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カテゴリ:テレビ番組
とりあえず、今季の新ドラマ 録画したものを順順に見ていっているが、どれもこれも第二回目以降パワーダウンしていることが目に見えてわかってしまうものばかりなのが残念である。(※)
その中でもなんとか踏みとどまっている、善戦しているといえるのがフジ火曜の「トライアングル」とこの「銭ゲバ」かもしれない。 かといって、どっちもそんなに褒められるような出来ではない。「トライアングル」は(伏線張りのためなのだろうが)ストーリーがあっちいったりこっちいったりで一度見ただけでは把握しづらいし、「銭ゲバ」はストーリーの展開が乱暴というかちょっと荒唐無稽なところが多すぎる。 まあそれでも「銭ゲバ」のほうが見ていてスッキリできるというのは、前回も触れたことだが、このドラマが描きたいものが、わりかしはっきりしていることと、それと主要俳優の「演技力」によるところが大きいのではないだろうか。「演技力」というか「演じるチカラ」というべきなのかそれは微妙なものだとは思うが。 まあはっきりいって、このドラマは松山ケンイチのその「演じるチカラ」だけでもっていると言っても過言ではないだろう。 向こう(トライアングル)が豪華な俳優陣という物量作戦で勝負をしていて、こっち(銭ゲバ)は 松山ケンイチひとりで頑張っているという感じか。 あるいは、サッカーにたとえると、向こうが攻撃陣を3枚そろえたスリートップでこっちがフォワードひとりのワントップというフォーメションの違いなのか。 まあこの「銭ゲバ」を、そういう「松ケンドラマ」だと捉えれば、決して出来の悪いドラマではないし、見る価値のあるドラマだと思う。 ※)その中でも最も惨いことになっているのが「神の雫」だろう。現実、視聴率も7.3%とか大幅に下げている。もちろん、視聴率が悪いからといってそれがそのままドラマの内容が悪いという評価にはならないのだが、少なくとも、第一回目を見て、二回目以降に期待をしたくなるかというとそれはまったくないだろう。あのドラマの見所というものをひとつ挙げるすれば、強いて言えば、仲里依紗(なか・りいさ)の千変万化する表情の変化を楽しむぐらいなものになるのではないのか。そもそもこのドラマにするときの大前提というものを間違ってはいないか。もしかすると、「フードファイト」のようなコメディ路線をも狙ったのかもしれないが、結果としては、どっちつかずの印象しかないのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年01月27日 16時45分14秒
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