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テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:喫茶「話倶話倶」
ちょっと遅い感もあるけど、『戦国自衛隊1549』を観て来た。
面白かったような、そうでもなかったような...なんて、訳わかんない感想で申し訳ない。 前作の『戦国自衛隊』を観ていないので、比較はできないが、ネット上での皆さんの感想を見ていると、前作の方がアクションに重点をおいていたらしく、純粋に楽しめたようだ。 プラズマがどうの、磁場がどうのと、私には理解不能な実験が原因で、自衛隊の一小隊が460年前の戦国時代真っ只中に、戦車やヘリとともにタイムスリップしてしまう。この映画では一方通行ではなく、入れ替わってしまうのだ。 一小隊がいた所に、戦あとの薄原が現われる。折れ曲がって倒れている幟や、矢を受けたり斬られたりした遺体がそのまま現代にやってきた。そして、傷つき瀕死の騎乗の武士が一人。この人は飯沼七兵衛といって、斉藤道三の家臣だ。彼はその後のストーリーに重要な役を与えられている。ネタバレになるのであまり言えない。 さて二年後、戦国時代へと行ってしまった的場(加賀丈史)率いる小隊を助けに、ロメオ隊が結成され、人工的にタイムスリップが実行される。 戦国時代に到着した彼等を待っていたのは、織田信長になりかわり、強力な軍事力を誇って時代に君臨する的場の姿だった。的場はこの戦国の世に生きることを決意し、平成のヘナチョコ日本をこの時代から建てなおすという。的場率いる織田軍と助けに来たロメオ隊との闘いが始まる。 現代では、的場たちの歴史への過干渉が原因とみられる時空間「ホール」(ブラックホールみたいなもの)が徐々に成長し、現代を侵食し始めていた。 歴史を守るべきか? 未来である現代を守るべきか? 何だかよくわからない説明なんだけど、ほんとによくわからなかったので...(^^;) 織田信長が本陣としている城に石油の精製施設があったり、いくら現代からやってきたといっても、核爆弾が用意されていたり、あまりにも荒唐無稽なことばかりで、ついていくのが大変だった。 戦闘シーンや、史実や、人間関係や、それぞれの思いなどが、どれも中途半端な感が拭えない。緊張感とか迫力とかが、どっか抜けていて入りこんでいけなかった。 ロメオ隊の指揮官である森3佐(生瀬勝久)、三国陸曹長(嶋大輔)、与田2尉(的場浩司)などが死んでいくシーンは、涙でぐちゃぐちゃになりそうなもんだけど、涙もろい私なのにひいてしまった(^^;) もっとひいたのは、ラストシーン。現代に戻った鹿島(江口洋介)と神埼(鈴木京香)が大勢の自衛隊員の敬礼の中を歩いていくシーンなのだが...見ていて感動よりも恥ずかしくなってきちゃった。 なんだか辛口の評になってしまったけれど、今日はレディースサービスデー。千円で観られたから、ま、いっかといった感じ。 現地人との接触は禁止、武器の使用は禁止。どっかの国に派遣されたどっかの国の自衛隊とおんなじだと、私の友人が言っていたけど、パロってるのかなぁ...なんて納得してしまった。 前作にはファンが多いらしくて、ファンサイトがたくさんある。彼等は今度のリメイク版をどんなふうに観たのかな? 別物と思ったほうがいいみたいだね。内容もだいぶ違うみたいだし。 唯一よかったのは、斉藤道三役の伊武雅刀。面白かったなぁ♪ 江口洋介も鈴木京香も、大河の「新撰組」の時の方が、ずーっと似合ってた。坂本竜馬役はピッタリだったもん。 この映画は、ビデオが出たらレンタルして観てね。それで充分なんじゃなかろうか(^^) 「スペクタクル・アクション・エンタテインメント」とか「15億円の製作費」とか「壮大なストーリー」とかのコピーに惑わされないようにね。 次は「亡国のイージス」を観ようと思ってたんだけど、何だか気持が萎えてきた。でも、真田広之くん、かっこいいから観に行こうっと! さあ、花火が見えるからビールでもやっつけよう\(^0^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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