ブルックナー 交響曲弟4番変ホ短調「ロマンティック」
六本木一丁目はサントリーホールに行ってきました。 ここは便がいい。会場もオペラシティみたいな、四角くて脇に座ると首が痛くなるってことが無いので気に入っています。もう少し前との座席の幅があいていると出入りが楽なんですが、でもまあ、我慢出来ます。 ただ、サントリーホールだけあって駅から会場まできれいなバーがあったりするのが困ります。うっかりギネスをパインで引っ掛けて演奏の初めの2曲で船をこいでしまいます。ええ、本当に。今日はせっかくの新日本フィルハーモニーの定期演奏会だったのに。家人が横で泣いて鼻水までだして感動していたのに。惜しい事をしました。辛うじて拾ったウィドマン「アルモニカ」はクセナキス「ミケーネ・アルファ」にもやや似ていていい感じだったのに。 仕方ない。 最後のブルックナー「ロマンティック」だけを堪能して帰ったのです。 演奏は素晴らしく「さすがプロ」と唸らせました。特にホルンが聞かせます。1章の弦の盛り立てとの緩急が素晴らしかった。最後は力いっぱいの終わりでまた楽しかったし。それにまた! 音の一つ一つが水を分けるように乱れなく、淡い光が掠めるようにきれいにのっていたし。やっぱり末席で5,000円もする生演奏は違うよ。うんうん。