カテゴリ:給料とは何か!分かって働こう
◆
人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 給料って何か? 考えたことある? [7・最終章] <Renewal> 小方「なるほど……考えてみるとこの課題は深いですね……。 阿武「ええ、普段は簡単に考えていますけどね……。 一度、給料を払う側の立場に立って考えてみると、 幅が広がりますね」 小方「阿武さん、今、気付いたんですが定年を迎えた場合に、 再雇用の制度がありますよね。 あの場合、大抵の場合が仕事の量も質も変わらないのに、 給料は大幅にダウンするんですよね。 これも『会社との間であらかじめ約束した金額を支払う』 ということになるんでしょうね」 阿武「そうですね、現状の定年制度の下での再雇用制度は、 それらを納得して入社、あるいは継続勤務することに、 なりますから、制度の通りに運用されるわけです。 不満な方は、さっさと辞められていますよね」 小方「現実を見ると、少し矛盾を感じますよね……」 阿武「定年延長の課題などと絡めて変化していくんじゃ ないでしょうかね。なにしろ、人手不足の流れですから。 企業として、再雇用の人達でも絶対に辞めて欲しくない 場合は、現在でも厚遇しているところもありますね。 言われるように、この種のケースは 『あらかじめ約束した金額を支払う』の範疇で説明する ことになりますね……」 小方「これって、或る種年齢差別ですよね……」 阿武「昔は常識的だったので、大半の方が差別とは考えずに 受け入れられたんでしょうね。若者が多かったので、 彼らに雇用の機会を与える事の方が社会の優先でした。 昨今は、平均寿命も大幅に延びて少子高齢社会ですから、 国家的に改善の方向に向くのかもしれませんね……」 小方「同じ60才の方でも、昔と今では随分違いますよ。 昔の童謡に『村の渡しの船頭さんは今年60のお爺さん』 というのがありました。『渡し舟』の時代ですが(^-^)」 阿武「現代は、60歳と云ってもまだまだ若いですよね。(^-^) 世界的に見て見ますとね。 国連の世界保健機関 (WHO)の定義では、65歳以上の 人のことを高齢者としています。65~74歳までを 前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼びます。今や、 日本での高齢者の割合は20%にもなって、 世界でも最も高い水準なんです」 小方「そうらしいですね。祖父の頃は定年が55才だったと 聞いたことがありますが、今言われた、WHOの定義は、 日本ではいつ頃採用したんでしょう?」 阿武「1989年に高齢者を、それまでの60歳から65歳と する改正法案を国会に提出して受理されています。 日本が高齢者は65歳以上とするWHOの定義を 採用した時点では、平均寿命は、確か79才弱だったと 思います」 小方「現在の、男女の平均寿命は何歳なんですか?」 阿武「84才強です。そろそろ高齢者の定義を70歳にしても良い 時期かもしれません。制度って人が決めるものだから、 その時代の状況との関数でもある訳ですからね……」 小方「そうなってくると、先ほどの定年の方の再雇用問題だって、 より改善されていきますよね」 阿武「小方さんが定年される頃には、 きっと、そうなっていますよ。 それではここで、ちょっとまとめてみましょうかね。 給料とは、 ◆ 事業体が、雇用契約を結んだ相手に対し、 ◆ 本人の仕事の出来栄えや将来の貢献の可能性を勘案し、 ◆ その事業体の支払い能力に応じて、 ◆ 本人との間で、あらかじめ契約(約束)した額を、 ◆ 決められた日に、 ◆ 本人に支払うものである ※ 給料の増減に関しては、厚生労働省管轄の基、 主に事業体サイドの裁量によって決められる。 と、まあ、こんなもんですかね……」 小方「なんか、凄いことになったなぁ。 何の気無しに貰ってたけど……。 阿武さん、今日は勉強になりましたよ。 塩路先輩もよく教育しておきます」 阿武「いやいや、当たり前のことなんですよ。 大それたことではありません。ただ、時には物の本質を、 整理してみるのも悪くありませんね。 さて、そろそろ帰るとしましょう」 小方「ありがとうございました……………(^。^)」 <完> ※ 本シリーズのご愛読、ありがとうございました。 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ====================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 14年間蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[給料とは何か!分かって働こう] カテゴリの最新記事
|
|