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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:平和
【誰が出征したのか】 前回記した、とある村の墓地の一番奥にあった墓誌です。「五男」と「六男」の方が戦死されています。農家にとっては、大切な働き手であったのであろうと思われますが、日本に石油が入って来なくなった情況を打開するために開始された戦争で命を落とされています。 親爺から聞いた話では、「天皇陛下万歳!」と叫んで死ぬのではなく、銃で撃たれた時には「熱い!」と叫んで亡くなられたそうです。また、野戦病院は、病院と言えるような施設ではなく、弾丸を撮りだした後、落下傘から作った絹糸で傷口を縫ったと、陸軍の医師だった先生からお伺いしたことがありました。 おそらく、親爺だけでなく亡母も同じような経験をしていたのだろうと思います。亡母は長野の日赤の看護学校を出てすぐに召集され、病院船に乗っていたり、満州の陸軍病院に勤務していたことが、残されている看護師手帳から判りました。 戦争する勇気は要りません。戦争しない勇気が、今求められています。兵士は将棋の駒ではありません。大切な一人の人間です。永田町の人々が、真剣に本当の平和の意味を考えられるといいのですが、これだけ多くの人々が戦争の悲惨さを痛感しているにもかかわらず、自衛隊を海外に派兵したくて仕方がないようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.05 18:25:55
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