国境なき　うずら団

[四方山話] カテゴリの記事

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• 「何で」で始まる質問

  　一昔前なら「何で結婚して仕事を辞めないの？」が普通に訊かれたものだった。ついこないだまでは「何で子供を作らないの？」で、最近は「何で海外旅行に行かないの？」かな。まあ糖尿病を抱えていると外食に気を遣うんですよって言えば大抵相手はまごついて引き下がってくれるけど。　こういう質問をする人は既に真に意図するところの解を持っている。　要は自分の中にすでに基準があって、相手がその価値観どおりに動いてくれないと納得できないんだよね。だからまともに答えても「おかしい」って否定されるだけ。相手が気の済む「何で」を提示できないといつまでも「人と違っておかしいよ」と指差されるわけ。　そんなに他人は他者を自分の思い通りにならないといけないのか？　存在することに理由を持たねばならないのか？　帰属性は主体に先立つのか？　とかこの手の質問に晒される度に疑問に思う。

  2010年07月25日

• こないだ受けたのは季節インフルエンザワクチンだったらしい

  　市役所から「新型インフルエンザ臨時号」と銘打った市報が届いた。　それによると新型インフルエンザのワクチン接種は早くても11/9から始まるという。　ということは我輩が先月受けたのは季節インフルエンザワクチンだったということか？　クリニックには事前に「新型インフルエンザのワクチンを受けたい」と申し出たはずなんだが……。怪訝に思い確認したら、案の定、季節インフルエンザのワクチンだったと知る。　ムダ金を使わないよう、人の集まるところといってもサントリーホールに行く以外は出ないからまあいいけど。　ただ逆にAmazonであれもこれも買いで交通費分目いっぱい消費している気がする。今日も「陸奥宗光」本を登録していたりするし。「韓信」様の御本を探していたりするし。「戦争広告代理店」のジム・ハーフ氏にもそうだけれど、私はこういう人達にとても関心があるんだよ。

  2009年11月18日

• 17歳まで何万回＠夢

  　このところ断片を拾っていたがようやく夢の形が見えてきた。　やさぐれた杉本哲太風のエージェントが現れてから話が進んだ。話の発端は17歳の誕生日尾目前でその１年前に戻ってしまう少年で、彼は現実には世間的にも注目を浴びる事件で自殺している。ただ事件性からか多くの人が気に留め弔問に訪れる。まるで関係のないはずの、海外に留学している気鋭の若手音楽家も、主婦も、そうしてとうとうこの杉本エージェントも。そう、彼は絶対時間感覚というものがあってこの時間のずれを知覚する事ができるのだ。だからこうして少年の住んでいた町にやって来たという訳だ。　果たして彼は少年に出会う。　そして何故みんな知らずにこの町に引き寄せられてから少年と出会う事に気づく。しかし少年が事実として死亡を確認した17歳の朝に全てがリセットされ感覚だけしか残っていない事も知る。少年と出会って何か残っているのは何かしら背中を一押し押されたがっている前に行けない人たちだった。　杉本エージェントは核心の少年に対峙する。　少年がもう何万回も17歳に向かっているか分からない話を聞く。杉本エージェントは崖っぷちの少年を説得することになる。少年の中の何かが変わるのが実感できた。なんでそんな事が分かったかというと、実は少年の中にも少し私がいたことがあったからだ。だからか実に不思議な事が起きた。お互いの話しながらどう相手に意図を伝えたいか、どうこおばの一つ一つに意を汲み取ったかが同時に感じ取れるのだ。まるで音楽を同時に聴いている時のような、二人の感情がお互いに重なって独立して聞こえたのだ。思わず今回の主軸でエージェントの中にいた私も固まってしまた程だ。　おかげでびっくりして目が覚めてしまった。　その後みたら、杉本エージェントは現実に返っていて、少年があの繰り返し17歳を進み続けるのかこちらの現実に返って来る事が出来るのか確認しているところだった。どうも杉本エージェントによると、事象というのは過去から未来に続くものだけではなく未来が過去を選択することもあるらしいので。　その結果がどうなったのかは私は知らない。　夢で見た住人が自分達の中に潜む存在にいつか微かに気がつくのだろうか。　ふと思った。

  2008年08月30日

• 家人がとんでもないカクテルを言い出しました

  　ヘミングウェイだったかチャンドラーだったか、バーテンダーを最も美しい職業に挙げていました。　確かに確かに。　私はどこの店に行ってもマティーニとウォッカマティーニ、雪国しか頼みません。どこでもかならずあるし、味のレベルが直ぐに分かるからです。私が雪国まで頼むとしたらかなりレベルの高いお店です。本当はマティーニのハードシェイクが好きなのですが、氷の欠片が舌で１つ１つ溶けるようなカクテルを作ってくれるところはなかなかなくて困っています。だから外ではステアしか頼みません。　そんな風な告白を家人にしたところ、素晴らしい提案をされました。　一流のカクテルの店で材料を１揃え用意してもらって、ワンコインで自分でカクテルを作れるセルフカクテルバーは口に出していましたが、今回はそれを越えます。　真にセルフカクテルを目指すものだったからです。　必要な材料を全て口に放り込み、自分で口の中で混ぜ合わせて飲み込むというものだったのです。　ああ、確かに喉を通り抜ければ味は一緒だろう。　でもそれはあんまりじゃないかい？　舌や口で十分に氷を砕けるのかとか、雑技団でもむずかしいのではありますまいか。

  2007年05月28日

• Pirates of Caribbean

  　ゲオホルダーの優待が届いていることですし、早速DVDを借りてきました。「ミュンヘン」「ニュースの天才」「パイレーツ・オブ・カリビアン　呪われた海賊たち」「パイレーツ・オブ・カリビアン　デッドマンズ・チェスト」「デスノート」前後編の合計６巻で、優待を最大限に行使して合計１４０円也。配当は一部国に分け前を掠め取られますけど、優待は直接支給されるのがありがたいです。　家に帰ってまず最初に見たのがパイレーツ・オブ・カリビアンでした。　ポスターでJohnny Deppの扮するCapt. Jack Sparrowがとても気になっていたからです。表情、くっきりした目のふち、精悍で存在感のある表情、赤茶の顔と髪が、わがやのかわいいうずこのクレアにそっくりですからね。実際、映画の中でふらふら歩くのもうずらの動きにそっくりですからますます大好きになりました。可愛くてかっこいい海賊さんです。　初作の「パイレーツ・オブ・カリビアン　呪われた海賊たち」は最初から最後まで娯楽に徹して楽しいものでした。ただし次作の「パイレーツ・オブ・カリビアン　デッドマンズ・チェスト」は無理に続編を作ってしまったのが見える仕上がりでした。最近LE MONDEほどの魅力はなくなっているUSA TODAYの５月２４日LIFE欄の記事にも同様の意見が載っていましたから、久々にあごが外れるほど頷いてしまいました。　パイレーツ・オブ・カリビアン完結編には期待しないですが、兎に角Capt. Jack Sparrowが大好きだから、オチだけを確かめるために見に行く事にします。

  2007年05月27日

• 

  ラニーニャを感じるとレモンズレモンを飲みたくなる

  　ラニーニャ現象発生時の日本の夏は、気温は東・西日本に平年並～高く、降水量は東・西日本太平洋側と南西諸島に平年並～多いくなる傾向があるそうです。夏至まで１ヶ月を切っているためかこの数日の暑さはたまりません。　朝はブログに書き込もうとしてたら突っ伏して眠ってしまい画面が「n」の字で埋まっていました。これを発音するとしたら映画「呪怨」の怨霊並みのボイストレーニングが必要です。一体何を書こうとしていたのか、熱さに成層圏あたりまで飛ばされた脳では、復旧しても皆目見当も突きませんでした。　ついでにPCで音楽を聞いていたらボリュームコントローラーじゃなくて、テレビのリモコンで音をあげようとしていたりで今日は全くダメダメです。　こういうグダグダな時は酸っぱいものが効くのです。　私はヨードアレルギーが酷くなってからは寒天などで酢を取る事がなくなっており、代わりに取るようになってきたのが大塚　レモンズレモン　140ml瓶　24本入です。レモン酢とレモンが入っていてパンチが利いていて、下手な甘さがないのがイイのです。酸っぱさにどこまでも挑みたいチャレンジャーの御用達です。　ただここまでくるとさすがにマニア向けなのか大手百貨店や通販でしか見かけません。　我が家では月に１箱でも足りない勢いで飲んでいます。　そうか、我が家はマニアだったのか。　orz

  2007年05月26日

• 実は女性は宇宙人だったんだよ

  　今月号の「ムー」を本屋を見かけるといつも尊敬の念を抱きます。広告連絡先くらいしか確実なものはないのに、これだけの厚さの雑誌を定期的に刊行しているのですからね。　私も負けずにトンデモ話をしないと！　思わず、むやみやたらと意気込みました。　さて、２００７年版の「世界保健報告」を発表がありました。それによると、０５年の平均寿命は女性は今回も日本がトップでの８６歳でした。男性は２位で７９歳で、８０歳のサンマリノにとうとう抜かれてしまいました。でも平均すればまだまだ日本の平均寿命は世界第１位です。日本やサンマリノの人たちが集約されると、さらに突然変異で遺伝的に長寿の人が生まれてきたりするのでしょうか？　例えばハインラインの「メトセラの子」の様に、若さと高齢をを兼ね備えた人種が。　実際は、先進国になれば自然に平均寿命は延びてくるものですから単純に平均寿命が延びたとは言えないでしょう。医療の進歩で乳児の死亡率も下がっていること。産業構造の変化で要求される人材が高学歴化することで１人当たりの教育費が掛かることから少子化が進んでいること。もっとも公立の学校のシステムとして破綻しているため、教育費をディスカウントしたとしても不良化リスクを抑えるために私立に通わせる流れは変わらないだろうという意見は良く聞きます。それは教育費も上昇しますね。まあ、そんな事情などなどで少ない人口で寿命を均しているようです。　そんなのはどうでもいいんです。　まず、この寿命という奴が世界的にも女性が男性を上回っていることに目を止めました。子供を産む女性の方が長生きとはウズラの世界とは大違いで不思議です。ウズラ族の女の子は卵を産むので体力を消耗して短命が多いらしいのです。　ここでトンデモ理論で考えてみました。　きっと女性は進化の過程でベニクラゲ因子を持っているのが原因に違いありません。ベニクラゲは、妙な符合なのですが、男性の平均寿命世界１のサンマリノから眺望するアドリア海や、女性の平均寿命世界１の日本の種子島に生息してるものは特別な能力を持つのです。年をとると幼生に戻って成長をやり直すのです。　ニンゲンの女性は子供を胎内で育てる仕組みがあることから、若さを保つスイッチが起動されてるのかもしれませんよ。案外２００歳位生きたら、ベニクラゲのように蛹状になって子供に返るかもしれません。体細胞分裂で増えるクローンの技術は科学で作り出せてしまいましたが、まだまだ夢があります。　もう１つ、案があります。　女性のタフさは実はクマムシの遺伝因子を持っているからかもしれません。　クマムシとは　乾燥 : 通常は体重の85%をしめる水分を0.05%まで減らし、極度の乾燥状態にも耐える。 　温度 : 151℃の高温から、ほぼ絶対零度（0.0075ケルビン）の極低温まで耐える。 　圧力 : 真空から75,000気圧の高圧まで耐える。[要出典] 　放射線 : 高線量の紫外線、X線等の放射線に耐える。X線の致死線量は57万レントゲン。（ヒトの致死線量は500レントゲン） 　「博物館の苔の標本の中にいたクマムシの乾眠個体が、120年後に水を与えられて蘇生したという記録もある」　出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』　密かにクマムシこそは宇宙飛来生物もしくは宇宙船に引っ付いてきた謎の生物ではないかとも思っているのでこちらを挙げるのは気が引けます。しかし、時折、あまりのおばちゃんパワーに押されると、ベニクラゲよりはむしろクマムシにこそ、女性のタフさの源泉を見出す気がするのです。　さあどっちだ！

  2007年05月23日

• 高温多雨らしい

  　とうとう東京に初雪が降りました。　２月と間違えたんじゃないかという寒さですから、ああ成程と納得します。季節は相当うっかりさんです。これからはハチベエと呼ばねばなりますまい。もっとも冬に寒さがしっかりしていると夏は暑いといいます。気象庁も「エルニーニョ現象は終息して今年は高温多雨になるだろう」と言っていましたし。　ただ、ひとつ懸念が。　昨年のように雨ばかり続いて日照が少なくなることです。突発的な集中豪雨も困りますが毎日だらだらと大雨では、消費が鈍化、家電業界も不振、農作物の不作では日本の経済が低迷してしまいます。今年は選挙もありますから政情も波乱含みになるではありませんか。じとじとしたお天気では不快指数も上がって国民も殺伐とします。どこでドツキ合いが始まってもおかしくありません。　いやはや。　やっぱり夏っていうのは埼玉深谷名物ガリガリ君を頭がキンキンするほど齧れるような陽気が一番ですよ。雨とお天気がくっきり別れていてね。　そうして戸外ではスズメバチに追われるのです。スリルがあって大変よろしいです。ビアレストラン「キリンシティ」の旨いキリンスタウトや、ベルギービール店の「うままー♪」なビールを飲むのも一興です。わがやのかわいいうずこ達と一緒に床に寝そべってお昼寝するのもいいでしょう。みんな暑いから、お昼には部屋の日陰で腹ばいになってくたーっと並ぶんです。ウズラさんたちはあんよも嘴もお羽も伸ばします。私も負けずにお腹を出して大の字になって転がります。そうして静かに寝息だけが聞こえるんですよ。しぇすたーしぇすたーって。　うーん、そんな夏が楽しみだ。

  2007年03月16日

• 朝１０時に地元商店街を

  　朝の住宅街から商店街を縫って駅に向かう道は忙しないのです。　職場に行く人、ハローワークに朝１番で並ぶ人でてれてれ歩くゆとりもありません。すずめは巣の近くでじゅくじゅく鳴いています。「ニンゲン沢山だねーもう少し下に下りるのは止めようねー」と伝え合っているのかもしれません。人を見下ろして、手持ち無沙汰に羽繕いしたり飛び回ったりしています。　沢山の通り過ぎる人に息を潜めてシャッターを下ろしていた商店街も、朝も９時を回ると少しずつ活気が出てきます。道に水を撒いたり、窓を作業着の人がピカピカに拭き清めたり、店の前いっぱいに商品を出したりとてきぱきと準備を始めるのです。　私はこの瞬間の商店街が好きです。　身が引き締まります。　お日様が建物の影になったところにまで光を伸ばすようになると、そろそろです。地面や建物の壁ににゆっくりと熱が浸み込んで町が息を吹き返します。商店街にも人が集まります。お店は身だしなみを整え終わっており、待っていましたとお客様を迎えるのです。

  2006年11月15日

• クリスマスが埼玉にあふれている

  　街はクリスマスが加速しています。　近所のホームセンターでは電力会社の促販なのか、大声で樅の木に電飾を飾る説明をしていました。　ターミナル駅でバスを待っていたらあちらこちらからクリスマスソングが降って来ます。駅前のロータリーの上は階段と歩道であっちこっち繋げているから、地上のバス停からでは白いデッキと街路樹しか見えません。どこが音楽を流しているのかさっぱり分かりませんでした。　だからのんびり音楽を聞く事にしました。　丸々太った土鳩が集まってきて私の足元で一緒に日に当たりに来ます。餌をくれるかなーと期待して見上げるのです。もっともすぐに私はシケタ奴らしいとバレてしまい、奴さんたちは脇で頭をふりふりし始めましたけど。　とりあえず鳩さんたちと「ララバイ～ララバイ～」と音割れした「ぅわんはっは」という歌を聞きました。音の干渉現象でしょうか？　男の人が歌っていたよさげな曲だったので歌詞が聞き取れなかったのが残念でした。　鳩さんたちは、どうやらそのまま居ついて、羽繕いしたり地面をついばんだりと上体を揺すっているようでした。その様がいい感じに曲の拍子に合っていました。

  2006年11月13日

• 街には冬至かぼちゃが一杯あったよ！

  　昨日はハロウィンでどこの大型小売店舗でもハロウィン南瓜が飾られてました。　日頃見かける鮮やかな深い緑色の皮の南瓜ではありません。冬至に食べる様な赤味のある南瓜でしたから驚きました。　あれは「冬至南瓜」ですか？　子供の頃、赤い南瓜が陰から陽に転ずるという意味で赤い南瓜を冬至に食べたものです。水っぽい薄味を思い出して懐かしくなりました。　最近は冬至でも緑の南瓜しか食べていませんが、普通にああやって１０月末に売り出されるなら１２月末頃も店頭に置いて欲しいなー、と思いました。

  2006年11月01日

• ＮＨＫ連ドラ「芋たこなんきん」

  　久々に朝から元気が出てくるドラマだ。　初回はやかましすぎると思った。しかし何故か目を放せない。主人公「花岡町子」はこれまでのヒロイン像と大きく離れるのも驚いたが、そんなことより芝居のリズム感がいい。トークは心の師匠、上沼恵美子先生を髣髴とさせる。町子の結婚式に涙ぐむ母親に、歯が痛いのかと聞くシーンは最高にツボだ　その上「てるてる家族」以来の心から温まる話で、緩急ついている。毎回落ちが楽しみだ。　６歳の継息子「徳永隆」が、直木賞報道で週刊誌に載った町子を誤解したすったもんだも面白かった。町子と結婚した「徳永健次郎」の困ったなあという表情も味があって忘れられない。　ここ数日朝と再放送の昼と２回観るようにしている。　ありがとう、制作の皆さん。

  2006年10月18日

• スケルトン冷蔵庫に、プラス！！

  　スケルトン冷蔵庫への思い入れは相変わらず。欲しい。欲しい、欲しい、欲しい。いつか世に出てきたらと思って、１０年以上前にかった冷蔵庫を買い換えないで大事に使っているほどなんだ。準備は万端だよ。早く来て！　今日みたいな秋の日はお店で色とりどりの葡萄が並んぶ。歩いて５分の大型小売店舗の一角では、皮ごと食べれる赤みが勝った「かいじ」、ワインで良く使われてる「ベリーＡ」、巨峰、明るい緑で大粒の「ロザリオ」が綺麗に陳列されていた。こういうのをみると、それぞれ買って家の冷蔵庫で飾って置きたい。そう思って、小１時間程うずらみたいに葡萄の山を眺めていたよ。こう、じーっとね。　こういう時に備えても、是非とも透明冷蔵庫が欲しいところ。　無理なら、もはや冷蔵庫ではなく、冷温庫があればいいや。温度を段ごとに自分で設定できるのさ。温かいものはゆるゆる保温して、冷たいものや凍ったものは適正な温度で保管出来るの。そういうの出来るといいね。どこかのメーカーさんが作ってくれるといいんだけど。　それまでは、機能の簡素化な古い冷蔵庫を磨いて大事に使っているよ。　夢の冷蔵庫を是非とも作って！

  2006年10月04日

• 線路沿いの建物で仕事をしてきた

  　食堂でひっきりなしに行きかう線路や貨物車を見ているだけで仕事の疲れがとれた。ここは鉄道マニアと鉄道無線マニアには堪らない職場だよ。定食とコーヒーで６２０円も取る社食も苦にならないよ。　桜並木を上から眺めることも出来るからシジュウカラがすいすい飛ぶのも見えた。ガラス越しにすずめがまん丸でふくふく並んで、何やら囀っているらしいことも見て取れた。地上から見上げるお腹のラインもいいけれど、くりくりした赤茶の頭を観察出来るのも嬉しい限り。すずめマニアにも堪らない。　職場は女子が多い。単発１日の単純で煩雑な事務作業を大人数でこなしている。年齢層も幅広い。ここは内資の金融系にしては、職種ごとのあからさまな当てこすりや悪口の応酬で胃を痛めることもない。　実に居心地がいい。　もっとも短い１日だけといえども、女子の間には政治力が発生していた。皆常に孤立しないように群れる群れる。仕事の終わりの頃には、ちょっと声をかけようにも取り付く島もないくらいだったよ。小さくまとまっちゃってね。　密な共感性を要求する会話と、食事や小休憩のおしゃべりは女社会では絶対の力を持つ。今日はそのことを再認識した。システム開発系で働いているときはこういう関係の付き合いがなかったからちょと引いた。職場を選べるように、勉強しよ。勉強。

  2006年10月03日

• 空はこんなに曇っている

  　５月の連休から、夜空は雨か雲が覆っていることが多い。日中晴れたとしても、星空が見えることは少ない。月はかろうじて見えるけど。　今月の２１日土曜日は、オリオン座流星群の極大日で、この日は新月だから絶好の観測日和だ。　天文のサークルだともっと専門的にやっているから、みんなの観測資料も充実していた。辞めてしまったのが悔やまれる。あとで雑誌で補完して置くのを忘れないようにしなくちゃ。　でも、自分でちまちまやるのが性にあっているからいいんだ。　星図に書き込んだりするくらいのレベルだし。　そんなことより、今週金曜の中秋の名月がもっと気になる。　寝床のある書斎の窓を開けて、なちまろ＠うずらの水入れに月を浮かべてあげたいと思っているんだからね。

  2006年10月02日

• 怪人　永久欠番

  　男装の麗人とか、オペラ座の怪人とか格好いいね。麗人、美人というと女性に性別固定してしまうので怪人の方が性別不詳でポイントがより謎めいていい。　七つの顔を持つ男、怪盗七面相も悪くない。山田風太郎『十三の怪談』に登場している。　江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズは子供の頃、何度読み返した。残酷で知力に富んだ怪人だ。　「グリコ森永事件」別名「怪人２１面相事件」は世間を騒然とさせた。　よーし！　ここはドドンと百面相にするっていうと。　一気にお笑いテイストがしてきてしまう。こりゃ駄目だ。　ちなみに、怪人千面相だと台湾で起きた、「グリコ森永事件」の模倣犯が挙がる。こちらは犯人は捕まっている。　１００番は欠番として、怪人の番号は多ければ多いほどいいってもんじゃないな。

  2006年10月01日

• 第９０代首相と聞いて

  　結構な年の人が総理大臣になったんだなあ、なんてベタなボケ突っ込みを一人ごちながら会見の様子を観ました。　でも、麻生太郎氏と中川昭一氏に注意を向けて、あとはじっと警備の人に熱い視線を送ります。胸元から覗く警備無線器はやはり格好いい。そうそう、官邸には取材の人が多いからマスコミ無線も賑やかだろうな。電波が活発に飛び交って。　そりゃ、自宅から１０分したところにも程々に電波は飛び交ってますよ。ジグザグに自転車で走行して、ショギョームジョーと繰り返しているおじさんもいますからね。レシーバーもないのに良く分かるものです。Ｈ・Ｐ・ラブクラフトの作品の、北極星に怯える人みたいです。　一念発起しました。受信機使っているだけではああいう人たちには追いつけません。やはりアマチュア無線３級目指します。昨年から実技もなくなったので受けやすくなりました。　ちょっと日記は手を抜きます。

  2006年09月26日

• 

  悲しい本

  　言葉の１つ１つが鈴のように響いた。　サン・テグジュベリ「人間の土地」以来のことで、驚いている。　悲しむことは特別なことではない。人の間に深い思いを抱えたまま取り残されてしまうと、ついつい忘れてしまうことだけれど。そういう思いを共感出来るのが、この本だ。　作者マイケル・ローゼンは、息子を失って苦しんで、何とかやり過ごそうとしてる。　長い人生の間には、たまには辛くて動き出せないときもあるだろう。楽しいときは皆と分かち合いたいけれど、悲しい時は１人で忍びたいこともある。そういう時に読むと、この本に元気つけられる。　　絵師のクエンティン・ブレイクも文に合っていて素晴らしい。

  2006年09月26日

• 丹波哲郎氏のご冥福をお祈りします

  　丹波道場のワークショップでお見掛けしてから、もう１０年以上になります。最終日に参加者の演技をみて下さったのですが、部屋が狭く見えるくらい堂々としていらっしゃったのを憶えています。サングラス越しなので、表情は今一つ分かりませんでしたが。　役者の道は早々に見切りをつけました。　デーモン木暮先輩が劇団ひまわりに在籍後、音楽で身を立てたのとは違って、私は本当に関係のない生活を送っています。　あれから。　随分遠くに来ました。時の隔たりほど遠いものはない、とはテネシー・ウィリアムズ「ガラスの動物園」にありますからね。　今は、ただ丹波哲郎先生のご冥福をお祈りします。　お世話になりました。

  2006年09月25日

• ＮＨＫ教育「思い出の名演奏」は名場面が惜しい

  　リヒャルト・シュトラウス「アルプス交響曲」が演目に上がっていました。シュトラウスというとワルツで有名なヨハンが先に浮かびますが、ヨハンというとリーベルトしかありえません。浦沢直樹「モンスター」の影響でしょうか。　演奏が始まって、カウベルがカランコロン鳴らされると、耳元に手をあてて静かに聞き入ります。心の中でモーモーと呟くのです。カウベルは牛の首につける鈴を実際に振っていました。これは後半の打楽器の見せ場に期待で胸が高鳴ります。サンダーマシンを叩いたり、ウィンドマシーンをぐるぐるかき回すのが圧巻で、観客は演奏は打っちゃって、首を伸ばし身体を傾けて注目するのです。　これは絶対に生演奏を推す作品なのです。　しかし、この「思い出の名演奏」では打楽器の見せ場はシンセサイザーに取って代わられていました。シンセサイザーの嵐が過ぎた後、終曲まで呆然として聞きました。全２１曲演奏してくれたのは嬉しいけど、侘しい気分です。あんまりだよ！　ムソグルスキー「展覧会の絵」１３番「ババ・ヤーガの小屋」の出だしが、ドスの聞いたシジュウカラ先生に変わるのなら歓迎だよ。黒いネクタイで正装しているからいつどこの場に出たっておかしくないからね。　つーぴー！　つつぴー！って歌うんだ。　こういう生演奏に変えるなら歓迎だけど、シンセサイザーじゃ詰まらないな。　ウィンドマシーンの布と布のこすれ具合で色々な音に変わるのも楽しみだったからね。どんな音がでるのかなあって期待するじゃないか。

  2006年09月25日

• 暗黙の了解

  　病院の検尿カップに名前を書いてくれと、言われたら苗字もあわせて記します。　血液型は？と聞かれたら、それはＲｈ型、ＭＮ型など他の数百種類のタイプのことは脇に置いて、ＡＢＯ型で答えてます。　それが暗黙の了解という奴です。　さて、我が家には金木犀、銀木犀、ほぼ１年中咲いているスイート・オリーブ、榊、ライラック、沈丁花の香木がある。この時期は断然木犀が素晴らしい。何ブロックかに必ず木犀が庭先から覗くから、町の中はよい香りで包まれる。　秋の雨で花が散るころには、金木犀の根元には蛍光色のオレンジの、銀木犀からは清楚な白の、小さな花びらが敷き詰められる。　毎年秋の楽しみだ。　そんなことを家人に話したら。「この時期ってトイレの芳香剤の匂いがきつくてたまんないよね」と返された。「ミントは歯磨き粉の香りだしさ」と続いた。　orz　今日、病院で隣り合わせた人に、「２ちゃんねるとかが大変だってよ」と夕刊フジを手渡された午後くらい気まずい雰囲気になった。　我が家の暗黙の了解として、花の香りの話はしないことにした。

  2006年09月22日

• アトランティス帰還

  　謎の浮遊物体で遅れていた、スペースシャトル「アトランティス」が帰還した。　国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）組み立て資材を運搬、お疲れ様でした。これに弾みをつけて、宇宙の探査、研究開発、ついには商業の重要なコロニーが築き上げられるに違いない。そして。　１００年後には独立を求めて立ち上がる。　ジーク！　ジオン！！　それは置いて。地球にはないレアメタル発見や大量の鉱物発掘で商品先物など市場は様変わりするだろうし、宇宙の実作業に携わるロボットが活躍するだろう。国が争うより、国が競って宇宙に出る日が近づいているんじゃないかな。わくわくする。

  2006年09月22日

• 

  SNSったら、SNS

  　ネットの社交場ＳＮＳ、内部で会員番号での上下関係もあると聞く。まさに選ばれし者の集いである。　ＳＮＳのリスト　ここをみると、紹介、申請、有料、無料の別で、随分選択の幅も多いことが伺える。　実は、この一覧からは漏れているが、某巨大匿名掲示板のＳＮＳなどもあるらしい。そこには時たま囁かれる、特別な人だけのサイトがあると聞く。それだろうか？「タイムマシンの部品を探している」というチェーンメール並みの信憑性だが、招待されたら参加してみたいものである。学研の「ムー」で話題になった「光の戦士」以上に面白そうだ。　

  2006年09月21日

• 

  不治の病か

  　新スタートレックは「２４世紀において」人類未踏の宇宙へと探索任務を行うお話である。　２４世紀ということもあって、目の見えない人もバイザーという補助器を用いて視力を補うことが出来るようになっている。手術や、機内の修理だって下敷きみたいな薄いパネルで行うことが出来るようになっている。惑星連邦宇宙艦エンタープライズ号（U.S.S.エンタープライズNCC-1701D）はワープだって使えるのだ。　しかし、そんな魅力的な未来でも治せない病はあった。　ピカード艦長　　地球はフランス出身の艦長は、冷静で理知的で芸術にも造詣が深く決断力もある素晴らしいリーダーだ。しかし頭髪に注目して欲しい。　髪の毛が著しく後退している。　どうやら、未来でも禿は解決出来ていないらしい。　orz　きっと、ピカード艦長のファッションセンスで頭の形を出しているだけなんだよね？　未来を信じているから！

  2006年09月19日

• ダイエット器具ＣＭのおばちゃんに

  「わたし、最近太ってきたかしら？」　ＣＭで、こういう事を言うおばちゃんって、大抵、一朝一夕で太ったようには見えない体型をしている。　こんな事態になってから、対策を取ろうとしているから、中々痩せられないんだよな。元は段のあったお腹も、脂肪が増えすぎてなだらかに膨れてしまってからダイエットしても駄目なんだ。３段や蛇腹の間にやる気にならないとね。　自分がそうだから、身につまされる。　痩せた若い人よりは、インパクトのある小太りの人を起用したっていう企業の戦略は分かっているけど、観ていて随分侘しくなる。このおばちゃんの体型からでは、私同様、ＣＭの室内自転車では劇的な効果は期待出来そうも無い。途中で投げ出しそうだ。この手のフットステップとかルームランナーだって続かないんだよなあ。　ダイエット器具はある程度方向性が絞られている。　これからは、何か、ただ「痩せる」以上の目玉が欲しいね。　自転車で電池に充電したり、蓄電したり出来たら少しやる気が起きるかな。家計の助けにもなるし。それかコーヒー沸かせたりしたらいいかな。私ならそれだけで、鶴より痩せても自転車漕ぎ続けるよ。　そういうの売り出されないかなあ。　海外の通販では見かけたことがあるんだけど、日本ではまずこういうのってみないんだよね。大抵見かけるのって、運動に絞っている。より楽にダイエットが続けられるかって方向にマイナーチェンジがあるだけなの。次に、運動メニューの幅広さ、操作性が続く。お金もどんどん高くなる。そういう機能面の拡充もある程度出尽くした感がある。これを動かせば痩せます、って個人の「痩せたい」モチベーションに頼るものだけだと、長続きしない気がする。　ここは発想を転換して、モチベーションを如何に掻き立てて、本人に継続させられるか考えた方がいい。運動は大変なのはもう仕方ないんだから、切り口を変えた目標があればやろうって気になると思うんだけど。　少なくとも、私なら、先に挙げた電力稼げる運動器具ならやる気が出る。小銭が稼げるものね。誰に言われなくても、ハムスターみたいに１日中自転車漕いでいると思うよ。家庭にソーラーパネルを取り付けるのは何百万と掛かるけど、痩身用の器具で手軽に電力稼げるなら普及も進みそうだ。ほら、環境にも良さそうだし。ひょっとしたらダイエットと連動して一大産業が立ち上がるかもしれないよ。　もっと前にそういうダイエット器具を手に入れていたら、私は今頃、モデル並のスレンダーさんだったね。

  2006年09月18日

• 森内氏の解説でＮＨＫ杯将棋トーナメント

  　バッハ「マタイ受難曲」を聞きながら、クィントゥス「トロイア戦記」を読みます。テレビで「新・野鳥の季節」を堪能し、まったりモードが続きます。なっちゃん＠うずらものんびり座り込んでいます。　野鳥の番組が終わると、眼光鋭くＮＨＫ教育に切り替えます。　私の並々ならぬ気配に釣られてなっちゃん＠うずらも対局を覗き込みます。　今日は谷川浩司九段の対局があるのです。　余計な刺激避けて朝から待っていたので、私は大いに身を乗り出して観ます。なっちゃんも大満足で、首を伸ばして目を見開いて棋士の１手１手の読み上げに聞き入ってました。　解説に森内俊之名人が出ていたのですが、その辛口の批評が小気味良くて引き込まれました。感想戦も大いに楽しめました。感想戦というのは対局が終わった後、余った時間で打った手を振り返ってあれこれ感想・検討・反省を出すものなのです。　ああ、最初から最後まで隙なく面白かったな。

  2006年09月17日

• 純情きらりにジョディ・フォスター級の驚き

  　正直、ここまで迷走するとは思っていませんでした。　今日はついに、主人公桜子は婚約者達彦の不在中に義兄によろめいたことを告白します。「寂しかったから」と言う桜子を、達彦はの受け入れます。ここで高らかに主題歌が盛り上げます。　いやあ、驚きました。　ジョディ・フォスターの激変に通じます。「タクシー・ドライバー」や「白い家の少女」であんなに愛らしかったのに、「ホテル・ニューハンプシャー」では別人に変貌していましたからね。映画館の暗闇で観た時には目を疑ったものでした。　今朝の「純情きらり」には、同じように動揺してしまいました。おかげで、話についていけませんでした。　でも、きっと、世の中こういうのが面白いのでしょう。　私なら、婚約者に絶望して金の亡者になる尾崎紅葉「金色夜叉」、やっぱり婚約者に絶望して初夜の晩に手にかける横溝正史「本陣殺人事件」を望むところです。主人公が魅力的で男の人が集まるといっても、ウォルター・スコット「湖上の美人」みたいに主人公が一人の人にだけ心をささげていたら感情移入したんですけどね。　現場でつじつま合わせている役者はじめスタッフの皆さんの努力は覗えましたし、あと２週間で、どう話がまとまるのか密かに楽しみにします。その頃までには、題名の「純情」と「きらり」をうまく落として欲しいものです。

  2006年09月16日

• 雑誌棚２つ？　それはないだろう

  　本屋での勢力関係はシビアだ。　レジ近くの棚・携帯からＰＣまでハードをこだわらない雑多なゲーム専門誌、セーブデータ改造系数種で１棚・お下劣なご本で１棚　このあたりは、雑誌１冊ずつ重なり合わないように綺麗に並べられてあるし、在庫も多い。　奥の棚・「ムー」などオカルト系、電気工作関係、無線、天文、「ニュートン」などの科学雑誌で２棚　ここは匠の技の世界だ。丁寧に文字１つ分しか見えないようにずらして置いてあるからである。　私は「アストロガイド星空年鑑2006」と「月刊星ナビ」を並べて置いてあることに、非常に店主のこだわりを感じている。雑誌の合間にこの２冊が置いてあるのだが、両方とも表紙の冒頭の「星」の字しか見えていないのである。通は通を知るというが、この雑誌の置き方を見た瞬間には尊敬の念を覚えた。　売る姿勢については微妙な判断を下さねばならないが。　私の趣味のジャンルが全て奥の棚でまとめて置かれているのも納得が行かない。しかし、アスファルトジャングルを縫って育つ雑草のように、固定購買層が頑張って、いつかこいつらを浮上させてくれればいいな。最近、そう、思っている。

  2006年09月15日

• 竹中さん、ミクシィ、安美錦に稀勢の里

  　南方郵便船という小説があります。サン＝テグジュペリが書いたお話だけど、その中でジュヌヴィエーヴは「時間が無い」と言います。私の１日もまさにこの１言に尽きました。　朝はザラ場に張り付きます。新規上場したミクシィの動きをみたいので、取引時間の間ずーっと株価を眺めていたのです。ＢＧＭにテレビ東京のオープニングベルを流せば、速報で参議院議員の竹中総務相が辞職と流れました。前場が始まってすぐに大量に寄り付いた時だったので、この時間はニュースのチェックと値動きの確認とで忙しかったです。　その後は後場を持ち越しても余り動きはありませんでした。株数も余り動かずじりじりと下げたり、少し持ち直してみるのですが下げ止まりませんでした。相場が動くのは３時を回った頃だろうけど大したこともあるまい、と２時を回ったときに外出しました。　動きがあったのはまさに３時近くでした。　あっという間の爆上げで、家に帰ったときにはまさかの３００万越えで商いをつけていました。面白い見せ場を見逃してしまいました。　しかし、その後ＮＨＫで相撲を観戦している時、更に面白いことが起きました。今日は大関も横綱も全滅でした。把瑠都に栃東が飛ばされた時はまさかこんな展開になるとは思ってもいませんでした。甘い攻めの白鵬に安美錦が冷静に対処して興奮も冷めやらぬというのに、朝青龍まで稀勢の里に土をつけられたのです。こういうことってあるものなんですねえ。　そういうわけで、今日はとっても忙しかったのです。

  2006年09月15日

• ミクシィ上場

  　東証マザーズにミクシィが上場したので、今日は板に張り付いてます。招待制で会員を募っているのに、既に会員は５００万を越すということで話題になっていますからね。　前場では当然、値は寄りません。買いの注文が優勢だからです。ベンチャーキャピタルやストックオプションの売りが出ないかみているけど、さっぱりです。　私もミクシィにはとても興味があるくらいなのですから、市場の人はもっと注目しているのでしょう。人脈作りというのがやっぱり心惹かれますのかな。これがなかなか招待されないことも、世間の飢餓感を煽ってるんだろうね。私にもさっぱりお声はかかりません。　だから、今はすっぱり投げています。やっぱり人脈は自分の力で引き寄せることにします。　今日はただ、面白く相場を眺めることにしましょう。

  2006年09月14日

• 境界

  　地球儀を２つ買った。　１つは大陸棚や陸地など地球の形が良く分かる。もう一つは昔ながらの世界図で、国が色分けしてあって見やすくなっている。地球に住むどこかの地域では、昔々に人が引いた国境と民族や思想の境が合わなくて争いがある。　目が、蜂や鳥や人によって受け取れる光の波長が違うように、この世の中にはいろいろな境がある。海を回遊する魚にも、渡る鳥にも、木々にもモグラにも生物固有の果てがある。なわばりっていう言葉を使うこともあるね。鳥の一部では食べ物の種類を変化させることで共生したりと、ある時は食べ物で境が出来るんだ。　この世の中には色々な境界があって、地球という１つの星の中で重なり合っている。　人の中で生きるだけなら人の作った地図だけで何とかなるけれど、自然の中に向かうなら地図はどんな種類があっても足らないや。

  2006年09月14日

• 虎の穴

  　新しい職場に派遣されると、覚書のノートを新調します。　大抵は職場で支給されるのです。　そして表紙に、虎の穴○○と記します。　○○は会社名です。　壁の穴はシェークスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」から命名したレストランチェーンですので、間違えてはいけません。「タイガーマスク」で主人公の伊達直人が殺人トレーニングを修行したところが虎の穴です。ちょっとした間違いで、場が殺伐となること受けあいです。　ノートに書き込んだり、調べたりする度に気が引き締まります。　職場を後にする頃には、ノートは一杯になります。　そっと職場にノートを置いて、次の職場に向かうのです。　ほとんどの場合はそのまま廃棄されているとは思うけど、どこかの職場では私のノートのことが語り継がれているかもしれません。　がおー！

  2006年09月13日

• 

  家族になったスズメのチュン

  　手に包まれて眠るのが好きで、一生懸命人に催促する下りが特に素晴らしい。指をつついたりひっぱって催促するのです。可愛らしくて、本屋でチラ見していたら「おお！」って声を上げてしまいました。　本当は図鑑か、最近お気に入りの「ファーブル昆虫記」をチェックしようと思っていたのにすっかり頭の中から飛びました。　レジで会計を済ませて、急いで喫茶店に収まると、一気に読みました。　書類に化けてしまう話、指を折って両の掌の間にすっぽり収まる話、音楽にあわせて合唱する話、人の髪の毛に入って移動する話、獣医助手になる話は少なくとも２回は読み返しました。鏡で途方にくれる話は侘しくて１回だけにしておきました。　スズメのチュンと出会ってからお別れするまでのお話はとても楽しくて、私も思わずもらい笑いをしました。チュンたら、叱られても喜んでいるし、強気で人に遅れを取らないのだもの。　チュンがいなくなる話はあとがきに書いてあるので、絶対に先に読んではいけないですよ。

  2006年09月12日

• 純情きらりで消化試合

  　「次の」ＮＨＫの朝の連続ドラマが非常に楽しみな時期にやってまいりました。　この時期は展開も早く、シーンありきで進んでいくのが常です。人物も、時代考証も、道徳もその辺の窓から放り投げて制作されていきます。もはや、読売新聞の投稿にいみじくも表されるように「アレ」な内容であることに異を唱える人も少ないでしょう。滑り出しが良かっただけに、惜しまれます。　主人公桜子と婚約までした斉藤真直先生ははあそこまで引っ張ったのに、後の処理が宙ぶらりんです。桜子と現在の婚約者の味噌屋のお坊ちゃまとも上手くやってるキヨシ君は、正義の味方だったのにいつの間にかダークサイドに堕ちています。原案の主人公で「山猿」の勇太郎は中途半端です。主人公の姉、笛子は使いこなせないのか扱いが酷くて、接待麻雀に興じる人物に成り下がっています。髪型はサザエさんなのが泣けました。使わなくなった人物の処理には容赦がありません。現在の状況　桜子と、キャラの立っていた、笛子の夫冬吾はお互い恋愛感情を持つようになりました。周りにもそれと察せられる程なので酷いものでした。　でも、大丈夫です。　不倫によろめく気持ちは、今週の頭には全て清算されています。婚約者の達彦が戦争から帰って来ましたからね。　来週は、斉藤直道先生が登場するらしいのでまたよろめくのでしょう。　連ドラの風物詩ですから、話に突っ込んでは駄目です。　脳の訓練だと思って、矛盾点を一人で突っ込んで観ましょう。頭が洗われるようなスッキリした気分になりますよ。

  2006年09月12日

• 憲法改正？それは歓迎だよ

  　日本は法治国家なんだから、国民に法を守らせなくっちゃいけない。だったら、お子様からお年寄りまでに徹底して「理解できるように」なってなければいけないよ。それに、「電話帳くらい普及」して、誰にでおうちで見開けるようになってなくちゃいけないよ。毎年改正のたびにただでくばるの。あの神の法を示した聖書だってビジネスホテルに置いてあるんだから見習わなくちゃ。　日本の基本六法は・憲法 ・民法 ・商法 ・刑法 ・民事訴訟法 ・刑事訴訟法ってあるけど、大抵、酷い悪文なんだ。　漢文読み下し文みたい。しかも１つの文が、３、４行も続くんだ。憲法初めに民法、商法と酷いものだよ。商法には「丁稚」といった時代劇でしか聞かない職業も普通に出てくるしね。気が遠くなるよ。専門に勉強した人しか六法を読みこなせないしわけだよ。　証券や経営など、経済についての素養を若いうちから学ばせるのが最近盛んだけど、法についても進むといいなと思っている。　是非！　高校生レベルで読める平易な文章に改正して！　お願い！　それまで自由国民社の口語シリーズでなんとか凌いでるよ！

  2006年09月11日

• HUBエール秋冬版

  　ＨＵＢは英国風パブのチェーン店です。ダイエーから経営が移ってからヘラクレス市場に株式上場するようになりましたから、ご存知の方も多いと思います。　ここの目玉がＨＵＢエールです。以前に出されていた OLD SPECKLED HEN も美味しかったのですが、これも中々水準が高いのです。香りも高く味もよいので、私などＨＵＢに行くとこればかり飲んでしまいます。１パイントグラスで３、４杯飲むと大変良い気分になるのです。　ところで、今日飲んでみると味が少し変わりました。麦の味が強くなったような感じです。メニューを精読すると、春夏用のＨＵＢエールは完売して９月５日から秋冬用のものに変わったと書いてあります。成る程、それで味が変わったのです。　先ほど麦の味が強くなったといいましたが、香りについては華やかなエールですが味のスタイルはドイツのヴァイツェンのようでした。エールとヴァイツェンの丁度良い所をあわせたような良い味わいでした。　９月に入って、ＨＵＢエールを見かけなくなった店舗の常連さんはそろそろ新しいＨＵＢエールを試すことが出来ますよ。さあさあ、騙されたと思って飲んでみてください。本当にうんまいから。

  2006年09月10日

• アクション、シューティング系でこういうゲームないかな？

  　電車でソニーロゴのついた携帯ゲーム機を見かけました。隣に座っていた２０代の男の子でシューティングゲームをやっていました。　あれを見て思ったんですが、ゲーム機の向きを変えるとビューが変わるものってありませんかね。スクロールは縦でも横でも１方向で構いません。特定の場所で実機の持ち方を変えると特別なステージにいけるとか、ボーナスが出現するものってないですかね？　ファミコン時代に、ゼルダの伝説ではコントローラーに「わ！」って叫ぶと画面上の敵が消えるという隠し技があったのです。ああいう遊びのあるゲームがあったらやってみたいです。　ＰＣゲームやプレステのコントローラーでは実現しない機能なので、携帯ゲームで実機を動かすことで変化の起きる機能があったら面白いと思うんだけど。　ブランディッシュやイースみたいなアクションＲＰＧであったら面白いんだけど。

  2006年09月09日

• PaPeRoも素敵だよ

  　ＮＨＫで愛地球博に出展するロボットの特集をやっていて、その時出ていたＰａＰｅＰｏ（パペポ）を観てから大ファンになりました。ＰａＰｅＰｏはＮＥＣが１９９７年１月に開発をスタートした家庭向けロボットです。会話や顔認識技術に対応していて、「かわいい」と声を掛けると頬を染めたりするのです。デザインの丸さも愛らしくとても可愛い。５万円以下なら買ってもいい！　そう思ってます。　そんな私に、日経新聞の全面広告が飛び込んできました。　ＮＥＣのＰａＰｅＲｏ（パペロ）です。ＰａＰｅＰｏと同じ家庭用ロボットです。姿形は全くＰａＰｅＰｏと変わりません。　ああ、めんこい。　この広告はしばらく取って眺めておこうと思っています。

  2006年09月08日

• 埼玉に環状線を！

  　山手線みたいな環状線が埼玉にあったら便利でいいな、と思います。　大宮、大宮公園、さいたま新都心、浦和、上尾、川口、本川越、川越をメインにします。　加えて、人の出入りの多い以下のような駅を追加して循環すれば益々埼玉の人の流れも活発になるのではないでしょうか。・学生の多い指扇・盆栽町の土呂・地酒枠の蓮田、久喜・埼玉銘菓「ガリガリ君」本社のある深谷などなど。　年を取ったら車を運転するのもなんだし、交通の便の良いところに住みたいと思います。

  2006年09月08日

• ロト６の売り上げは史上最高

  　ロト６の売り上げは史上最高\10,470,801,400でした。前回からのキャリーオーバーが\621,967,283ですから、期待も大きかったのです。「愚者の税金」といわれてるのを承知で、私も今回は奮発して２口買いました。　結果は全部外れました。　ええ、これっぽちも数字がかすりませんでした。予想と結果についてぐだぐだいうのは粋じゃないので、喉の奥まで言いたいことが詰まってますけど言わないでおきます。orz　今回、当選者は６人です。　しかし当籤金額が半端じゃない。\251,095,100／口でした。　うひゃひゃひゃ！　結構な金額ですよ、奥さん！　当たった人、本当におめでとう。　外れた私は残念だね。　気分治しに、グノーとリストの「ファウスト」をなっちゃん＠うずらと聴くことにしました。私はグノーより断然リストの方が好きなんだけど、なっちゃんはグノーの方がお気に入りのようで大人しく身を入れて聴いてます。ここ２日ばかり暴れているのに急に大人しくなりました。　音楽の好みは異なるけれど、こうして一緒に楽しんでくれる仲間がいつもいるのって楽しいよ。　ありがとう、なっちゃん。もうめげないよ。このお礼に、いつか２等以上あたったら超高級ミルワームを沢山給餌してあげるよ。楽しみに待っててね。　神様、仏様、いあいやはすたー当たりますようお願いします。なむなむ。

  2006年09月07日

• 税金の使途についてすごいことを考えたよ！

  　税金の使い道をいくらオンブズマンがチェックしていても不正はなくならないよね。　思うんだけど、税金の内訳をどう使われるべきかってのは市民が決めればいいんじゃないかな。市民の代表なり議員が決めるんじゃなくて、税金払う時に納税者に決めさせればいいんだ。予算の必要な部署が市民なり国民にきちんと説明して財布の紐を緩めてもらうってことだよ。　年齢や状況で人それぞれが必要とする行政サービスは違うだろう。納税額を１００としたら、そこからどういった配分で各分野に使ってもらうかは、毎回、納税者が決められるようにするんだ。　例えば、学校教育費に８割、社会教育費に１割、司法警察消防費に１割みたいに。みんな自分で選ぶんだ。そして、公は毎年度末にどういう風にお金を使ったか公開すればいいんだ。　こんな風にしたらきっともっと政治や市民生活にみんな関心を持つね。自分が使いかたを決めたお陰で地域や国が動くのを実感出来るって充実感があるものね。納税者の手に予算配分は大枠でいいから委ねればいいんだよ。どう？

  2006年09月07日

• 生き物に好かれています

  　家人は、生き物であれば何でも寄ってきます。　九州のバイオパークに行った折りには、黒鳥に求愛されていた。黒鳥２羽が縦に伸び上がって翼をはばたかせてぱふーん！　ぱふーん！　と鳴いていた。その時私は園内の動物を追ってジグザグに動物の檻に顔を覗かせていていた。家人が後からついて来ていた。他に家族連れも一杯いるのに、家人が通り過ぎたらいきなり黒鳥が立ち上がったので、子供が何人も集まった。　猫が道で体を広げていたら、家人が来てもそのまま寝転がり続ける。　おばちゃんから、蚊まで満遍なく寄ってくるのが家人だ。　私の場合はまるで逆だ。　犬には初対面でお尻の匂いを断固嗅がせてくれと迫られるわ、道を歩くと通り過ぎた家の飼い犬が両側から吠えるわ大変な騒ぎになることがあった。涎をたらした犬には壁まで追い詰められたこともある。お陰でお犬さまは好きだけどちょっと近寄れない。　反対に、猫には世紀末覇者ラオウに慄く村民の勢いで逃げられる。寝ていた猫も、目の前を通りかかった猫もとにかく逃げる。　鳥やとかげさんやかえる君やバッタさんはじっとしていれば逃げない。　本屋で寄ってくるのはＧメンみたいな変な人だけだし、駅のトイレに入るとかならず近くで携帯会話されてしまうし、裏道を通ると学生が路上駐車している柄の悪い人に車に連れ込まれそうになってる現場に出くわす。　私と対極の家人の能力が体得できればいいなと考えている。

  2006年09月06日

• 紀子さんの出産に高橋名人もおめでとうを

  　今日は朝から紀子さんのご出産のニュースでもちきりだよ。いつもの通りテレビ東京のオープニングベルでも、通りがかりの高橋名人にまでおめでとうコメントを求めていたんだ。　テレビ東京といえば、地震が起きようが、世間を揺るがす惨事や事件が起きようが己が放送姿勢を変えない肝の据わった局だ。他局なら普通の光景でもテレビ東京だからこそ驚いた。しかもわざわざ高橋名人を引っ張ってきたところにびっくり仰天だった。全身ぶるんと震えたね。　高橋名人というのは幼少の砌、テレビでよく観たよ。名人はゲームの凄い技を教えてくれる人でちょっと古いゲーマーなら誰でも知っている人なんだ。雑誌「コロコロ」等の表紙に高橋名人の名があると、我先に手に取ったものだよ。　さてその件の名人のコメントだけど、あっさりしたものだけど、分別のある大人らしくて良かったよ。大人の事情とか色々あるんだろうけど、そういうのは置いておいて「おめでとう」だよね。　昨日も今日も明日も、この世のどこかで両親に祝福されて生まれる子がいる。一仕事ついて気が抜けた時、月の終わりにしみじみとカレンダーをめくる時にどこかで誕生する子供に思いを馳せてみる。性別、種族、非人間も関係ないよ。そしてその子たちに素直に「おめでとう」と呟くと、それだけで体の中からほかほかしてくる気がする。これは世界の子供のお祝い返しなんだと思うよ。その瞬間、世界とつながっているって気がするんだ。　じゃあ、名人に続いて、私も言わせてもらうよ。　やあ、おめでとう。

  2006年09月06日

• カプセル怪獣とポケモン

  　ウルトラシリーズで一番好きなのがウルトラセブンだ。私は長年セブンの使役するカプセル怪獣はポケットモンスターと良く似たアイディアだと思っていた。今日はそのことを書こうと思っていたら、既にWikipediaに載っていた。　カプセル怪獣に着想を得て、ポケットモンスターが生まれたということが。　なんてこったい。　ところで、考えてみればこのカプセルに収めたこの怪獣たちはどうやって捕らえられ、そしてセブンに懐くよう訓練を受けたのだろうか。ポケモンマスターのように、野山を分け入ってバトルしたのだとしたら……。　ブラボー！　手を叩いて喜んでしまうよ。　その話を聞き知る人がいたら教えて欲しいね。手元にある雪見大福を１つ分けてあげるよ。

  2006年09月05日

• 傷痍軍人ヲ、見タ

  　今から３０年は昔、ちょっとしたターミナル駅で、傷痍軍人の無心を見掛けたものだ。　首の上まで襟の高い上着と足首までぴっちりした白い下穿きに帽子を被って、夏の炎天下でも、冬の砂埃の時でも立っていたのだ。何かに挑むように背筋を伸ばして立っている人や、座り込んでいる人、アコーディオンを鳴らしている人と様々だったけど、彼らは必ず足や手など体の一部が無いのだ。そばに口上を書いたものが置いてあり、大人たちは彼らを取り囲み聞き入っていた。その雰囲気がフレンドリーとは言いがたく異様だったのを覚えている。　私も初めてショーイグンジンを見た時、他の大人たち同様、目が釘付けになった。その時は、通院途中で余分なお金を持ち合わせていないけど、「ボキンしなくちゃ、ねえ」　そう呟いて、どこかに小銭はないかと手提げやポッケをひっくりかえはじめた。　すると脇に立っていた的屋風のおじさんが、そのまま前をむいたまま、「あれは嘘かも知れねえぞ」と呟いた。　じゃあ、あの怪我は偽物ってことで、足や手を実は２重に縛って折り曲げてあるということなのかな。　　人の目を眩ませて喜ばせる職業の人の台詞には重みがある。　続きをと、おじさんを見上げてみたけれど言葉が続く様子も無い。しばらく迷ったけれど、病院の時間も迫っていたし、とうとうその場を後にした。　そうして、あの言葉はなんだろうと棘を残したまま大人になった。　ところが昨日、ＮＨＫの渥美清の特集を見ていた時に、おじさんが言わんとしていた事が少し分かったような気がする。渥美清のドラマの様に、私がたまたま見掛けた人は戦争孤児の傷病者だったのかもしれない。他に意図するところがあったのかもしれないけれど、今となっては真相は藪の中だ。何故なら、あの呟きは空気に消えるように町の中に溶け込んで探すことも出来ないのだから。

  2006年09月05日

• 駐車監視員の真昼の攻防

  　駅前のロータリーに一台乗用車が止まっていました。タクシーやバスの車寄せ、タクシーの待機もあるのですが、その車は駅を正面に堂々と車を置いていました。停車場に止まるバスが避けるようにゆるゆるとロータリーを進みます。それなのに、件の車に倣って何車か駐車し始めます。中の人は車を置いて出て行くのがロータリーの端から見えました。　私が足を引きながらロータリーの中央にたどり着いたとき、２人組の駐車監視員達がやって来ました。端から順にシールをはりつけたりメモを取っていきます。その様子を、染髪に音が出るほどアクセサリーで飾った若人が眺めています。パチンコ店から出てきた仲間らしい日焼けした若人が他にも集まってきて鑑賞し始めます。近くに自販機があり、そばの木陰が無料で涼めるので集まるのです。　短髪に腰の半分までずりさげたズボンで髪どころか足まで短く見える人が、先ほどのアクセサリーの人の脇にしゃがみ、「俺さ、あの真ん中の車の人知ってんだよね」と言います。目だけは炎天下作業を続ける人を見据えています。「ああいう取締りってやりすぎなんじゃないの」「んっとによ」　周りに聞かせるように言っているので、当然、駐車監視員達にも聞こえています。丁度、若人達の指す車の切符を切るところだったので、意識して挙動不審になっています。　止めを刺すように、「あの人、怒らせたらただじゃすまねえぜ」と言い放ちます。　涼しげな若人とは対比的に、駐車監視員の頬が妙に光っていました。多分、汗だと思うけれど、それが暑さによるのかびびったからなのかは分かりませんでした。　一体どんな奴があの車の持ち主なのでしょう。　通りかかってバスを待つ人や、私の様に通りかかった人たちが、ちらちらと視線を投げます。　修羅場勃発か、と私も携帯片手にいつでも警察を呼ぶ準備をした時、話題の中心の車の持ち主が現れました。　白い帽子にベージュのシャツと白いパンツで、今時の２０代後半の若奥様でした。　ええー？　度肝を抜かれました。　私の隣のこの若人達の心酔する人がこういう「普通」な見た目とは思いもよらなかったからです。　これが所謂、「姐」って奴ですかね。　その姐は、違反は不当だと一蹴しました。切符を駐車監視員に無理矢理押し戻したのです。そして車に乗って立ち去りました。駐車監視員が固まっている間にまんまと抜け出す手並みは、実に鮮やかでした。　若人達は成り行きに満足したでしょう。　私はこれ以上事件は起こりそうに無いから立ち去りました。　なんか呆れちゃったし。　駐車監視員の取り締まりを始めて見ましたが、結構大変なんですね。色々な人を相手にして。　これからも頑張ってください。　えいえいおー。

  2006年09月04日

• スーパーヒーロータイムは最高に飛ばしていた

  　毎週日曜、テレビ朝日系では朝７時半から１時間、戦隊物とライダー物のセットで番組を放映しています。この時間帯を「スーパーヒーロータイム」といいます。今は「轟轟戦隊ボウケンジャー」と「仮面ライダーカブト」をやっています。　今朝たまたまつけていたのですが、ボウケンジャーのチーフという人が非常に高テンションで、思わず引き込まれました。チーフという人は赤レンジャーなのですがどうやらお笑い要員のようです。でも赤の特性なのか皆を引き込んで、無事敵を倒します。デカレンジャーでは青の赤化が激しく、無鉄砲にも程があると思っていたのですが、ボウケンジャーはツボを押さえていらっしゃる。　ブラボー！　しかも続く仮面ライダーカブトでは、初代ガンダムのガルマ様に匹敵するほど素晴らしい方が出ていたのです。天然お坊ちゃまで、歯の浮く台詞の１つ１つを当たり前にしゃべっているのです。いきなり面識の少ない人を捕まえて「ベストフレンド」認定したり、頂点という言葉にこだわりがあるのか「俺は友情においても頂点に立つ男だ」とアピールします。表現力ではモンゴメリ「赤毛のアン」の主人公アンに匹敵します。将来が楽しみです。　お坊ちゃまは影の部分も抱えていて敵要素がつよいのです。どうみてもその内、仲間が弑する気がします。まあ、ナレーションも強引なところからすると、この手の脚本の常で、前回までの設定を無視して進むのでしょう。あんまり考えても仕方ありません。これからは気をつけて見守っていかなければなりません。　ところで、昔はスーパーヒーロータイム時間帯の前後に「スーーパーヒッーローターイム」とちょっとした寸画が入ったものです。余韻を最後まで楽しませてくれるのです。今日もそうでした。ボウケンジャーと仮面ライダーカブトの俳優さんが１名ずつ小芝居をして笑いを取ってくれました。　鳥の餌のような食事をボウケンジャーの赤が涙ながらに食し、脇で給仕した仮面ライダーの一員が慄くのです。　素晴らしい。　どうやら今年のスーパーヒーロータイムは最高に面白いようです。今まで見なかったのが悔やまれます。

  2006年09月03日

• 藤子不二雄の漫画にはフェチがいることに気づいた

  　名作「ドラえもん」といえば静ちゃんのお風呂好きはもはや病的です。登場シーンはかなりの割合で入浴中です。　「オバケのＱ太郎」では、パンチパーマの小池さんはインスタント・ラーメンばかり食べています。私もたまに夜中に無性に食べたくなりますが、小池さんほどではありません。　私のフェチは縞々の服を好んで着ることですが、静ちゃんや小池さんほどこだわりがありません。彼らはフェチ道の鑑です。ちょっと尊敬しました。　いつか時間があったら、藤子不二雄さんの他の作品にもマニアがいるかどうか確かめてみようと思います。　余談ですが、藤子不二雄といえば、安孫子素雄（藤子不二雄Ａ）さんの方が私の好みです。「魔太郎が来る！！」はリアルタイムで夢中になって読んだものです。名台詞の「うらみはらさでおくべきか」はポーズ作って練習しましたからね。　私は昔からヘッセといったら「デミアン」、マーク・トウェインといったら「不思議な少年」、夏目漱石といったら「こころ」と学校の進める方向とは別の、陰のある小説に惹かれていました。　「スター・ウォーズ」のアナキン・スカイウォーカーとダークサイドに堕ちるより容易く、安孫子さんの作品が好きになったのです。

  2006年09月01日

• もうすぐ秋場所ですよ

  　お伊勢参りに行った時に出会った二人連れはとっても気になりました。　一人はテネシー・ウィリアムズ「ガラスの動物園」のアマンダみたいな口の達者なお婆ちゃんでした。もう一人は孫娘らしい小学校高学年の女の子でした。女の子はずーっと歩きながら火打石を打ち付けているのです。そしてたまに火花が立つと、一気に表情が変わります。これまで他に楽しみがなかったのかというほど嬉しそうになります。抑圧された自己主張なのかもしれません。お婆ちゃんは孫に見向きもせず、声で引っ張って行きます。そして何周か歩いたらいなくなりました。　まあ、そういう気になる人たちよりも今は更に気になることがあります。９月の大相撲秋場所です。両国で行われるので俄然関東圏の人間としては気になります。観戦ノートを作ったりするほど通ではないのですが、舞の海さんみたいな技もちさんがいた頃は、結構熱をいれていました。最近はとりあえずみるというスタンスです。　たまには見に行ってもいいんですけどね。両国の安い席は、冬場は特に寒くてトイレが近くなるのがネックなのです。「建物は夏を旨とすべし」と言いますが、まさに両国はその言葉通りですからね。一月の初場所は極寒です。両国は５月の夏場所が一番いいと思います。そして帰りは駅の近くのビアホールで両国地ビールを飲むと尚よろしいのです。　私はテレビ観戦が主です。ＮＨＫの解説を聞きながら観た方が分かりやすいですからね。　それに、まれにデーモン木暮さんの解説があって聞き逃したくないのです。この方が相撲観戦のポイントを紹介する番組を定期的にやってくれたら、相撲ファンが増えると思うんだけど。ＮＨＫさんお願いします。

  2006年09月01日

• 防災の日でＧＯ！

  　１１時５９分の試験信号放送の確認後、テレビで偉い人たちやお役所の災害訓練活動が流れます。どうやら皆、気合を入れて取り組んでいるようです。　私もうかうかしてはいられませんよ。今朝早めにシャワーを浴びて身奇麗にして待っていたんですからね。駅などの公共機関や、マルエツなどの大型小売店を中心とした商業施設に行ってさり気なく傷病者Ａを演じるのは市民の義務です。小雨だけど、さあ、頑張って行こうと立ち上がりました。　なっちゃん＠うずらと物の３０分は別れを惜しんで、出かけようとした時です。携帯が鳴りました。家の中を振り返って頷いていたので、びくっとしました。モロボシ・ダンが颯爽とウルトラアイを取り出すように、手提げから携帯を取り出しました。風で音を立てるようにカバーを広げると相手をチェックします。家人からでした。　とりあえず、東京ではやっぱり大掛かりにやっているのかと家人に聞いてみると、「いや、何もないから」とにべもありません。　しかし、電話の背後でヘリコプターのプロペラの音が聞こえてきます。会話に割り込むほどですから、かなり低空で飛んでいるのでしょう。自衛隊かもしれません。これで何事もないのかと思いますが、日々通勤ラッシュという戦場で戦う家人には大したことがないのかもしれません。やっぱり家人は頼もしいよと、ひとしきり感激してしまいました。　そのまま夢中になって家人を妄想していたましたが、家人が今日の予定を聞いてきたので慌てて返事をします。急に聞こえなくなった振りをして、場を取り繕いました。「もちろん、１人避難訓練をするんだよ！」元気良く答えました。「普通通りだから！　本当に何もないから！」と益々説得してきます。電話の向こうで両手を振って宥めている様子が目に浮かんできました。その後、電話を切るまで２分ほど訓練や関東の直下型の地震の可能性に盛り上がりました。　そういう訳で、今回は参加を見送って近隣に観察だけしに行きました。スーパー３店も、駅も、病院２軒も本屋も全くいつもどおりでした。太宰治「人間失格」の末尾で「ただ過ぎ去っていくのです」とリフレインしますが、もう丁度あんな感じです。　甲子園や９．１１の黙祷ほども何もなくあっけないのです。　雨の中歩き回ってしょんぼりして家に帰りました。　あんまりだよ！

  2006年09月01日

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