電脳コイル
電脳コイル全26話を鑑賞。ううむ、今年見た中では最高傑作ですね。序盤からの「仮想空間の不思議」から、中盤の「謎が謎を呼ぶ」展開から終盤の優子と勇子のつながりと秘密。そして最後の「再認識」と、まあ見事に構成された脚本が素晴らしい。画力も毎回ハイクオリティー。ほんとに子供向けか?といいたくなる本格的な娯楽作品に仕上がっている。でも、もっとも惹きつけられたのは、人の心と他人との関わりが丁寧に描かれていたからです。何も奇をてらっていない、ストレートな話なのです。設定は電脳世界・民俗学・心理学・コンプレックスとバラエティーなチップで構成されていますが、最終回のまとめ方を見ていただければわかるとおり「人々の関わりを描く」王道なストーリーが真っ芯にあるのです。大人も必見、見るべし。電脳コイルアクセスガイドbook