カテゴリ:読書三昧
今朝は娘のお弁当を作って、またひと寝入りしました。 う~ん、シアワセ 世帯主はクルマに毛布を積み込んで、三沢に出かけました~♪ 寺山修司記念館に行きたいので、来年は行こうかな~
さて ネギをうえた人岩波少年文庫 この表紙は、私が子どもの頃祖母から繰り返し聞いた 「トラオオカミ」(本のタイトルは、これではなかったのですが)
さて「ネギをうえた人」は短いお話 昔みんながまだネギを食べていなかった頃のお話です。 その頃は人が時々牛に見えていました そして、間違って食べたりしていたのです。 そんなあさましいことに、嫌気がさした男が 「広い世界には、きっと人がちゃんと人見える国があるはずだ」 と思って、旅に出ました。 しかしどこの国も、同じようなものでした。 長い長い旅のはてに、やっとたどり着いた国では 人がちゃんと人に見えるではありませんか その国の人に聞きましたら 昔はこの国も人が牛に見えていたんだけれど ネギを食べるようになってから そんなことがなくなったんだそうです。 さっそく、ネギの種をもらった男は 懐かしい故郷へ戻り、ネギの種をまきました。 蒔き終わって、ほっとしていたら そこに村人が現れ 「やあ、牛がいるぞ~うまそうだな~」 と言って、男は食べられてしまいました。 その後、男が蒔いたネギは芽を出してすくすくと育ち それを食べた人々は、もう二度と人が牛に見えることもなくなりました。 男は食べられてしまいましたが 男のまごころは、後の世に伝わったのです。
というお話でした。 初めてこの物語を読んだとき が~~~ん という思いがしました。 自己犠牲という言葉が頭に浮かび 母のことを思い出して、涙がこぼれました。
この本はタイトルのほかに、いろんな短いお話が詰まっています。
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