今年の目標
・2024年6月9日(日) 簿記3級受験→不合格(67点)
・2024年9月29日(日) TOEIC受験→申込済
・2024年11月17日(日)簿記2級受験→勉強間に合わなさそう
・2025年1月 英検準1級受験→簿記終わってから考える
今週の記録
7月が終わりました!
7月最終週〜8月月初は、仕事も一段落。
定時に帰宅。すると、子どもを22時くらいに寝かしつけて、6時とか6時半まで寝ている私。
8時間超睡眠…何時間寝るねん…。
休日とか下手したら7時とか8時まで寝てる。何時間でも寝れんねんな〜。
というわけで、朝活がはかどらない。
朝起きられないと私の自由時間はないので、THE END。
はああああ〜〜〜〜とため息をついて落ち込む。
心身の疲れが取れたら、睡眠が満ち足りたら、きっと起きられるようになる!
と、信じて。
8月は青です。
簿記は遅々進む。
社労士はほんと読み流しているだけ。まったく頭に入らない。
英文法書(FACT BOOK)は「へー!」ということばかりで楽しいです。
「LINE英語翻訳でつぶやく」がついつい忘れてしまう。
新聞読む→その感想をつぶやく、とか「いつ・何を」やるのか決めないとなあ。
・8月からのハビットトラッカー新項目
日経の「実践!Let's Read the Nikkei in English」、やる日を「ニュースで学ぶ現代英語」の空いているところに書いて色塗りしていたのですが、独立させました。
週1回聴くだけ。
NHKの「Asian View」も聴くことにしました。
「ニュースで学ぶ現代英語」の元ネタ的な。
5分程度と短いので、続けられそう。
夜家事をしているときに、「ラジオ英会話」を聴いているんですが、15分で終わっちゃう。
飽きないように「その日の分だけのラジオ英会話を聴く」ようにしているので、するとついついYoutube流し始めたり(動画探したり)してしまい、その時間が無駄だなあと感じていたので、ほかのコンテンツで埋めてみる。
同じく、週1回の「やさしい日本語」。
日本語教師に興味があるのと、オールイングリッシュでの講義なので勉強になるかと思い。
・NHKラジオ「ニュースで学ぶ「現代英語」(15分✕5日)
反訳をやりたいなあという気分で(いつも出来ないくせに!)、日本語訳を8月から復活。
週末に英語を先に写しておいて、放送後に日本語を写し、それから放送を聴く…としていたのですが、「日本語を写す」のが作業になりすぎていたので、今回「放送を聴きながら・いちいち止めて・日本語を聞き取って写す」としたら集中力が途切れなくてよかったです。
あとはこれを活かせるようにしないとねえ。
シャドーイングも反訳トレーニングも、やりたいと思って出来ていない。
・投資
株価暴落しましたね!
日産自動車、FOOD&LIFE COMPANIES(スシローのとこ)、東武鉄道、フジッコを買い増しました。
ほかにもいっぱい買い注文出してます。バーゲンセールだ!と思って。
今日(8/5)どれくらい下がるかなあ。
一方、海外投資信託はガクッと目減り。
25%超えていたやつ、利益確定して売却しておけばよかったなあ…。
投資だけで生きていくための元手が足りないのだが。
というわけでサマージャンボ買ってます!笑
今週読んだ本
146
プラスティック (講談社文庫) [ 井上 夢人 ]
2024年本屋大賞(発掘部門)「超発掘本」受賞作。
1994年発刊。
フロッピーディスク(!)に残されたテキストデータを読むという形式で進む物語。
新婚の新妻は「自分のふりをした誰か」の影に怯え、やがて彼女は殺されて発見される。
殺したのは、誰なのか。
ネタバレすると、多重人格者の中に住むそれぞれの人格が「本体」である人物へ事件の概要と想いを書いた、本体への手紙のような構成。
はじめ、女性はそうなんだろうなと思って読んでいたのだけど、実行犯である男性や、事件を追う小説家まで同じ人の別人格だとは思わず、意表を突かれた。
いやあ、面白かったな。
警察に事件の犯人として本人バレした後の展開はあっさりなのだけど、そこからは最後に「なぜこれが書かれたのか」「読者が読んでいたものはなんだったのか」が明かされる二重構造。
最終章のファイルは、「本体」の名前がついた空白のファイル。
ここまで読んできた、「あなた」が、私達(ほかの人格)を受け入れるかどうか、その決断を聞かせてほしいと、別人格達が問う。
彼女は彼らを受け入れたのか、それとも認められず死を選んだのかーーー。
147
さみしい夜にはペンを持て (一般書 431) [ 古賀 史健 ]
私てっきり『眠れぬ夜にはペンを持て』というタイトルだと思っていた。
そして、『メモの魔力』的な、書けない人のための書くこと(日記・記録)のビジネス書なのだと本を開いてびっくり。
寓話的な、物語。
舞台は、海の中の中学校。
上がり症ですぐに顔が赤くなるタコジローは、クラスになんとなく馴染めていない。
体育大会の選手宣誓に名前を挙げられた次の日、学校へ行きたくなく、サボってしまう。
そんなとき出会ったヤドカリのおじさん。
おじさんは言う。
おしゃべりと書くことの違い。書くことの意味。
しかし公園には「不審者注意」の看板が立てられ、SNSにはヤドカリのおじさんの写真がアップされる。
警察に追われるおじさん。
タコジローの選択はーーー。
「おじさんはね、こんなふうに思うんだ。なにかを継続させようとするとき、ぼくたちの心を支えてくれるのは『成長している実感』じゃないのかって」
「成長している実感?」
「ああ。先月の自分より、ちょっと『できること』が増えている。先週の自分より、ちょっとうまくなっている。きのうはできなかったことが、できるようになっている。そういう成長の実感があってこそ、ものごとは長続きするんじゃないかな」
こういう「利害関係のない第三者の年長者」との関係性のお話が好きなのですが(『君たちはどう生きるか』もそうですね)、これもその形態のお話でした。
中高生におすすめしたい。もちろん大人にも。
読み終わったらめちゃくちゃ日記書きたくなると思う。笑
やどかりのおじさんは、書くことは考えることだと、タコジローに告げる。
自分の謎を解くために、自分を知るために、自分を好きになるために。
自分という名のダンジョンを冒険するために、自分が何者なのかわかるために、自分を探検する。
読者は何よりも「自分自身」であるのだと。
私もずっと日記をつけているけれど、それはどちらかというと行動記録(ログ)というもので、この本で言うような「自分との対話」としての日記は、ブログの記事が近い。
読み返すと、「え、こんなこと考えていたんだ」と驚く。
考えが浅いと感じるところも、そんなことまで考えていたのかと感じることもある。
読みやすい文章で、著者を見るとアドラーについて対話形式で書いて大ベストセラーになった『嫌われる勇気』の著者だった。
そしてこれ、イラストもとっても可愛い。
章ごとの見開きページは文字組もインパクトがあり美しくて素敵。
お盆に久しぶりに会う親戚の中高生や大学生にプレゼントであげるのにも良いなと思った。
148
クロワッサン学習塾 謎解きはベーカリーで (文春文庫) [ 伽古屋 圭市 ]
シリーズ2作め。文庫本書き下ろし。
視点の切り替えがわかりにくいのと、筆者が名前を変えて作中に登場するのが「うへえ」となった。
小学校教諭をやめ、実家のパン屋を継いだ黒羽三悟。
息子の同級生がパンを万引きしたところから、パン屋の定休日に無料の学習塾「クロワッサン学習塾」を始めた。
前作は、家庭環境が厳しい子、ディスレクシアの子が出てきた。
今回は、「学校の授業カリキュラムに馴染めない子」が新キャラ・頼人で登場する。
好きな歴史以外に興味がなく、算数はからっきしだめ。
しかし父親は不登校を経て独学でプログラミングを学び会社経営者になった人物で、詰め込み式の現在の学校制度をまったく信頼しておらず、「学校には通わなくていい。勉強は必要性を感じた時点で学べばいい」というスタンス。
いっぽうの母親は、将来子どもが困ることを考え、「とりあえず学校に通い、落ちこぼれない程度に勉強してほしい」と言う。
夫妻からジャッジメントを求められた三悟は。
おっしゃるとおり、我慢は必要です。でも、むしろいまの子どもたちは我慢ばかりを強いられていると思いませんか。校則もそうですけど、毎日学校に行って、決められた順番で、決められた教科を勉強して、決められた時間に食事をして、家に帰ってまで宿題をさせられて。ほんとすごいなと、小中高と、ほんとみんなよく我慢してるなって思います。
考えてみれば、ほとんどが大人の事情、社会システムの都合ですよね。一年間で決められた学習とちゃんとこなせるなら、べつに学校に行かなくても、好きな時間に、好きな順番で、好きなように勉強したっていいはずです。好きな時間に食事をしたっていいはずです。
そして三悟は、一度挫折(不登校)を経ないとほかの選択肢が考慮されない今の状況はおかしい、と告げる。
そのうえで、頼人に尋ねる。どうしたいか、と。
現行の教育制度、本当に違和感がある。きもちわるい。
そこに馴染めないのもわかるし、馴染めなかった子どもだった。
でも今は放っておいてくれないんだろうな、とも思う。私の子供の頃以上に。
それは、許されないんだろうな。
NHKの朝のラジオで、高校3年生で野球をやっている孫が、最後まで試合に出してもらえなかった、この子の頑張りは無駄だったと投稿している祖母がいた。
ラジオパーソナリティの方はずっとサッカーをしていたそうで、「僕も試合に出られなかった。でもチームのために頑張ったことは、今の自分を作ってくれている」と溢れる言葉を抑えるようにして話していた。
オリンピックで「今までの頑張りは無駄だったのかなって」という言葉を聞いて胸が痛くなる。
私はだから、オリンピックを見るのが嫌いなのかもしれない。
娘にラジオの話をしたら、「ほんにんにきいてみたら?」と言っていた。
それを決めるのは、自分だ。
紆余曲折経ても、今は分からなくても、結果意味なんてなくても。
それが自分の人生だと受け入れられるようになるまで。