あれから5年…
SHO助の障害がわかってから5年が経ちました。いろいろと過去を振り返りながら、今のSHO助をお伝えしたいと思います。5年前の私は3人目の出産を控えていたので、気が狂いそうでした。いや、狂っていました軽い後退現象がみられたので、すぐに療育を開始し、脳に体に沢山の刺激を与えました。食事面…普通の子だったら1歳2歳で勝手にスプーンを持ち、自分の口に運びます。当時2歳半のSHO助はボ~ッとスプーンをを握ったまま(汗)しまいには、スプーンをポロッと落してしまい、拾いもしません。食べさせた方が楽でしたが、半年間毎日毎日スプーンで食べる練習をしました。娘がハイハイしだしたら、こんな事してあげられません。期間限定勝負です。はじめはすくうところから、口に運ぶまでの動作を私が手を添えて一緒に行いました。次はすくうところまで一緒にやりました。最後はすくうところから口に運ぶまで一人でやらせました。スモールステップで行い、ゆっくりフェイドアウトしていきました。半年かかりましたが、一人で食べられるようになり、娘の離乳食が始まる頃だったので間に合いほっとした記憶があります。娘が動きだしました。長男も5歳でやんちゃ盛り。一番大事な時にSHO助をほったらかす事はできない。無我夢中で療育に専念しました。ポーテージ療育(現在も通級)言語聴覚療法(現在も通級)音楽療法(小学校入学を機に終了)親子通園(3歳まで)学生さんが自宅で療育(3~4歳)通園施設(3~6歳)親子スイミング(3~6歳)この間の私の写真は見られたものではありません(笑)今より老けている(爆)おしゃれする時間、気持ちの余裕がなかったんですね~。この療育の結果、DQ6、7ポイントアップしました。劇的な伸び(高機能)はありませんでしたが、療育者には「ゆっくり(数値が)下がっていく子が多い中、数値を維持どころか、少し上げました。すごいです」と誉められました。3~6歳までの必殺療育期間が無駄ではなかったと信じています。ポーテージ、言語療法では言葉に繋がる課題を中心に頑張りました。親子通園では他のお母さん方と情報交換をしました。通園施設では身辺自立に力を入れていただきました。音楽療法では音楽に合わせ五感を刺激しました。笑顔が沢山見られました。親子スイミングでは水嫌いを克服し、泳ぐ楽しさを学びました。就学先は小学校の特別支援学級にしました。知能指数は軽度と中度の間だったので、支援学校も視野に入れて考えましたが、身辺自立がそこそこできていて、社会性も良くもないが悪くもない(おとなしい)から小学校に入れる事にしました。この選択は正解でした。同級生がもう一人いて、非常勤先生が付き、先生:生徒が2:2という恵まれた環境でした。手厚いので勉強面ではSHO助のレベルに合わせてじっくり教えてもらえました。一年生の一学期にはひらがな50音を読むことができるようになっていて、二年生に入る頃はひらがな、カタカナの読み書きができるようになっていたのです。字の読み書きはまだまだ先の事だと思っていたので、本当に驚きました。SHO助が勉強の時期に突入したのだと思いました。受動型のSHO助には合っていたのかもしれません。体力面でも一年生の一学期に逆上がりができたりして、お友達を驚かせたようです。現在、特別支援学級二年生。今年度も2:2の恵まれた環境で勉強を頑張っています。登校は集団登校です。私は一番後ろについているだけで、SHO助は列を乱すことなく、みんなと歩行も合わせて登校できています。(ここまでが少し大変でしたが…)来年あたり、私抜きで行けるかなと思っています。ただ、一緒に歩くようになって、私の足に筋肉がつき、お通じもよくなり(笑)、付き添いをやめるのが怖くなってきているのも事実で、私が歩きたいという現状です。国語は文章の読み書きをしています。つい最近まで、字を一字一字読んでいましたが、今は意味に繋がってきています。算数は百まで数え、逆唱をし、神経衰弱は記憶力の良さを発揮しているようです。概念はまだ身についていなく、現在学習中です。(足し算)パソコンの学習が始まりました水泳は3、4m泳ぐようになりました。犬かきなのかクロールなのかわかりませんが…スケートは猛スピードで滑ります。私が追いつかない箸が使えるようになり、外食が楽になりました。先週、2年振りに療育手帳の更新のため、判定検査をしました。2年前は10分で戻ってきたのに(苦笑)、今回は30分以上戻ってこなかったです。頑張った証です。劇的な伸びはもう期待はしていませんが、今回も現状維持に留まりそう?と期待しています。コミュニケーションも少し取れるようになってきました。例えば「誰と行った?」と聞くと「お兄さんと、プール、行った」と話してくれます。「プール」「お兄さんと」だけの時もありますが…たま~に三語文が出ます。あれだけできなかったら選択もできるようになりました。前のSHO助ならファミレスのメニュー全部指差していましたが、今では食べたい物だけを指差します。悔しい時「SHO助、かわいそう」「SHO助、泣いてる」等と少しニュアンスが違いますが、言葉で二語文で自分の気持ちを言い表します。本当に本当に、よくここまで成長してくれました。私もだいぶ楽になり、上の子2人の時は逃げていた幼稚園の役員を今やっています。サークル活動にも積極的に参加し、フィギアスケートをはじめました。来年はピアノも習いたいなと思っています。5年前はこんな今があるとは思ってもみませんでした。SHO助については、焦らない、でも諦めない精神でバランスよく療育してきたつもりです。バランスよくというのは、勉強だけでなく、運動も、旅行も、食事も楽しみました。週末はよく家族で出かけました。ただ、家の中では暇そうです。そこで、ゲームを与えてしまいました。そしたら、、、ゲーマーになってしまいました(大汗)そんなにやらないだろうと思って与えたゲーム…はまりまくり…ほっておけば、一日中、一生やっています…しかも、うまい。マリオが好きで好きでたまりません。簡単なルールがわかっている証だろうけど、ちょっと心配です。時間を決めたくては…