二本指のピアニスト [著者] ウ・カプスン
2年と少し前、テレビで笑顔の可愛い女の子を見かけました。わーすごい、おかあさんもなんて素敵なのと思っていたら~~偶然、本屋さんで見つけた!これ、お母さんにも読ませてあげたい!・・・と思って買って帰って一気に読みました。・・・涙が止まらない、これはお母さんが読んだらどう思うかな?・・・、本棚に納めていたの・・・ だけど、誰かに この本を紹介したいと思ってもう一度読み返してみたら やはり素敵な本でした。 二本指のピアニスト (にほんゆびのピアニスト)[著者] ウ・カプスン[発行所] 新潮社 から~ はじめにヒアは、世界で一番小さいピアニストです。この小さくてささやかなピアニストの話を、隣の国・日本で本に綴ることができたことに、心から感謝いたします。ヒアは、二十二年前にあざらし型奇形児としてこの世に生をうけました。「この子の三本の指は、どこにいったの?」「足は?」「足もなくてどうやって町をあるくんだ?」次々と浴びせられる心ない言葉。この子が幸せになれる道はあるのだろうかーーー。~~「ヒア、音楽は拍子で奏でるのではないんだよ。音楽、特にオーケストラとの協奏は心臓の鼓動で成り立つんだ」~~二〇〇七年秋ソウルの青い空の下で ヒアオンマ、ウ・カプスン