【Band 5】第1回ライブ 曲目紹介 Part4
(【Band.4】へもどる) <第1回 愛夢舎バンドライブ 曲目解説>2001年4月7日開催7.【六本木心中】 (アン・ルイス) Vocal トシエ , Guitar 鎌田 Bass 矢吹 , Keyboard 小田切 , Drums 佐々木 1980年代に一世を風靡したアン・ルイスの代表曲。 もちろん、歌謡曲として知られていますが、 その実、バンド・アレンジはかなりハードロックよりで、 大学生バンドなどによくコピーされる曲でもあります。 女性ボーカルをフィーチャーした曲をやろうという話になって、 ボーカルは迷うことなくトシエになったのですが、 メンバーたちは最近の曲をあまり知らないので、 「やっぱり」、アン・ルイスになりました。 ただ、バンドをバックに初めてボーカルをとったトシエは、 カラオケとは違う難しさを痛感しました。 発声がちゃんとしないと、マイクを通しても、 バンドの声に負けてしまうのです。 (バックの音が大きすぎるという話もありますが・・・) VTRで確認しても、ボーカルがよく聞こえないのですが、 それほど、バンドでのボーカルというのは難しいということです。 ---------------------------------------------------------------8.【Marionette】 (ボウイ) Vocal 小田切 , Guitar 鎌田 Bass 矢吹 , Drums 佐々木 本来、アルファベット表記すべきバンド名ですが、 「O」と「/」の組み合わせができないので、カタカナ表記としました。 (ただ、デビュー当時は『暴威』という、漢字表記でしたが) 言わずと知れた、バンドブームの火付け役であるボウイは、 氷室京介、布袋寅泰ら、現在もトップシーンで活躍するミュージシャンを擁し、 一世代を築き上げました。 最近、久々にベストアルバムが発売されましたが、 未だにファンの多い、人気バンドでした。 まずテレビには出演しないというスタイルもカリスマ性を与え、 その後のミュージシャンにも影響を与えました。 全盛期の頃、佐々木は高校生、鎌田、矢吹らは中学生でしたでしょうか、 それぞれ熱狂的なファンではなかったものの、 一通りの曲は聞いていました。 メンバーの中では、小田切が最もファン度が高かったようです。 「わがままジュリエット」、「No Newyork」、「B-Blue」ほか、 多くのポップな曲がありますが、 「Marionette」が選ばれた理由は、 たまたまスタジオで、音を出して遊んでいたら、できてしまった、 というそれだけのことです。 つまり、鎌田、矢吹は高校生の頃にコピーしたことがあって、 佐々木は曲を知っていれば、すぐにドラムを叩くことができ、 もちろん小田切も曲を知っていた、 ということです。 ですから、この曲のために楽譜を購入したわけでもなく、 それぞれがうろ覚えの状態で、適当にあわせた、というのが実際でした。 ところが、実際にライブで演奏してみると、 保護者世代は「あ~、聞いたことある」という反応、 生徒たちは、誰の曲だか分からないという反応・・・。 「ボウイなら誰もが知っている」というのは、 メンバーの思い込みだったようです。-------------------------------------------------------------9.【ここではない、どこかへ】 (GLAY) Vocal 小田切 , Guitar 鎌田 Bass 矢吹 , Keyboard トシエ , Drums 佐々木 トシエは、熱狂的なGLAYのファンです。 彼女のリクエストで演奏することが決まったのがこの曲でしたが、 例えば鎌田に至っては、GLAYについてはほとんど知らず、 演奏することが決まって、初めて曲を聴きました。 最近のバンドの特徴として、 キーボードの多用、多様な音色の使用など、 再現が難しい曲が多くなっています。 キーボードを使用することである程度までは近づけますが、 オリジナルを再現するところまではなかなかいきません。 特に、ギターについては、 そもそもGLAYはギタリスト2人の構成、 パートにした場合、4本程度のギターを重ね録りすることが多いようです。 こうした場合、鎌田は、 可能な限り、1人で数人分のギターパートを同時に弾くことにしています。 この曲では、全てではありませんが、 同時に3人分までのギターパートを演奏し、 極力オリジナルに近づけるようにしました。 ここまでの3曲では、 メイン・ボーカルたる小田切のハイトーンののびもさることながら、 ドラムを叩きながらの佐々木のコーラスが非常に効果的で、 ツイン・ボーカルと言ってもよいほど、重要な割合を占めました。----------------------------------------------------------ライブについての解説は、本当であれば実際に映像を見ていただくか、会場に足を運んでいただくのが一番であり、内容を文章で説明すると、どうしても専門的に、分かりづらくなってしまい、きっとこのブログにおいても「不評」のコーナーのひとつだと思うのですが、愛夢舎の別の一面ということで、敢えて、音楽誌よろしく、素人ウケが悪いように書いています。お好きな方は、どうぞお付き合いください。 ~【Band.6 第1回ライブ 曲目紹介 Part.5】へジャンプ