好きなことば―「人間万事塞翁が馬」―
この二日間はいろいろと考えたいこともあり、記事はお休みしました。いろいろな方とメールでお話する機会も与えれ、なにげなく始めたプログなのに、そのお陰でいっそう濃いプログ生活になって行きそうです。まだ、心の整理が充分にできたわけではないですが、また私なり歩きだします。これからもよろしくね。「人間万事塞翁が馬」私の好きなことばの一つです。このことばが私の脇差しの一つとなってから、もう10年以上なります。私は嫌なことや落ち込むことがあっても、このことばで暗示にかけて、フゥ~とため息ひとつ付いたら、あとは前へ進みます。たんたんと・・。というと、ちょっとカッコ良すぎですね。いろいろ動揺しながらも・・です。^_^;反省すべきところはその時にじっくり考えますが、ある程度やってみたら、そこで一旦止めおきます。歩きながら、問題点が見えて来たりするからです。きっと、別の視点でながめる機会がおとずれるからでしょう。有名なことわざなのでご存知の方が多いでしょうけど。簡単に由来を書いてみます。「人間万事塞翁が馬」(逸話)(にんげんばんじさいおうがうま)塞翁(さいおう)という老人の飼っていた馬が逃げた。が、舞い戻ってきたときには、たくさんの駿馬を連れていた。しかし老人の息子がその馬から落ちて怪我をしてしまう。でもそのケガのおかげで戦争に行かずにすんだ。という、中国の故事「淮南子」から由来することわざです。この話から、幸・不幸、あるいは福・禍は交互に来るものだというとらえ方もありますが、私はこんなふうにこのエピソードを解釈しています。幸福のなかには、不幸の種も宿しているし、また、不幸な状態のなかにも、幸福な種を宿しているものです。だから、どんな状態のときも、たんたんと生きるのがよいと。これに似たことばに「禍福は糾える縄の如し」というのもありますが、私は、この「人間万事塞翁が馬」のほうが好きですね。★この逸話のもっと詳しい筋書きはこちらにあります。