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テーマ:歴史研究(36)
カテゴリ:歴史研究
【歴史研究】 歴史を研究すると言うと、残されている文字資料=史料を並べて年表を津売る作業だったり、あるいは王家の正統性を主張する作業であったりした時代がありました。しかし、19世紀から20世紀にかけて、その史料を様々な方法で解析する方法が出てきました。初めは、日本ではそうした方法は敬遠されてしまいましたが、しかし、最近はごく当然のこととして考えられています。 「記紀神話」という言葉を、保守的な方々も使うようになっていますし、考古学的な発想や、民俗学的な方法も受け容れる研究者が増えています。小生が「モノ」や「コト」と書く時には、そこでは考古学的発想や民俗学的発想を用いているということです。そして、最近は文化人類学的発想や社会学的発想もかなり一般的になっています。 そして、その根底には、ヨーロッパでは管理以前に一般的になった「本文批評」という、史料を解析する作業が当たり前のことになっています。その方法を用いるには、『古事記』や『日本書紀』が神話であることを初めから認めていなければなりません。再現性のない出来事などは当然のこととして神話として考えなければなりませんが、こうした神話の中にも、歴史研究のために非常に重要なことが記されていることもあります。 写真は、只見川をとある高いところから撮った写真です。山の裏側に車で上がっていける道があったので、知り合いの方に案内していただきました。典型的な南会津の低山帯の風景ですが、既に出版されている会津の街道に関する文献に記されている旧道を見ていくと、江戸時代の物流ルートを理解する音が出来ます。こうした作業をするためには、パソコンが必需品でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.03.12 09:41:29
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