夏期講習終了~そして、合宿へ
こんばんは、鎌田です。 少々のご無沙汰でございましたが、昨日、「夏期講習会」が無事終了いたしました。いやー、日数でいえば16日間、(20日間の生徒もいたけど)しかし、7月21日からスタートし、8月22日の終了だから、なんやかんやで一ヶ月、なかなか充実した「夏」でありましたよ^^今回の講習会では、「若手講師」が3人、授業デビューを飾りました。正直いえば、彼らの授業力はまだまだ。「まだまだ」どころか、「ま」とか「まだ」とか、そんなレベルかもしれないよ、ウチのベテラン講師の授業を基準とするとね。・・・って、エラそうに書いてますが、うん、僕らは、それだけの「自信」と「覚悟」でもって授業に臨んでおりますので、若手の彼らには、これからどんどんレベルを上げていってもらわねばならない。今回は、講習会を受けた生徒たちに無記名アンケートに答えてもらって、僕らの授業を評価してもらいました。おかげさまで、僕の授業について、「わかりやすかった」「たのしかった」と答えていただいた生徒さんが大半のようで、満足いただけたのならなにより、と思っております。特に、中学2年生の国語は以前に書きましたとおり、(こちらの記事)「文法オンリー」という、少々かわった方針でやらせていただきました。16日間、オール文法です。これは、講習会の国語の授業としてはなかなか面白い方針だと思うんだけど、どうだろ??16日間かける理由は、本来、そのくらいかけてでもしっかり理解すべきことだと僕自身が考えているからであって、んで、それは、決して、「文法の問題」を「解けるようにする」ことが目的ではない。そんなちっぽけなことではなくて、文法を学ぶことによって、「ことば」の仕組み、「ことば」の奥深さ、それに気づくことによって、その気づきが養っていく「読解力」。そこにつなげるためである。もっといえば、「仕組み」を知り、考えることによる数学的論理力の養成である。やった甲斐はあったと思います。最終日の確認テストではほとんどの生徒が80点以上を得点し、講習会前には誰も知らなかった活用形や品詞の名前などがすらすら言えるようになった。アンケートでも「一番キライだった文法がものすごくわかってよかった」とか「ことばの仕組みをしって、とてもおもしろかった」とかそういう声をいただいたようです。 実際ね、日本語ってのは本当に、奇跡的なほどに整然とした「ことば」ですよ。僕はよく生徒たちに言うんだけど、もし僕がアメリカ人だったとして、外国語を勉強しようとしたときに、日本語だけは選ばないだろう、こんな難しい言語、ほかには考えられない。その難解な日本語を生まれながらにして使うことができるんだから、僕らはラッキーだ。だってね、「私は」と「私が」と「私も」は多くの場合、同じ場面で使えるけど、ぜーんぜん、「意味」と「結果」が変わってしまいますよね。むろん、英語やイタリア語、フランス語などでも同様の表現をすることは不可能ではないけど、日本語の場合、たったひとつの文字、たったひとつの発音で、言わんとするところが変わってしまうわけです。いや、変えることができるわけです。したがって、そんなことばを日常で使いこなす我々日本人は本当に、人の気持ちを察することが得意な民族なんだなー、って思います。さてさて、講習会は昨日の「確認テスト」をもって終了しました。 しかし、我々の「夏」は終わっていません。むしろ、これからがスタートです。 いよいよ、愛夢舎最大の企画であります「夏期勉強合宿」。明後日25日より、中学3年生・高校3年生とともに志賀高原において5泊6日、勉強合宿に入ります。 しつこいようですが、ウチの合宿は厳しいです。廊下での一切の私語厳禁、1秒の遅刻も許さず、部屋のテレビは点かず、携帯電話は持ち込み不可、あいさつの声が小さければ何度もやり直し。そんな中、文字通り「勉強しかない」環境で毎日のテストで合格・不合格をつきつけ、毎日、順位づけをし、クラス編成をかえていく。参加する我々は生徒たちが「甘え」から脱却できるよう、あえて、「鬼軍曹」と化します。ええ、僕も「修羅」に入ります。今日と明日は修羅道に入るため、僕はひとり密かに精神統一。時間がなくて実際にはできないけれど、気持ち的には、滝に打たれて精神修養しております。僕は不器用な人間だから、そうでもしないと、愛する生徒たちを容赦なく叱り飛ばすことが難しいのです。ええ、僕らも相当な覚悟で臨みます。なにがなんでも生徒たちを毎日のテストで合格させる。なにがなんでも、生徒たちの成績を上げて帰ってくる。なにがなんでも、生徒たちを「生まれ変わ」らせて帰ってくる。そのために、修羅に入ります。 今年は、若手非常勤講師たちのリーダーである児玉・牧の2人もスタッフとして参加する。彼らは、生徒として合宿に参加したことはあるけど、講師として参加するのは初めて。そのため、ここに至るまで、6月中に特別研修を行ったほか、ことあるごとに考え方を共有すべく、研修会を重ねてきた。そんな彼らに、最後に求めること。 「僕もやります」ではない。「僕はやります」でもない。 「僕がやります」。 生徒たちにも同様です。 「僕も」ではない。「僕が」やるのだ。 「僕がやる」という人には周りの人がついてきます、応援したくなります。 2人の若手講師には「ほかの誰でもない。 オレ『が』、生徒たちを合格させるんだ!」、そう決意して臨んでほしいし、生徒たちには、合宿を通じて「僕『が』、合格するんだ!」と、そう思えるような人になってほしい。 むろん、僕は決まってます。 今回の合宿は、僕が、やります。kama