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「Life」を求めて

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2005.11.14
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カテゴリ:仕事について
職に就こうとするってのは辛いなあ。

無け無しの自己を必死に掻き集め

不細工に作り上げられたような自己の像をねり上げ

媚と同時に魂まで売り渡し

それでも、というかそれだからこそ認めてもらえず

でもそれしか術を知らず

栄光に輝く過去もさびつき

自己を磨く未来も今まだ無く

たとえそこで偶然職を得たとしても、きっとこう考えてしまう可能性は拭えない

「これって私にとっての必然性?」




ああaー暗いなあ。
でも今日の面接はきつかったんです。

面接現場でみごと不採用通告を頂きました。

「今は経済的理由で無理だけどいずれは大学院に行って博士号取りたい」という旨を述べたら、
「私達とは方向性が違いすぎる」と一蹴されました。
「一生をこの業界でやってくような気概が無いとうちでは無理だよ」なんだそうです。

んなら、そーゆう大事なことはちゃんと前もって募集の記事に書いといてくださいよ!
「業界未経験者歓迎」って確かに書いてあったからオレも応募したんだしさあ。ってか、業界未経験者にそこで一生やってくだけの気概なんて持てるわけないでしょ。まだどんな世界かも知らんというのに。
確かにまだベンチャー企業だし、これから業界1を目指してんなら社長としてそりゃ当然の判断でしょう。
オレの志望動機も大いに甘かったよ。

でも面接にまで呼んどいてそりゃおかしくないすかシャチョーサン?


でも、まあ、

とりあえず落ち着こう。


社長さんの判断を良心的に受け止めるなら「自分の目標があるならこっちじゃなくて、自分の道を行きなさいよ」ってことなんだろな。
自分で夢と信念を持って起業するくらいだからね、他人の夢にも厳しくなるのは当たり前なのかな。
「うちは給料やすいし、毎日残業だし、勉強も弓道も続けるのはとてもムリ。うちより給料も条件もいいとこあるから、とにかく今はがむしゃらに働いて絶対大学院行くべきだ。うちはほんとにこの仕事したい人じゃなきゃ割に合わない」って。もっと厳しくて刺のある言い方だったけど、自分の中の甘さゆるさが、キュッと引き締まった気がした

ああ、オレってばなんて場違い。

オレ一人ならば奨学金でも借りてバイトしながら行くことも全然可能だけど。
でもとりあえず、今、家族に負担かけてまで大学院に行くのは絶対間違っている。そんなふうに大学院行っても本当の勉強にならないと思うし。
でも、あの社長さんには「家庭の事情を理由に意志の弱さを隠している」とかって言われてしまいそうだな。
んでも、オレそうゆう弱さってのは大事にしたい。それがヒューマニズムだと思うから。
確かに上の指摘は間違ってはいない。一番になりたいなら、家庭を顧みないで仕事に打ち込むっていうことは必要なことかもしれない。
現代において、目標を達成する、夢を実現するってことは非常に重視されていることだけど、でもそれで人生を一面化させてしまうような目標や夢ってのは、何か本末を転倒しているというか、逆に人生を貧しくしいるんじゃないかとも思う。夢や目標に打ち込みながらも家庭を顧みる人生のが豊かであるのは明らかだしなw
家庭でも仕事でもベストを目指せばいいんじゃないすかね。それを甘いとかっていう人は現実を一面化して抽象的にみすぎなんじゃないのだろうか。


しっかし、哲学に関連する仕事なんてかなり希少なんだよねえ。心理学の方はわんさかあるのにねえ。
まあ、人生そのものを哲学ととらえるなら、どんな仕事も哲学になり得るんだけどね。現に弓道は自分の中では哲学の領域においてあるし。
じゃあどんな仕事も哲学ならば給料よけりゃいいんじゃん?っていうとそうでもないんだよなあ。はあ、結局どんな仕事すりゃいいのかしら。
しっかし哲学も弓道もとことん金にならんもんだねえ。

今日はグチグチとしすぎたので、この辺でしめ。


本日、東京新聞の干支占い。酉年を見てみる

「成功は失敗のもと、失敗は成功のもと」





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Last updated  2005.11.15 00:09:11
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