カテゴリ:フーテンの寅さん
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------------------------------------------------------------- 私、生まれも育ちも葛飾柴又です 帝釈天でうぶ湯をつかい 姓は車、名は寅次郎 人呼んでフーテンの寅と発します とかく西に行きましても東に行きましても 土地 土地のお兄貴さん お姐さんに ご厄介かけがちなる若造です 以後、見苦しき面体 お見知りおきおかれまして 向後万端引き立って よろしくお頼み申します ---------------------------------------------------------------- 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ^-^◆ 映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<6/48> 【前回】映画『男はつらいよ』全シリーズ回顧録<5/48> ■■ 『男はつらいよ』第6作 (純情篇)■■ 監 督 :山田洋次 脚 本 :山田洋次、宮崎 晃 マドンナ :若尾文子 ゲストスター:森繁久彌 宮本信子 垂水悟郎 ロケ地 :長崎県五島列島福江島 封 切 :昭和46年1月15日 上映 時間 :1時間29分 <あらすじ> おいちゃん夫婦が営む「とらや」に、 新しいお手伝いさんがきた。おばちゃんの遠い親戚の 夕子(若尾文子)で、人妻であっても、故あって一人暮らし。 五島列島福江島から戻ってきて、一目会った寅次郎は、 人目も何もあったものではない。 寝ては夢、覚めてはうつつ幻のタトエ通りに、 想いは夕子の事ばかりだった。 ところがある日、別居中の夫(垂水悟郎)が夕子を 迎えに来て、 自分が悪かったところを謝罪したので、 夕子も帰宅を決意する。これにて三たび一件落着する。 【五島列島福江島のシーン】 赤子を連れた若い女・絹代(宮本信子)に、さくらの面影を 見て「行きずりの旅の女の面影に故郷に残した妹を思い出しては 涙をこぼす意気地無し」と自らを評する寅次郎。 そして、一夜の宿を世話するのであった。話を聞いて、 情にほだされた寅次郎は、絹代と共に、 彼女の父・千造(森繁久彌)の住む五島列島の福江島へ。 そこで出会った絹代の父の千造(森繁久弥)は血の通った 人物であったが、絹代に夫の元に帰るように言う。 一度は好きになった男なのだから、長所が必ずあるはずで、 それを育てあげなければいけないというのだ。 寅次郎は千造の言葉を聞き、帰れるところがあると思うから、 失敗すればまた故郷に帰ればいいと思ってしまう、 それではいつまでも一人前になれないと理解する。 しかし、「故郷はどこかな」という千造の言葉に、 故郷柴又ととらや一家のことを思い出してしまい、 最終便の汽笛を聞いて、矢も楯もたまらず帰郷を決意する。 本シリーズ屈指の名場面となった、 柴又駅の「あにいもうと」の分れ。 夕子との別れに顔で笑って心で泣いて、 失意の寅次郎は柴又駅より旅立つ。 見送りに来たさくらに、16歳の時の家出の際、 泣いていつまでも追いかけてきたさくらの話をして、 お互いに感慨にふける。 発車間際、「つらいことがあったら、いつでも帰っておいでね」 と優しいさくらは、寅さんの首にマフラーを巻いてあげる。 「そんな考えだから俺はいつまでも一人前に……」と……、 言葉に詰まる寅次郎。 「故郷ってやつはよ、故郷ってやつはよ」と言う寅次郎の その後の言葉は、電車のドアに阻まれてさくらには聞こえない。 大映のトップスターとして活躍した女優・若尾文子、 日本映画界を代表する名優・森繁久彌などベテランと、 渥美清の競演は圧巻の第6作。 山田洋次がシリーズ完結のつもりでのぞんだ前作『望郷篇』は 大ヒット。この結果を受けて松竹は「男はつらいよ」を本格的に シリーズ作品として打ち出す決断をする。 当時を振り返る山田洋次の言葉。 <じゃ、五作目でお終いということで、 もう一回だけ僕が作るって撮ったら、 やっぱり思いがこもるんじゃないでしょうか。 とても力のあるものができて、 ドーッとお客が増えて、 それでやめられなくなっちゃった(笑)> <後 42回続く> ※ 画像の一部は、ネットから拝借しました。 人気ランキングに参加しています。良かったらお願いします。 にほんブログ村 ========================================================== ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 今まで蓄積した本ブログの一部を抜粋して本にしました。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中巻・下巻)』です。 それぞれ200円です。(^-^) AMAZON公式サイトで「愛ことば」で検索して下さい。 良かったら、どうぞ。よろしく、お願いします。 『愛ことば・心の散歩路(ビジネス編上巻・中・下巻)』 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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