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カテゴリ:スポーツの世界
『キャプテン翼』が連載された頃は、日本にサッカー人口は まだ少なく、運動神経が良い人は殆ど野球部に入っていた。 サッカーを体育以外でやるのは希で、出会う機会がなかった。 そんな中で、漫画としてサッカーが身近になり、翼の世界では 色んな技が登場し、ヒーローものが全盛期から廃れてきた時に 身近に出来るヒーローごっこになっていった気がする。 漫画の世界でしかないと思われてた時代に マラドーナという、実際にいる異国のヒーローが現れた。 その二つが重なった時代。 そこから日本でのサッカーの位置が変わっていった。 運動神経が良い子供が、二つの選択肢を選ぶ時代になる。 野球かサッカーか。 『巨人の星』が流行った頃に野球選手を目指すように キャプテン翼を読んでサッカーで夢を見ようとした。 ただ、そこにはプロという世界がなく、W杯も異国の話で 現実味がまったくなかった。 ただ運動が出来る人の場所が広がっただけだった中で もう一つの漫画が現れた。 凄く人気があったわけでもなく認知度は 低かったかもしれないがこの漫画の登場で 運動神経が悪くてもサッカーが出来るんだと気づかせてくれた。 当初、サンデーで掲載されていた『はしれ走』は 運動神経のない主人公が、段々と上手くなっていって サッカーを好きになって、さらに厳しさを教えてくれる キャプテン翼とはまったく違う流れのサッカー漫画だった。 この漫画でも色んな技が出てくるが、現実味もあり 実際に出来る技でもあった。 このいくつかのきっかけが日本のサッカーを変えたと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.10.16 19:08:57
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