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テーマ:歴史研究(36)
カテゴリ:歴史研究
【二本松霞ヶ城の石垣】 二本松霞ヶ城で撮った写真です。上に白壁の塀が建てられているからなのか、この石垣は孕んでいませんでした。石垣石工は上から重みがかかることを想定して石垣を組んだそうです。そして、そうすることによって、「扇の勾配」が保たれています。 しかし、だからと言って、これまで何もなかった石垣の上に建造物を造っても大丈夫かどうかは、まったく判らないそうです。当然、石垣も経年変化しています。また、多くの石垣で、隙間に小さな石が入れられているのですが、あれも実は危険なことだとされています。 そうした意味では、城の石垣もまた、歴史の中で経年変化しているのを認めた上で、より安全に保存せざるを得ないであろうと小生は考えています。そして、歴史の遺産とは何かを、もう一度考え直す時期が来ているのかもしれません。国家や地方自治体の予算は、経済効果だけを考えて決められるべきではなく、国民の為になるように、そして最大多数の最大幸福を追求すべきであろう思っていますし、一番大切なことは、そこから漏れ出てしまうケースを確実に把握して対処しなければならないと考えています。 また、再建する時には、過去の事実を正確に残さなければ歴史を捏造することになってしまいます。ただ、表面破壊墓石のように、彫られている文字列を消しても、文字列を消したという事実は残っているわけですから、歴史研究はその文字列を消したことにも関心を持たざるを得ません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.02.12 10:58:41
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