最近ドラマ好きの人間と話をするときには最終的はこの銭ゲバのことしか話さなくなっている。
なんかね、もう他のドラマのことはあとまわしでもこのドラマについては今話しておかないと手遅れになるようなそんな気がしているのかも。

で、このドラマを見ている者みなが共通して持っている印象なのだが、それは「なんかＮＨＫのドラマっぽい」ということだ。

別に褒めているのではない。要するにＣＭの数が少なすぎるからである。

毎回のようにＣＭ提供の企業が減ってゆくのである。それにしても、（松山ケンイチがキャラクターとして出ている）docomoですら提供を降りてしまうというのはどうしたことなのでしょう。

そして、ついにこの第五回目においては、実質コカコーラボトリング一社のみの単独提供となってしまった。

まあ確かに内容が内容だけにお勧めできるドラマというわけにもいかないが、それでも、まあ名前を出すのは控えるが、あってもなくてもいいようなドラマに較べれば、このドラマの方がよっぽど見るにあたいするということだけは強く言いたい。

果してスポンサー対策のためなのかどうかはわからないが、オンエア開始直後から、このドラマの「原作離れ」は起きるのではないかというようなこと言われていたようだ。

そしてこの五回目においてそれはカタチとして現れたようである。

原作には登場しない枝野という男がこのドラマには非常に大きな意味をもって現れて、そして消えてゆく。

この枝野の口からタイトルである「銭ゲバ」という言葉が出てくる。

それでやっとこのドラマのタイトルが「銭ゲバ」であるという、原作との繋がりが出来たともいえる。

あと何回持つのは正直なところはわからないが、こうなったら最後まで見届けようぐらいの覚悟は出来ている。

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