>>>太宰府天満宮の観光客の姿はまばら
3連休,まん延防止等重点措置が適用されている福岡県の観光地,太宰府天満宮には県の内外から訪れる人がいますが,その姿はまばらです。
福岡県では先月27日からまん延防止等重点措置が適用されていますが,11日発表の感染者は4659人に上り,依然として,多い状況が続いています。
こうしたなか,太宰府市にある太宰府天満宮には参拝に訪れる人は,まばらでした。
参道の土産店さんによると,「1月以降,人通りが10分の1ぐらいに減っている」とのことです。
菅原道真公をお祀りする太宰府天満宮。
太宰府は「梅の名所」です。菅原道真公がこよなく愛した梅の花。約200種、6,000本あまりの白梅・紅梅が咲く太宰府天満宮。ご神木の「飛梅」、境内の梅の見頃は1月下旬から3月中旬です。
その門前町の風物詩「梅ヶ枝餅(うめがえもち)」は,もち米の生地であんを包み、型で焼いた焼餅です。初詣や天満宮のお祭りの日には、一店一店違う味わいを求めて長い行列ができます。
【梅ヶ枝餅の由来】
菅原道真公が太宰府の南館で不遇な生活を送っておられた折、浄明尼という老女が、道真公の気の毒な境遇をおもんばかり,時折餅を持参して、公の気が晴れない日常を慰めたということです。そして,公が死去された際には,この餅に梅の枝を添えて送ったという故事にならい、梅ヶ枝餅と称されるようになりました。梅ヶ枝餅を食べると病魔を防ぐ特効があるといい伝えられています。
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『かえるの天神さん』 (日本傑作絵本シリーズ)
『かえるの平家ものがたり』『かえるの竹取ものがたり』に続く、かえるの絵巻シリーズ第3作は,天神さま、菅原道真公です。その奇想天外な伝説を、国宝「北野天神縁起絵巻」にもとづきながら、親しみやすいかえるの姿で描いています。
かえるの天神さん (日本傑作絵本シリーズ) [ 日野十成 ]
『
かえるの天神さん』は、道真の生涯や天神信仰の由来が描かれた国宝「北野天神縁起絵巻」を元にした絵本です。美しい日本画で生き生きと平安の都が蘇る、天神様の一大スペクタクルです。
スガワラ・ミチザネさんは、とても賢く清きおひと。都じゅうのかえるたちから慕われますが、野心多きフジワラがえるのかしら、トキヒラ公によって、遠い筑紫の国の太宰府へ、追放されて死んでいきます。無念のミチザネさんは、このままではおさまらず、恐ろしい怨霊になると、都に舞い降り、トキヒラ公を追いつめます。さあ、都の行く末は……?
道真公は、傑出した文武の才で異例の出世を遂げるものの、陰謀で流罪となり死去。その遺恨からやがて怨霊となります。ストーリーはもとの骨格を変えず、子供にもわかりやすい文章に。登場人物は皆カエルの姿としたことで、復讐と鎮魂の物語にどこかユーモラスな雰囲気も加わりました。
人物をカエルにした理由については、絵を担当した斎藤隆夫さんいわく「うまく消化してくれる」からとのこと。妬み心怒りなどの〝人間〟模様も生々しくなのすぎずに描けるということです。
特に魅力的なのは、主人公、ミチザネさんの怨霊が雷神となり、御所を襲う場面。・今や〝神〟とあがめられる道真公ですが,恨みと赦し、闇と光を併せ持つ姿は何だかとても人間くさくもあります。