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カテゴリ:アニソン・特ソン列伝
♪水平線の向こうには虹の橋があるのだろう
誰も見ない未来の国を少年は捜し求める ※広がる海の彼方から何が呼ぶというのだろう 希望の星胸に残して遠く旅立つひとり Go Goトリトン Go Goトリトン Go Go Go Go Goトリトン※ はるかな波の向こうには夢の世界があるのだろう 誰も見ない未来の国を少年は捜し求める 広がる海の彼方から不思議な歌が聞こえるだろう 明日の星胸に記して遠く旅立つひとり Go Goトリトン Go Goトリトン Go Go Go Go Goトリトン ※~※ ♪ 「海のトリトン」の最終回は、今でもアニメファンの中で語り草になっている強烈なものだった。 そりゃまぁそうだよな。それまでトリトン族の末裔、トリトンが憎っくき相手のポセイドン族と戦いながら自分の種族の謎を追いかけていったら、実は…だもんなぁ。 オリハルコンの短剣を手にひとり健気に強大な組織と戦うトリトンに、本放送当時から女の子のファンが多数ついたという。 最終回、ひとりまた旅に出るトリトンを見て、彼女らはどう思ったんだろう…? な~んて作品解説はさておき、このテーマソングはまぎれもなく王道。素直に名曲の称号を授けようぞ。 本放送は昭和47年4月。マジンガーZもデビルマンもガッチャマンも宇宙戦艦ヤマトも放送される前だ。ついでに言えば、特撮物ではウルトラマンA、スペクトルマン、ミラーマン、シルバー仮面、仮面ライダーにバロム1にライオン丸…が放送中、あるいは放送開始された頃。 ふと思ったが、いわゆるアニソン(特ソン)が“らしさ”を醸し出しはじめたのが、この47年なんだなぁ。特にアニソン界では、それ以前にも名曲は存在していたにせよ、実質的なアニソン黄金期(他のジャンルにはないアレンジ、歌唱を用いてつくられた、もうアニソンとしか言いようのない歌)の幕開けが、この「Go Go トリトン」だったんだな。 ブラスと生ギターとが織りなすウエスタン調のリズムに、ファンタジックで、しかし“少年”の旅立ちをシリアスに綴った詞が乗る。歌うは「この木なんの木」でおなじみのヒデ夕樹だ。 アニソンにおける緩急のつけ方って、そのストレートさがもう“イカす”のひと言に尽きるのだが、この曲でも顕著に見られる。 八小節ずつのメロディの交錯。♪だーれーもーみーないー みーらいのくーによー♪の間の取り方。そして♪遠く旅立つひとり♪からのうねる様な盛り上がり方。どこを切っても絶品としか言いようがない。 さらに2コーラス後の半音上げての展開など、先のうねりがまたグンとバージョンアップし、メロディの気持ちよさをいっそう演出する。つくづく上手い技だねぇ。 作品自体が、あまりといえばあまりなバッドエンドを迎えたにもかかわらず、30年以上も経た今でも聴くたび気分の高揚(と、ちょっぴり苦味)を押さえきれないのは、ひとえにボーカルを含めたこの曲の高い完成度ゆえ、だ。 思えば、この歌がアニソン黄金期の幕開けとなったことは幸せだったかもしれない…。 個人的な思い出だが、私の結婚披露宴の三次会でカラオケボックスに行った際、そのシメに仲間全員でこの歌を大合唱したことは良い思い出だ。メンバーの中にポリペイモスもいたし(って、わかる人はひとりしかいないか。でもいた) とにかく、イントロが流れ出すと、来た来た来たぁ~!と一気に曲に入り込んでしまう正当なる王道アニソン、それがこの歌なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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意外にもトリトンやってなかったんだな!
ポリペイモスの呪いか?(笑) トリトンの歌は疾走感が素晴らしいね。 菊池先生っぽさもあるが、違うんだよな。 鈴木宏昌って、他になに書いてんだろ? (2007.06.19 22:29:42)
オラもこの歌は大好きだよ~!^^
特に、♪だーれーもーみーないー♪ と ♪みーらいのくーによー♪ の間の「パパーパー」のホルン(多分・・)の音が。 あれ、楽譜見るときっと、♪だーれーもーみーないー♪の部分は 「のばす」の「フェルマータ」の記号が入ってるよね。 ああ、久しぶりにカラオケで歌いたいなぁ・・ (2007.06.20 01:33:47)
夏休みに子供劇場のように再放送が多かったですよね。
(2007.06.20 11:43:50)
チャフィーさん
>意外にもトリトンやってなかったんだな! >ポリペイモスの呪いか?(笑) >トリトンの歌は疾走感が素晴らしいね。 >菊池先生っぽさもあるが、違うんだよな。 >鈴木宏昌って、他になに書いてんだろ? そう、今まで取り上げられなかったのも、実はポリペ○○○の仕業だったんだ(笑) 鈴木宏昌、あのシャルロットも書いてるね。あと意外なことに、サーキットの狼も!(劇中音楽か) (2007.06.20 21:04:40)
土津井 太郎さん
>オラもこの歌は大好きだよ~!^^ >特に、♪だーれーもーみーないー♪ と ♪みーらいのくーによー♪ >の間の「パパーパー」のホルン(多分・・)の音が。 >あれ、楽譜見るときっと、♪だーれーもーみーないー♪の部分は >「のばす」の「フェルマータ」の記号が入ってるよね。 >ああ、久しぶりにカラオケで歌いたいなぁ・・ ホルンの部分、わかりますよ~!あそこもいいですね。ったく、アニソンならではのアレンジがすばらしい! この歌、カラオケで歌うと完全にトランス状態になりますね。気分はヒデ夕樹! (2007.06.20 21:07:12)
pinkapple0902さん
>夏休みに子供劇場のように再放送が多かったですよね。 トリトンとキューティーハニーって、静岡では夏休み子供劇場の定番でしたね。 他の県でもそうだったのかなぁ? (2007.06.20 21:08:06)
しっぽナさん
>トリトンの曲聞くと、どうしても城みちるを思い出しちゃう。 >トリトンはずっと少年なのに、みちるくんは…。 > >あー、自分も歳とるわけだ…。 アイドルの残酷なところは、時が過ぎればかならず年取って行く、ってことでしょうね。 それでもキレイに歳を重ねれば良いのだけど、多くの人がかなり無残に…(以下略) (2007.06.20 21:10:42)
私も、この曲は今でも大好きな曲で
この曲をきっかけに2018年アニソンが大好きになりました! もう前奏からワクワクする メロディも良いし、3番の転調するところが、特に好きですね! サビの♪ゴーゴートリトン✕2も 良く出来てます! カラオケで必ず歌う25歳です! (2023.03.22 19:32:50) |