホーム」

  米のテレビドラマ「ＣＳＩ　科学捜査班」を見ていたら唐突にスティーヴ・ウィンウッドの頭から出るような歌声が聴こえてきた。この曲好きなんですよねえ。あのクラプトンと組んだ、ブラインド・フェイスのアルバム「スーバー・ジャイアンツ」の中の一曲。クラプトンとウィンウッドということで走って買いにいったアルバムだが、実をいうとイマイチというかイメージが違った。次回作を期待と思っていたら、これ一枚で終わった。ウィンウッドさんは、おいらにはスペンサー・ディヴィス・グループの頃が一番いいかなあ。この人いい曲いっぱい作っているんだが、自分が歌うときはなんかいつもぶっきらぼうな感じ。この曲もイボンヌ・エリマンの切々と歌うバージョンのほうがいい。

  2006年12月20日

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  野鳥・カシラダカ、ユリカモメ

  ヨシ原でいつも鳴いているけど遠目ではなかなかスズメと区別がつかない。珍しく木の枝に止まっていたのでなんとか写真に撮ることができた。海まで５ｋｍくらい離れているがときどき遊びに来るユリカモメ君。

  2006年12月19日

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• 医者が病気

  毎月一度定期健診をしている。今日病院に行き採血をしていたら担当医が病気で休みだとのこと。医者が病気じゃシャレにならない。笑トコトコ帰ってきた。毎週月曜日というのは、かなり混雑するのだが今朝は冷え込んで出足が悪いのか、ずいぶん空いていた。精神科だけが妙に人が多かった。精神の病といっても、いろいろ種類があるんだろうが今の世の中、まともな精神状態でいるほうが、おかしいのかも知れない。笑

  2006年12月18日

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  映画　「しあわせな孤独」

  これまで、いろいろな国の映画を見ているが知らない国の文化なり風習を見るのもひとつの楽しみ。これデンマーク映画。デンマーク、スウェーデン、フィンランドなど北欧の国は名前は知っていてももうひとつピンとこない。まして映画となるとスウェーデン映画は若かりし頃よく見た覚えがあるけど、デンマークはなあ。笑「ドッグヴイル」があった。ニコール・キッドマンが主演で期待して見たけどどうってことなかった。医師の妻が交通事故を起こし、被害者が、意識や会話以外全身不随となる。絶望から、献身にもかかわらず恋人につらく当たるのだがこの医師と恋人が恋愛関係になる。交通事故の加害者と被害者の妻が恋愛するというので加山雄三と司葉子の「乱れ雲」を思い出した。笑内容は違うので関係ないんだが。国は違っても、人々がかかえるドラマは大差ないなあという印象。脚本が山田太一でもちっとも驚かない。おいらこういう話嫌いじゃない。評価　☆☆☆☆

  2006年12月16日

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  「老舗の強み」　同友館

  マルチャンのラーメンでおなじみの明星食品がＴＯＢの成立により日清食品の支援を受けることになった。しかし、明星食品の経営陣とすれば、胸のはりさける思いでないか。別段経営不振でもないのに、はげたかファンドがちょっかいを出してきたための苦汁の決断だろう。おいら、こういったＴＯＢを使って企業買収を計ることについては全て反対のわけでもないが、株価のつり上げを狙ったような買収話にはむなくそが悪くなる。これでファンドのほうは、これまで買い占めた株を売り飛ばせば濡れ手に粟である。こういった手合いの真似をしたのが村上ファンドなりホリエモンである。企業経営となると、すぐ米国の真似をする傾向のこの頃だが日本には日本の国民性に合った経営があるのではないか。こういった流れと対極にあるのが、この本で紹介している創業１００年以上にもなる、いわゆる老舗といわれる企業である。株式を上場してない同族企業だから、ＴＯＢなんて関係ない。戦争やオイルショック、ドルショックそしてバブルなど経営環境の変化にうまく対応し、しぶとく生き残っている。味ポンの「ミツカン」やかつおぶしの「にんべん」「龍角散」、「榮太樓總本舗」を含め、１２社を紹介している。なじみの会社だと思うが、生存の秘訣は経営理念ではないかと思う。決して順調な歩みばかりではないが、創業から現在までの歴史が語られている。１社あたりの書かれている量がやや少なく、物足りない面もあるが同友館の本にしては、寝転がって読める。

  2006年12月15日

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  映画　「父と暮らせば」

  以前「美しい夏キリシマ」を紹介したとき、「父と暮らせば」もいいよとのコメントをいただいた。レンタル屋にあったので借りてきた。黒木和雄の戦争３部作のひとつ。原作は井上ひさし。生涯、空襲で友人を見捨てたという思いが心を痛めていた黒木だが、この作品にも色濃く影響がでている。被爆した娘（宮沢りえ）も同じような思いに取り付かれていて一生ひとりで暮らすつもりでいたが、心を寄せる男ができる。娘の幸せを願う、被爆で死んだ父（原田芳雄）がその恋を実らせようと、守護霊のように現われる。ほとんどが娘と父、ふたりの会話劇。おかしくて噴出すような父のセリフもあるが娘を思う父の思いに、ジンとくる。被爆の際に、見捨てて逃げろというのに去ろうとしない娘にジャンケンで決めようという父。わざと負けようとするのに、負ける娘。涙なしには見れないシーンだ。当事者でないと理解できないのかも知れないが生き残ったものが、生かされているという感情。戦争のむごさも伝わってくる。戦争を繰り返さない為にも、忘れてはいけないのだが広島をはじめ、元ひめゆり部隊の語り部たちが悲惨さを伝えようとするが、長年話しているうちに話し方がうまくなり、かえって感情に訴えるものが薄くなってきているという話を聞いた。映画も有効な手段で、こういう良質の作品はもっと多くの人に見てもらいたい。おいらも遅まきながら見たんだが。評価　☆☆☆☆☆

  2006年12月14日

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  「連鎖する虐待」　みひろゆう

  取材に基づくフィクションということだが真実味や迫力からいうと、ノンフィクションのように感じる。引きずり込まれて、一気に読んだ。大筋は、シングルマザーの母親とおだやかに暮らしていた少女が、母親の若い愛人の出現によってふたりから虐待にあうようになり、果てに死亡する。母親も子供の頃、父親から虐待されていた過去を持つ。こう書くと、類型化された虐待の例みたいだが学校や行政の対応などの描写もリアリティがあり覆面作家だという筆者の経歴などは分からないが関係者ではないかと思わせるような、説得力がある。この家庭での虐待や学校でのいじめ、野外での変質者によるいたずら、その他、子供を取り巻く環境がこれほどまでに荒んでいる時代は、過去に例がないのではないか。折りしも、今年を象徴する漢字は「命」だという。子供に限らず、命や情愛というものが、軽んじられているのも今の時代ではないか。頻繁に起こる悲惨な事件は、偶発的な現象というものではなく時代の潮流が生み出した必然であって、それによる結果は我々にたいする警告だ、なんていったら大げさだろうか。

  2006年12月13日

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  「＜悪口＞という文化」　山本幸司

  「悪口」などというと、子供のけんかみたいだがこれから忘年会のシーズン、上司をこきおろすことでウサを晴らす人も多いのではないか。笑誹謗や中傷なども含めれば、範囲は広い。ストレートに相手の欠点や弱点を突くパターンもあれば自分の優位性を強調して相手を貶めるとか。以前、某首相に浴びせられた「ほめ殺し」なんていうのも広義の「悪口」に入るのではないかな。妙なことを研究している人もいるんだなあと読み始めたらこれがなかなか面白い。かと言って決しておちゃらけたものではなく、内容は真面目です。洋の東西を問わず「悪口」なんてあるが、文学に現われている「悪口」の描写の引用から始まる。式亭三馬の「浮世風呂」にあるような罵倒のような悪口の連射はこっけいですらある。また「悪口祭」なんていう風習の残っている地方もあるようだが悪口を飛ばしあい勝負しその結果で年の運を占ったり悪口をいうことで不品行をいさめるという意味合いもあるらしい。そうかと思うと鎌倉時代の「御成敗式目」に現われる「悪口罪」の判例もいくつか紹介していて、これがまた面白い。社会的機能の章では、先の悪口祭などが、豊穣の祈りなどの性格も持つなどと分析していて興味深い。こうやって読んでくると、一口に「悪口」などと言ってもずいぶん奥が深く、十分研究に足る分野だと分かった。

  2006年12月12日

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  夕日に映える白山

  朝方は雨もパラついたものの昼からは雲ひとつない晴天になった。白山（標高２７０２ｍ）がくっきり見えた。いつもこの白山を見ながらウォーキングしているがこのようにはっきり見れるのは年に数えるほどしかない。このところ見かけなかったチュウサギも夕日を浴びていた。左にはヒドリガモもいます。

  2006年12月11日

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  映画　「ホワイト・ライズ」

  過去と現在の時間が交差していて、最後まで見ないと経緯がさっぱり分からない。いくつかの場所で数シーンを撮り、後で編集でつぎはぎしたようなイメージが強い。これがミステリーといわれればそれまでだが単に偶然からきた３角関係。というか婚約者もいれれば４角関係になるのか。主人公マシュー君はずいぶんモテてうらやましい。笑なんか人物も軽いような印象で、本当の愛は勝つとというな筋書きでも、主人公の二人が、出張を取りやめたりダンサーの彼女が成功話を振ったりなんかするとこのふたり、愛は成就しても、どうやって生活していくのかなあなんて老婆心が頭に浮かんでくる。ダイアン・クルーガーは「戦場のアリア」見たばっかりなんだけどジェシカ・パレはどこかで見たなあと思ったら「翼をください」だった。評価　☆☆☆

  2006年12月10日

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• Ｇ１予想・朝日フューチュリティＳ

  先週は名前を挙げた馬がほぼ上位にきたが今週は難しい。各馬、力はあまり大差ないように思う。展開次第ではどうにでもころびそう。かと言って、人気通りでは面白くない。そこで切ったのがマイネルレーニア。おいら新潟競馬場の実績は検討からはずしている。マイネル軍団４頭出しだが、シーガルのみ入れる。マイネルの馬は早くから仕込むので、この時期くらいまでは結構活躍するのだが。とうことで本命は騎手の魅力もあり、オースミダイドウ。３番手にしたが、ドリームジャーニーは、ＪＲＡのペーパー馬主ゲームの持ち馬ということで。笑イマイチ、すご味はないのだが。◎オースミダイドウ○マイネルシーガル▲ドリームジャーニー△フライングアップル×ローレルゲレイロ穴アドマイヤヘッド

  2006年12月09日

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  映画　「ＳＡＹＵＲＩ」

  外国人が日本と聞いてイメージするのは今でもフジヤマ、ゲイシャなのかなあ。置屋に売られた少女が芸者として成長していく物語。おなじみの中国かと間違えるようなセットではないだけまだましだったかも。それでも三重の塔の映像を時々入れるなど苦心している。この映画を見たほとんどの人が、戦中の祇園など知らないだろうから、ワンダー・ランドと割り切ってみれば楽しく見られる。笑それにしても、中国人が芸者役を演じ、英語で話すのだから奇妙な世界とは言える。水のような目をした千代がさゆりになった途端なんかふてぶてしく感じる。ストーリーもちぐはぐなところもあるが、飽きることはない。終わり間近のロケのシーンになり、映画らしくなる。いろいろな役を演じているコン・リーさんだが芸者姿もなかなか良い。「赤いコーリャン」の頃も良かったけど。評価　不能

  2006年12月08日

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  「揚羽蝶」　泡坂妻夫

  泡坂妻夫といってもミステリーではない。紋章上絵師や奇術師を主人公にした短編集です。物語自体はたいしたことないんだがそれらの世界の知識が得られて面白い。タイトルの揚羽蝶もそのなかの一編で紋章の揚羽蝶のこと。冠婚葬祭に紋付の着物を着て出席するなどというのは今後どんどん減ってゆきそうに思うが家紋というのも残って欲しい風習だ。おいら、短い期間だが仕事で着物に接していて留袖や羽織に付ける家紋のために紋帳をよく見ていた。仕事そっちのけで、この紋章を見ているのがけっこう楽しかった。この本を読んでいて、二万点以上もあるというのに驚いた。おいらが見ていたのは一般的な紋の紋帳だから一度そういう紋帳も見てみたい。地域によっても違うんだろうが、たいがいが五三の桐か蔦。自分の家の家紋が何かなんて、だんだん分からなくなっていくのではないかなあ。たかが紋だが、そのことで家系の由緒を知る手がかりになるかもしれない。

  2006年12月07日

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  野鳥・オナガガモ、ツグミ

  久しぶりに青空がが見えた。用事があったので、鳥見もかねて木場潟へ。なんとイカダの上にオナガガモがいた。マガモをはじめ、いろいろなカモたちが飛来するけどオナガガモは少ない。ツグミ君もエサを探しながらチョコチョコ歩いていた。

  2006年12月06日

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• 喪中につき・・・・

  今日は長野県の上田市に行ってきた。途中の妙高は雪景色。このブログ用に写真のひとつも撮りたかったのだが道中急いでいることもあり、また同行者もいたので遠慮した。一昨日は近江八幡、今日は上田市と、なんか演歌歌手の早めのクリスマス・ディナー・ショーみたいですがボランティア活動の一貫で一円にもならない。涙ここまではイントロで、ここ数年、この時期になると「喪中につき・・・」というハガキの届くのが増えてきた。今日も帰ったら、２通ばかり届いていた。おいらの年齢からすれば、ありえることなんだがやりきれない気持ちになる。幸い、うちの両親は健在だが、このようなハガキを出さないといけない日も遠くはないのだろうなあ。年賀状は親しいひとにはメールで、顧客以外は出さないようにしているが投函の日が年々遅くなるのがつらい。

  2006年12月05日

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  キャンディーズ　「シュガー・キャンディ・キッス」

  キャンディーズのファンでした。笑何とはなしにＴＶの番組欄見てたらＮＨＫの「プライム１０」でキャンディーズの特集をするようなので、ついつい書いて見たくなった。ファイナル・コンサートには行きたかったのだが当時は大阪で仕事をしていたので、泣く泣く断念した。ただ、どこかのラジオ局が中継していてその時録ったカセット・テープはいまだに愛蔵版として保存してある。この曲はキャンディーズというより、ランちゃんの曲である。確かそれぞれが自分で作った曲を歌ったように思うのだが。話は飛ぶが、数学に集合という分野がある。ＡとＢと言う領域があればそれが重なる領域というものがなにごとにつけあるものだが、ひとりＣという領域ばっかり主張するＫという男がいた。こいつはスーちゃんのファンだった。ちなみにおいらはミキちゃんのファンだったが当時の人気度で言えば、ランちゃん、ミキちゃん、スーちゃんの順番だったろうか。このＫ、南米で飛行機事故に遭い死んでしまったのだが今の活躍度からすれば、一番見る目が確かだったのだろうか。おそらくこの曲を歌うシーンなんて、ハートのエースのように出てこないだろうが、とにかく録画しなくっちゃ。笑

  2006年12月04日

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  近江八幡

  今日は「ヨシを学ぶ会」というイベントが近江八幡市であり参加した。昨年から琵琶湖周辺の町には何度も訪れているが時間もあったので、近江八幡の市内を初めて歩いた。年間２５０万人が訪れるとか。最近高級カメラをもった高齢の男女が全国のあちこちの観光地で見られると思うがここも例外ではなく、多くの人が思い思いのアングルで写真を撮っていた。古い町並み。できれば、ひび割れがあろうが、古いままで残して欲しいと思った。妙に白壁が美しすぎる。この近江八幡は成功例だと思うが、ひところというか、いまでも各地でやっている中心市街地活性化運動。いままでのやり方では活性化できないと思ったのか最近歴史的町並みの復活というコンセプトに方向転換している例が散見される。どうでもいいけど、いかがなものか。帰りは福井で雪に逢い、１時間ほど遅れた。余談になるが、競馬は馬単で一応ゲットしました。笑

  2006年12月03日

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• Ｇ１予想・阪神ジュベナイルＦ

  おいらのブログはなんでもあり。笑ということで、今日はまた競馬。リニューアルした阪神競馬場の開催２日目。今日の結果から馬場状態を検討したいけど成長途上の２歳牝馬のレース、そんなもの考えてもどっちみち、やってみないことには分からない。一度だけ行ったことあるが、大きくなったようで言われていたような外枠不利は解消されたようだ。さて予想だが、前走レコードで圧勝のジェームス・ボンドが乗っていた車の名前のようなアストン・マーチャンを本命にしたが、絶対視できるかは疑問。他の順位も感覚的なもんです。馬券は手広く買った方がよさそう。明日、用事で近江八幡市へ行くため、レースは見れるかどうか。◎アストンマーチャン○ルミナスハーバー▲ウォッカ△イクスキューズ×ピンクカメオ穴テンザンコノハナ

  2006年12月02日

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• 実相寺昭雄監督、死去

  まだ若いのになあ。「ウルトラマン」シリーズの監督といったほうが通りがいいんだろうけど、映画もいろいろ撮っている。ＡＴＧ配給の「無常」、「曼荼羅」、「哥」、「あさき夢みし」や「帝都物語」、「屋根裏の散歩者」その他、数え上げると彼の作品はかなり見ている。なかでも「無常」が一番。主人公と姉との近親相姦がテーマだったと思うけど「天国にはハスの花しかない」というニュアンスの主人公の無常観が印象的だった。映画館で見るより、家でじっくり見るほうがむいてそうだから、追悼にレンタルしてこよう。あるかなあ。笑

  2006年12月01日

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• 夕張市民営化

  いきなりとんでもないタイトルにしてしまったけど最近、実質破綻のニュースが盛んに取り上げられている。大なり小なり似たような市町村がいくらでもあるのでは。法律の面でどうなのか知らないが、特区にでもして実験的にやってみたら面白いのではないか。役所の職員が１割も残れるかどうか。役所ばかりではなく、市民のタカリ体質も変えないことには。これは夕張市だけに言っているのではない。以前から見れば、役所のサービスに対する考えは少しは変わったようだけど、システム自体が変わらないから無駄なことばっかりしている。特にうらみつらみはないんだけど。笑

  2006年11月30日

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  「北雪の釘」　ロバート・ファン・ヒューリック

  ディー判事シリーズの最近出版された一冊。ミステリーというと、感情移入する点で現代を舞台にしたものが一番楽だがそういうものばかりではないのは当たり前のこと。それでも、好きな土地、時代設定というのがある。１９世紀のロンドン、１９２０年代のパリ１９５０年代のニューヨークとか。このシリーズは７世紀の中国ということでこれまでは、全く触手が動かず読んでいなかった。今回気まぐれで読んだのだが、なかなか面白い。骨董屋の女房が首なしで殺され、両家の娘が行方不明になり、高名な武道家が毒殺される。あとで謎は徐々に明かされていくが、次々にあらわれる事件にディー判事が敢然と立ち向かっていくという筋立て。いらぬ描写もなく、スイスイと物語に吸い込まれて行く。挿絵が先に言った感情移入という点で手助けしてくれる。シリーズの過去の作品も読んでみたくなった。

  2006年11月29日

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  ザ・フー　「フー・アー・ユー」

  おいら、テレビドラマというものはあまり見ていなかったがＭさんの影響か、海外ドラマといってもアメリカのものばかりだが、「ＬＯＳＴ」、「エイリアス」ときて、このところ「ＣＳＩ　科学捜査班」にはまっている。これは一話完結なんで、順番通り見なくてもよいのがいい。テーマ曲にのせられてもいるけど。最初、あれ何処かで聞いたなあと思ったが、誰か思い出せない。検索サイトで調べて、ザ・フーだと分かった。最近は新しい知識を入れると、古い記憶がどんどん頭からこぼれて行くような気がする。このザ・フー、ずいぶん息の長いグループだ。ただ、おいらはキース・ムーンのデタラメさかげんが好きだったもんで、彼の夭折以来はあまり注目していなかったが。今の感覚でいうとポップ・グループのようだがマイ・ジェネレーションのころは、当時としてはなかなか目新しい気がしたものだ。

  2006年11月27日

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  ヨシ刈り・その２

  昨日に続き、今日はヨシ刈り本番。高校生を中心に、およそ２００名のボランティアが参加しました。天気が昨日とうってかわり、曇りとなりましたが順調に作業がすすみこのように、ヨシがすっかりなくなりました。刈り取ったヨシの束は３本の支柱に縄でしばり来年の夏まで保存し、虫送りの松明に利用します。

  2006年11月26日

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• ヨシ刈り・その１

  全国の湖沼でヨシ原が減りつつある。このヨシ、いざ育成しようとすると自然の条件によりなかなか難しいものがある。それ以外にも、次の年丈夫なヨシを作ろうとすると刈り取りするなり、焼き払うなり結構手間がかかる。ボランティア団体でこのヨシの育成に取り組んでいるが明日がヨシ刈りの本番。一般の人も参加の予定で、今日は足場づくりなどの下準備をした。抜けるような晴天でいい汗かいた。明日は今日ほどの天気ではなさそうだが雨はなさそうなんで楽しくやりたい。

  2006年11月25日

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• Ｇ１予想・ジャパンカップ芝・ダート

  先週は３着以降が分からなくて、予想は書かなかったがそういう時に限って馬券はゲット。皮肉なもんだなあ。今回書いているから、ハズレかな。ジャパンカップだが、ディープとハーツに恐れをなしたのか外国馬の出走は２頭の牝馬だけ。しかも１１頭立てとイマイチ盛り上がりに欠ける。ダートのほうもＧ１というには小粒だなあ。ということで、今回はうだうだ書くのは止めた。芝◎ハーツクライ○ディープインパクト▲メイショウサムソン△ドリームパスポート×コスモバルク穴外国牝馬ダート◎シーキングザダイヤ○ハードクリスタル▲フィールドルージュ△ジンクライシス×アロンダイト穴アルファフォーレス

  2006年11月24日

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• 落花生の収穫

  今年は酔狂で家庭菜園ということでいろいろな野菜を植えてみたがゴーヤはイマイチだったものの食べられるまでに成長した。最後に残ったのが、この落花生。試掘りしてまだ早いように思ったがずっと天候不順なので、思い切って収穫した。やはり小さいように思うがなんとか食べられるだろう。つるが伸びて頭を土に突っ込んで落花生になるなんてこと、初めて知った。来年は畝をもう少し高くしよう。たいして手入れをしなくても、育つもんだなあ。笑

  2006年11月22日

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  「警察ＶＳ警察官」　原田宏二

  ２００４年の北海道警察の裏金づくりの告発のニュースは衝撃的だった。裏金づくりという不正もそうだが、告発したのが元幹部というところにあった。裏金づくりに加担していてなんじゃという意見もあったようだし、おいらもそういう感想はもった。ただそれが契機になり、全国の警察の裏金づくりの実態が次々と明らかになつたのも事実。本書はその当の幹部が書いたもの。警察官という仕事に愛着を持つがゆえに、隠蔽ほかの警察組織の体質に眼をつむることが出来なかった３人の男がスポイルされていく顛末を綴っている。現在原田は弁護士とともに「警察ネット」という警察の不正を明らかにしたり、この３人のような内部告発者を支援する組織に参画している。警察の組織的な不正は、その後も散発的に露見しているが一般の企業にもありえるなあという感想を持つ。内部告発などというと、どうも裏切り者というレッテルを貼られがちだが、実情を知る内部の人間が告発しないでどうして不正を明らかにできようか。マスコミも発覚当初は騒ぎ立てるが、時間がたてばウケを狙える話題に体制をシフトして行く。組織の実態というのは、外部の人間にはなかなか分からないもの。類書がもっと出てきてもよいではないか。

  2006年11月21日

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• 車のデザイン

  晩飯を食いながら（と言っても、夜は飯粒食べない）テレビのニュースみてたら、スカイラインの新車の話題をしていた。正直言ってあまりパッとしない。国内の月産目標が１０００台とか。おいら桁間違えているのかと思った。いかにセダンが売れないからといって、こんなんじゃ止めたほうがいいんじゃないか。ＲＶ車の人気も頭打ちのようで、このところ元気があるのは軽四輪のみ。なんかこの頃の車、個性がない。スカイラインにしても、ケンとメリー知ってる世代だからもうちょっとなんとかならんもんか。おいらホンダ・ファンなんだが、アコードやシビックが出た頃のインパクトはかなりのものだったがホンダもイマイチだなあ。トヨタ車は最初から問題にしてないです。笑田舎に住んでいると車というのは必需品。そんなデザインにうるさいほうではないけど乗ってて楽しくなるような車には乗りたい。ちなみにおいらはセダン派です。

  2006年11月20日

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• 香箱ガニ

  いわゆるズワイガニのメスのほうをおいらの地元では香箱ガニと呼んでいる。解禁当初は３ばい１０００円で売っていたが今日は４はい１０００円だから少しは安くなっている。もっともこれは小さいほうで、もう少し大きいのは１ぱいで１０００円以上はする。笑オスのほうに目が行きがちだが、おいらはこちらのほうが好き。なんといっても甲羅の中の内子が旨いからである。開高健がどれかの本に、この内子をいっぱい飯にまぶした丼を絶賛していたが、よく分かる。ミソというのか朱色や白やグレーのそれぞれが微妙に味が違っていてなんとも言えん。丼にするような贅沢はなかなか出来ないがこの時期の珍味である。おいらは足の肉は食べないで、こちらばかり。笑子供のころは、おやつで食べていたような記憶がある。

  2006年11月19日

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• ボージョレ・ヌーボー

  今日コンビニにちょっと寄ったら、ボージョレ・ヌーボーが並んでいた。いつのころからか、まるでバレンタイン・デーのように騒ぐようになった。こんな国、本国以外でもあるんだろうか。熟したワインのほうが旨いと思うんだが。たまたまというか焼酎のストックが切れたのでやまやに行ったが、ボージョレ・ヌーボーに眼もくれず紙パック入りのシャルドネを買ってきた。そこそこ飲めるので、最近はこればっかり。赤を飲むなら多少高くてもヘビーなもののほうが良い。試にグーグルで検索したら、同名のファッション・ヘルスがヒットした。笑どうでも良いのだけど、マイルチャンピオンシップの予想を載せるつもりだったのだけど、全く切り口がわからない。連敗中ということで自信がないせいもあるんだけど。ということで、今日はワインの話題でお茶を濁しました。

  2006年11月18日

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  映画　「美しい夏キリシマ」

  評価は別として、久しぶりにプロが作った日本映画を見たという感想。金さえあれば映画らしきものは子供でも作れるが映画というのはもっと高い水準が求められる総合芸術ではないかと思っている。タレントが見よう見まねで監督をしたり、テレビドラマの延長線のような感覚（とおいらには思える）、はたまた監督のマスターベーションのような作品を見ていると観客動員は増えているが、質的な面で、これでいいのか日本映画なんて思っている。全ての映画をみているわけでもないし、偏見もあるのだろうがそれが実感だ。終戦直前の霧島地方、空襲で友を見捨てたという罪悪感に悩む康夫を中心に、それをとりまく家族たちのそれぞれの戦闘ではない戦争を描いている。康夫の悩みは、同体験をした監督黒木和雄が死ぬまで引きずっていたトラウマ。映画で表現することで、精算したかったんだろうが。へんな誇張もなく、役者も浮いたりせず、いい映画だと思うのだが、なにか物足りないなあ、なんて思うのは贅沢かな。評価　☆☆☆☆

  2006年11月17日

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  紅葉の那谷寺

  このところずっと天気が悪いが昨日晴れ間を見つけて那谷寺を見てきた。奈良時代７１７年に建てられた古寺。紅葉の様子はどんなもんかいなとそう遠くもないので車でひと走り。まだ早いのかな、もっと鮮やかになるはず。蒔絵だったか屏風にこういうのあったかな。三重塔の中に鎮座する大日如来。庭園風の敷地内の地面には、ほとんど苔が生えている。

  2006年11月16日

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  「打ちのめされるようなすごい本」　米原万里

  すごいタイトルだなあ。笑米原万里の書評の全作品です。第一部が週刊文春に連載していた「私の読書日記」から。第二部が読売新聞をはじめさまざまな紙面にかいた書評。数々の著作があるけど、この本にして彼女のものを読むのは初めてである。週刊文春は毎号読み流しているが、彼女の回はロシア関係が多いので読み飛ばしていた。仏文学者の鹿島茂のものは読んでいるけど。関係ないけどふたりともおいらと同年代である。こうしてまとめて読んでみると、物言いがストレートで痛快にすらなってくる。取り上げている本を読まなくても、彼女の要約のほうが簡潔でいいみたいだ。あらためて発見することもあり勉強にもなる。別の作品もよんでみないと。２００５年くらいからガン治療に関する本が多くなる。わらにもすがるような思いで本を読み、病院もいろいろ変えたようだが、そのいきさつもわかり、辛くなる。抗がん剤の副作用がかなり強かったようだが、その抗がん剤で生きながらえているおいらからするといろいろ怪しげな治療を試みるより、抗がん剤のタイプを替えれば、治癒もあったのではと残念に思う。ロシア関係はもちろん、ペットとかいろいろな分野の本が登場する。おいらもジャンルかまわず読むほうだが、読書傾向が違うのかクロスする本がほとんどなかった。「真説ラスプーチン」、「女盗賊プーラン」、「ヒトラー最後の日」など、怪人系が一致したのが笑える。聡明な女性だが、それだけに、ガンの治療法の選択ミスではないかと思うと、あまりにも惜しい気がする。

  2006年11月15日

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  「１０ドルだって大金だ」　ジャック・リッチー

  ミステリーは好んで読むほうだけど、短編はあまり好きでない。着想の勝負のように思っていて、落語のようにオチが決まらないと面白くもなんともない。そういう意味では書くほうからすれば、長編より難しいかもしれない。これも短編集なのだが、前作の「クライム・マシン」が「このミス」で１位になったのには驚いた。悪くはないんだけど、それほどのものかなあと思ったものだ。本作もおいらとしては可もなく不可もなく。表題作よりも「誰もおしえてくれない」が面白いかなあといったところ。ミステリーの楽しみ方は人それぞれだと思うがおいらは現実味のないトリックなどよりも犯罪の動機とか、それを生み出す当事者たちの生き方などを、じっくり書き込んだ内容のほうに興味を持つ。

  2006年11月14日

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  映画　「ＡＬＷＡＹＳ　三丁目の夕日」

  規格と価格の様子見でいまだにＤＶＤレコーダーは買いそびれているけど、友人からイーグルスのフェアウェル・コンサートのライヴのＤＶＤをもらったんで、とりあえず安いプレイヤーを買った。なかなかいいライヴだった。しばらくレンタル屋にも行ってなかったので映画のＤＶＤを借りてきた。半額セールというので、新しいのはほとんどなかったがまだ見ていなかった、この「ＡＬＷＡＹＳ　三丁目の夕日」他を借りてきた。見ていて、映画というよりもＮＨＫの朝ドラを通しで見ているような気がした。シーンごとの間がそうさせたのか。しかし、内容はくすぐりどころがいっぱいあり面白い。時代は昭和３３年、ちょうどおいらが、あの子供たちのころだ。セットはわざわざ作ったんだろうが、時代の雰囲気を凝縮していてまるでテーマパークのようで、いい味がでていた。当時といえば力道山とテレビか。テレビが入った日、近所の人がわっと集まり主人があいさつするところなんかおかしい。あれほどではないけど、ああいう感じだったよなあ。（具体的な描写じゃないけど、この映画見た人も多いと思うので）笑冷蔵庫の場面もあったけど、物がなにもなかった時代新しく出てくる電化製品に驚きもし、また愛着をもっていた。物があふれるようにあるこの頃、所有することの喜びがだんだん失われてきているような気がする。「５０年後も夕日はきれいだよね」という子供のセリフが泣かせる。あの当時から５０年ちかくになっているが、確かに夕日は今でもきれいだけど、人の心は当時のように純朴だろうか。無理のないキャスティングで、それぞれ役柄をいい雰囲気で演じている。見終わった後に、もういちど見たくなった。評価　☆☆☆☆☆

  2006年11月13日

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• もう冬なのかな？

  先週は雲ひとつない、快晴だつたのに一週間ちがうだけでこんな天気。時々陽が射すこともあったげど一日氷雨が降る寒い日。もう冬なのかなあ。日本海側の冬はこういう雲の日が多いから気が滅入る。

  2006年11月12日

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  「世界の名画　1000の偉業」　二玄社

  絵画を見るのは好きだが、田舎にひきこもって以来なかなか展覧会に行く機会もない。そういう訳でもないが、どれくらい知らない画家がいるものかなあという興味もあり本書を手にした。解説もあるが読書というよりおびただしく印刷された絵を見て堪能した。寝転がって読むには分厚く重たいが、時代順にページ組みされていて絵画史の勉強にもなる。古典といえるものは聖書の逸話をテーマにしたいわゆる宗教画というものが多いが技術的にはズゴイなあというものがいろいろある。おいらはどちらかというと１９.２０世紀の絵画のほうが好きだがこうやって通しで絵画を知るということもなかなかない。好きな画家については、それぞれの画集なりをみればいいので類書もあるけど、なかなか楽しめた。

  2006年11月11日

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• Ｇ１予想　エリザベス女王杯

  ３才牝馬と古馬の激突。文字通り女王の決定戦。現役最強牝馬はスイープトウショウだと思うが天皇賞は危惧したとおり掲示板どまりだった。ただ見方を変えれば、牡馬相手にＧ１で５着は力のある証拠だろう。京都競馬場は昨年くらいから時計が出るようになった。上り３Ｆは３３秒台もざらに出る。いまいち勝ちきれないディアデラノビアだが府中でも３３秒台をだしているから、このメンバーなら実力上位とみた。休み明けうんぬんを考え、秋華賞ではおいら評価をおとしたがカワカミプリンセスはあざ笑うかのような勝ちっぷり。この馬あれよあれよと勝ってしまうので、底がしれない。まあいろいろ迷うのだが、古馬の２頭のほうが力は上とみた。そこで◎スイープトウショウ○ディアデラノビア▲カワカミプリンセス△アドマイヤキッス×アサヒライジング穴フサイチパンドラ

  2006年11月10日

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  「望郷奇譚」　古川薫

  タイトルに奇譚なんてあるので、怪異話の好きなおいらは、すぐ手にとってしまう。著者が山口新聞に勤めていたこともあって、山口ゆかりの関係した４人の数奇な人生を描いたエッセイ風読み物。４人というのは雲道人、田中隆、二村定一、ハヤフサ・ヒデト。先の二人は全く知らなかったが、二村はエノケンとのからみハヤフサは日本映画史の本なんかで、名前は知っていた。面白かったのは、書き下ろしでもあるが、ハヤフサを扱った「老優記」。戦前活躍した冒険活劇、いわばアクション・スターのはしりである。映画界の背景もわかり面白いのだが、甘粕正彦との出会いに興味ある。甘粕といえば、アナーキスト大杉栄と伊藤野枝夫妻（参考映画　吉田喜重監督「エロス+虐殺」）を殺害した人物だが、この当時の話を読むと意外なところに出てきたりする。いわば犯罪者なのに、満州で満映の理事長をしていたりする。いろいろ伝えられてはいるが、謎の多い人物だ。終戦と同時に自殺するわけだが、満州でのハヤフサとの出会い封印されるわけだが、殺人事件の背景など、ハヤフサの章というより甘粕の存在が面白く、むしろ甘粕の伝記を読みたくなった。

  2006年11月09日

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