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カテゴリ:ダイエットと日常
復活したといいつつも、サボっててすみません(苦笑)
週刊ダイヤモンド(2006/8/5号)で「危険な食卓」という特集がありました。 特に興味深いトピックで「フードファディズム」について、紹介したいと思います。 【食べ物を食べ物として見ない「フードファディズム」の横行】 (群馬大学教育学部教授 高橋久仁子 談) 食べ物が健康や病気に与える影響を過大に評価したり信棒することを「フードファディズム」という。1950年代の米国の文献ですでに論じられている。 古くは「紅茶キノコ」、最近では「寒天」など、健康効果をあおる食品が大流行することもその一つ。「それ」さえ食べれば、健康問題がすべて解消されるかのように語られる。また、特定の食品や成分の薬効(「元気になる」「若返る」など)が強調されることもある。そうした成分を含有した「健康食品」を売るときの常套句だ。 一方で、「食品添加物はすべて危険だ」といった不安の扇動もある。「自然、植物性の食品は善で、人口、動物性は悪」という論理に基づくものも多い。 こうした事例は、いずれもフードファディズム、あるいは根拠のない"食べ物神話"といえる。 こうした情報の影響を受けて栄養的に偏りの大きい特殊な食事法が推奨される。ヘルシーといわれる食品を食べ過ぎて肥満になる人もいるというから、異常である。 今の日本、スーパーなどで普通に売っているもので危険なものなんてない。特段の価値のないものを価値があるように宣伝しているだけにすぎない。食べ物はあくまで食べ物であって、薬ではない。 問題は、"神話"の類がビジネスの肥やしになっていること。売るための情報が溢れているなかで、「普通に食べること」の重要性が情報として伝わらない。 本当に大事なのは、必要な栄養素を過不足なく摂取するということ。だが、いちばん関心を持って欲しい情報は、地味だし、面倒くさいものと映るようだ。 厚生労働省が策定する「日本人の食事摂取基準」によれば、活動量の少ない40代サラリーマンの場合、推定エネルギー必要量は1日2250キロカロリー。それを具体的な食事メニューで示すと、ほとんどの人が、「自分は今まで食べ過ぎていた」と驚く。そこを正さずに、すべてを帳消しにしてくれるような"マジックフーズ"や、食べなければ安心な"悪魔フーズ"を探し回る行為自体が間違っている。 まぁ「今の日本、スーパーなどで普通に売っているもので危険なものなんてない。」というコメントもある意味、恣意的に感じなくもないのですが、とはいえ、「食べ過ぎ」を"マジックフーズ"や"サプリメント"で、無かったことにしようとするなんて、おかしな話で"腹八分目"、"良く噛む"、"適度な運動"といった「習慣」を見直す方が大事なんですよね。 ダイヤモンドの特集を礼賛するわけでもないのですが、健康情報番組がコマーシャリズムの上に成り立っているという事実を認識することも、必要なことですよね。 そういえば、よく母から「お○いっ○りテレビ」の実験台にされたっけ(自爆) 今日も、応援のクリック、ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Aug 7, 2006 01:02:49 AM
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