高校入試に音楽の問題?!
埼玉県立高校入試が始まりました。今日は、前期入試が実施されました。他地域の方のために簡単にご説明すると、埼玉県立高校は前期・後期と2回の受験機会を設けています。「前期」は、かつては「中学校長推薦入試」であって内申点と面接によって合否判定、「後期」は、一般的な試験であって5教科の学科試験と面接で判定を行います。この仕組みが変わって前期入試と名称の変わった平成17年度入試から上位校では「総合問題」という学科試験が課せられることになっています。 この「総合問題」がクセモノ。 まさに「総合」であって例えば「水」をテーマに英文があってその内容についての設問、水にちなんだ慣用句の知識、地理の問題、数学関数の問題、作文など5教科の総合的な力が判断されるテスト。ヘタな受験テクニックは通用しない。 ウチは、進路指導において「入れる学校」をお薦めせず、生徒たちは「行きたい学校」を受験することが多い上、前期入試の競争率は、高いところでは6倍くらいになるので「ダメでもともと」の試験として生徒たちは受けに行きます。前期で受かろうと思ったら、実力より数段階下の学校を受験しないとキビシイ・・・。 その「総合問題」で今年はなんと、音楽の問題が出題された。 県立入試、おそるべし…。 有名な「浜辺の歌」の楽譜が3小節書いてあって4小節目を選ぶという問題。 たった一問ではありますが、まさか「音楽」の出題があるとは思っていなかったのでこれにはウチの生徒たちもノーガード。いやぁ、さすがにこれは読みきれなかった。確かに「総合問題は5教科の知識を問う」とは言ってませんもんね。 「浜辺の歌」はあまりに有名ですから、僕は難なく解ける。 が、それは僕が楽譜を読めるからであって、楽譜の読めない子はどうにもならない。そして、最近の子は「浜辺の歌」自体を知らない。 やってくれます、埼玉県。 しかし、実はウチの生徒たちの正解率は高かったようです。 この問題、仮に「浜辺の歌」を知らなかったとしてもなんとか楽譜を読むことが出来る子なら解けるのです。3小節目までのフレーズ、つまり、オタマジャクシの上下の動きを見れば、4つの選択肢の中の2つは直前の音とあまりにかけ離れた高さの音にジャンプすることになるので正解にならない。また、残り2つのうち正解でない方は強弱記号がふさわしくない。そこで、曲を知らずとも、正解を選べる。 つまり、音楽の知識が多少なくともその場の「洞察力」でなんとか正解にたどりつくことができる。 そう考えると、なかなか面白い出題であったかも知れませんね。 ウチの子たちができたのは偶然なのでしょうが、ひょっとしたらウチが「音楽好き」の多い環境だからかも知れない。僕が楽譜を書いたりする姿も見られているし、バンドライブなどで、先生たちが楽器を弾くのを見て、音楽や楽器に興味を持つ子が大変多い。 そういうわけで、愛夢舎は実は、5教科指導の塾ではなく、9教科指導が可能な塾なのです。(体育、家庭科、技術、美術もいけますよー) 以前、半分冗談、半分本気で塾長佐々木と話していたのが「愛夢舎 音楽教室」の実施運営です。 僕は、お金はいらないので、ピアノ教室をやってみたいと思っている。お金がいらない理由は、音楽の楽しさを広めたい、ただそれだけが目的だから。 ギター教室じみたものは、一度やったことがある。このときは「ギター・クリニック」という名称でエレキ・ギターの色々なテクニックを見せたのですが実際にギターを練習している子はほとんどいなかったのでただの「曲芸」になってしまった。ピアノ、ギター、ベースまでは僕が講師、ドラムは、佐々木が講師。 楽しいだろうなぁ~~。 かつて、僕にはギターの「弟子」がいて、とんと連絡をとっていませんが未だバンド活動はしているようです。彼以降、ちゃんと楽器を教えたことはありません。楽器を教えるにはやっぱり個人指導が一番で、その時間と何より「教わりたい」というニーズがないから(泣 一応、ギター、ベースならプロ・レベルには教えられると思いますよ。ピアノは、音大を目指す前の段階まではいけるかな。ご興味のある方は、ぜひ!(↑本気にしないでください) …って、何のハナシだっけ。 日付が変わって、本日2月6日も前期入試は続きます。今日は面接。緊張せずに、一生懸命答えれば大丈夫! 4月にはライブも開催予定。合格を勝ち取って、ライブでは先生たちのパフォーマンスを楽しんでください。飛び入り出演大歓迎。弟子入り希望も大歓迎です。Kama