少なくなっていたクッキーを焼きました。
バターと国産小麦を使います。
近頃何かと話題にのぼるバターですが、ニュースを見るたび憂鬱になります。
TPP交渉がすすまないなら止めて欲しいものです。
バターが不足するといいますが、足りなければ輸入をすればいいとか、関税を下げて安く入ればお菓子の値が下げられるとか、ニュースを書いている人は何を言っているのだろうとあきれます。
ひとくちにバターといっても、国産のバターもメーカーによって味はぜんぜん違います。
そして、輸入バターといえばこれはもう「バター」と同じ名前で呼ぶのは間違いと言いたいくらい全然別なものです。
このところ続くバター不足で、希望のバターが十分入らず、他のメーカーの国産バターを使うことは何度かありました。
そして、去年のクリスマスには、それも入らなくなり、やむなく一部ニュージーランドのバターを使いました。
はっきり言って、とても焼き菓子や、バタークリームに使えた代物ではありませんでした。
出来上がりにバターの良し悪しが前面に出てしまうからです。
仕方なく、味に一番影響の少ないスポンジケーキの溶かしバターで使いました。
輸入バターしか手に入らなくなったらもう店は続けられません。
国産材料は伊達じゃありません。
自国のものを自国で消費する。
当たり前のことだと思います。
それが美味しいのだし、エコだとも思います。
1次産業を大事にしないで、安い食料を輸入すれば事足りるなんて、馬鹿にするのも大概にして欲しいものだと思います。
ニュースでのバターに関する話題があまりに実態を知らない報道なので黙っていられませんでした。
なぜ、お菓子屋さんは発言しないのか不思議です。