【Memory11】 合格体験記
私が初めて愛夢舎に来たのは、九年前、小学一年生のときでした。そのときにはまだ「マーガレット生」でした。英語の歌を歌ったり、ゲームをしたりとすごく楽しく、愛夢舎に行くのがとても楽しくなりました。小学校三年生になって、「愛夢舎生」になり、国語と算数の二教科を受けました。最初のうちは生徒が少なかったため、一対一の授業もありました。模試や宿題も初めてで、私にとってとても新鮮でした。中学生になって、定期テストの勉強は、親や先生にいわれて勉強しているだけで、どの高校に行きたいからとか、高校のことは全く考えていませんでした。なにも考えないまま、学校や塾で志望校の調査が始まり、ただなんとなく志望校の名前を書きました。中学三年生の春の部活の大会が終わり、周りは受験モードに入りましたが、私は違いました。秋にある駅伝大会に向けての練習が始まったからです。夏休みも毎日のように練習があり、九時から始まる夏期講習の英語の授業には、毎回遅刻していました。私はHクラス(選抜クラス)で、周りの受験への真剣さもあり、「自分だけ部活をしていて大丈夫かな」と不安に思うことが多々ありました。十分遅れてくるだけで、十分のぶん、自分だけ遅れていると思うとすごく怖かったです。そんな中、英語のある単元が分からなくなってしまった私に、塾の先生方は熱心に教えてくださいました。朝に部活に出て、塾で授業を受けて自習をして一日が終わるという生活をほとんど毎日していました。塾の合宿が近づいてきて、私は行きたくなくてしょうがありませんでした。二年生は三年生の倍以上練習しているのに、数日走れないことでもっと差をつけられてしまうような気がしたのもありますが、最も大きな理由は、先生が怖かったからです。合宿のことになると、先生の目の色が違いました。当日の朝、塾に行くと雰囲気が違いました。ホテルについてテストを受けました。夜に結果発表があり、一位ではなかったけど、そのときはまだ悔しいとか思いませんでした。二日目からは「授業→自習→テスト」という流れが三日間続きました。一日目、授業をしている先生の真剣さに圧倒されていました。それから百点をとれないと悔しいと思うようになって、自習中も分からない所は全て先生に聞くようにしました。九月の北辰テストでは、今までで一番いい偏差値を出すことができました。九月から、また駅伝の練習が厳しくなったり、ケガをしてしまって病院に行ったり、合唱祭の伴奏の練習をしたりして、勉強があまりできなくなってしまっていたけど、塾に行くと先生方が親切に教えてくださって、がんばろうと思いました。それからすぐ冬期講習がきて、私立入試目前になりました。私は県立高校志望でしたが、私立入試二ヶ月前くらいから私立の勉強しかしていませんでした。それでも初めての入試は、今までに体験したことないくらい、すごく怖かったです。前日は先生方が見送ってくれて、当日も塾でいただいたお守りを持っていきました。数日たって、家に帰ると、合格通知が届いていて、すごく嬉しかったです。私立の受験が終わると毎日自習室に行きました。早く行かないと席がとれないので、学校からなるべく早く帰るようにしました。塾にいると落ちついて、勉強することが少し楽しくなりました。ずっと一緒にがんばってきたクラスの仲間と残り二ヶ月、悔いを残さないように勉強しました。県立入試に向けて緊張している私にとって、家にいるより学校にいるより塾が一番安心でき、落ちつくことができました。塾に行くとみんながいるということで、すごく安心できました。入試当日は、先生方に書いてもらったメッセージとお守りをしっかりもって試験を受けました。入試を受けるのは一人だけど、問題を解いているとき、一度教えてもらった問題が出てきたりして、少し嬉しくなりました。入試が終わって塾にすぐに行きました。緊張が一気に解けて、塾のメンバーや先生と話をしました。毎日塾に行っていたから、一週間後の合格発表まで来ないと思うと、すごくさみしい思いでした。一週間がとても長く感じ、いよいよ合格発表の日が来ました。自己採点の結果がよくなかった私にとってすごく不安でした。紙が貼りだされて、自分の番号を見つけたとき、すごく嬉しい気持ちでいっぱいになりました。すぐに塾に電話をして小田切先生が出て、「おめでとう」と言ってくれたのも嬉しかったです。私の受験は決してひとりではできていなかったと思います。私を支えてくれた先生方や仲間がいたから、こんなにも楽しむことができたのだと思います。愛夢舎にいたからできた体験、ほかの塾に行っていたらできなかった様々な体験ができました。行きたい高校に合格はできたけど、私はそれまでの過程が一番大切です。先生方、本当にありがとうございました。―24年度中学部卒業生女子 県立高校進学 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~こんにちは、鎌田です今年も、この時期になって、生徒たちの声をご紹介することができます愛夢舎では、中学生、高校生とも、卒業に際して、受験や塾の思い出を「合格体験記」として書き残すように彼らにおすすめしています。「おすすめ」というのは書くことによって、自分の受験を締めくくり、次へのスタートを切るきっかけとなるし、また、何年か経った後にかつての自分の「気持ち」を「読む」ことでそのとき失ってしまっていたものを取り戻せるかもしれないから。今回ご紹介した作文をさっそく書いてくれた彼女は小学3年生のときに少人数で算数と国語を習い始めたと書いておりますが、その算数を教えていたのが僕ですってことは6年くらい、教えたわけなんですが、彼女は、高校生になってもウチに通うことが決まっているので、たぶん10年以上のつきあいになっていくんだと思う。そんなに長く愛夢舎に関わってくれた彼女だから、僕らの「イズム」をしっかりと吸収しているようですね。受験を「楽しかった」と表現し、「過程が大切だ」と感じてくれた。まさに、です。みんなが書いてくれた「気持ち」、今後もご紹介していきますね^^kama