遭遇。
記念すべき第一回目の書き込みがこのネタになるとは思ってもみませんでした。・・・今年は枯れ梅雨とはいえ、久々の天気回復たまっていたお洗濯物を一気に消化させるべく、この日すでに3回目の仕事に取り掛かった洗濯機を確認し、お乳を飲んだばかりで、まだまだ寝室で眠り続けているであろう長男のもとへと向かいました。「あぁ嫌だ。虫が入ってる!」蚊程もない大きさの虫が、網戸にしている窓の上の壁に張り付いています。若干神経質の気がある私は、ティッシュを手に取り、さっさとその虫を取りました。「これでよし、ほかにもいないかな?」と辺りを見渡した時です。アレがいる。しかもでかい。胴体だけでも5センチは有にあろう、黒光りするそのボディ。まぎれもない、G* がそこにいたのです!!(*:心臓の弱い方の為にあえて伏せさせていただきました。)そのGは、私が短大生の頃入っていた寮の食堂で遭遇して以来の半端じゃない大きさ。しかも、ベビーベッドですやすやと眠り続ける長男の頭上1.5メートル程の壁と天井の境目にいる!!「なんて殺(や)りにくい所にいるんだ!!!」長男が真下にいるから、殺虫剤はNG。やっぱり長男が真下にいるから、潰すのもNG。どうしろと!!?取り合えず、ハエたたきを手に持ち構えたものの、どうにもこうにも一向に手出しができない。こうなったら、「長男の方に落ちないようにハエたたきで払い落とすしかない!」後々考えたら長男をベビーベッドごと移動させればいいのにかなりテンパっている私はそんな簡単な事にすら気づかず、今だ同じ場所でゆらゆらとその長い触角を動かしているのんきな諸悪の根源Gに向かってハエたたきを振り下ろしたのです。かわされました。いや、正確にはハエたたきが天井に直撃し、Gにかすりもしなかったのです。そのうえGが羽を広げこっちに向かって飛んできた!!!「ぎゃあああああああああああ!!!!!!!!」パニクった私はやみくもにハエたたきを振り回しましたが、どんくさいことに、ことごとくあたらない。その上Gはベビーベッドを飛び越え、夫婦と長女が使っているダブルサイズのベッドの足下に着地。そのまま備え付けの引き出し収納の下にカサカサと入っていくではないですか!!!「おねがいだからやめて!!!」死にものぐるいで一つ一つ収納を引き出し、中とベッド下を確認する作業を繰り返すが、みつからない。どうしよう。このまま取り逃がしたら、もうこの部屋で眠れない!!!!そのとき。パニクり続ける私の耳に、長女の「あ~。おった~~~」という声が聞こえてきたのです。声の出所はリビング。まさか!!!!!!大慌てで長女のもとに向かうと、そこには足を引きずりながら懸命に逃げるGが!!まさかさっきのハエたたき攻撃が当たっていたのか!!!??とにかく今度こそ逃がしてはなるまいと、新たに取り出したのが電撃殺虫ラケット!!!(写真)存在自体は2年近く前に知っていて、欲しかったけど買うに至らなかったこのラケット。1週間位前に近所のドラッグストアで格安で売っているのを見付け、購入していたのです。使い方は簡単。柄の部分のボタンを押しながら、虫に向かってスマッシュ!!!防護ネットを通り抜けた虫の体の一部が電線に触れると、たちまち電気が流れ、虫を瞬殺するという。過去にやり合った虫は体長1センチにも満たない羽虫や小さいクモなど。こんな大物は初めてでしたが、あのゆらゆら揺れる触角さえ捕らえたらこっちのもの!!!えいっ!とばかりにラケットを振り下ろし、そこはやっぱりそう~っと触角が防護ネットを通り抜けるよう気をつけながら押し付ける。と、パチッ!!とショートするような音とともに、Gから一筋の煙が。やった!やりましたよ!!!ついにGを殺(や)ってやった!!!これで安心して眠れる・・・しかし、1匹見かけたら30匹はいるというG。この狭いアパートにまだ29匹のこっていると!!?・・・・・・・・・・・・・・・・・。私は、そのあまりに恐すぎる考えをさっさと捨て去り、コレ(元々黒いので分からないが多分黒こげになったG)は天井に僅かにあった隙間から侵入したものと信じ、隙間をガムテープで塞ぎ、家中の窓を閉め切り、節約の為にあまり使わなかったエアコンをフル稼働させ今日一日を過ごしたのでした。嗚呼、憎きGよ。二度と現れる事なかれ。