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テーマ:今日のおやつ♪(26221)
カテゴリ:喫茶「話倶話倶」
おまんじゅうを買った。とんでもない所で...それは、なんと! 本屋さん♪ このお店、隣り合わせに本屋さんとCDショップをやっているのだけど、本屋さんの店頭には「まんじゅう」と大きく書いた幟がヒラヒラ。気にはなっていたんだけど、今日は思いきって買ってみた。
一言でいって「素朴」♪ 5個入りで400円也。ちょっと厚めの茶色い皮にくるまれたあんこ。パクリッ...お、おいしい~~~(*^0^*) ふかしたてとみえて、ほんわかあったか♪ あんこも程よい甘さで、素朴な見た目とはうらはらに何となく上品な味。 このお店自然食品も扱っているので、こだわりのおまんじゅうらしい。また、買ってこよっと♪ 午後からは、歴史探訪とシャレこみましたよ。 すぐ近くに「古河」という街があるの。「ふるかわ」じゃないよ、「こが」と読む。今日はこの古河の歴史博物館、文学館、鷹見泉石(たかみせんせき)記念館に行った。 「逢わずして行かばおしけむ まくらがの許我(こが)こぐ船に君も逢はぬかも」 「まくらがの 許我(こが)の渡りのからかじの音高しもな寝なへ児ゆえに」 いずれも詠み人知らず こんな歌が万葉集に載っているほど、古河の歴史は古い。この当時には「許我」という字が使われていたそう。戦国時代には、源義経の寵愛を受けた静御前が、奥州の義経を追ってこの地で、義経の死を知り、悲しみのあまり亡くなったという伝説もあり、行こうか戻ろうか迷った橋「思案橋」も近くにその名を残している。美しい舞姫の伝説は、義経の男をあげたよね♪ 切ない愛だねぇ... 江戸時代には、古河城のもと城下町として栄えた。将軍が日光参詣の折には宿場となり、脇本陣となった太田屋旅館が今もその面影をとどめている。 古河藩主は、土井利勝。徳川幕府譜代の城下、日光道中の宿駅として藩主には、代々幕府の要人が担ってきた。十一代利位(としつら)は京都所司代・老中など要職を務めながら、雪の結晶の研究を続け、「雪華図説」などを残している。 この雪華は古河のシンボルのように、外灯や学校の校章など、あらゆる所で目にする。とてもきれいな雪の結晶の模様。たくさんの種類があるんだねぇ。古河の銘菓にもこの「雪華」の名前がついているそう。雪華模様のレターセットと一筆箋を買ったよ♪ 藩医河口信任は、解剖学の第一人者として「解屍編」を「解体新書」に2年も先駆けて出している。脳の解剖を行なったのも国内で一番早かったとか。すごい! 歴史博物館にこの解剖シーンのジオラマがあるよ。シンプルなものだけに、妙に生々しい... 古河藩家老だった鷹見泉石。蘭学者として有名な人で、オランダ商館長から西洋名をもらったほど。ロシア漂流民やロシア使節との関係、間宮林蔵の北方探索、ペリー来航、大塩平八郎の乱を鎮圧・捕縛、渡辺崋山や蘭学者たちとの交流など、幕末に向けてのこの時代に、あらゆる方面で活躍していたそう。 この方の晩年の住まいを改修したのが鷹見泉石(たかみせんせき)記念館。代々家老職が使ったようで、萱葺きの趣きのある屋敷。幕末には、天狗党の乱に巻きこまれ、水戸藩士百名以上を収容したこともあった。 庭には、中国から伝わった「風樹」という木があり、ここは「楓所」と呼ばれていた。 ステキなお庭(竹林もあり、合間に彼岸花がちらほら)なのに、今日は「スズメバチの巣あり、注意!」なんて張り紙があって、興醒め...でも、お茶をごちそうしていただきましたよ♪ さて、歴史のお勉強はこのへんにして、次は文学館。ここは建物がとてもすてき♪ 写真を撮ってこなかったのは、大失敗(><) 古河ゆかりの作家を紹介している所。歴史小説の永井路子、推理小説の小林久三、詩人の粒来哲蔵・粕谷栄市、歌人の沖ななも、絵本作家の一色悦子、その他和田芳恵、若杉鳥子などなど、たくさんの作家を輩出しているんだね。小林久三の作品には古河が舞台になっているものも多く、「むくろ草紙」は前述の河口信任を題材にして書かれている。 それぞれの著書も館内の本棚に並んでいて、その場で読書できるようになっていたり、英国製の手作り蓄音機(1930年頃製作)によるミニクラシックコンサートが開かれるなど、なかなかのもんだよ。暖炉の置かれた談話室もあった。 2階には、「唐草」というレストランがあり、伊万里焼の器でイタリアンが食べられる。ここの内装がまたステキだった。木組みの天井は高く、落ち着いた雰囲気の大人のサロンって感じ。お料理もとってもおいしい~♪ 歴史のお勉強みたくて、あまり面白くなかったかなぁ? でも、たまには、こんな休日を過ごすのもいいよね。今回は母と二人、ゆっくりした時間を楽しんできたよ(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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