CDやSACD、DVD audioに関しては増える想定はない。自分がこの1年で買ったCDは山下達郎/SOFTLYだけ。娘は押しのジャニーズアイドルのディスクを複数枚買っているが、それでも家で10枚もないだろう。(ジャニーズは基本的にサブスクがないから)
特にCDに関しては、ここ2年くらい主にメルカリを通じて数百枚単位で売り払った。
今時CDを買う人がいるのか。これが意外なほどいる。特にJazzのCDは、有名盤だろうと無名盤だろうと売れなかったことはあまりない。ましてや未開封盤や寺島靖国氏推薦盤ともなると一発だ。Amazon MusicやTidal、あるいはYoutubeでも音楽を探せる昨今だが、ディスク人気の根強さは感じる。もちろん適切な値付けは必要だが、これで生活しているわけでもないし、儲けが数十円でも店に売るよりは高いのだ。ちりも積もればなんとやらで、売り上げは20万円を優に超える。それが次のオーディオの原資となる。
(某Dユニオンで大量にさばいたことを非常に後悔している。手間を惜しまず自分でメルカリやオークションをすればよかった)
それでも家には大量のディスクが残る。本当の愛聴盤や好きなアーティスト(山下達郎とかYMOとかGerry Mulliganとか)、それとSACDとDVD audio。SACDとDVD audioに関しては一枚も売っていない。二度と作られず再び巡り合うのも難しいだろうからもったいないもあるし、何よりMulti ch再生は相変わらず楽しんでいるので。
それらの枚数については「棚の大きさ」に依存させることにした。紙ジャケか2枚組かでもだいぶ幅が違うとして、今の棚にざっと660枚は収まる。つまりは自分の分はそれが上限。
この考えはLPも同様である。入れ物に所有枚数を合わせる。死蔵を避ける。
なにせ上記の通りサブスク環境は以前と大きく変わって、聴くことができない曲は極端に減った。通信速度も問題ない。肝心な「音が」はあるとしても、身に余る枚数はまさに"欲"に過ぎぬし、特に大きなLPの所有は、狭くはないこのオーディオルームですら圧迫を感じる。だいたい探せないし持っていることすら忘れてしまう。今でもCDで持っているのか、LPなのか、両方なのか、持ってはいたが売ってしまったのか、買おうとして止めたのか、定かでないものは多いのに。実際レコード屋で結構迷う。ダブリ買いもある。
そのLPの収納は、昨年田中伊佐資さんがYouTubeやnoteで紹介してくれた、引き出して上からパタパタする方式に昨年改めた。目線にレコード棚があればジャケットの背表紙を見て引き抜くやり方でもいいのだが、我が家は自作ボックスを組み合わせた二段のロータイプで、以前から取り出しに悩んではいたが解決法が思いつかなかったのだ。田中伊佐資式LP収納術はその悩みを解消したので、ありがたいことこの上ない。