ともに行こう、J1へ
昨日はウイングスタジアムへ入れ替え戦を見に行ってきた。結果は知ってのとおりスコアレスの引き分けに終わり、土曜日の博多の森で昇降格が決まる。試合の印象としては、神戸はホームということもあり勝って博多へ行きたかった。だから序盤から主導権を握り、何度もゴール前でチャンスを作っていた。福岡のほうはその逆で、まず守備ありきの戦術でとにかくゴールを割らせないようにしていた。そしてあわよくばカウンターで点を取りにいこう、そんな感じだった。つまり、どちらも第1戦という1試合でありながら、ホーム&アウェイの入れ替え戦の前半を戦っている感じだった。さて、昨日のウイングの入場者数は12,009人だった。シーズン開幕間もない春先の土曜日、デーゲームでは3,000人ちょっとだった。夏の土曜日、夏休みのサッカー少年団も数多く見られたデーゲームは7,000人弱だった。もちろん相手の知名度や入れ替え戦という重要さもある。それでもこれだけの数が集まるとは思っていなかった。試合中も、特に後半は、神戸が攻めるたびに歓声が起こり、選手が倒されればブーイングを出し、相手がチャンスをミスすれば、また歓声が起こっていた。ゴール裏ではなくメインスタンドで、である。声を出してる人数が多いからより聞こえたのかも知れない。しかし言い換えれば、応援はしているがスタジアムには足を運ばないファンがそれだけいるということだ。ではそういったファンをスタジアムへ呼ぶにはどうすればいいか。単純に勝てばいいのである。人はより強いほうに興味を寄せる。強い、つまり勝てばメディアに取り上げられ、ファンはスタジアムに足を運ぶものだ。もちろんイベントや観客へのサポート、周囲の環境などもファン獲得の1つの手段ではあるが、やはりスポーツクラブである以上、勝つことが絶対なのである。第2戦は土曜日、博多の森で行われる。諸事情により博多まで行くことはできないのでテレビで観戦させてもらうが、ともに行こう、J1へ関係ないけど、「遠目から狙っていけ」っていう福岡の横断幕、面白かったな。ほな、また。