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2010年11月13日
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カテゴリ:テレビ番組
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前回、古戸(奥貫薫)の念動力で破壊尽くされたミショウ課に津田(椎名桔平)が率いる屈強な集団が押し入り、瀬文(加瀬亮)が失神させた古戸を連れ去ってゆくところからの続き。

公式にあった「当麻の左手はない」というのはある種のたとえかと思っていたら本当にそうだったのにはちょっと引いたなぁ。まあ映画などでは指肢欠損の女性主人公の出てくるものはあるけれど、このようなテレビドラマではおそらく「初」だろうね。

最後どうやってこの物語に幕を引くのかを考えると、ちょっとやそっとのどんでん返しでは済みそうもないと思うのだが。

最後、誰かの超能力で当麻の左手がくっつくとか生えてくるとかか。むしろそっちのほうが不気味というかコワいけど。


前回もチラっと出てた西原亜季(にしはら・あき)、ずいぶんと印象が変わってしまった。やはり眉毛に手をいれたからか。
西原亜季というと「JR東日本」のSuicaがらみのキャンペーンのインパクトが強い。
(ポスターの一部)
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これのイメージ。とりあえず「眉毛の子」だった。

好きだったんだけどねぇ。このころの西原亜季(の眉毛)。
一昨年だったか、昼ドラマの主役をやったころからこの眉毛の印象が薄れてしまった感じがする。言葉は悪いが「川原亜矢子の妹」くらいにしか見えないのだ。いやもしかするとそれはそれでいいことなのかもしれないが。どうしても自分は「眉毛受難の時代」という言葉を思い出す。

閑話休題

ラストシーンがよかった。まあ堤幸彦演出の回でのお約束みたいなパターンのひとつである。

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元上司であり命の恩人でもある里中(大森南朋)の死を「罪に見合ったもの(=警察官の職務に背いた)」と片付ける瀬文(加瀬亮)。瀬文は「しかし、里中の妻子に罪はない。(もし娘の梨花の病が本当に誰かの特殊能力によるものならば)自分は全力で梨花の病気の治癒の方法を探り出す」と当麻に言う。背中越しに。

当麻(戸田恵梨香)はそんな瀬文に対して「刑事に私情は禁物ですが…」と前置きしてから「…はい…」と同意を示す。[註]

どうにもここいらに自分にはぐっと来るものがあった。

もう三年も前になるか。自分は偶然知り合った母子家庭の母子のために(それこそ傍からみれば不毛と言えるような)争いごとを繰り広げたことがあったからだ。

なんでそんなことになったのかをここで書くとものすごく長くなるのだが(向こうのブログではちょっとだけ書いたことだが)例のブラジル人の自称予言者「ジュセリーノ」がらみである。

それ以来というか、それ以前からなのだけれどもこういう「インチキオカルト」に騙されてしまう被害者というのは本当に実在するのだということを常に意識してブログなりなんなりで発言してきた。

それから3年が経って、じゃそういうインチキオカルトの被害者というものは本当に減ったのだろうか。どうにもそうは思えない。

テレビというメディアはあれからも「2012年 マヤの人類滅亡の予言」であるとか次々と手を替え品を替えして視聴者に対して「嘘=フィクション」のオカルト物件しか提示してきていなかった。

なんでかというと彼らこそが「嘘でもインパクトのあるもののほうが数字(視聴率)が取れる」という呪縛から逃れられないからだろう。

奇しくも、テレビメディアによる「インチキオカルトの仕掛け」を描いたドラマに「ケイゾク」があったことを思い出した自分には、この瀬文(加瀬亮)の劇中のセリフに対しても別のことを考えてしまうのである。



[註]当麻(戸田恵梨香)がこのセリフを口にするのは二度目である。もちろん当麻のこの返事は、野々村課長の「刑事に私情は禁物」という戒めの言葉から来ている。




キャスト情報 ※ウィキペディアに記載のない方々

五頭岳夫(焼き鳥屋の親父)
井上 肇(秋元才三~公安第五課課長代理)
菅原卓磨(谷田理~潜入捜査官) ※クレーンで事故死
藤田秀世(検死報告書を書いた警察病院の医者)
杉内 貴(四課刑事 若造)
井原啓介(健康診断検査医)
柴田次郎(潜入捜査官 )
山本圭祐(潜入捜査官)
北岡龍貴
鈴木ちるど(潜入捜査官)
浦崎宏(潜入捜査官)


SPEC 06 己の回 その一

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Last updated  2010年12月06日 01時50分16秒
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