鮭太朗のつぶやき

[新米社長の苦悶の日々] カテゴリの記事

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• トラブル続発(T_T)

  テレビ画面の中で、少年達との冒険に明け暮れたりていたら、いつの間にか前の日記から２週間が経ってしまいました（●＾o＾●）　とは言うものの、何度もゲームオーバーを喰らいながらのちまちま進行。自分なりに楽しみながら、マイペースでやってます。果たしてエンディングはいつ見れるやらｗそんな中、早いもので、母鮭の四十九日の法要も無事終えることができました。極度の方向オンチだった母鮭ですが、お彼岸で「帰ってきて」おられた沢山の方々のお帰りに便乗して、無事、彼岸にたどりつけたのではないかと思いますｗ　お母さん知らん間にこっ着いてたわ　みたいなｗ　父鮭は、それまであった、座った目線に遺影を立てかけていた経机が無くなって、お供えをするのも仏壇になってしまったことに、「寂しい」を連発しています。仕方ないねんけどなあ、寂しいなあ　と。若い頃には、味噌汁茶碗を投げ飛ばす、星一徹ライクな父鮭でしたが、強がらずに、正直に寂しさを口にする様子に、流れてきた時間の長さを感じます。子供の立場である鮭も、勿論寂しいのですが、やはりそこには、自分は巣立った立場なのだという感覚も同居していて、一緒にいることが100％当たり前だった父鮭とは違う形の寂しさであるようです。まあ、もうちょっとまめに会いに帰ってればよかったなあという後悔は、尽きることがないのですけれどね。親元を離れて暮らしている皆さん、直接帰るのが無理なら電話でもいいですよ。親御さんと接する時間、絶対に、後で価値ある宝物になります。少しでも多くの時間を、ご自分から積極的にお持ちになられることをお薦めしたいです。当たり前だけど、死んじゃったらもう会えないんだもん。こんな風に、まだまだ、ふとした瞬間に、感傷に浸ってしまう時期ではあるのですが、日常はなかなか鮭を甘やかしてはくれません。忌明けに前後して、うにくろと、もうひとつの仕事で大きなミスが出ました。特にうにくろ。又しても大穴です。少なくとも、従業員の夏のボーナスが吹っ飛ぶ額の弁償責任を負わねばなりません。従業員に納得してもらえるかどうかは別として、実際問題、今回のミスは、現場全体の連帯責任によるところなので、社員全員が自信に渇を入れて、責任を負わなければいけないと思っています。失敗しました。済みません。でも、わざとではないんです。そう言って許しを請うことは、今回はしたくありません。何故なら、今回のミスは、以前にもおかしたことのあるミスだから。その時は、対象になる商品が数量的に小規模で、大事には至らなかったので、先方からも何とか穏便に許しを得ることができました。でも今回は対象の規模が大きいもので、何より、同じ失敗を繰り返していることがいけない。勿論、以前に起こしたときに、改善を試み、極力ミスをしないように務めては来ました。でも、今回に関しては、ある程度時間がたって、気の緩みが出ていたかもしれない　ということを否定できません。やってはいけない失敗を繰り返す事は、イコール会社の信用を失うこと。信用を失った企業に、正直、明るい未来はありません。だから、今回の事を、信用を失くするか否かの「がけっぷち」であることを、皆が身を切って、自らに叩きこまなくちゃいけないんです。それが不満で文句がでるなら、鮭の、リーダーとしての力不足です。学生のバイトならいざ知らず、社会人を名乗るなら、自分が負わなきゃいけない責任に対する自覚くらい無くてどうする。自分たちが出してしまった「同じ結果」について、言い訳が通るのは最初の一回だけだよね。最近、派遣という形で仕事をする人が増えているけれど、正直、鮭は自分が派遣の人を採用しようとは思わないです。勿論、雇う側にも、人件費なんかの点で大きなメリットがあることは承知しているし、ニーズがあるからこそ伸びてきた、働く形ではあるのだと思います。そこを頭ごなしに否定しようとも思わないです。ただ、専門職などを除くと、そこには、個人の、責任に対する自覚の希薄さをどうしても感じるんですよね。スキルアップ　というカッコいい言い方もありますが、大抵の場合薄っぺらい気がしてしまうんです。ま、ようするに浪花節志向なんだろうな、鮭はｗ　働く側の意識として「私でない誰かがいつでも座れる椅子」を心地よいと思わないタイプなんですよ(^^ゞ　そういえばさっき、細木数子の出てる番組の次週予告で、ニートやってる若者の１人が「ポリシー持ってニートやってるんだから、絶対に働かない」って言ってる場面が映ってたんだけど、なんかもう、お前自分でへそ噛んで死ね　位の暴言吐きたくなるくらい腹たつね。詳しい事情の部分までは、予告なんで映ってなかったけど、もしもその男が、すでに成人した、いい年をした人間であるにもかかわらず、働きもせずに食べさせてもらってることを、当然の権利として受け取ってるんだとしたら、それを恥ずべきこととして教えることが出来なかった、親や周りの人間環境にも結構問題ありそうだよなあ。おそらく、ニートと呼ばれる人達の多くは、大なり小なりの事情やトラウマがあって、どうしても社会と馴染むことが出来ない、馴染もうとする行為自体が自分の中でプレッシャーになってしまう　という人なんだろうとは思うけれど、先に書いたテレビの子なんて、その辺どうなのよ　って思っちゃう。例えば、彼が、親や周囲から受けている「施し」に対する自覚があって、働いて収入を得るという行為に代るだけのことをしている、しようと努力しているというのなら（たとえば熱心にボランティア活動をしてるとかね）、その意見に耳を傾けようとも思うけど、ただの怠け根性を「ポリシー」だの何だのって粋がって言ってるならほんと、へそ噛め！　いや、鮭が噛みにいってやる！　ですよｗ書店で気になりながらもまだ買っていない本で、最近の若者は自分以外の人間をバカだと思っている　という内容のものがあるんですが、ほんとそんな感じしますね。本当は、自分がバカ　なんだよね。ご多分に漏れず、鮭もバカｗ　そこら辺はちゃんと自覚してますってｗ　バカだし無知だから、もっともっと、人間が本当はみんな持ってるはずの、色んな種類の大きな力を身につける方法を知りたいと思うし、身につけられるよう、できる努力はしようと思います。人生８０年だとするならば、まだまだ折り返し地点だからね。何だか最後は取り留めの無い話になってしまいましたｗさて、今度の日曜日は、音楽教室のジャズの発表会です。年末の会は、先生個人の教室のもので、鮭は特別参加させてもらっているのですが、今回は、いつも実際にレッスンを受けている、玉田ピアノさんの教室のもの。なので、参加人数めっちゃ多いです。今度の日曜と、その次の日曜の２回にわけないとさばけないくらいｗ　一日３０人以上参加なんですよ。ピアノと歌が半々くらい。ピアノの生徒さんも多いんです。特に今回発表の場になるお店のピアノがスタインウェイ（だったっけ？　とにかく有名なアレですｗ）なもので、いつもよりピアノの生徒さんが沢山参加されるようです。基本的には大人が対象の教室なので、年齢層はとても広いですが、鮭あたりになると、上から数えた方が早いです(^^ゞ　そうだよ、来月誕生日なんだよ。４４歳か･･･　中々に複雑なお年頃やわヽ(^o^)丿で、仕上がり具合はというと、本番までもう幾日もないというのに、やはり歌詞にうろ覚えの部分があります。明日からはゲームを封印して歌の練習に専念せねば。　いや、勿論、仕事が終わってからの「余暇」の時間ですってば！

  2006.03.28

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• さぼりぐせついちゃったよ

  すっかりサボリ癖のついてしまった日記です。前回の日記では「しめ飾りの処分」について力説しました。思いがけずたくさんのお知恵を頂戴しました。みなさん、コメントを有難うございました。結果的には、もなみさんのお知恵をフューチャーｗ　コメントを拝見した翌日がちょうど可燃物のゴミの日だったので、塩でお清めして、しめ飾りだけをゴミとは別の袋に入れて出しました。もなみさん、お悩み即決のコメント、有難うございました。去年のようにそのまま捨ててしまうことにはとても抵抗があったのですが、なるほど、お清めした　という事実があるだけで、随分気分的に違うものです。一昨年の半ばから、それこそお飾りの不始末の結果か、出入りが激しく、一向に決まらなかった職人さんでしたが、去年の年末、ようやく、この人なら大丈夫　と思える人にめぐり合いました。決まらなかった１台の機械を除く残り２台を、がんばって動かしてくれている二人の職人さんは、同級生同士の昭和１５年生まれ。頑張ってくれてはいるものの、やはり６０代半ばともなると、目の衰えや、体力の衰えも出てきます。特に工場長の方が、疲れると不整脈が出るようになってきてることもあって、職人探しは、鮭の会社にとって本当に重要な課題でありました。今回、結果的に２名の採用を決めました。この１年半、本当に、技術云々は勿論、それ以前に、社会人、職業人としての心構えがなっとらん！　なオッチャン連中ばかりしか応募がなかったのがウソのように、今回の募集では、本当に、社風にもぴったりの人がきてくれました。ありがたいことです。ひとりは、５８歳のベテランさん。ただし、鮭の会社で使っている機械は操作経験なしという人なので、ある意味初心者でもあります。でも、まあ、ずーっと印刷一本できてる職人さんだから、そのメーカーの機械の扱いにさえなれてくれれば、トラブルへの対処も、それまでの経験で充分カバーしてもらえそうです。もうひとりは待望の「若者」３４歳。いくつかの職種を経て、印刷についてはここ５年の経験。でも、使っていた機械が鮭の会社のものと全く同じだから、操作については問題なし。以前の会社で印刷した経験のない紙やら(紙の種類や厚みによって、刷了後の乾燥のさせ方も違ったりするんですよ）、印刷パターンに対しての指導は、実際に必要なことを覚えていってもらわなくちゃいけないんですけれど、即戦力ってのは助かる。当初の予定では、仕事量のこともあるので、空いている機械の機械方として、若者一人だけを採用する予定（こちらは即決）だったのですが、現職二名の年齢を考えた時に、やはりあと２～３年先に限界があるのでは･･･と思えることもあり、人件費の面で数年は厳しくなるのは承知で、最終的に鮭がもうひとりの採用も決断しました。悩んだ末に採用を決めた５８歳の人の方も、１０年は微妙でも、７～８年は充分頑張ってもらえそうに体格も良くて、健康面の心配も今のところないとのこと。採用の理由は、二人とも、履歴書で見る限り、一つの会社での就業が長かったことと、退職理由がハッキリしていて納得できるものだったこと。そして面接の中で二人とも、無断欠勤・連絡なしの遅刻はしたことがないと断言したことです。若者君の面接は、会長も工場長も不在だったので鮭ひとりが行ったのですが、彼には、印刷の仕事は好きですか？　と質問しました。答えはイエスだったので、更に理由を問うたのですが、返ってきた答えは、何も無いところから、色を作って、色々な加減をしながら、最終的な仕上げまで自分でやり遂げられるところが面白い　というものでした。おお、まさに職人タイプじゃん　って思ったですよｗ正直、鮭の会社でやってる、古いタイプの機械の印刷の仕事って、いわゆる３Ｋに近い部分があります。大体、一日平均１万～２万枚くらいの紙を、胸の高さ位の位置で積み下ろししますし、自分で色を練るインキも、油のかたまりですから、手も汚れます。印刷中も、刷本を抜き取ってチェックをしたり、次の紙を乗せたりしなくちゃならないので、ゆっくり座って機械を眺めていられるわけではなく、ま、お昼休み以外はほとんど立ちっ放し。これが、最新の多色刷りの機械だと、コンピュータ制御の部分が多くて、名称も機械方ではなく「オペレーター」だったりしますし、その手の機械を使う若者は大勢いるんですが。そういうこと差し引きしても、印刷の仕事に、ちゃんと面白みを感じることが出来る若者は、鮭の会社にとっては「金の卵」です。誰でも出来る仕事じゃなくて、自分にしか出来ない仕事が出来ることに、自信と誇りを持って頑張っていってもらいたいです。ウチの工場長は本当に素晴らしい「教科書」やから、とことん勉強できるよ　って言ってあるしねｗほぼ一ヶ月を終えて、会長、工場長と共に、今回は人選間違いなかったね　と胸をなでおろしています。仕事のペースは慣れてからあげてくれればいいことだし、今、そのことについては二人共に何も言っていないのですが、ありがたいことに、二人とも、とても仕事への取り組みが丁寧で、この１ヶ月、ミスらしいミスが一度もありません。これは我が社では快挙に近いんです。作業伝票と原稿、預かり版とのチェック　これを面倒くさがる人は必ずペケを出すんです。正直、この１ヶ月、基本的に面倒くさがりの鮭は「紙の発注ミス」を２回やらかしましたからね(^^ゞ　社長がそれじゃイカンやろ　とキッパリ突っ込みいれてください。けど、ホント、やるべきことをきちんと実行できるって、やっぱり自覚だけじゃなく、自然と身についてる部分っていう性格的なものも大きいかなあと思うので、二人が定着してくれたら、現職二人の引退後も、「ええもん刷りまっせ」の看板を掲げていられそうだわ　と、今日のカテゴリに反して、印刷屋のオバハンは安堵のため息を漏らすのでありました。いつもはヒマな年明けも、おかげ様で順調に仕事が回っています。ほんまにありがたいこっちゃ～。続く。いや、一回登録ぽちっとな　したんだけど、文字数オーバーだってｗので、続きにします。続きはぐちばっかなので、もう読まないよ　というクィーンズのメンバーさんへ。いつもさけの日記にコメントをくださり、ゲンキープのライブにも足を運んでくださったことのある「たまにん」さんが、26日のご自身の日記で、アウォーズのときの録音を聴いた感想を述べてくださっていますので、訪問してくださいね～。鮭個人のことにも触れてくださっているのでちょっとこっぱずかしい所もあるのですがｗ　たまにんさん、いつも有難うございます！　いつかテナーにお迎えしたいざんす。

  2006.01.28

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• 悔しい

  先週の後半、印刷したファイルのホッチキス加工の内職マシンと化していた際、そういえば、昔、Ｍさんとこの仕事でようこれやってましたよね～　と、以前よく仕事を頂戴していた会社の社長の話がでていました。実は今回の仕事自体は、そのＭ社長から紹介して頂いた仕入先さんからのもので、年に何回かは鮭の会社が逆に頂くお仕事の一つ。週末に、出来上がった先発納品分を仕入れ先の社長が取りにみえたのですが、偶然にも、その方の口から、Ｍ社長の名前がでました。Ｍ社長の話しってはる？　と。　事情を知らない鮭は、作業しながら会長と、最近Ｍ社長どうしてはるんかなあって話してたんですよ～　と近況を教えてもらおうと声をかけると、突然亡くなったのだと教えられました。Ｍ社長の会社との取引は、ここ数年こそ疎遠になったものの、鮭が入社した昭和の終わり頃は頻繁で、鮭もしょっちゅう原稿を取りに事務所にうかがったりしていたんです。最後に仕事を頂戴した数年前も、身体は細いけれどバリバリ仕事をしておられる方でした。息子さんが３人いらして、当時はまだ皆が学生さんで、教育資金が大変だ　とぼやいておられましたが、けど、数年したらみんな成人しはるし、お勤めしはりだしたら社長、左うちわですやんかｗ　などと冗談半分、跡継ぎさんがたくさんいて羨ましいなあ　という思いをこめて笑い話をしていました。内職をしながら会長と話していた内容も、もう３人とも成人しはったんですかねえ　みたいなことでした。というのも、一度、鮭の会社の慰安旅行でＭ社長のお郷に行ったことがあって、その時、末の息子さんとＭ社長もご一緒した経緯があって、小学６年生だったことを覚えていたので、そのあたりのことを懐かしく話していたのです。ただ、先にも書いた様に、ここ数年は、Ｍ社長のお仕事が、かなりの部分でデジタル化されたことで、鮭の会社の出る幕がなくなってしまったことがあって、すっかり疎遠になっていたのです。そんなもので、急逝されたということを伺ってびっくりしました。葬儀についての案内ももらわなかったし、お仲間うちにＭ社長と密なつながりがある方を、今回のお仕事の依頼主以外知らないこともあって、ひと月以上前なのだという話に、さらに「何で知らせがなかったんかなあ」となりました。仕入先の社長が帰られたあと、鮭の会社の先々代の社長の葬儀の際にお参りして頂いているので、遅ればせながらでも、せめてお供えを持ってお参りに伺わせてもらおうということになり、教えてくださったその社長に、Ｍ社長のご自宅の住所を教えてくださるようお願いしたのですが、返ってきたのは「そっとしておいてあげてください」という返事でした。その一言で、事情がわかりました。少しだけ聞かせてくださったお話によると、取引のあった仕入先には一切迷惑がかからないよう、きちんと整理を終えられていたということでした。仕入先のその社長は、Ｍ社長が亡くなる１週間前に会っていらしたそうで、冗談めいた口調で「仕事が上手くいってない」ということを聞かされたそうです。２年前に会長の自宅ビルで命を絶たれた得意先の社長も、同じように、会社の窮状を口にすることはあっても、決してそれが深刻な口調でなく、聞かされる側も心底深刻な気持ちになることがありませんでした。お二方とも、生真面目な方でした。自己破産なり何なり、きっと他にも方法はあったはずなのに･･･今回も正直「なんで？　社長、なんで？」　という気持ちしか浮かびませんでした。亡くなってしまわれた今となっては、ご冥福をお祈りするのみですが、それにしても、鮭のことも可愛がって下さった、社長としては先輩でもあるＭ社長の最後を思うと、本当に悔しいです。さて、気をとりなおして。今日は、音楽三昧の１日でした。まず、午後一番にスー様＆トッキーさんの特別リハが先生のお家でありました。今度の発表会は全部で１６名が出演するのですが、お二人ともお忙しい中、我々生徒のために時間を作ってくださり、今日と２３日の二日に分けて、個人リハをやって下さるのです。もうね、ほんま、至福～って感じでした。レッスン室の外で順番待ちしている時に漏れ聴こえてくる音にさえうっとりしていたのですが、真横で鮭のために（鮭の番の時は鮭のために吹いてくださってたんです！　って何をいきおいこんでんだｗ）演奏してくださるのに、ひたすら感激してました。ニューヨークの想いのソロ（今日のレッスンではテナーではなくソプラノサックスでの演奏でした）なんか、歌いらんからそのまま吹いててーーって感じｗ　二人ともお若いので、やり取りもテンポが良く、笑いにつつまれた和やかなリハーサル（兼レッスン）でした。ニューヨークの想いの時など、始めましょうという時になってトッキーさんが「雨のニューヨー～ク♪」と歌いだされ、事情がわかって爆笑しました。それって、ビリーが歌う原曲の１節「I'm　in　ａ　NewYork　」ってところがどう聞いても「雨のニューヨーク」に聞こえるってことからだったのですが、確かにそういわれるとそうなので、歌いながら思わず頭の中は「雨のーー」になっちゃって、他の歌詞が何回も飛んでしまいましたｗリハの後は、ミナミのカラオケボックスでゴズペルの練習。こちらは、クリスマスに、先生のお仕事のお手伝いをする際のメンバーの顔あわせと音とりが２時間ほど、その後はクィーンズメンバーの自主練習で２時間ほど、鮭の作った曲の演習を中心に数曲練習しました。本番まであと２週間なので、お尻には火がついていますｗそしてそれを終えて、８時からは、スー様がバックを務める、藤村麻紀さんという方のライブに行きました。この方は、先日鮭たちが出場した、天保山のゴスペルコンテストの審査員をしてくださっていた方です。ゴスペルの場合は、結構声にうねりみたいなのを加えたりもするのですが、今日はジャズだったので、コンテストのラストに皆で歌う、ハッピディのときに聴いた時の印象とは違う歌が聴けました。細身ですが、なかなかにパワフルでした。アンコール前の、最後にやった曲は何拍子なんだろ。カウントできなかった(T_T)カウントといえば、鮭の作った曲というのは、基本的に鮭のグルーブ感でメロディとかフレーズとかつけてるんですが、アレンジしたコーラスのリズムの取り方が、必ずしもクワイヤにとって心地の良いものではないことが判明して、お互いにちょっととまどってしまいました。それこそ１６分休符よりも短いかも　なスキマのありなしのことなんですけれどね。作者である鮭の体の中には当たり前にあるそれは、譜面には無いものみたいなブランクで、言われてみりゃ、確かにそれをコーラスに要求しても、揃えることは至難やなあ　と、改めて、アレンジの難しさを痛感しました。ま、所詮素人さんですからねｗメンバーのみんなふがいない鮭を許して！明日は母の検査日。午前中仕事を休ませてもらって、付き添いしてきます。

  2005.11.20

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• どれほどの損益？

  昨日から、新しい職人さんが来ている。といっても、鮭の会社にある機械は使った経験のない人なので、ある意味新人さん。御歳４０独身の御仁なのだが、立派なおひげをはやしておられるので、面接の時のぱっと見は「え、うそ」って感じｗ。作業着として綿シャツにジーンズというスタイルを見て「ま、それなり？」と認識を改めたけど、密かに心中では「殿下」と名づけさせて頂いたｗ。夏場の数ヶ月来てもらった職人さんは、全くといっていいほど使い物にならなかった。同じ印刷屋といっても、正直、その会社・機械によって、対象物はかなり異なるので、Ａ社で培った技術が即刻Ｂ社で活かされるというわけでもない。まして、「それなり」の気構えしかない職人さんの場合、自分から新しい職場に適応しようとする努力や工夫に欠けていることが多い。夏場の職人さんもそういうタイプの人だった。自分の技術で補えない不備であることが目に見えていても、機械に他の職人のくせがついているとか、こういう仕事はこれぐらいの上がりでええねん　とかぬかしやがる。そして、挙句の果てに金にならないどころか弁償ものの失敗をしても、済みませんでしたの一言もないのだ。本来は熟練工の募集だったのだけれど、タイミングが悪かったのか、応募者は今回殿下一人だった。一応の印刷経験者とは言え、履歴書をよくよくみれば毎年のように転職を繰り返している。根は真面目そうなのだが、ちょっとクセのあるタイプというか、動作より先に理屈が口を出る感じの人みたいだな。研究熱心と履歴書の自分の性格を評する欄への書き込みのとおり、わからないことは聞くというスタンスはとっているのだが、印刷技術を窮めんがための探究心からくるものというよりは、ただ単に、自己満足の部分での、博識であることへのこだわりとして、浅く広くの知識量を増やしたいがための質問好きの人って印象だった。取りあえず、２日が過ぎて、「やっぱりやめます」という言葉はでていないので（既に定期も購入済みだった）、その研究熱心さを、ぜひとも鮭の会社の仕事をこなすためのノウハウ修得に向けてもらいたいと思う。頑張れ殿下！いい職人になかなかめぐり合えないじれったさに加えて、間もなく入社後１年になろうかという営業マンのヌルさも、正直頭の痛い問題である。まあね、鮭の会社の場合、従業員が最小限の人数なので、事務方も営業も複数の仕事を掛け持ちしているのが現状で、彼が自分の思う営業活動が出来にくいというのは確かなんだけれど、やっぱり努力してないなあ　と思う。鮭が代表者になったとき、入社して半年余りが過ぎていますので、貴方なりの営業プランを立てて報告してください　と「宿題」をだしたのだけれど、未だに報告ないもんね(>_

  2005.10.27

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• 

  今日は給料日

  お久しぶりです。朝晩に秋の気配を感じるようになりましたね。最近、外付けキーボードにつけているマウスの調子が悪くて、書き込もうと思った日に限ってエンスト状態。まともに動いてくれたのは久しぶりです。早いもんで、今年ももう、３分の２の日々が終わってしまいましたね～。年頭に立てた計画は、順調に実現していってますか？先週末には既に、来年のスケジュール帳が販売されているお店を見かけました。盆が過ぎたらすぐ正月が来る(>_

  2005.08.31

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• 明日は挨拶まわり

  昨日の朝、日めくりの暦を見て、日がよさそうだと、代表者交代の挨拶状を投函しました。ほとんどが市内宛てなので、おそらく今日着いていると思われるので、これまた日が良さそうな明日、会長と二人で、主な得意先に挨拶に行くことにしました。税務署関係の機関に変更手続きに行った帰りに、手土産用の菓子折りを買って、阪神球団創立５０周年の記念テレカが入っていた、ビニールのケースで代用していた名刺入れも新調し、準備万端です。連休明けには、対外的にも社長の顔にならなければなりません。まあ、でも、ナンやかんやと揉まれて身が引き締まらないと、面構えは社長のものにはならないだろうなあ。昨日も、飛び込みで入ってきた、紙屋を母体に印刷業もやっている会社の営業マンが、たまたま、高齢を理由に廃業された得意先の業務を引き継いだ会社で、丁度仕事の注文を受けたところだったので、ちゃんと記憶にひっかかって、実はこうこうで･･･　てな具合に名刺交換をしたのだけれど、鮭が渡した名刺見て、二人連れのうち若い子の方は「社長ですか･･･？」って、口に出して言うとったもんねｗ。で、その子は普通に挨拶代わりに名刺くれたけど、お目付け役？　で同行してた中堅（３０代半ばかな）営業マンなんか、こっちが名刺渡してるのに、ろくに見もせんと、あげくに自分の名刺を出そうともせんかったんよね。え？そこで鮭さんどう感じたの？　ですか？もちのろん、勿論、中堅君には速攻「ダメ営業」のレッテル貼ってやりましたともさｗ　中堅君、キミが我が社から注文を取るまでの道のりは、ものごーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっつ遠いでｗ　でさ、今日、そこの会社の社長（多分。話っぷりから察するに）から電話があって、取引条件を確認したいって用件だったんだけど、電話とった時に名乗ってからの第一声が「ご主人いてはる？」だったんですよね。鮭が反射的に「社長のことですか？」って聞き返したら、何を当たり前なこと聞いとるねん　みたいな口調で「そうです」って答えはりました。つまり、社長は「それなりに年をとった男性」だと、頭から決めてかかってるっちゅうことやね。鮭もそういうとこイヂワルｗ　なので、事務員のおねえちゃんになりすまして「留守しておりますが、お伝えできることでしたら承ります」とお澄ましでこたえました。そしたら、取引条件書いたファックス流しときますって言わはったんですね。勿論、普通は事務員相手に、取引を始めるにあたっての決済の条件云々は言わないので、それ自体はどうってことないんですが、言い方がかなり横柄だったので、ちょこっと「実は昨日偶然、御社の営業の方が飛び込みで見えられたんで、少しお話させて頂いてました」と話を振ってみました。そしたら、急に愛想よくなりましたｗ。そうでっか、誰がよせて（うかがわせて）もらってましたかな？　って。名刺をくれた営業マンの名前が結構珍しい名字で頭に残っていたので、とっさに○○さんでした　というと、なるほど　的な相槌を打っておられました。仕事「させてやる」ことを武器に、売りつけろ　と発破かけんだろうなぁきっと。でもざ～んねんでしたｗ名刺を差し出さなかった中堅君を、会社の顔としてインプットし、ファックスを送り付けて一方的に支払条件を決定する御社は、気持ち良く、協力体制でお付き合いしたい会社リストからは、はずさせて頂きました。ちなみに、廃業された元々の得意先は、いつもニコニコ現金振込みでしたが、新しいところは１０万以上は１２０日の全額手形決済。ウチみたいな零細企業でも、古～い取引先以外は半金半手だぜぇ。金足りんでピーピーいうてるけどｗ　っていうか、普通初めてなら、仕事頼む前に条件整えるもんじゃないの？　ましてや前任があるのだから、そことの条件に違いがあるなら、一報あって然りだと思うんだけど･･･え？今時客を選んでどうするねん、新米のくせに　ですか？まあ、確かにね。政府指定に不況業種で、売り上げもじり貧ですから、仕事をくれるお客様は神様です　けどね。でもまあ、「やってやる、させてやる」的に、常に上からしか物が見れないっぽい方がトップの会社に、将来性を感じれるのか？　と問われれば「ＮＯ！」なんだよなあ、鮭の場合。やっぱ社長の器じゃないかも(^_^.)

  2005.07.14

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• それにつけても金の欲しさよ

  ロンドンがえらいことになっていますね。テロが起きるたびに思います。罪のない人の命と引き換えにしてまで得たい「民族の誇り」に、本当に、「人間の尊厳」を映す価値があるんだろうかと。日本だって、いつ標的になるかわからないわけで、何ていうか、人間が動物の部分で、おおらかに生きていくことが、本当に難しい世の中に、どんどんなっていく気がして悲しいです。毎日、人を憎むことに大きなエネルギーを使いながら生きて往く決心をせねばならない国が、世界にいくつもあるのだということがツライです。そして新米社長の鮭は、金がないことがツライです。って、何でいきなり話題が下世話なのよｗ今日のタイトルは、「笑点」の大喜利コーナーで大昔に使われていたネタです。頭にいろんな話題を振っておいて、でも、最後の落ちは必ず「それにつけても、金の欲しさよ」と締めくくるというものでした。いくら高尚なことを言ってみたって、これで締めくくられると、膝の力がかくっとぬけませんか？　似て非なるものという感じなのですが、鮭が愛してやまない大阪弁の中に「それがナンボのもんやねん」という言い回しがあります。それにつけても･･･はどちらかというと関東的な言い回しに聞こえ、結局、金の無いもんが負け的なニュアンスを伝えるのに対して、それがナンボのもんやねん　は、金持ちやから偉い思たら大間違いやど、きっちり根っこのとこで勝負せんかい！　という、反骨精神を奮い起こす言い回しなんですよね。ま、ただの負け惜しみ　っちゃあ負け惜しみなのかも知れないけれど、大阪人は、自分に核がないと、この言葉を堂々とは使いません。そのへんは、老いも若きも共通のポリシーがあるような気がするな。今日、登記が完了したと司法書士さんから連絡があったので、銀行などに、代表者変更の際の手続きに要る書類の確認をしていたのですが、「新社長さまに融資の保証人になっていただかないといけませんので云々」という説明があって、思い切りびびってしまった鮭でした。正直今まで、お金に関する保障人にはなったことないからね。でも、融資を受けてる限りは果たさにゃならん義務やわな(ーー;)　改めて腹を括った鮭でした。実は一昨年の今頃、得意先の社長が、経営の行き詰まりを苦に、自らの命を絶ってしまわれたんですよね。しょっちゅう鮭の会社に油を売りにきて（笑）鮭の会社を喫茶店代わりにしてらした、話し好きの、気のいい方でした。ご自身が、会社経営をする友人の会社の保障人であった時に、その友人がやはり自殺をされていて、その話を何度か話しながら、「あいつはアホや。死んだらどないもならんやないか。人間は生きてなあかんねん」って、亡くなった友人の最後の選択を否定し続けていた人だったから、鮭も本当に信じられませんでした。朝５時頃に会長（前社長）の娘さんから電話がかかってきて知らされたときに出たのは（会長の自宅ビルの一室が、その方の会社の事務所だったのです）「なんで？」って言葉だけでしたもん。鮭のところとは違って、バブルの時期には大層利益をあげていらして、従業員のボーナスも「封筒が立つ」くらいの金額出した　みたいなことも聞いていたのですが、ご親族絡みの事もあって、無くなる前の半年ほどは、今だから知りうることですが、本当に苦しい台所事情だったようです。おそらく、男としての面子にこだわりすぎたのでしょうね。身近な仕事仲間にも、経営の苦しさを冗談話として言うことはあっても、膝突き合わせて「頼む、助けてくれ」ということが出来なかったようです。鮭はそういう点ではプライドも面子もないからねｗ日記のタイトルにもしちゃううもんね。あ、万が一取引先の人がこれを読んだとしたら「ひょっとして危ないのか？」って思われちゃうかもしれませんね。まあ、実際現金はないんですけどね(T_T)　会社が借り入れしてる金額自体は、とっても健全な額なので、どうかご安心を。ああ、でもやっぱり･･･それにつけても金の欲しさよ　やなｗサマージャンボ（はもう終わった？）にかけるか！！今日はゴスペルの自主練日めでたくご懐妊のＳちゃんも参加してくれてました。とてもとても細身の彼女なのですが、「順調？」と聞くと、ブラウスの裾をぺろっとめくって「とまらなくなりました～」と、ボタンをはずしたジーンズのウエスト部分を見せてくれました。悲しいかな鮭の場合は、別の意味で「とまらなくなりました～」になりそうなんだけど！　何はともあれ、Ｓちゃん、無事に赤ちゃんを産んで下さいね（●＾o＾●）帰りにそのＳちゃんの「ご主人がお迎え」ということを聞いたメンバーのみんなは、ダーリンはどんんな人？と、暗いのと遠目なのとでハッキリ見えないそのお姿を拝もうと、側道に設けられた駐輪場の隙間から、道路に面した部分まで寄っていってバイバイしました。メンバーのＹりんいわく「しゅっとした男前」だったらしく、それを聞いた鮭が「ほな、どっちに似てもええなあ」というと「そうですよね～」とすかさず相槌を打った後「やっぱり男は、男前がいいですね～」と乙女の本音を漏らしていましたｗロンドンでは惨事が起きてしまいましたが、日本では今日は七夕さま。皆さんはどんな願いを心の短冊に書きこまれましたか？え、鮭ですか？えーっとそれにつけても･･･　　もうええってかヽ(^o^)丿

  2005.07.07

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• 1年たったのねえ　しみじみ

  昨日、会社でボーナスの話題が出て、ふと思い出した。そういや、楽天日記の1番最初の話題は「今年もボーナスなしかも」ってやつだったはず。出ても雀しばいて無理やり出さした涙の粒くらい　って感じの事を。そうだよ丁度1年前の今頃だったよ･･･。まさかその1年後に、自分がボーナス出す立場になって、「金ないーーーっ！」と絶叫マシンも真っ青なくらいに叫ぶ（心の中で　ではあるがｗ）はめになるとは考えもしなかった。会社のお金って不思議なんだよ～。帳面上は少しは余裕があるはずなのに、何故か現金は足りないの。まあ、Ｂ東海林のように、売り上げ＝全額回収という数式が成り立たない得意先があったりすると、売り上げ額－回収額の差額分、単純にお金たりないし、全額回収できている所でも、支払いが手形だと、最短でも３ヶ月後にしか現金にならない。しかも割っちゃうと、金利分実際の現金は少なくなっちゃう。そういう、小さい「差額」が、帳面上と実際のお金の動きに出てくるんですよ。今回、一応、少ない金額ながらボーナスは出すんですが、やっぱりお金はないのｗ。帳面上の支給日は、実は決算月の４月末。いわゆる期末ボーナスというやつです。だから、本当は５月頭に支払ってなきゃいけないんだけれど、夏まで待ってもらってます。大手さんではもう、ぼちぼち支給が始まってますけど、鮭んとこは２０日の支払いを乗り切ってからになるだろうなあ。最近、まめに宝くじを買っています。どかんとでっかくではなく、ちまちまとｗ。買わないと当たらないですからね～　まあ、鮭の場合、宝くじ運はバラ買い１０枚のうち２枚１等がが当たった（２０万ほどの金額でしたが）という幸運を既に体験していることから、使い果たしてしまった感はあるのですが。1000万くらい当たんないかなあ～。そしたら一気に資金繰りが楽になるのになあ。家のローンをかかえてる人が託す思いと一緒だわ。果てしなく続くように思えたイリュージョン系の検品がようやく終わりました。溜め込んだあれやこれやの雑用に、やっと手をつけられます。コリコリになった肩から、今日は歯痛も発生。前社長が通ってる整体、紹介してもらって鮭も行ってみようかなあ。最後になりましたが、この1年、鮭の日記におつきあい頂きまして、ありがとうございます。これからもどうぞ鮭太朗をご贔屓に！！

  2005.07.05

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• がんばれワカゾー

  仕事に一段落つけてゴスペルの自主練に参加後、再び会社に戻って仕事をしてきました。1人で寂しいので、テレビを聞きながら（目は仕事してるので）まだ先の見えない検品にいそしんでいたのですが、ニュース２３のスポーツコーナーで、陸上の世界選手権への選考レースで、高校生の短距離選手が快記録で決勝入りを果たして、ヘルシンキへの切符をほぼ手中にしたというのを伝えていました。彼は大阪で陸上の名門校といわれる、大阪高校の陸上部に所属するスプリンター金丸君。スタート前に行う、身体をほぐしてリラックスするための動きが、とてもユニークで「金丸ダンス」といわれているらしいです。実際に映像が流れていたのだけれど、なるほど、表情までがいい感じでほぐれてましたｗ。まだ17歳。素晴らしい未来が浪速の高校生スプリンターに訪れますように！頑張れ！！　ワカゾーうん。若いってやっぱり素晴らしいことだよね。それにつけても、鮭の会社の門を叩いては去って往く、おいちゃんたちに顕著なのは、若さとは対照的な「凝り固まり」　もうちょっと聞く耳持って柔軟に対応してくれればなあ･･･先の見えない検品は、実は鮭しかできない「技」ありもの、イリュージョン系。うにくろに関しては直弟子ｗが増えたので、随分と楽をさせてもらっているのですが、今回の検品には、忍耐と根気と、高度なスポッティング技術がいるので、弟子育成が難しいのよ。なもんで、1時間に30～40枚しかできなくて、正直往生してます(T_T)　本当は今日中に仕上げて欲しいって言われていたのだけれど、今朝の時点で残す数500枚。一日そればーーっかやってたとしても丸一日かかっちゃう。ところが今日は月末。給料日。鮭の会社ではお給料が現金払いなので、現ナマが必要なわけです。ところが、例によって例のごとく、昨日の時点で、Ｂ東海林からの入金はなし。月末振込みの得意先からの入金を昼まで待って、午後は銀行巡りをして現金を引き出し倒してきました。登記上の名義も、今日、司法書士さんが来て手続きを済ませ、数日後には、正式に鮭太朗社長の誕生です。実印や保険証書も渡されました。一気に荷物が重くなった気がします。挨拶状の文中にも入れた「浅学非才」の身ではありますが、なんとか踏ん張って、明るい未来を切り拓いて行きたいなあ。甘いな、青いなと、自分でも思うことはしばしば。そっか、鮭もまだまだ「ワカゾー」じゃんｗ自分にもエールを送ろう「頑張れ！｣　ワカゾー（新米社長）」

  2005.06.30

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• 激安！　鮭の開き　期間限定

  初めにお断りいたします。今日のタイトルには偽りがございます。この日記は決して、北海道産極上鮭の干物のお取り寄せについて書かれるものではありません。ということで、本当のタイトルを一発（何で一発？）激ヤバ！　鮭の開き　股間限定情けないがこれが真実でーーーーぃっいやね、今日は、前社長と二人で、京都の税理士先生のところに行ってきたですよ。普段の鮭の出勤スタイルは、いわゆるＴシャツにＧパンで、超カジュアルなものなのですが、さすがに、公の場というか、かしこまったオフィスを訪問するのに、４０を過ぎた女がしていく格好では無いとの判断で、出かける寸前に、家まで着替えに帰って、スラックスと羽織ものの、少しフリルのついたブラウスを着て、いざ出陣しましたです。請求書作成に手間取っていたため、外出が予定より遅めになったので、ちょいと焦りながら、二人で駅に向かいました。先生のオフィスへは「お京阪」なので、天満橋の駅で地下鉄から乗り換えるルートを選択しました。新しくできたショッピングモール（元松坂屋）で手土産を買って、ご飯を食べようという予定だったのですが、出遅れたため時間があまりなく、結果的には、お菓子を買ったお店のすぐそばにあった、イートインできるパン屋に入ってそそくさとお昼を済ませることになりました。食したサンドイッチ二つのボリュームは、ボンバー鮭太朗の胃にはさしてダメージを与えませんでした。ウ～ン　ま、腹八分目ってとこかな（これポイント）で、席をたっておけいはんの駅に向かい、レインボーカードで改札を抜け、前社長の「後ろの方がええねん」というアドバイスに従って、そこそこ人気のあるホームを縦断しましたです。そして、電車の時間まで少しあるからと、ベンチに腰を掛けました。カバンと、決算資料の入った紙袋を横に置きました。ふと視界下方に赤いものが過ぎりました。下を向きました。社会の窓が全開でした。しかも、腹圧でひし形にぱっくり（パタリロの口？ｗ）見えていたのは鮭の霜降りもようの赤いパンツでした。おもむろにジッパーを上げました。頭の中は真っ白でした。「い、今ワシは、ホームを縦断してきたよな？」でも、無理やり心を落ち着けるべく言い訳を考えました。いや、「ひし形にぱっくり」いったのは座ったからであって、立って歩いてる時はたんなる「スキマ」やったはずや･･･　はずや･･･　はずやーーーーーーー　（号泣）どうせなら胸の谷間を強調する服で、視線を胸元に釘付けにしとくべきやったんか？　作戦失敗か？　それにしても、腹八分目しか食ってないのに前チャック全開って、どんだけ素腹がご立派！　やねんな･･･(T_T)　久しぶりに恥ずかしい思いをしましたｗ先生の所では、実質経理面を握っている前社長が、先生と相談するのを、半分わかって半分わからん　って感じで、大人しく聞いていました。この部分の数字をしっかり把握しとかなあかんよ　と二人に教えられたところにマルを入れてきましたが、まだまだ何にもわかっちゃあいません。これからが課題の山積みです。数日前から試験期間ということで来てもらっていた職人さんですが、どうもやはりマズイようです。出勤した日にち分、いわゆる日替わりで、ペケ（ミスプリント）を出しているにも関わらず、現場責任者にも、事務所（鮭たち）」にもほとんど報告をしていないのです。隣で機械を動かしている先輩職人が、その不備をたまたま見つけて、こうした方がいいんじゃないかとアドバイスを送っても、定数には足りているから大丈夫　と返事をしてアドバイスを無視していたらしいです。結局、それは補色を入れるという訂正作業を加えることになったのだけれど、そこで、アドバイスを聞かなかったツケが回ってきて、とんでもない仕上がりになってしまって、結局刷りなおさなければならなくなっってしまったのですが、どうやら本人は、最終結果が悲惨になっていることに、作業中全く気付いていなかったようなのです。これには正直参った。多分、老眼鏡をかけるのが嫌いなのだと思う。もしくは見えていると信じ込んでいるのか。実は印刷の場合、地汚れに気付かないというのは、ちゃんと視覚によるチェックができていない証拠なのですが、彼は６０を迎えた年齢であるにも関わらず、メガネをかける習慣がないようなのです。つまり、自分では見えている自信があるということなんでしょうね。でも、鮭も自分が老眼キターーーー　な状態になってわかったことですが、焦点を合わす位置が変わっただけではなくて、見えるという現象そのものが、劣化してきているんですよね。４０代初めですらそうなのだから、そこに２０歳を加えるとどうなのよ　っていう気持ちが強くあります。月曜日、報告があがらないことについてどういう了見なのか尋ねてみて、応えによっては　というかもう、現場も含めた皆の意見として固まりつつあるけど、試験期間満了を待たずに、お断りするかもしれないなあ。それにしても･･･

  2005.06.18

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• 頭イタイなあもう。

  今日は手形落しの日。いくつかある当座に残っているお金をさらえれば、一応足りてはいたのだけれど、残高を０にするわけにもいかず、結局、前社長から借り入れすることに。それを握り締めて？　今朝は1番に銀行に走りました。子供が年玉握って郵便局に行くのとはエライちがいやね(>_

  2005.06.06

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• 今日は給料日

  先日んの日記にも書きましたが、鮭の会社は、月末が給料日。今日は鮭が社長になってから（名義変更は６月なんだけど）、初めての給料支払いの日でした。実は、２０日過ぎに、３月から試験採用していた見習いの人と職人さんの二人ともが退職したので、彼らも今日は給料だけ貰いに会社にやってきたのですが、何ていうのかな、挨拶もろくにしないんよね。軽く会釈して受け取って、はい、さいなら～　って感じ。挨拶もろくに出来ない人間関係って、考えたら虚しいというか、わびしいというか･･･。まあ、これは鮭自身が、挨拶って、相手を思う心が自然と言わせる言葉だって思ってる人間だから、余計にそう感じることなのかも知れないけれど、せめて「ありがとうございました」くらい言って帰ろうよ！　って思いました。昨日の日記の最後に、Ｂ東海林（これで定着しちゃったよｗ）の入金がないため鮭の給料遅配決定　って愚痴をこぼしたのだけれど、捨てる神あれば拾う神ありで、大抵１日か2日扱いの入金で振り込まれてくる得意先が、今日の朝一に残高調べた時点で入金確認がとれていて大助かり。つまりはもう、昨日のうちから振込み手続きしてくださってたって事で、ホンマにＢ東海林に爪の垢「速達」か「翌朝10時便」で送ってやりたい気になりました。昨日の電話で、鮭：社長、明日はどうしても無理ですかね？Ｂ東海林：ごめんないつも。悪い思てんねん。なんとか３日の日に、残ってる分の半分ぐらいはなんとかするつもりで金かき集めてるねんけど、まだなんとも言えへんねん鮭：5日の手形落しで又足りなくなりますんで、何とかお願いします。取りあえず、金額の目処ついたら連絡もらえますか？Ｂ東海林：よっしゃわかった。絶対連絡するというような会話を交わした結果、従業員の給料は確保しているものの、鮭の給料を、月末振込みのお客さんの入金時間によっては遅らさないとダメっぽかったので、思わず日記で愚痴言っちゃいましたが、結局、鮭の分も何とか確保できました。お金の勘定と袋詰めは鮭がして、一旦前社長に渡して、各人に配ってもらいました。社員に配り終えて、自分の給料袋を持った後前社長がぼそっと今まで1年のうちで1回か２回しか給料日にまともに給料貰ったことなかったわ。　って言うのを聞いて、やっぱそういうもんなのね　と再確認した鮭でございます。ま、仕方ないいよね。それも果たすべき責任の一つだもんね。それにしても、昨日のＢ東海林の電話での話しを、今朝前社長に報告しながら、二人で同時に気付いて「あちゃー」な顔をしてしまった事あり。ヒントは先の会話の中にあります。ちなみに、現在残っているＢ東海林の支払い残は、4月払い分の半分と、今月払い分満額。鮭たちは、現時点での残額つまりふた月分の合計で計算してるけど、多分恐らく十中八、九　Ｂ東海林社長の頭の中に、当月である５月分は計上されてないと思うんよね。はなから、当月５月分（本来は20日払いなんだよ！）を払うのは６月って決めてかかってるやろうと。と、なると、残ってる分の半額　というのは鮭たちにとってのふた月合計残の半分ではなく、あくまでも、先月分の残の半分という意味なんとちゃうやろか･･･　って考えが、鮭と前社長との間で瞬時に閃いたわけやね。さすが２０年（この前、日記で勤続２５年って書いてしまったきがしますが、実際は２０年が正解なのです）、さすが同じタテジマ年生まれ。阿吽の呼吸か、以心伝心か･･･思わず、顔見合わせて無言で「貴方もそうお思いになる？」と、表情を読みあってしまったですよ。さあ、実際はどうなのでしょう･･･月末を切り抜けてもすぐ手形落とし。苦難の九十九折れも、まだ入り口に立ったにすぎません。心して臨まねば。　

  2005.05.31

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• いきなり給料遅配か！

  今日は25日。世間様では、給料日の会社も多かっただろう。鮭の会社に関しては、結構な額の銀行引き落としがあった。ちなみに、ウチの給料日は月末（しかも今時珍しいかも、の現金手渡し）なので、従業員の給料は落ちた額には含まれてはいない。長期借り入れ金の返済であったり、保険代だったり、ビジネス機材の諸リース料金だったりする。25日を過ぎれば、大きい金額の引き落としは、月末の社会保険料位なので、それを差し引くと、今日を終えての残高プラス、月末の振込み入金が給料の支払いのための金になる。午後５時過ぎ、銀行の残高を、専用端末で確認し、小口現金の出納チェックも終えて、いざ、銀行勘定帳とにらめっこである。実に不毛なにらめっこ。そう、いくら睨んだところで、帳面に記された残高は増えちゃくれないのである(>_

  2005.05.25

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• 耳揃えて払てくれ～

  明日は20日。鮭の会社の支払日です。資金繰りの第一歩、集金と支払い。鮭の会社は基本的に、掛売り・掛買いです。締切日を設定して、月掛けで請求し、支払いします。いつもニコニコ現金払いは、売り・買いともに僅か。有難いことに、客先のほとんどは綺麗な支払いをしてくださいますし、こちらからの支払いも滞ることなく済ますことができています。零細企業なので、月々の売り上げは知れているのですが、政府指定の不況業種でもある印刷業界にあっては、小さいながらも健全な体質といえると思います。これはひとえに、先々代の時代からずっと、経理担当としてやってこられた前社長の努力と手腕によるもの。ところで海苔茶漬鮭太郎（オッサン目オバハン科）、簿記検定の有資格者である前社長とは違って、学生時代の最低空飛行科目が算数（時速計算でつまづいた）、数学（テスト毎に追試を受けていた）だった経歴の持ち主であるのですが、今の会社に就職した当時、毎月試算表を書かされたことが良い訓練になって、わけわからんなりに漠然とした数字は読めるようになりました。とは言っても、具体的に経理に関わっていたわけではないので、解かってない部分が多々あるのも確かです。今回社長業を引き継ぐことになって、一番戸惑いがあるのが、実はこの経理面。現場のことに関しては「まかさんかーーい」と強気になれても、あっちやり・こっちやりしなくちゃ（まさに自転車操業ですから）な数字の操作レバーを「はい、どうぞ」と渡されても、正直オロロ～ン　とハクション大魔王ばりの泣きが入ります。それでなくとも、丼勘定が常のＯ型さん。自分の財布の管理も取りあえず、の当月何とかなりゃいいわ　状態でしたから、長期的な資金繰りに到達するにはまだまだ時間が必要。引き続き数年は、経理の要は前社長でにお任せです。ところで先ほど、客先は、ほとんどが綺麗な支払い（繰越を残さずに、掛売り額を全額支払ってくれる）をしてくださると書きましたが、ほとんどが　ということは例外もあるということで･･･。当然といえば当然なんですが、それらはみな、「個人」で商売をなさっておられるお客さんです。「会社」なら未払いは不渡りと直結してることが多いですから、普段の売り買いの中ではよほどの事情が無い限りそういうことはないのですが、個人営業の場合、正直「あるとき払い」なところが多いです。それでもね、まあ、鮭のところは、基本的に個人営業の客先の売り上げは知れてます。せいぜい５万位までですわ。逆に、個人でもそこそこ大きい金額の所は、会社以上にきっちり払ってくれはったりします。彼らはそうすることで、個人業者としての信頼を、対会社的に得ているわけですね。実際に、期日に支払いをきちんとしてくれない所は数件なのですが、その中でもまだ許せる所と、正味タチ悪いやろおっさん！　なところがあります。許せるのは、遅れることを前もって知らせてくる所。期日には無理だけど、○日までには払います　というパターンです。たとえ数日前であっても、情報があれば対処もできる。しかも、金額的には大きくない。社長のへそくりを回せば事足りる。けどね、先々代の社長時代にはきっちり支払いしてくれてたのに、前社長（先々代の奥さん）に変わったあたりから、おっさんキ○○マついとんのんかい！　と言いたくなるようなところが１件だけあります。しかもそこは金額が鮭の会社的にはデカイ。平均、100万ちょっと超えた額なことが多いところなんです。社長はズバリ「ボンボン」お父さんが興した会社から独立しはったんですけど、言うても、そっちからバックアップがあったんどちがうかなあ。バブルの時期でもあったし、手形は切らないを信条に、現金払いでやってはりました。勿論その頃は鮭の会社にも回り手形での支払いが何割かを占めてはいても、基本的には現金でした。商事会社なので、鮭の会社で作らせた商品を、そのまま自分の客に売るという商売なわけですが、実は売り先のお客さん（Ａとしましょう）は、窓口は商事会社（Ｂとしましょう）であっても、現場としての話は、直接鮭の会社とすることが多くて、まあ、ある意味ツーカーな部分もあるわけです。Ａさんとの茶飲み話の中で、彼自身が客先からどんな条件で支払いを受けて、どんな条件でＢさんに支払っているか　というようなことも出るわけです。まあ、ネタをばらしてしまえば、Ｂ商事の売り上げの９割はＡさんの会社に対するもので、Ｂ商事はＡさんあっての商売をされているわけなので、Ｂ商事が鮭の会社に支払いをしてくれる元銭は当然Ａさんからの支払いなわけですよ。でね、ＡさんからＢ商事への支払いは、どうやらきちんとスムーズに行われているようなのです。ところが、Ｂ商事から鮭の会社への支払いは、払いきるまでに丸々１月かかってるんです。しかも、催促しないと、部分払いさえまともにしてくれない。せめて手形でもまわしてくださいと頼むと、○日まで待って　の返事は当然のこと、実際持ってくるのは、いわゆる次の月の支払いとしてＡさんからもらう手形なわけです。期日に貰ってれば１２０日の手形やのに、ほとんど期日から１月遅れで持ってくるから、鮭のところにしてみれば、期日に１８０日の手形貰ってるのと一緒なわけですよ。ホンマ、ええ加減にせえよって感じ。商売人としてどうよ？やらした仕事には、期日どおり金払うのが当たり前ちゃうの？それが商売の基本でしょうが。期日に金作られへんでも、支払おうという努力ぐらい垣間見せてくれ。「ごめん、金ないねん　ちょっと待って」って還暦過ぎた社長のいうセリフか。せめてそこに何日まで待って　っていう具体的な日にちでもはいってれば切れるのは毛細血管ですむけどね、これから先も延々、毎月毎月そういう不誠実な支払いされたら、鮭はケンカすんで！でさ、そのＢ商事さんって、ホンマに、それこそ、何銭の単位の細かいことまで言うてきはるのよ。ちょとでも印刷のロスが多めに出たら「何でそんなロス出すねん！」ってえらい剣幕で文句いうし、ロスが少なくて予定数より多めに出来たらできたで「そんなぎょうさん作ってもろたら困る！」って文句いうのな。ええ加減にしとけよって気になりますよ実際。自分とこが払ってない、主に加工賃の１００万からの金額、立て替えて現金で払ってるのウチやっちゅうねん。他人のふんどしで相撲とるのも大概にせえよ！っていつも口に出したくなる。実を言うと２年ほど前、売上額が、がくっと減ったことがあって、そのときにええ機会やからって、やいやい言うて、一旦綺麗に精算してもらったんやけどね。そのときオッサン何て言うた？「来月からは絶対ちゃんと払うからな」そう言うたんはどの口じゃーー！今度、我が物顔で、勝手に鮭の会社のコーヒー入れて飲みやがったら、後ろ頭思いっきりはたいたるから覚悟しとけーーーー！　一杯100万の請求したるーーー！って、子供のケンカかｗ電卓叩いて、銀行勘定帳とにらめっこして、何とか来月頭の手形落としの目処がたったかな　と思ってやれやれと一息ついて引き出しあけたら、うおーーーっ！　出、出てきよったお上に払う390000円也の振込み票ーーー！足りへんやんけーーー！どうしょう･･･　そうやＢ商事が半額でも払てくれたら済む話や。ええい、Ｂ商事！　先月の支払い、さっさと耳揃えて持ってきやがれーーー！求む、パトロン。追伸：トップページを変えてみました。

  2005.05.19

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• ふう。

  ３月頭から、職人の見習いとして来てもらっていた人に、今日、事実上の解雇通告をしました。３ヶ月の試用期間を終えてから、正社員といて採用するかどうかを決める話になっていたのですが、結論として、本採用はなし　ということにさせてもらったのが実情です。鮭の会社の機械は、ここでも何度かお話したことがあるように、使いこなすには、いわゆる「熟練工」としての技量が必要です。ボタンひとつで「どこでもポン」のあややのプリンタのように、レバーやボタンひとつで後は機械にお任せというわけにはいきません。工場長の事実上の引退時期が見えてきている今、近い将来、会社の屋台骨を支えてくれる現場の人材の確保は必要不可欠なのですが、正直上手く行っているとは言えません。何故なら、印刷工場という職場は、今時の若い人に好まれる仕事場では決してないからです。印刷の仕事は、いわゆる３Ｋの悪条件をほぼ満たしています。インキといういわば、色のついた油の塊を素手ではなくとも、毎日何時間もいじるから、職人さんの爪先は真っ黒ですし、常用する溶剤系の液は体には有害です。一日に何度も、重い紙を胸あたりの高さの台に乗せなければならないし、ほぼ一日立ち詰めです。機械は操作を間違えると大怪我をします。今は安全装置がついて昔ほど事故はないようですが、腕を巻き込まれて隻腕になってしまった職人さんは、鮭の会社から独立した人の中にもいはりました。そんな現場なので、今回、応募してきてくださった方の中にいた３０代（後半だけど）の彼は、鮭の会社にとって、一筋の光になりえるかもしれない人材だったわけです。面接で話をきく限りでは受け答えも感じがよかったし、面接後にわざわざ、面接をしていただいて有難うございました　と電話で礼を入れてきたことにも好感が持てました。ただひとつ眉を少しひそめてしまったことはありました。それは、面接の時の服装です。だらしのないものではありませんでしたが、カジュアルすぎました。そんなでっかい犬のアップリケのセーター着てこられても･･･　って感じｗ　日曜に家族で買い物にきてるわけやないねんから･･･。決して飲み込みが早いほうではないのは、出社しだして数日でわかりました。見習いといっても、十数年前に何年か印刷業界に居た経験があるということだったので、最低限の知識は持っていて当たり前　とこちらは思っていたのですが、何も説明しなくても、この部分は理解してなきゃモグリやろ？　なことがどうもいくつもあったようで、早速現場から「ものにならんのちゃうか」の意見がでたほどでした。それでも、女房･子供を持つ身なのだし、一からの出直しと思って頑張ります　の言葉もあったので、取りあえず試用期間の３ヶ月は様子を見ましょうということでスタートを切ったのですが、一週間が過ぎたころ、連休明けにまず、ぽつんと休みました。工場長が、彼を指導するために出勤日を増やしているその日に。風邪引いてしんどいから　が理由でした。翌日、出社してきた彼に前社長は、明日からこなくていいとビシッと言ったのですが、彼はその場で土下座して、何とか続けさせてくださいと謝罪したそうです。（鮭の出勤前のできごとだったので、鮭はその場に居なかった）社長は、見習いという彼の立場について懇々と諭し、本当に職人としてやっていく気があるのかどうか考え直せと判断を仰ぎました。現場ではどうしても、下働き的な仕事を言いつけられることが多いのが現状。早く機械をさわりたかったかもしれませんが、中途半端な知識でさわれるほど、安全が万全な機械ではけっしてないわけです。自分の父親ほどの年齢の先輩職人に逆らえるはずもなく、ちょっととろいことをすると飛んでくる、彼らの罵声に近い、キツイ口調にひるむことも多かったかもしれません。まあ、総じての現場の評価は「昨日言うたことを今日になったら全部忘れとるで」で、向上心が伺えないとのことでした。いわゆる、頭じゃなく、身体で覚えるタイプの人だったようです。鮭自身は、不器用が致命的だとは思いません。ただ、それを補うプラスのエネルギーが目に見えるかたちで表れてなかったのは、大きなマイナス要因だったなとは思います。体育会系の反応を期待していたわけではないのですが･･･。で、連休です。正直、工場の仕事は、連休明けに印刷しても間に合う納期のものしか抱えていなかったので、事務所は暦どおりだったけれど、工場は２９日から５日までの１週間　そして、６日にでてまた７，８が休みという、長期の連休だったんです。６日には皆が出社し、７，８日はまた連休だったわけですが、明けた９日の月曜日、彼の姿は工場にありませんでした。事故にでも合ってるんじゃなかろうかと皆が心配し始めた頃、電話がありました。母親の目の手術に立ちあうことになったので休みます　という内容でした。先月半ばだったかに、先に片目を手術されていたようで、そのときも、前日の夕方に「明日、母親の手術にの付き添いますので昼から帰らせてください」といって帰ったことがあったのを思い出しました。今回は、前回とは反対の目の手術だったようです。言うても大事な親の手術です。立ち会うことがいけないなんてちっとも思ってないし、言いもしませんでしたよ。でもね、普通、大抵の手術は、直接命に関わるそれである緊急時を除いては、少なくとも数日前には日程がわかるもんなんじゃないですかね。まして、自分は長男。「お兄ちゃん、お母さんについてたって」の依頼が兄弟から出ることは、充分予定の範囲内なのではないですかね。てことは、９日に手術があるので、病院で付き添う可能性もあるので、もしかしたら休ませてもらうことがあるかも知れません。位の事を報告してしかるべきではないですかね。で、術後翌日の１０日。やはり、彼の姿は工場にありませんでした。朝、嫁から電話で「昨日母親の手術に付き添って一日病院に居てたのでしんどくなって熱もでたのでやすみます」と連絡があったそうです。何ていうか、まるで、学校を休むかのごとく、簡単に休むってことが、鮭の理解の範疇をこえてしまってます。彼にとって「仕事を休む」ことは、彼の中でどんな位置づけがされているんだろう。と、疑心暗鬼になりました。実質２ヶ月の間に３日間も、無断ではないけど、自己都合で、あっさりと休まれたのでは、いくらでも代わりに人員がいる大企業ならともかく、確実に他の２人が、場合によっちゃあ、自分の仕事を放り出してフォローにまわらなければならない鮭のところのような零細企業はなりたちません。この２ヶ月間で彼は３日間、自己都合で欠勤しました。そのうち、親の手術の１日はともかく、残りの２日に関しては、自己の体調管理がしっかりできてないんじゃないの？　と感じました。もしくは、精神的に少しひとより弱い面があるのか。　いずれにしても、３０代という、男性にとっては一番体力・気力が充実してしかるべき時期に、休む　という逃げを打つ姿勢に対して、鮭は彼を、屋台骨としての役割を担ってくれる器ではない　という判断を前社長と共にくだしました。彼には言いました。今まで勤めてこられた会社が、貴方のペースでやってこれた会社なら、そういう会社をもう一度探されたらどうですか　と。残念ですが、ウチは貴方の休みに対する感覚を是とできる余裕のある会社ではありません。と。これだけの短期間に、しかも、初回に意識の違いの是正をうながしたにも関わらず、同じアクションを起こす人です。この先、劇的に意識改革がなされるとも思えなかった。ということは、連休が終わるたびに、今日は出てくるんやろうか　といらん心配をこれから先ずっとしてなあかんことになる。それはアカンやろ？今回のことにしても、手術予定がわかった時点での休む可能性についての報告があって、一旦出社してきてから早退してた　とかだと、話の流れはちがってましたよ。会社という組織に席を置いて働く以上、最低でも、自分が果たさなきゃいけない責任と、自己の都合をきちっと天秤にかけることをしなくちゃいけないと、鮭は考える人です。初めから自己都合の方におもりがついた状態の秤の持ち主とは、私生活はともかく、仕事での信頼を強く寄せるわけにはいかないです。けどね、縁あって２ヶ月一緒に働いた仲間です。切り出しにくかったのは確か。２５日までは試用期間の契約分、席は残しておきますので、すぐに求職活動に入られるか、２５日までここで働くのか奥さんと相談してきてください　ということで話を終えましたが、後味の悪さはやはり残りました。ひょとしたら、１銭ハゲぐらいどこかにできているかもしれません。

  2005.05.11

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• 人の話聞いとんのかーーーーっ！

  鮭社長としての初出勤日。簡単な朝礼で、簡単な引継ぎをし、簡単な今後についての考えを述べた。連休最後の日、芯にしていくべき指針はなんだろう･･･と考えた。答えはすぐ出た。先々代の社長が、常にモットーにしていた「儲けは二の次、とにかくいいものを刷り上げる」この大看板は、どうしてもはずせない。創業42年。その約半数に鮭も居る。殖版機は10年数年、印刷機も数年だが軽オフ機を使った。大見得をきらせてもらうなら、鮭だって立派な職人根性を持っているのだ。だからこそ、ここ半年ほどの、新しい職人の、職人としてのプライドに反比例する、なあなあ根性が見える仕事振りが歯がゆくてたまらない。ここでも何度かぼやいたが、何故、今まで何十年としてきた仕事の中で体験した失敗や困難を、成長の糧にしようとしないのか。よいものをあげるための「工夫」をしようと、経験の引き出しを探さないのか。後数年働いたら年金がもらえる年になったら、職人としての進化は、自身にとって必要ないのか。あまりにも多発する、そして繰り返されるイージーミスに、正直会社の信頼は揺らぎかけている。何がツライといって、古くからのお得意先から「最近、○○印刷さんどうしたん？」と、あからさまな、出来上がりへの不満を聞くことほど辛いことはない。先々代が掲げて、長い間代名詞でもあった大看板が、腐りかけているよと指摘されているのだ。鮭の会社の印刷単価は、下請け中心業者にしては正直安くない。少なくとも一昨年までは、難しいとされる種類の印刷物を、単価に見合うレベルで提供できていた。後工程の現場で鮭の会社の印刷物を目にして、これからは全部こちらで印刷を頼みます　といってきてくださったお得意先もあった。しかし、残念ながら、今はそれができていない。技術のレベルが低いというわけではないのだ。こんなものは刷れないと、匙を投げるわけではないのだから。特に難しいわけではない、ルーティンといってもいいような日常レベルの仕事でポカをやらかすのが頭にくるのだ。だって、どう考えたって、意識のレベルが低いってことではないか。昼ごはん時を除いては、ほとんど立ちっぱなし、動きっぱなしのキツイ仕事なのはわかるから、工場でラジオが鳴りっぱなしなのも、職人同士が他愛ない会話に興じるのも何ら咎めるつもりはない。けれど、こうも注意力散漫としか考えられないようなミスが続くと、口よりも先に目と手を動かせ！　と言いたくもなる。『私はこの会社をスーパーにはしたくありません。今まで通りデパートとしての価値を持つ工場でありたいです。これだけ百均がもてはやされる時代でも、デパートで買い物する客はなくなりません。何故なら、デパートに行けば、値段は張っても、間違いのない、自分が求める価値のある商品を確実に手に入れる事が出来ると、お客はわかっているからです。皆さんには、各人が、この工場の看板の1枚であることを自覚していただきたいです。看板に一度安もんのレッテルを貼られたら、それを剥がすためには長い時間と忍耐が必要になりますし、仕事は減ることがあっても増えることがありません。受けた仕事を確実にこなしていれば、損は出ません。例え微々たるものでも、利益になって蓄積されます。でも、一つ大きなペケを出したら、それは簡単に吹っ飛びます。利益が減るということは、みなさんのお給料にも影響がでかねません。簡単なようで面倒くさいと怠りがちな、基本的なチェックを、とにかく徹底してください。経験値を否定するつもりは有りませんが、それを過信した、思い込みによる自分だけの判断はしないで下さい。それから、ペケを出した時には、自分が出した損益が具体的に幾らぐらいのものなのか　ということもきちんと捉えるようにして下さい。紙代が幾らムダになったのか、材料費や作業時間がどれだけ無になったのか、考えてみる　ということをやってみてください』とまあ、大体このようなことをブチかましたわけです。言うても自分の娘に近い年齢の、おっちゃんからみたら小娘の言うこと。俯き加減で聞いてはりました。ええんです。生意気と思われても、それで少しでも体質が改善されれば、結果的に待遇だって良くなるんだって、目に見える形でわかってもらえるわけですから。でもね、朝礼のあと数時間たった昼休み直前、さっそくひとりの職人が「思い込み判断」をかましてくれました。「これくらいなら良品の範疇やろう」という判断の元に、メインのお得意先の、中でも主力の商品で、営業的には「通るわけない」なレベルの、色の濃度の違うものをあげやがりました。しかも、前に一度失敗してる人やからと、お目付け役に工場での検品作業を頼んでいた営業担当も、実際の作業中はノーチェック。刷り上ってからの検品時になってあわてて「こんなん刷ってはりますねん･･･」って。あんた何のためにわざわざ工場の中で、しかもおっちゃんの真横で作業してもらってたと思ってるの？しかも、全面的にあなたに任せますから　と引継ぎして、必ずやって下さいね　と頼んだ確認・報告事項を思いっきり忘れてるし･･･。職人も営業も、お前ら人の話聞いとんのんかーーーーーっ！前社長が先月、信頼をおく占い師さんのところに行って、鮭との交代の吉凶を聞いたそうな。結果「変わることはプラス。良くなっていくよ。でも、２年間は辛抱せなあかん」と出たそうな。２年･･･　鮭の胃に穴があくことが、頭に１０円ハゲができることがなく過ごせるんやろうか･･･。

  2005.05.06

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