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テーマ:好きなCM(443)
カテゴリ:テレビ番組
最近何年か振りにラジオのCM案を仕事として手がけたりしたせいかもしれないが、テレビを見ていても「元プロの目」としてではなくて現役としてテレビのCMを見ている自分がいる。
先週の金曜日 日本テレビの金曜ロードショーで「ALLWAYS 三丁目の夕日」の続編の「ALLWAYS 続・三丁目の夕日」をやっていて、結局最初から最後までずっと見ていて思ったのはPANASONIC(松下)という企業の必死さであった。 ご存知のとおりで、この「ALLWAYS 三丁目の夕日」という映画、「パナソニック=松下」とそして「ダイハツ」、「ハウス食品」という企業(商品)が大きく映画の内容に絡んでいる。 当然のこと、地上波初放送である今回は、このみっつの企業のCMがバンバン流れているわけだ。 テレビ番組のスポンサーというもの、タイアップであるとか本編との連動性というものは当然あってしかるべきことだし、それ自体は別に悪いこととも感じなかったのだが、今回この「ALLWAYS 続・三丁目の夕日」で「PANASONIC」だけやはりどことなく浮いていた。どこか必死すぎて正面から見据えてものを語るのがちょっとだけ憚れる。 「PANASONIC=松下」は、この10月から全グループ企業のCIとして「パナソニック」に統一して「松下」「ナショナル」の名前を廃した。 それなものだから、映画の中の街角のシーンで、なにげなくゆらゆらとゆらめいている「ナショナル電器のお店」の幟(のぼり)を見たりすると、なんとなくだが切ない気分になってしまうのだ。 それに較べると(失礼なことではあるのだが)四十年前以上も前からの企業名をいまだに頑なに名乗りつづけている「ダイハツ」の潔さというか迷いのなさというものが清清しくさえ感じられてしまったのである。 【トミカエブロ/ミニカー】トミカエブロ 1/43 ダイハツ ミゼット 続・三丁目の夕日 (鈴木オート仕様) 映画の冒頭いきなり大活躍するダイハツのミゼット。東宝の映画だからゴジラも出てくるわけだ。 もしこの「三丁目」が、東宝ではなくて松竹が制作とか配給をしていたらきっとギララが出てきたのだろう。 つまりは「寅さんの夢」と同じ趣向だ。 どうもこの「三丁目」製作委員会はこの映画を「男はつらいよ」化したくているのではないかという気がしてならないのだが。考えすぎか。 しかし、前作からのインターバルの長さと子役の成長を考えると、この「続…」で終わりにしたほうが賢明かと思われる。 淳之介を演じた須賀健太君も中学生になっちまったし、もうここいらが「限界」だろう。 あとは設定と登場人物を総とっかえしたアナザーストーリーくらいしか方法はないのでは。 「男はつらいよ」とテレビ「北の国から」で子役としてずっと出っぱなしだった吉岡秀隆を見ていて感じたことでもあったのだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年11月25日 15時45分53秒
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