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カテゴリ:テレビ番組
テレビの地上波放送も9対1くらいの割合でデジタル放送を多く見るようになった。
今でもTBS系東北放送のチャンネルが1だったり、逆にテレ朝系の東日本放送が5だったりするのに違和感を感じているのだが、おそらくもうすぐそれもなくなるのだろう。さよならアナログ放送である。 デジタル放送で避けたいテレビ番組というと、なんといっても夕方の民放ニュース番組である。そして、今日もうひとつが新たに加わった。それはアイドルの出る音楽番組である。 アナログだと目立たない高齢の女子アナがアップもデジタルだと小じわであるとか厚化粧がはっきりとみてわかるというのは、なんていうのか んー、実に残酷なものだなという気がしてならない。 今テレビで(CMで)芦田愛菜ちゃんがもてはやされるのはこういうところに原因があるのかもしれないと言っていた人がいたが、まあ極端なことを言えばそういうことなんだろうね。 さて今夕、自分は友人の家でプラモデル作りをして、その後は夕飯をご馳走になったりしていた。 NHKの日曜夕方にやっている若向け音楽番組「MJ」ことミュージック・ジャパンなどこういう機会でもなければ見ることもないだろう。(深夜のJ-MELOはたまに見ている) 自分は久々に生で見たこの「MJ」という音楽番組に実に不愉快というか、ある種の危惧を感じていた。 まあアイドルを集めて○×形式クイズ対決をさせるつかみの部分はどうでもいい。民放の音楽番組でもありがちなイージーな企画だな、くらいの印象しかない。 怖くなったのはAKB48とSKE48のふたつのグループに歌を歌わせるときになんのためらいもなく「完全ボイストラック使用(いわゆる口パク)」を認めていたことだった。 AKB48がテレビで完全口パクをやっていることぐらいは自分も知っていたし、そのくらいことでどうこう言うつもりもない。所詮「テレビ番組」である。 しかし、この番組は事情が違いすぎた。 AKBとSKEのあとから出てきたハロプロによる集合ユニット「モベキマス」だけは完全ボイストラックを避けて、何故か生歌で歌わせていたからだ。 これではまるでAKB48(とSKE48)がただのさらし者にされているのと同じである。こういう残酷な仕打ちは許されていいものなのかと自分は少しだけ真剣に考えてしまっていたのだ。 いやなにがかというと、振り返ってよく考えると、AKBの口パクがバレバレになってしまっていたことと、「モベキマス」がほとんど生うたで通したことがわかったのもまた「地デジ」のせいだからだ。 それまで気づきもしていなかったことだが、それこそ50インチくらいのでっかいテレビで細部まで判別できるHD画質だと、目立たないような後列にいるメンバーの口の動きもはっきりと見え、全員がまったくシンクロしていないことがよくわかるのだ。こんなそろっていない口の動きで歌われたら普通はどんな出来になるかぐらいは誰にでもわかる。でいて見事な歌われっぷりをしていたら答えはひとつしか残らない。 なんでこんなアホみたいなことになってしまうのか。 少なくとも、テレビの歌番組でほとんどのアイドル畑の歌手は口パクを半ば強制的にやらされているのは周知の事実で、それは多大なリハーサル時間を省くため(つまり経費削減のため)と説明されてきた。自分もその程度のものだろうと軽く考えてきた。なのになのにである。 穿った見方をすれば、テレビ(NHK)によるAKB優遇の期間終了の予告(友人談)ということなのだろうか。そのことをAKB側に通達するためにわざわざハロプロ「モベキマス」を利用したということか。だとしたらずいぶんと残酷なことをするものだなNHKも。 というようなひねくれた感想になり、自分はこの日曜夕方の楽しいはずのテレビ番組から漂うある種の「終わり」のようなものを感ぜざるをえなかったのだ。 これは誰のための「地デジなのか」と。 あとこれは余談になるが、このあいだ加入したばかりのモーニング娘。10期メンバーの中のひとり、宮城出身メンバーの石田亜佑美(いしだ・あゆみ)が端っことはいえ最前列のかなりいい場所を与えられていた。 たしかにダンスだけは飛びぬけて上手いわけだし、送り出す側とすれば「はやいうちに」という気にもなるのだろうが、こういうのが当人たちにとって不必要なプレッシャーにならないことを祈るのみである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011年11月07日 10時20分53秒
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