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テーマ:バレンタイン(620)
カテゴリ:喫茶「話倶話倶」
今日はバレンタインデー♪ 給食もバレンタインということで、ハートのコロッケが登場。カレーコロッケなので、かわいい形と相まって、子供たちには人気だった(^^)
ところで、バレンタインデーの由来を知っている人はどのくらいいるのだろうか? 女性が好きな男性にチョコレートを贈って、愛の告白をする日。でも、ちょっと悲しい物語が由来となっている。 紀元3世紀、当時のローマ帝国の皇帝は、若者たちが戦争に行きたがらないのは、恋人や家族など愛する人と離れなければならないことに原因があるとして、強兵策として結婚を禁じてしまった。若い恋人たちを憐れに思った司祭バレンチノは、密かに兵士たちを結婚させていた。ところが、これが皇帝の知るところとなり、バレンチノは投獄されてしまう。 バレンチノの取り調べにあたった判事アステリオには、目の不自由な娘がおり、この娘とバレンチノは心を通じ合わせるようになる。そして、バレンチノの愛の祈りで、奇跡的に娘の目が見えるようになった。アステリオはバレンチノに感謝し、一家そろって当時迫害されていたキリスト教に改宗してしまった。 それを知った皇帝は、アステリオ一家を全員処刑し、バレンチノは悪の張本人として、拷問を受けた挙句に殺されてしまう。 それが、紀元270年2月14日。以来ローマカトリック教会では、聖バレンタインデーとして、バレンチノの死を悼む宗教的な祭日とした。 また、古代ローマでは、ルペルカーリアという祭りが毎年2月14日に行われていた。未婚女性の名前を書いた紙を入れ物に入れ、それを男性たちがくじ引きのように引いて、当たった女性と祭りの間、もしくはもっと長い間おつき合いするというものだった。 496年になって、若者たちの風紀の乱れを憂いた当時の教皇は、女性の名前を書く代りに、聖人の名前を引かせ、1年間その聖人の人生にならった生き方をするように励ますという祭りにしてしまった。そして、2月14日に殉教したバレンチノをこの祭りの守護聖人とし、バレンタインデーとした。 自分だけではなく、命を犠牲にしても愛を広めたバレンタインと、恋人たちの祭りとが重なり、次第に恋人同士や家族の間で、贈り物やカードを交換するようになっていったということだ。 女性が男性にチョコレートを贈る習慣は、日本独自のものらしい。欧米では、恋人や家族がお互いにカードやお菓子などを交換するという。 昭和33年に、「メリー」が新宿伊勢丹でバレンタインデーのキャンペーンをしたそうだが、最初の年にはわずか5個。170円しか売れなかったという。昭和50年頃から、「女性が男性にチョコレートを贈り愛の告白をする日」として広まった。 クリスマスやハロウィーンなどと同じように、キリスト教に縁の薄い日本人は、一つのお祭り的な行事として、このバレンタインデーも楽しんでいるようだ。チョコレート業界のセールスにうまく乗せられてしまった感はあるが、老若男女アンケート調査でも、「とても楽しみ」「お祭り気分で楽しみたい」という人が60%を越えるという。この日に、本命の彼に告白をする女の子も、一時期よりはだいぶ減ったようだ。義理チョコが定着している今では、憂鬱になる男の子もだいぶ少なくなったのかもしれない。 司祭バレンタインを偲んで、神聖な気持で、改めて恋人や家族を大切に思う日としてはいかがだろう。そういう私も、チョコレートをあまり好まない夫にチョコレートケーキを、父と飲み屋さんのマスターに義理チョコを贈った。ホワイトデーにはボトルの一本も入れてもらえるだろうか(^^;) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 【賢人訓より】 《小人の過つや必ず文る》...しょうじんのあやまつやかならずかざる 文(かざ)るとは表面を取り繕うこと。器量が小さくてつまらない人は、何か失敗をすると、必ず言い訳をしたら取り繕ったりして、ごまかそうとする。 失敗したら同じ失敗を繰り返さないよう反省しなければ、人として進歩しない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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