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テーマ:日本の未来(224)
カテゴリ:日本の未来
【地方の山村の現状と「地方創生」】 これは会津のとある山村に残っている分校だった建物です。玄関を入って左側が教室で、右側が先生の住宅だったのであろうと思われます。そして、現在は廃校になっています。会津の山村にはこうした廃校になった分校の建物がいくつも残っています。 この写真を撮ったのは2013年6月16日でしたが、この村を最初に訪ねたのは1997年12月1日のことでした。それから何回かこの村を通っているのですが、もうこの村には小学生や中学生はいないかもしれません。たとえいたとしても、分校を維持できるだけの人数ではないので、廃校になってしまったのであろうと思われますし、廃校になってしまったので、若い夫婦はこの村で過ごすのを躊躇ったのであろうと思われます。 小生は高校生の頃、こうした分校の先生になることに憧れたことがありました。しかし、その頃には既に、山村にある分校の多くは廃校になるか、生徒数の多い本校に統合されてしまっていました。そして、村は高齢化が進んで、過疎化が起こりましたが、過疎化を食い止めることは非常に難しいです。こうした山村で、新しい仕事を始めることは、文字通り「ベンチャー」なことです。この村ではもう、村民の多くが高齢者であろうと思われますし、ここで何を起業できるかまったく判りません。 「地方創生」は30年遅かったと小生は感じています。30年前であれば、まだこれほど地方の高齢化は進んでいませんでした。最初にこの村を訪ねたときには、まだ田圃がありましたが、それから少しして再訪した時には、田圃に木が生えていましたし、その後訪ねた時には、田圃が雑木林になりかけていました。そして、東京都23区内でも、住宅地で高齢化が進んでいます。小生の実家の周りには、独身女性の高齢者しかいません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.06.24 17:24:01
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