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カテゴリ:マンガ、書籍
何年ぶりかで週刊少年マガジンと、そしてこちらはもっと久しぶり(ヘタすりゃ20年30年くらい)に週刊少年サンデーを買った。
今朝のめざましテレビでそれぞれ創刊50周年とのニュースを聞いて、メモリアルかつその表紙にグッときたのがその理由。 栄えある50周年記念号の表紙に一歩クン(はじめの一歩)が選ばれた、ってのがうれしいね。コナンくんはともかく(失礼!しかし、そうか今のサンデーの顔は彼なんだなぁ)。 50周年というと、年間52号、まぁ合併号もあるから乱暴に50冊として、これまでに2500冊もの発刊。すごいよなぁ。 ってことは、それぞれが2500回分の表紙もあるわけで…。初号からこれまでの表紙コレクションなんてのも発売されるといいなぁ。 今でも強烈に覚えてるのが、少年マガジンでゲゲゲ鬼太郎と仲間たちが、ビートルズかタイガースよろしくミリタリールックに身を包んでバンドを組んでる絵。鬼太郎とビートルズ…水木しげる、すごいセンスをしてるもんだ。 もう、確固たる歴史。半世紀にわたって刊行されるマンガ雑誌。こんなの、日本ならではだろうな。 小学生のころ、ある日曜日に売れ残った1冊を買って安倍川の河川敷で読んだ少年マガジン。「デビルマン」で不動明や美樹ちゃん、取り巻き連中が校庭でクモの化け物に襲われる話が載っていたっけ。 同じころ、通っていたそろばん塾で席が空くのを待ちながら読みまくった少年サンデー。「漂流教室」で翔くんたちが謎の怪虫に襲撃されてるあたりの話を夢中で読んだっけ。私の中で、マガジンとサンデーに対する印象を植え付けられたのがこのころだった。 以前このブログで、少年ジャンプ=トヨタ、マガジン=ホンダ、チャンピオン=日産、サンデー=三菱…などと、マンガ雑誌=自動車メーカー説を披露したことがあったけど、その昔、ジャンプやチャンピオンが台頭するまでは、マガジン=トヨタ、サンデー=日産…ってなイメージがあったのだ。 それで。 50周年にあたり、いちマンガファンの私が望むのは、やはり面白いマンガを数多く連載してほしいってことだな。 アニメ化されそのノベライズと化したようなものじゃなく、オリジナリティに溢れ(今これだけマンガが氾濫している時代には難しいことだろうけど)、血湧き肉踊る少年マンガの王道を突き進むようなヤツを。 ズンと胸に響き、何年何十年先でも再読できる、賞味期限の長い作品をもっともっと読みたいのだ。 ヘンに青年誌を意識したマンガなどいらない。巻頭のアイドルグラビアもいらない(あ、たまにはあってもいいか。しかし毎週々々なんて、購買意欲には一役かってるのかもしれんがそれじゃ週刊プレイボーイと変わらんって)。 とにかく、おぉっ!と思わせる作品を、それが連載できる漫画家を、世に生み出してほしいものだ。 子供のマンガ離れが唱えられている今、少年マンガ誌の原点に立ち返った、一歩クンばりの傑作をぜひ主流に…。それが、私の切なる願いなのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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