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カテゴリ:ぱそ関連...電磁波浴びてますか?
最近、会社なんかでよく聞く上司への悪口に、「あのアナログ人間が!」というのがあります。 「あのアナクロ人間が!」というのは昔からよく聞きましたが、「アナログ人間」というのはここ最近ですね。 アナログ人間... アナクロ【anachronism】(時代錯誤)というのは悪口として意味がよくわかるのですが、アナログってのは悪口になっているのかな? おそらく、IT・コンピュータ関連に疎い、つまりデジタル音痴という意味で言ってるんでしょうけど... 実は言ってる本人たちもパソ関連をよくわかってない人がほとんどなんですけどねw。 『デジタル』はよくて、『アナログ』は悪いって誰が定義したんでしょうかね? 大体が、『デジタル』の反対は『アナログ』なんでしょうか? 大いに疑問です。 『デジタル【digital】』とは“digit”、ラテン語の『指』をからきています。 指折り、「1、2、3・・・」と数えるのと同じ...つまり、一定間隔で数字をカウントすることです。 そういう意味では、『そろばん』は最もシンプルなデジタルコンピュータと言えるかもしれません。 普通のコンピュータでは“0”と“1”、つまり“ON/OFF”ってことですね。 『アナログ【analog】』とは、一定の間隔を作らず、連続した数値変動を捉えるものといえます。 昔、コンピュータはおろか電卓すら一般的ではなかった頃、複雑な計算に用いられた『計算尺』は最もシンプルなアナログコンピュータと言えるかもしれません。 でも『デジタル』と『アナログ』を比べる際、一番身近なアイテムはやはり『時計』ですね。 デジタル時計は、一定の単位(1/100秒とか1/1000秒とか?)をカウントするので、正確な値を得られますが、決められた単位以下のカウントはできません。 アナログ時計は、一定の単位ではなく、一連の滑らかな数値の変動を表しますから基本的に単位は無限ですが、正確な値を示しづらい上、ブレも滑らかなので、狂いに気づきにくいし。 『デジタル』と『アナログ』、共に一長一短があるってことです。 先ほど、「『アナログ』とは連続した数値変動を捉えるもの」「基本的に単位は無限」と書きましたが、厳密に言うとその最小単位は、物質の最小単位と同じ分子や原子、量子の段階で終わりです。 人間の思考も、脳内のニューロンの分子や原子単位の電気信号とタンパク質ですし... つまり、『アナログ』といえど、粒子単位の『デジタル』であることになります。 では、デジタル式の機械が進化するとどうなるのか? 今、正に研究・開発されているのは『分子コンピュータ』。 チップ上の分子をON、OFFすることで数値を表すんですね。 ということは、小型で超大容量のコンピュータができるわけです。 となると、ターミネーターのようなロボットの可能性も捨てきれないし... さらにこの先、原子コンピュータだの素粒子コンピュータだのが開発されたら、プログラム間を走る電流に1/fのゆらぎや停滞が生まれて、それこそロビン・ウィリアムズの『アンドリューNDR114』やハーレイ・ジョエル・オスメントの『A.I.』のような、感情を持ったロボットの登場も絵空ごとではなくなって... チューリングゲームという、いくつかの質問に対する答で、回答者がA.I.かヒトかを判別するテストがありますが、そのテストでも判別できないA.I.が生まれるんでしょう。 何のことはない...結局は人間と同じ『アナログ』と同じになるわけです。 故に、『デジタル』と『アナログ』、どちらがよい悪い、どちらが高級低級なんてないんですね。 それにしても... ロボット工学の行き着く先なんて、所詮『ヒト』を作ることなんですねw。 そんなことくらいに、たくさんのお金かけなくったって、簡単なのに...ねぇw? d(^_^;) ねぇじゃねぇよ! ねぇじゃ! (°Д°#) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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