新大久保で韓国料理
オクヤマさんと行った。
職安通り。
韓国人のお兄さんが何かなべをもってきて、だまっててきぱき相手をしてくれる。
30センチくらいの豚肉をたくさんならべて、要領よく焼いてはさみで切ってくれる。
オクヤマさんここで人参茶をたのむ。
はいと言っててきぱきほかの客の相手をひとりでする。あまりにも静かで自然な接客である。しつこくない。ソムリエのスカートを巻いてる人級の洗練された接客ではない。←あのひとたちの接客というのは普通の接客とまたちがう。あのひとたちは洗練された接客という型にはまった接客をするのだ。
もっとしつこく言うと、型にはまりつつさらに接客にたいする愛が入っている、あのソムリエスカート族は。
でもあのお兄さんの接客は、何の型にもはいっていない接客で、誰かに踊りをおそわったわけでもないのに自然に踊るようになった、天才踊り手の踊りをみているようだった。
あまりに文句のつけようがないので、唖然としつつ、お茶こないなぁと思う。
私がうっかり箸を落として、厨房にいる彼にすみません!って呼んだら、何も言わないのにてきぱきやってきてちょっとだけわらって箸を渡してくれた。それも接客の自然な動作の一つなの。
すげぇー!
だってあのお兄さん暇でボーッとたっていたわけでもないのに。
どうしよう、文句のつけようがない。
と困っていると、←?
食事お済みですかときいて人参茶をもってきたのだ!!
たいしたことないかもしれないが、ウェイトレス視点からものを言うと、食事中にお茶をたのまれたら食事中に持っていってしまう。
聞かずに時間をおいて食事後に飲み物をもってくのは勇気がいる。
しかもその人参茶がかなりくせのあるお茶だった。あ、文句つけられる?(←あくまでジョークです)と期待して飲んでると、飲んでいるうちに食後にぴったりなさっぱりしたお茶ということがわかった。
苦くて甘いくせのあるお茶なんだけどでもキムチとか肉をたべたあとに口をさっぱりとさせるというか。
つまり食後にもっていくにかなりふさわしいお茶。
うーん!
接客にかなりうるさいオクヤマさんと私を無言にさせるなんて、なかなかない。
そして、食後にくじびきをして、二等があたる。
おそるおそる店の外で開封してみたら、冬のそなたグッズであった。
パソコンでつくったふうなポストカードに割り箸に韓国ドラマガイドに化粧ポーチ。
ああうまくかけないけど膝がおれて爆笑、くずれおちたよ。
完璧すぎる。
完璧すぎる。
あのお店、すごい。
うまくいえないけど完璧だった。接客も味も人参茶も、人参茶がコーヒー茶わんにはいってたことも、冬ソナグッズも。
すごかった、ありがとう韓国よ!!ありがとう新大久保!!