アラビア書道とその周辺

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• アラビア書道お役立ち本「アラビア語のかたち」の紹介

  アラビア書道にも役立つアラビア語関連本、師岡カリーマ・エルサムニー著「アラビア語のかたち」（白水社）の紹介です。既にいくつかのお稽古場所でも紹介させて頂いています。新刊ではなく2002年初版のちょっと古い本です。今でも大きめの本屋の外国語のコーナーには置いてありますし、アマゾンあたりでもすぐ注文できます。アラビア書道を始める方の中にはアラビア文字が全く分からないという方が結構多いです。アラビア書道はアラビア文字が分からなくても形から入れるので、当初のお稽古には問題ないのですが、レッスンが進むに連れて、自分で書きたい文言が出てきた場合に多少綴りの知識がないとデザインすることが難しくなってきます。文字だけを集中して教えてくれるアラビア語講座はありませんし、書道のお稽古でアラビア語の仕組みを教えるには、時間が足らないので、最小限の説明となってしまいます。そこで、個人で少し自習していただいたほうがと良いと思うのですが、その際に使いやすいのが本書です。普通のアラビア語文法書では文字の部分はかなりあっさりと数ページで片付けられているので、物足りなさを感じます。紛らわしい形の多いアラビア文字を覚えるには少し時間がかかりますし、文字と文字が繋がったときに、形が変わるものも多いのでそこでまた少し時間がかかります。まあ、2,000以上の漢字を操る日本人ですので、バリエーションを含め、40種類ぐらいのアラビア文字を覚えるのはそれほどの苦行ではないと思いますが。この本の特徴は、まずアラビア文字で書いた、日本語の五十音表の説明から始まります。そして日本人の名前の書き方、日本の地名などに進み、そしてエジプトの街角で見られる看板から、特定のアラビア文字を探すようなクイズも含まれています。日本語との関わりから入っゆき、文法には深入りしていないので簡単に読むことができます。それから添付のミニCDがなかなか面白く、エジプトのテレビCMやサッカー中継、レモン売りの声、コーラン朗誦など少しずつ音が入っています。この本を読み終わったら、「アラビア文字を書いてみよう読んでみよう」（本田孝一・師岡カリーマ･エルサムニー著）（白水社）に移ると良いと思います。

  2011.02.19

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• モロッコ料理ＩＮ京都

  京都の四条河原町にモロッコ料理店ができたと、天満橋の生徒さんから教えて頂いたので早速でかけてきました。四条河原町交差点を南に5分ほど歩いた、非常に足の便の良いところにある「さくらビル」の地下にありました。名前は「Ｌａ　Ｂａｒａｋａ」（ラ・バラカ）といいます。15:00までがランチタイムですが、2時過ぎでもまだ客は数名いました。ランチメニューにはいくつかの定食があり、そこから選べますし、単品でも注文できるようです。クスクスかタジンがメインのようですが、タジンの鶏入り定食を注文しました。まず最初にハリラというスープがでました。ラマダン期間中に一日の断食の後最初に飲むスープです。レンズ豆などたくさんの豆類や野菜などが入った、ミネストローネのアラブ版のようなスープで、断食後に飲むと体に染み渡るだろうと思われる味です。次にサラダが小ぶりの皿に山盛りで出てきました。かかっているドレッシングもできあいのものではなく、ちゃんとモロッコ風になっていて、美味でした。メインのタジンは和風の皿に載ってきましたが、一見、かなり量が多いように見えます。入っているのは鶏肉、ナス、オクラ、ニンジン、ジャガイモ、グリーンピースなどが重なってぎっしりといった感じです。味はしっかり付いていましたが、それほど濃いという感じはなく、野菜、鶏肉から出たダシがそのまま活かされているような甘味もありました。タジンは何度か食べたことがあります。ただ、味付けはほとんどなされていないものが多かったという印象があったので、ここのタジンは美味しく全て食べることができました。付け合せに少し厚めのピタパン（半分）がついており、野菜・肉のエキスをつけて食べてくださいと説明がありました。最後に追加でミントティーを頼みましたが、ガラス製のきれいなコップになみなみと注いでくれます。量もたっぷりありますが、ちょっと熱すぎてコップがしばらくは持てません。このミントティーも甘すぎずすっきりとしています。ミントティー630円を含めると全部で1,890円（税込み）とちょっと高めのランチとなります。スープ定食という525円の定食もありますが、それ以外の定食は1,200円以上になります。タジン単品だと1,050円となりますので、それだけでも構わないと思います。結構タジンの量が多めですが、味付けがしつこくないので女性でも割りに簡単に平らげることができそうです。メニューは夜も昼もほぼ同じで値段も変わらないようですので、夜はいろいろアラカルトで取って、みんなでワイワイ楽しむのもよさそうです。ビールもちゃんとありました。昼に行った時は従業員が見当たらず、旦那さんと奥さんの二人で切り盛りしているようなので、大勢で入ると待たされるかも知れません。旦那さんは余り日本語を話さないようですが、奥さんは料理について丁寧に説明してくれますので、どんな料理か分かりやすいです。京都ではトルコ料理店はあったものの、モロッコ料理店は初めてだと思います。蛇足ながら、店名の「ラ・バラカ」は、アラビア語のバラカ＝祝福から来ているのだと思いますが、アラビア語の定冠詞”アル”を使わずフランス語の女性定冠詞”ラ”を使っています。モロッコもフランス語を話す人が多いので、少し洒落ているのかも知れません。（写真はあとで）

  2011.02.18

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• 名古屋周辺で宮田江美子さんによる「Little Damascus展」開催

  シリアのダマスカスでアラビア書道を学ばれた後、国内で独自にアラビア書道を展開されている宮田江美子さんが名古屋周辺の2ヶ所で個展を開催します。それぞれ作品は20点ほど展示されるようです。カラフルなディーワーニ書体やルクア書体の作品が多そうです。お近くにお住まいの方は是非立ち寄って、”宮田ワールド”をご鑑賞ください。１．Little Damascus 2期間：2011年3月16日（水）～19日（土）9:00～17:00（但し、16日は13:00～17:00）場所：ルネッサンスシティ勝川一番外３Ｆギャラリー勝川アクセス：ＪＲ中央線勝川駅北口　徒歩1分連絡先：松新開発（株）0568-32-2955２．Little Damascus 3期間：2011年3月30日（水）～4月11日（月）7:00～20:00場所：アスティ高蔵寺･市民コーナー･市民ギャラリーアクセス：ＪＲ中央線　高蔵寺駅構内連絡先：春日井氏文化スポーツ部文化課　0568-85-6079

  2011.02.17

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• 中華街で中国書画展に

  中華街に行ってきました。優雅にランチを食べに．．．ではなく、中華街にある画廊で開催されている中国書画展を見に行くためです。爾麗（にれい）美術という名前の中華街の真ん中にある小振りな画廊で、個展をされている姚（よう）さんという方に会いました。横浜・老人福祉センター翠風荘でお稽古されている方の一人が、姚さんがアラビア書道に興味を持っているということで紹介されたという経緯があります。彼は國際書道連盟展でも受賞されている、中国河北省出身の中国書画作家で、来日して１２年。現在、横浜近辺で中国語や中国書画を教えておられます。いろいろお話しましたが、アラビア書道と何かコラボ的なものができないか、今後考えましょうということになりました。日本人は中国書画を高く評価してくれるし、それを習おうとする人は非常に熱心で、かなりの腕前の人も出てきている。中国国内では中国書画は芸術として余り高い評価を得ておらず、金儲けの商売になってしまっている。例えば街角で旅行客に花文字などを書いて商売するというような余りグレードの高くない芸術になっており残念だ、など中国のアート事情についてのお話もありました。アラビア書道には興味を示されているものの、今は中国書画で手一杯で自分でやってみたいということは考えていないとのことでした。日本書道は流派の中で固まってしまい、コラボ的なことは余り積極的ではないということも指摘されていました。そのこともありこちらにお声がかかって来たのかも知れません。まあ、アラビア書道も、本場中東ではかなり保守的でオーソドックスな作品が主流ですので、そのあたりは似ています（もちろん若手作品には新しいアラビア書道も見られるようにはなっていますが）。具体的な話になるかどうか分かりませんが、アラアラビア書道は、「書道」でも「絵画」でもいずれの範疇にも入ることができるので、何か面白い話になればと思います。この作品展に興味がある方は以下をご参照下さい。辺りは中華料理店がいくらでもありますので、観賞後お食事するのもなかなか良いのではと思います。姚小全中国書画展場所：爾麗（にれい）美術　（中区山下町２１４中華街延平門（西門）通り・ＴＡＯビル２Ｆ　ＴＥＬ：045-222-4018）日時：2011年２月１１日（金）～２０日（日）（但し２月１６日は休み。）　11:30～19:0姚小全さんの作品（蓮）

  2011.02.15

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• 第１３回アラブ・チャリティ・バザーが開催されます

  ４月１０日（日）に第１３回アラブ・チャリティ・バザーが開催されます。主催はSWAAJ/駐日アラブ大使婦人の会ですが、駐日のアラブ大使館が特産品、土産物、食べ物などを販売して、その売り上げを日本や参加するアラブ各国の病院、孤児院、ユニセフ等のＮＧＯ団体に寄付するというものです。昨年は18ヶ国が参加しています。各国のフード・ドリンク・民芸品コーナー、民族衣装体験コーナー、ヘンナ、ファッション・ショー、ベリー・ダンス、福引きなどいろいろなイベントがありますので、毎年多くの来場者があり、会場はかなり混み合います。アラビア書道もお手伝いさせて頂いており、希望者に「アラビア書道でお名前書き」を行っています。昨年は合計４5人ほどの来場者にお名前を書いています。去年の様子はhttp://plaza.rakuten.co.jp/alqalam/diary/201004040000/　を参照願います。多分、今年もお手伝いすることになると思います。第１３回アラブ・チャリティ・バザー日時：２０１１年４月１０日（日）１１：００～１７：００場所：アークヒルズ　カラヤン広場住所：港区赤坂１－１２－３２アークヒルズ内サントリーホール前アクセス：東京メトロ銀座線溜池山王駅13番出口より徒歩1分、南北線六本木一丁目駅 3番出口より徒歩1分備考：入場料1,000円／人が必要です（入場券はアラブ諸国の大使館に問い合わせて下さい。結構早めに無くなりますのでご注意下さい）

  2011.02.13

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• 第８回アラビア語オリンピック開催

  恒例になりましたアラビア語オリンピックが３月５日（土）にアラブ　イスラーム学院にて開催されます。 アラビア書道の部はクルアーン星章39/40節をナスヒー、ディーワーニー、ルクア、ペルシア書体のいずれか１つ、あるいは２つの書体を制限時間愛（一時間）で書くというお題になっています。約２０名の方が参加する見込みです。 アラビア書道の他には、アラビア語ワープロ、スピーチコンテストも開催されます。また昼食にはアラブ　イスラーム学院特製のシャワルマ（ピタパンにチキンをはさんだアラブのサンドイッチ）、ジュース、デーツなどが、無料で食べられます。建物内には礼拝施設もあります。トイレがアラブ風です。 場所：アラブ　イスラーム学院（港区元麻布３－４－１８）アクセス：東京メトロ・広尾駅から徒歩１０分、もしくは都営大江戸線麻布十番駅から徒歩１０分 スケジュール10:00～10:50　アラビア語タイピング競技11:00～12:00　アラビア書道競技（B1会議室）12:00～12:50　礼拝・軽食13:00～14:40　アラビア語スピーチ競技14:40～15:00　入賞者発表15:30～17:30　アラブ イスラーム学院第17期・18期生徒の卒業式、アラビア語オリンピック優秀者へメダル授与など　 その他はアラブ　イスラーム学院のHP　（http://www.aii-t.org/）をご参照下さい。

  2011.02.12

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• 日本の花とアラビア語

  昨年末に日本の短歌や俳句をアラビア語に翻訳したものをアラビア書道で書くというお仕事が舞い込んできました。全部で２８人分、１４０首もあったのでかなり大変だなとは思いましたが、年末年始もあって多少時間もとれそうだったので引き受けました。クリスマス頃に翻訳されたものの半分が届きました。それを見て、日本の短歌や俳句をアラビア語に翻訳した方はかなり大変だっただろうなと思いました。アラビア語訳はほぼ忠実に日本語に沿って訳されていたようで苦心の跡が見えますが、恐らくそのままアラビア語を読んだだけではアラブの人々はピンと来ないと思います。特に短歌、俳句では花を詠んだもものも多く、アラビア語訳された花の名前からはどんな花か想像つかないだろうなと思います。例えば、紫陽花（あじさい）→学名Hydrangia ハイドランジア鬱金桜（うこんざくら）→　karaz akhDar saaHib曼珠沙華（ひがんばな）→学名Lycorisリコリスその他、月見草、酔芙蓉（すいふよう）、堅香子（かたくり）、泡立草（あわだちそう）などなど難読漢字のオンパレードで日本人でもほとんど見たことがない花も含まれています。この中でかろうじてアラビア語の辞書にも載っていたのが「桜」でした。それ以外は学名のラテン語をそのままアラビア語表示したものがほとんどでした。花以外にも、昆虫類、日本の風俗習慣なども含まれているので、背景などちゃんと説明する必要がありますよと、依頼者には話しておきました。詳しく説明するには一首あたりにかなりのスペースを割く必要があるので物理的には無理だと思います。この翻訳は日本文化を紹介するイベントに使用するためですが、俳句、短歌などの文学の世界をアラブ人に理解してもらうということはなかなか難しいことだなとよ良く分かりました。紫陽花、鬱金桜、曼珠沙華をディーワーニー書体で書いて、更にそれぞれの花の雰囲気に着色してみました。なかなか楽しい作業でした。

  2011.02.11

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• ウズベキスタンとアラビア書道

  ウズベキスタン大使館に行ってきました。目黒駅からタクシーで10分ぐらいの、閑静な住宅街の真ん中にある大使館で、元々は日本の住宅を改修して作ったような建物でした。応対してくれました担当者は非常に体格の良い、日本語がうまい男性でしたが、慶応大学に留学した経験もあり、レスリングもやっていたとのことでした。ウズベキスタンで今般、アラビア書道の本を出版したのでこれを日本に紹介したいのでアイデアを出して欲しいというのが内容でした。ウズベキスタンにも財団があり、日本の大学と共同でシンポジウムを開いたりと、近年文化事業に力をいれているとの話がありました。出版されたアラビア書道の本を見るとかなり分厚い本で英語とウズベキ語でアラビア書道に就いての説明と所蔵の作品の写真に多くを割いていました。アラビア書道の作品はウズベキスタンだけではなく、その他の地域の作品も混ざっていましたが、スルス書体はほとんどなく、ナスヒー書体やペルシア書体が多く、かなり偏っている感じでした。またアラビア書道だけではなく、ミニアチュールの作品もかなりのページを割いていましたが、余り微細なものはなく、資料的な価値はありそうですが、ちょっとアラビア書道的には中途半端な印象がありました。アラビア書道とは余り関係なさそうな国ですが、実はイスラム教徒が人口の80%を占めており、モスクもたくさんあります。また言語は、ウズベキスタン語というトルコ系の言葉が主に使われています。その表記方法は1992年以降ラテン文字になりましたが、それ以前はキリル文字（いわゆるロシア文字）が使われていたので両表記が混在しているようです。ただ中国のウズベク族は改良アラビア文字で表記しています。ということでアラビア文字も現役です。ウズベキスタンはOIC（イスラム諸国会議機構）の一員でもあります。イランとロシアに挟まれた中央アジアの国で二重内陸国です。つまり、海に出るのに最低２ヶ国を通過しないと出られない、内陸国中の内陸国ということになります。代わりにアラル海という巨大な湖がありますが、灌漑のしすぎで水が急速になくなり、塩湖になりつつあります。ブハラ、サマルカンド、ヒヴァなど見るべき遺跡もかなりあり観光資源は豊富です。意外にアラビア書道をしている生徒さんにもウズベキスタンに観光で行ったことがある方が多く、印象も良さそうです。日本から直行便だと成田から関空経由で10時間ぐらいで行けます。また、大韓航空でソウル経由でもフライトがあり比較的便利です。最近、中東諸国が国内で紛争が起きているので、秋に検討しているアラビア書道ツアーにウズベキスタンも面白そうだなとちょっと思いました。アラビア書道を行っている施設もありそうです。ただ、この国も１９９１年の独立以降、イスラム・カリモフ大統領のほぼ独裁政権になっており、その点は少し心配ではありますが。

  2011.02.11

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• 雑炊ラーメン？

  大阪の天満橋でのお稽古の後に夜行バスで帰ることが多いのですが、今回乗るバスの時間が22:50と遅めなのでゆっくりと夕食をとることができます。ただ、バスで寝るだけですので、軽めにラーメンでもと思い新しい店を探しに、大阪駅に近い、東通り商店街を散策していると、フジヤマ55という新しい店が商店街の端っこにできていました。つけ麺がウリの店で、麺は並盛りも大盛りも同じ値段ですが、並盛りの場合は半ライスが無料で付いてきます。ちょっと変わっているのは雑炊付きとあります。つけ麺を食べ終わった汁で雑炊にするようなシステムになっています。まずつけ麺を食べます。麺はうどんほどもある太麺ですが、ボリュームは思った程なく、並であれば女性でも簡単に食べられる量です。そのあと、おもむろに白飯をその残ったつけ汁に放り込みます。そして、それを卓上にあるIHヒーターに載せて、スイッチを入れます。ある程度煮えてきたら、少し離れたところにおいてある、生卵（一個無料）を混ぜると雑炊ができあがります。海苔、ゴマなどをふりかけ、茶碗によそい、たくわんの細切り、しば漬けなどといっしょに食します。この熱々の雑炊がなかなか美味です。少し味が濃い目なのでテーブルにおいてある魚介ダシで薄めるとちょうどよくなります。IHヒーターに載せても大丈夫なようにつけ汁容器はステンレス製になっています。ラーメンライスというのは良くあります。それだと冷えたラーメンスープに余り熱くない白飯を放り込むのでただ満腹にするだけなのですが、IHヒーターでこのように自分で料理すると一気に雑炊に格上げになります。始めから雑炊ありきのつけ麺ラーメン店は初めてです。太い麺が茹だるまでも少し待つし、この自前での雑炊クッキングにも多少時間がかかるので、ラーメン屋にしては結構時間がかかります。もちろん、急いでいる時は雑炊を食べなくても構わないですが、どちらかというと雑炊がメインのようですので、しっかりと雑炊を食べなければもったいないです。本店は名古屋です。さすがに名古屋食の特徴である「腹一杯にする精神」が息づいているように思えます。いずれにせよバスに乗るまでの時間を潰すのに安くて、なかなか良い食事です。フジヤマ55の濃厚スープつけ麺

  2011.02.05

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• エジプト情勢の行方は？

  日本のメディアではかなりセンセーショナルに今にも全土にわたる大暴動が起こりそうな雰囲気を伝えていますが、朝日新聞が運営している有料サイトのＡｓａｈｉ中東マガジン（http://astand.asahi.com/magazine/middleeast/watch/2011020400018.html）の２月4日付ニュースによると、「タハリール広場はお祭りのような雰囲気で、誰の顔にも笑顔が戻った」とあります。軍隊や警官隊もデモ隊に対してそれほど暴挙にでている様子はなく、また、過激分子が扇動している様子もないので、中東では近年まれに見る冷静なデモになっているように見えます。恐らくその中心となっているのがエジプトの中流階級だからだと思います。このＡｓａｈｉ中東マガジンはエジプトに駐在している川上朝日新聞編集員兼論説委員（元大阪外国語大学アラビア語科卒）が中東情報をながしているサイトで、比較的冷静に中東情勢を分析しています（Ａｓａｈｉ中東マガジンのＨＰはwww.nikkei.com/news/latest/article/g=96958A9C93819695E2E1E2E3988DE2E1E2E0E0E2E3E39180E2E2E2E2）。記事全文を読むには購読料315円／月が必要です。

  2011.02.05

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• エジプトの影響は

  エジプトカイロで3月初めに予定されていたエジプト日本祭り2011が中止になりました。日通旅行社が企画し、エジプト政府、カイロ市などと組んで日本の文化を紹介するイベントだったのですが、今回の騒動で、当然のことながら取りやめとなりました。アラビア書道としては、作品展示を考えていました。既に数人から展示希望の連絡がありました。また同時にこのこのツアーの参加者も募っていたのですが、少し代金が高めのこともあり、参加者はいませんでした。ということで余り大きな被害はありませんでしたが、日経新聞によりますと、既に船便でいろいろな物を送ってしまった団体などは、戻ってくるまでにかなり日数がかかるだろうと懸念されているとのこと。中東での企画ものは、政情が安定しているときでも、現地での連絡や意思疎通の問題、取り進め方の違いなどがあったりしてなかなか難しいのですが、今回のような急な事態で関係者の方々は現在大変だと思います。今回のデモは日本アラビア書道協会には余りには関係ないといっていましたが、生徒さん周辺には結構いろいろな支障がでてきているようです。ツアーが中止になったので数組の方は旅行がキャンセルになっています。また、現地で健康食品の原料を作っている会社では、しばらく渡航できないので、現地担当者との連絡が取れない、日本で働いているエジプト人は家族や親類の安否が気になるので、一時帰国しようとしたが、フライトが取れない、エジプトに海外出張を予定していたが、ドバイまでの座席が確保できるものの、ドバイ－カイロ間で飛行機が飛ぶかどうか現在不明ということで延期した、現地留学生とコンタクトが取れない．．．などなど、少しずつ影響が出始めています。また、今のところエジプトのみが大きく報道されていますが、その他アラブ諸国でも小さなデモなどが起こっているとの、今のところ余り影響がないのは、湾岸諸国（サウジアラビア、ＵＡＥ、カタール、バーレンなど）あたりぐらいでしょうか（サウジでは少し揉めているような報道がありますが）。ただ同じアラブということで、これらの国への出張者や観光客も減ることになるでしょう。

  2011.02.04

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• エジプトの影響がこちらにも

  エジプトは長らく続いていたムバラク政権が崩壊しようとしています。 お稽古場所では、ちょうど、この時期に旅行に行かれる計画をされている方も何名かいらっしゃって、今回は取りやめざるを得ませんねと言われていました。 お勤めされている方はいろいろ仕事の調整をして、上司にお休みのハンコをもらい、やっとこさ休みを捻出されたのに、このようなことになってさぞかし残念なことだと思います。 ただ当方には直接的な関係というか被害はそれ程ないだろうなと思っていたところ、朝早くに、新聞社や通信社から何件か電話があり、「協会にとって今回の事件で何か支障がありませんでしたか？」と聞いてきました。 まあ、書道の生徒さんのうち、この地域に旅行に行かれる予定の方がキャンセルせざるを得なかったり、とか、３月始め予定のエジプト・カイロ日本祭りの開催が危ぶまれるので参加は難しくなるでしょうね、と回答しておきました。 恐らく新聞社はエジプトに関係するだろうと思われる団体、協会、企業などに片っ端から電話をして、その影響を聞きまくっているのだと思います。 ひょっとしたら某大手新聞にも日本アラビア書道協会事務局長談としてコメントが載るかも知れません（まあ、私のコメントは全く大した内容ではないので、よっぽどネタがない限り、ボツになる可能性99.9%ですが）。

  2011.02.02

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• 名古屋大学博物館で「草原の民モンゴリアン－伝統と現代社会の狭間で－」が開催されます

  名古屋大学博物館で２月８日（火）～３月５日（土）までモンゴルの伝統生活と近代化を紹介する「草原の民モンゴリアン－伝統と現代社会の狭間で－」が開催されます。これにＪＡＣＡの会員の方が係わっておられることもあり、陳列に使用する目的でアラビア書道の筆（葦製）と墨壺をお貸ししました。なかなか面白そうな催しですが、その中に、「モンゴル書道」のイベントがあります。モンゴル語は現在ではロシア文字であるキリル文字を使って書かれていますが、もともとアラビア文字の流れをくむ、モンゴル文字を使っていました。ちょうどアラビア文字を９０度横にしたような文字で、じっと見ているとアラビア文字の片鱗が見えます。國際書道連盟展では時々モンゴル書道の作品が出品されますが、毛筆を使って書かれています。今回のイベントでは、モンゴル書道家が来日し、硬筆を使って書くようです。個人的には非常に興味があるのですが、あいにくお稽古日と重なっているので参加できません。名古屋周辺にお住まいの方は是非参加してみて下さい。タイトル：　モンゴル書道家 オドントヤ・バヤンバによるモンゴル書道（硬筆）教室開催日時：　2011年 2月19日(土)　15：15-16:00会場：　博物館3階講室入場料：　無料定員：　20名申込方法：　2月10日(木)(必着)までに往復はがきに、催し物名「モンゴル書道教室」・郵便番号・住所・氏名（ふりがな）(友の会会員の方は会員番号も)・電話番号・返信あて名を記入して下記の住所までお申し込みください。お問い合わせ・申し込み先：〒464-8601 名古屋市千種区不老町名古屋大学博物館事務室TEL：052-789-5767 / FAX：052-789-5896※応募多数の場合は抽選，名古屋大学博物館友の会の方を優先とさせていただきますので ご了承ください。催しのポスターですが右側にモンゴル文字が見えます。

  2011.01.27

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• 久しぶりのいか焼き

  阪神百貨店の地下フードコートにある、”いか焼き”を久しぶりに食べました。多い日には一日10,000枚も売れるといういか焼きは大阪のソウルフードで、他地域ではまず見たことがありません。作り方はシンプルで、出汁で溶いた小麦粉にイカをはさんでプレスのような機械で焼き、特製ソースを塗って食べるだけです。おやつのようなものです。休日ともなると大行列ができるので、以前あった場所から少し移動して今では、人が並びやすいようにフードコートの端っこにあります。ちょっと小腹が空いた時に丁度よいスナックです。一枚147円という安さもナイスです。以前は簡単に買えたのですが、最近はかなり並ばなくてはならず、しかたなく、代わりにたこ焼きやちょぼ焼きを食べることもあります。関西以外から来た客には、必ずこのイカ焼きを食べさせます。イカの姿焼きのようなものを想像していると、非常にシンプルなお好み焼きもどきのようなものが出てくるので珍しがって食べますが、感想は余り芳しくありません。確かに、美味しい！と叫ぶほどではありません。じっくり噛んでいるとイカの味とソースの味と、生地の出汁の味が出てきてなかなか味わいのある食べ物ですが。千里中央のお稽古の後、天満橋に行くときに梅田駅で乗り換えるのですが、ちょうどその通り道にフードコートがあります。小腹も空いているし、良いにおいもするので、いつも無下に通り過ぎることができず、このあたりは魔のゾーンとなっています。

  2011.01.26

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• 餃子の王将も来た

  駅前の再開発で新しい駅ビルができ、そこに以前商店街にあった店が入居して一年経ちました。また、駅ビル周辺にも新しい店がポツポツとできはじめました。新たにできた店は飲食店が多かったのですが、そこについに「王将の餃子」店ができつつあります。もともと回転寿司屋があった場所ですが、いつのまにか閉店し、工事をしているなと思っているうちに、ばかでかい「王将の餃子」の看板が立ちました。開店は２月始めらしいのですが、かなり急ピッチで工事が進んでいます。自宅から歩いて1分という好位置にあるので我が家にとってはかなり便利です。駅前ビルには既に大阪王将が入っていたので、ここでも「大阪王将」対「餃子の王将」の一騎打ちとなります。もともと関西の中華料理チェーン同士が横浜郊外で一騎打ちという変な構図ですが、住民にとっては選択肢が増えて有り難いです。ただ、先のヤマダ電機といい、王将の餃子といい、最近新しくできる店は大型チェーン店ばかりとなり、地元の店やちょっと変わった嗜好の店の出店はほとんどありません。この街に18年住んでいることになり、その間に目まぐるしく駅前の街並みが変わりました。マクドナルド、ケンタッキー、吉野家、ドトール、スターバックス、ユニクロ、バーミヤン、サイゼリヤと大都市近郊にありそうなチェーン店がほぼ揃い、快適にはなりましたが、元々由緒ある東海道の宿場町がだんだんと均一化してゆくようで少しつまらない感じです。

  2011.01.24

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• ヤマダ電機がやって来た

  自宅からのウォーキングコースの途中に新しくヤマダ電機がオープンしました。いままでも電車でひと駅のところにヤマダ電機があったのですが、今度は徒歩圏内（それでも20分ぐらいかかりますが）にできました。この場所は以前確か自動車会社の寮か何かあったところだったはずなのですが、半年くらい前から何やら工事をしているなと思っていたら、先週新聞チラシが入りました。プリンタのインキやコピー用紙などは駅前のスーパーや本屋で一応手に入るのですが、種類が少なく、ちょっとしたパソコン周辺機器を買うには横浜か大船に出向いていたのがかなり解消されると思います。早速偵察に週末に出かけてみましたが、オープニングセールでもあり、中はかなりごった返していました。勢いで以前から少し調子が悪くなっていた外付けハードディスクを買いました。USBメモリーも格安なものがあったのでご祝儀（？）で買いました。それにしても外付けのハードディスクも安くなりました。1.5Tで8,000円台です。いよいよ普通にテラ単位のメモリーが普及品として出回るようになりました。最近はテレビに接続して録画できるハードディスクも出てきたため、メモリー量がだんだんと大きくなってきたのだろうと思いますが、普通にパソコンにつないでいる使い方では1.5Tも使い切ることはありません。ハードディスクの寿命が5年程度なので使い切る前に買い替えということになりそうです。ここのヤマダ電機では電気製品ばかりではなく、日用品や菓子なども販売しています。最近電気自動車も売り始めたというので、ひょっとしたらそのうちにここでも自動車も売り始めるかも知れません。この店の隣は自動車ディーラーですので、近い将来お隣り同士で販売競争ということになるかも知れません。いずれにせよ私に取っては良い散歩の目標ができました。

  2011.01.23

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• ソーシャルネットワークを観る

  ソーシャル・ネットワークという映画を見ましたが、会話のシーンが非常に多いものの、アメリカという国の凄さが見えて、なかなか面白い映画でした。世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービスのフェースブックの若き創始者の話です。 元々、ハーバード大学のコンピュータをハッキングして取得した女子学生の身分証明写真をインターネット上に公開し、公開した女子学生の顔を比べて勝ち抜き投票させるゲームとして作られた、とWikipediaにあります。実際にその場面が映画に出てきます。それを見ながら男子学生の多くがそのサイトにアクセスしたため、ついには回線がパンクしてしまいます。このようなゲームを作った彼にハーバード大学の双子の学生がフェースブックの元になるアイデアを出します。すると彼は短期間で大学間のネットワークを作りあげます。それが雪だるま式に拡大して今日あるフェースブックになるということです。この映画ではまだ大学間のネットワークの段階ですが。 この映画を見ているとアメリカとは凄いことを考える人間が集まっているというか、天才を育てる環境というか土壌があるという気がします。主人公は天才の特徴である、早口で自分のことばかり一方的に喋る完璧なコンピュータおたくです。彼女にはうまく話せず、また共同経営者の友人やアイデアを出した双子にも訴えられます。その場面が冒頭からずっと続きます。あのマイクロソフトのビル・ゲイツやアップルのスチール・ジョブ氏のような人間とオーバーラップします。好きなことに徹底的にするが、それ以外には全く無頓着であり、お金も、人間関係も全く気にしていません。日本では恐らくこのような人間は早期に潰されるか、矯正されるか、海外に出てしまうでしょう。 実は、私もフェースブックには以前入っていました。というか、フェースブックは誰かの紹介が無ければ入れなかったのですが、ある海外の書道家が紹介してくれたので入ったという経緯があります。何のメリットがあるのか分からないのでずっとそのままにしていましたら、ボツボツ海外の書道家から「友だちになりたい」というようなメールが入ってきていました。今回の映画を見て、少しこのネットワークを活かして面白いことができないかと考えるようになり、自己紹介のコーナーを少し詳細に変更しました。 アラビア書道の場合は海外の書家との情報交流が必要だと思います。フェースブックを使ってコラボの話やら新しい動きなどが分かるかも知れません。

  2011.01.21

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• チュニジアが大変です

   北千住で今年初めてのお稽古が始まりました。その中のお一人が来月チュニジアに旅行に行く予定で楽しみにしていたら、急に現地で大騒動が起こってしまい、どうしようかとの話がありました。チュニジアが日本の新聞で取り上げられることはほとんどなく、穏やかな観光国というイメージが強く、隠れファンが多い地域でした。アラビア書道やアラビア語を習っている方にもチュニジアが気に入って何度か旅行に行ったという話を聞きます。チュニジアは、外務省のHPによると、面積は16万3,619平方キロ(日本の40%）、人口は1,033万人(2008年世銀）、サービス業が46%を占めるとありますので観光で食べている国です。チュニジア国内には、ユネスコの世界遺産リストに登録された文化遺産が7件、自然遺産が1件あり、中東諸国でもなかなか見所が多い国です。一番有名なのは古代ローマ時代の都市国家カルタゴの遺跡だと言われています。asahi.comによりますと、「外務省は１６日、チュニジア全土への渡航延期を勧め、滞在者に退避の検討を求める危険情報を出した」、とのことです。外国人には今のところ、被害はなさそうですが、ますますヒートアップする可能性もあります。現政権による２０年もの圧政に苦しんだ民衆による大規模デモとあります。独立以来一度も政権交代は成されておらず、与党の立憲民主連合（RDC）が実質牛耳っているという図式です。複数政党は認められているものの、実質的には一党独裁になっており、２４ある県の知事も大統領が任命している．．．．．というような事を初めて知りました。今回の騒動は、イスラム過激派によるものではなく、物価上昇に対する市民のデモから発展してきたもので、他の中東地域の事情とは多少異なっていて、中東で初めての、市民による民主主義運動か？というようにも見えます。知らない間に市民の鬱積が貯まっていたということのようです。アラブ諸国には王政も多く、自国にこのような流れが飛び火しないか冷や冷やしているところもあると思います。 アラブでも面白い観光資源がある国で、一度行ってみたい国の一つでもあります。早く収まって欲しいと思います。  

  2011.01.17

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• 夜行バス連チャン

  大阪では千里中央と天満橋のお稽古が終わった後、また横浜に帰ります。大阪には朝５時に着いて、その日の22:00に横浜に向かいますので、滞在は１７時間だけでした。夜行バスの連続です。 行きはJRバスでしたが、帰りは最近よく使っているVIPライナーです。 さすがに帰りは新幹線にしようかと当初思ったのですが、新幹線は関ヶ原を超えるので、ひょっとしたら雪にまともにぶつかる可能性がありました。特に帰りは急いでいるわけでもないので、列車ホテルになればそれはそれで面白そうだなとも思いましたが、新幹線のギッシリ混んだ車内で一夜を過ごすのは余り気分が良くないので、雪の影響を受けにくいバスにしましたわけです。 夜行バスはほとんど名神高速道路の草津ＪＣＴからショートカットして信楽、甲賀を抜ける新名神高速道路を通って名古屋方面に出るので、旧名神経由と異なり比較的雪にあうことが無くなりました。今までもほとんど雪にぶつかったことはありません。 思った通り、バスは草津ＳＡで一旦トイレ休憩したあと、次の休息地、遠州豊田まで全く遅れずに到着しました。ただ、遠州豊田ＳＡはうっすらと雪が残っていましたが。結局横浜まで全く雪に合わずに時間通りに５：３０頃に横浜駅付近に到着しました。新幹線もその日は遅れなかったようですが１６日には遅れています。 連チャンの夜行バスは余り熟睡できないので、結構疲れますが、午前中は何とか持ちこたえます。午後はかなり眠たくなりますが、フィットネスクラブで１時間ほど泳いだり、水中歩行したりすると、すっきりとします。 いずれにせよ１月は毎週大阪・横浜を往復することになるので、うまく交通機関を使って乗り切りたいと思います（もちろん、コストパフォーマンスが良い方法で）。

  2011.01.16

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• 夜行バスの悩み

  １月は日の並びが悪く、毎週、関西に行くことになります。今日は錦糸町のお稽古のあと、そのまま大阪に行くことになっているので、東京駅からＪＲの夜行バスを使います。東京駅八重洲口の南にＪＲバスの乗車場があります。22:00前後は長距離バスの発着が多く、結構込み合っています。21:50に館山行のバスが出た後に、大阪行きのドリーム403号が入ってきました。金曜日の夜ということもあり、このバスも混んでいるのかと思ったところ、ガラガラで、10人ぐらいしか乗っていません。バスの席がインターネットで指定できたので、一番楽な最後尾の席を予約しました。この席は乗車したらすぐに気がねなく、リクライニングシートを思いっきり倒せるので便利です。他の席は後ろに人に遠慮しながら倒す必要があり、結構面倒くさいし、高速道路に入るまでシートが倒せない場合もあります。また、一番後ろの席なので、トイレなどに向かう人が座席横を通ることもほとんどありません。三列席の場合、横のシート同士の間隔が狭く、通路を歩く人が当たるので睡眠の邪魔になることがあります。ただ最後尾席の難点はというと、エンジン音がかなりうるさいということです。バスのエンジンが後方についているため、結構エンジンの振動が伝わります。今冬一番の寒波が来ているということで、名古屋から名神あたりで雪になって、少し遅延するかなと、危ぶんでいたのですが、まったく問題なく、反対に予定よりも40分も早く千里ニュータウン駅に到着しました。降車客は二人だけでした。こんなに早く着くと電車が走っていないのではと一人文句を言いつつ、最寄の北大阪急行の桃山台駅に行くと、幸い、すぐに発車する上り電車があったのでほっとします。バスは、遅延する恐れがあるがその場合にも払い戻ししないことについては何度も車内放送しているのですが、早着については何もありません。過去何回も夜行バスに乗っていて、予定到着時刻より遅くなったというのは１回しかありませんでした。それも30分ほどでした。安全に着いてくれれば文句を言うほどのことではありませんが、近くのサービスエリアで少し時間をつぶすとか何とかして調整をして欲しいなと、贅沢な悩みですが、時々思っています。

  2011.01.15

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• 新しくお稽古を始められる方

  錦糸町での今年初めてのお稽古がありました。こちらは最近、人数が減り気味だったのですが、今回一気に３名の方が加わりました。うち、お二人は、苗字が同じだったので、初めて見た時は御姉妹かと思ったのですが、親娘と判明し驚きました。最近はお母さんも若いですね。モスクでアラビア文字を見たことがあり、非常に美しかったので、是非やってみたいということでした。また、以前にも東京ジャーミィでのバザーに来られてお名前を書いてもらったことがあるとのことでした。親娘でアラビア書道をされているのは、これで３組めになります。もうお一人は珍しく若い男性でした。トルコに行ったことがあるとのことでしたが、アラビア語は初めてだということでした。また、今後いろいろアラビア書道を始められた動機などが分かるかも知れません。１月は何事かを始めるのに良い時期でもあり、いくつかのお稽古場所でぽつぽつと新規の参加者が来られています。

  2011.01.14

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• ディーワーニー書体テキストやっと完成

  昨年末から懸案になっていました、ディーワーニー書体のテキストがやっと刷り上がりました。初版本は５０冊です。既にルクア書体を終わった方が数名いらっしゃったので、いまかいまかとお待ち頂いておりました。ディーワーニ書体は、名前のディーワーン（官公庁）が示す通り、もともとはお役所で使用される書体で、オスマン・トルコ時代に皇帝が話す言葉を書記が書き写すために開発された書体と言われています。このため、かなり速記的な要素が強い書体です。ルクア書体と同様、余り基本線から下には文字が出ません。また、ルクアと違い直線部が少なく、曲線がかなり多いため、華美な感じがします。装飾的な記号も余り入れず、線そのものの動きを楽しむといった書体です。ただ、ナスヒー書体に比べるとかなりデフォルメされた文字が多いため、判別しにくい文字もいくつかあります。ディーワーニー書体は文字のバリエーションが多く、独立形だけでも文字によって３種類ぐらいのパターンがあります。また、通常後ろの文字にはくっつかない文字（daal, dhaal, raa', zaay, waa）'などもいくつか特定の文字に接続するなどの特色もあります。このためテキストは他の書体に比べ厚めになっています。なかなか優美に見える書体なので、早くこの書体を始めたいという方も多く、人気のある書体ですが、書く前に線の流れがどうなるかを考えて書いて行く必要があり、デザインセンスが求められる書体でもあります。ディーワーニー書体テキスト（表紙）

  2011.01.08

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• キックアスは、変に爽快感が残るヒーロー・スプラッシュ・青春・コメディ映画

  今年の正月映画は余り見たいものが見あたらなかったのですが、あるテレビ番組で紹介されていた、キックアスがなかなか面白そうなので、大阪のお稽古が終わったあと、見に行きました。いわゆるヒーローものですが、バットマンやスーパーマンとは全く違ったものになっています。キックアスというのは主人が扮したヒーローの名前ですが、実は単なるオタク高校生が突然ヒーローになりたくてコスチュームを着ているだけで、話にならない程、弱いです。その彼がコスチュームを着たまま、ひょんなことからマフィアの仕事の邪魔をしてしまったため、狙われ、あわやという時に、仮面を被った本物の親娘のヒーローが現れます。実はこの親娘はマフィアを恨んで、二人だけで組織を潰そうとしており、いろいろな武器を駆使しとんでもなく強いのです。特にこの娘が凄い。１２歳の少女ですが、小さい時から父親から武器の使い方を習っているので、マフィアのアジトに乗り込んでも一人で一味をドンドンやっつけて行きます。子供が空手や剣などで相手をやっつけるというパターンはありましたが、拳銃をぶっ放し、ナイフを使い、マフィアを次々と殺しまくる少女という設定は始めてでしょう。キックアス君は、それでも土壇場で彼女たちを助けることになります。全く現実味のない、ハチャメチャなストーリー展開ですが、見た後、変に爽快感が残る映画です。残虐なシーン満載なためこの手の映画としては珍しくＲ-１５指定になっています。アメリカ映画では時々いわゆるB級映画と言われるもので、とんでもなく面白いものを作ることがあります。この映画もそんな映画の一つだと思います。力ずくでストーリーが展開され、つっこみどころ満載ですが、下手に理由付けしないのが潔いです。殺戮場面が結構満載なので、万人にはお勧めできませんが、何かすっきりしたいときにはお勧めです。決して暗い映画ではなく、全編に亘って映画のバットマンやらスーパーマンなどを意識した場面がいくつも出てきており、アメリカンジョークもふんだんです。マイナー系画館でしか上映していません。大阪ではロフトの地下にあるテアトル梅田でのみ上映していました。

  2011.01.07

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• カモメの日

  横浜駅の西口を出て、東急ハンズに向かう途中、右手にビブレが見えるあたりで川というか運河らしいところを渡るのですが、その橋の欄干に今日はやたら多くのカモメが集まっていました。どっかのおっさんがパンくずを一生懸命投げているので集まっていたようです。カラスと違い、カモメは人を襲わないようですが、町の真ん中にカモメがたくさんいる風景はミスマッチで面白いので写真にとりました。この川には異常に大きな魚（鯉？）がうようよ泳いでいたりと、なかなかワイルドな地域です。

  2011.01.05

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• 初詣は禅寺へ

  毎年、違ったところに初詣に行くことにしていますが、今年は、鶴見にある総持寺に行ってきました。ＪＲ鶴見駅から歩いて７分ほどのところにあります。同寺のホームページによると、本名は「諸嶽山總持寺」と言い、元々は石川県の能登半島で開祖した真言律宗のお寺でしたが、お告げにより後に禅宗に変わっています。明治時代に火事で伽藍の多くを焼失したこともあり、現在の鶴見に移ってきたということなどが書かれています。初めて来るお寺ですが、境内は広く、本堂の他、宿坊のようなところも見えます。このお寺にはたくさんの仏像が飾られていますが、一番有名なのは日本最大の大黒天で総受付のある香積台（こうしゃくだい）という建物の奥に設置されています。誰でも見ることはできますが、香積台に靴を脱いで入らなければなりません。大黒天は木造で身長１８０ｃｍぐらいあるそうです。金鶏門（きんけいもん）という門から入るのですが、門の両側に黒光りした長い廊下が見えます。福井にあった永平寺の雰囲気と良く似ています。恐らく正月三が日は混み合ったと思いますが、４日になるとそれほど多くの人はおらず、参道にも３軒ほどしか、屋台がありませんでした。大阪の茨木市にも総持寺というお寺があるのですが、こちらは真言宗の寺院となっており、系列的には異なるようです。総持寺の大祖堂（だいそどう）

  2011.01.04

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• ２０１１年のアラビア書道年間スケジュール

  2011年の年間計画を列挙しました。今年は合同作品展の年ではありませんが、大阪での作品展を検討したいと思います。関東に比べ、まだアラビア書道の認知度が低いような気がしています。一度作品展を行い、関西・中部の方の作品を中心に展示し、多くの方に見てもらうことを考えています。また、地方の方やお稽古に通う時間のない方からリクエストの多い、通信講座を立ち上げようと検討しています。2009年、2010年とアラビア書道海外ツアーはできませんでしたので、今年は秋頃を目指し、検討したいと思います。５月１４日、１５日のデザインフェスタは毎年、東京・国際展示場で開催されている日本最大のアート展です。昨年初めて見に行ったのですが、ありとあらゆるアート関連作品が販売されていました。若い世代の出店が多いのですが、大阪の生徒さんと組んで出店します。アラビア書道とアニメとコラボでどのようなものができるかの追求と果たしてどんな反応があるかなどいろいろ試してみるつもりです。今年は今のところ新しいお稽古場所の開設予定はありませんが、５月２３日から東京・中央区月島にある社会教育会館で区民カレッジとしてで８月８までの６回に亘り講座を行います。なお、ついでですが、今年はラマダン月が丁度８月に重なります。また、ハッジ月は１０月末から１１月末にかけてになりますので、特に中東地方に旅行を予定されている方はご注意下さい。１月６日アラビア書道仕事始め（大阪・淀屋橋）２月１７日國際書道連盟展搬入２月２７日横浜ユーラシア博物館にてワークショップ３月５日アラビア語オリンピック（於　アラブイスラーム学院）３月１日～６日國際書道連盟展（於　銀座セントラル美術館）５月１４日～１５日デザインフェスタ出店５月２３日月島区民教育会館でアラビア書道講座開始（８月８日まで６回限定）６月？　アラビア書道通信講座８月１日～２９日ラマダン９月始め　本田先生、特別研修ツアー（関西・関東）９月？イスラム美術館（マレーシア・クアラルンプール）に本田先生作品を提出１０月末　アラビア書道海外研修ツアー（場所未定）１０月２８日～１１月２５日巡礼月１１月？　アラビア書道作品展ＩＮ大阪１２月？　スルステキスト完成

  2011.01.02

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• 2010年アラビア書道関連トピックス

  2010年に行ったアラビア書道に関係するトピックスを列挙してみました。2010年はカタールの大名旅行から始まりました。その後、アラムコ誌が発刊され、日本のアラビア書道が大々的に取り上げられ、昨年2009年にいろいろ協力した努力が報われた気がしました。新しいお稽古場所として、朝日カルチャーセンター湘南と東急セミナーBe（たまプラーザ）の２ヶ所が開講しました。特にたまプラーザは新たなカルチャーセンター開講ということ、大都市近郊のお稽古場所ということで人が集まるか心配しましたが、10人以上の生徒さんが集まり順調な滑り出しです。今年一番の目玉行事は10月5日～11日まで行った合同作品展でした。オープニングセレモニーで多少（？）のハプニングはあったものの多くの入場者があり、日本のアラビア書道を多くの人に知ってもらう機会になりました。様々な技術を駆使した作品により、”日本のアラビア書道”というジャンルが新たに出来つつあるような気がします。年末に突然舞い込んだのが本田先生へのサザビーからのオークション出品依頼でした。サザビーのオークション史上、おそらく初めての日本人による”文字アート”部門での出品だったと思います。結果、サザビーが付けた参考価格を大きく上回って落札されました、世界的に、車のホンダ、サッカーの本田に次ぎ、文字アートの本田が有名になりました（かも）。３月７日～11日　コーランコピー完成記念式典に出席のためドーハ（カタール）に本田先生と出張３月15日　昨年取材協力をした、日本のアラビア書道記事が掲載されたSaudi Aramco誌が発刊される。５月17日　朝日カルチャーセンター湘南（藤沢）にて書道講座開始５月25日～６月２日　ブルネイ・マレーシア・シンガポール旅行８月14日～15日岡山オリエント博物館にて体験講座実施９月２日～４日本田先生による名古屋・関西特別指導ツアーを実施10月5日～11日第３回アラビア書道生徒合同作品展「砂漠の薔薇2010」開催10月12日東急セミナーBe（たまプラーザ）にて講座開始10月24日横浜・栄区翠風荘文化祭にてワークショップ開催11月21日JEUGIA千里セルシー店（大阪・千里中央）にて作品展12月16日本田先生の作品「The Green Cosmos」がドーハ（カタール）のサザビーオークションでUS$５万ドルで落札される12月21日～23日クアラルンプール、シャー・アラム（マレーシア）に出張12月30日ディーワーニー書体テキスト完成

  2011.01.01

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• 年越し焼肉

  年越しそばは数日前に近くのそば屋で済ましてしまったので、大晦日の食事は焼肉になりました。別に住んでいる息子も帰ってきて、久々に家族が全員揃いました。いつもＢ級飯が多いのですが、今日は少し奮発して和牛を専門としている「おくう」という焼肉レストランで、アラカルトで数品取りました。和牛特皿には霜降りのカルビとロースが数切れ載っています。さすがに柔らかく、大変美味でした。最後に冷麺も食べましたが、麺は韓国で食べたものほどはコシが強すぎず、スープもあっさりとした味付けでした。

  2010.12.31

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• 再度シャルジャ展です

  横浜の横浜ユーラシア文化館で「シャルジャ、砂漠と海の文明交流－アラビアの歴史遺産と文化」展が２０１１年２月１９日（土）～３月２７日（日）まで開催されます。今年８月に岡山のオリエント美術館でも行われましたが、ほぼ一年にわたる巡回展の最終展示地がここ横浜になります。発掘を携わったのが金沢大学を中心にした佐々木達夫金沢大学教授チームだったこともあり、この巡回展の始まりは金沢で、その後、岡山を回り、１月１９日から奈良の天理に行きます。私は岡山で既に展示物を見て来ました。発掘から出てきた紀元前の陶磁器や装飾品などが中心ですが、アラビア書道も数点展示されていました（うち数点は現地でお稽古している日本人の作品でしたが）。横浜ユーラシア文化館はみなとみらい線の日本大通り駅３番出口すぐのところにあります。あまり”すぐ”のところなので、場所が分からないという方が時々いるそうです。目立つ看板を立てれば良いのにと思うのですが、歴史的建造物のため、ダメなのだそうです。○　日時：２０１１年２月１９日（土）～３月２７日（日）　　　9:30～17:00（初日は13:30開館）月曜休館（3/21は開館、翌3/22は振替休館）○　場所：〒231-0021横浜市中区日本大通12　TEL：045-663-2424　　　URL:　http://www.eurasia.city.yokohama.jp/○　アクセス：みなとみらい線日本大通駅３番出口から徒歩０分、　　JR関内駅南口、市営地下鉄関内駅１番出口から徒歩10分○　入場料：大人500円、小中学生250円 また、関連イベントとして、ワークショップ「アラビア書道に挑戦！」が行われます。もちろん、講師は私です。先日会場の下見をしてきましたが、ユーラシア文化館に隣接する横浜情報文化センター大会議室で行われます。縦長のかなり広い施設です。ワークショップの内容は、３０分ほどアラビア書道についてお話をしてから、体験してもらうことにしています。現在、お稽古をされている方には特に目新しいものはありませんので、『アラビア書道とはどんなものか？』と興味をお持ちのお友達に声をかけて頂ければ有り難く。◇　日時：２月２７日（日）10:30～12:00　及び　14:00～15:30の２回（◇　会場：横浜情報文化センター大会議室◇　参加費：1,000円（各定員30名。応募多数の場合は抽選）◇　締め切り：２月１０日（木）必着また、特別関連講演会として、上記にお話しました佐々木達夫先生の講演があります。△　日時：３月１２日（土）14:00～15:30△　会場：横浜開港資料館講堂△　演題：アラビア半島の考古学：中国陶磁器から見た東西交流△　聴講料：600円（定員80名。応募多数の場合は抽選）△　締め切り：２月２５日（金）必着申し込みはいずれのイベントも往復ハガキかホームページ経由となっていますのでお早めに。

  2010.12.30

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• クラブツーリズムのお稽古のシメは？

  クラブツーリズムの今年最後のお稽古の後、同じビルのＢ１にあるシンドバッドという名前のレバノンレストランでお食事会をしました。お稽古には来ないで、お食事会のみ皆勤賞という方やクラブツーリズムのアラビア書道講座の元担当者の方も加わって、総勢１４名で賑やかなお食事会となりました。このレバノン料理レストラン「シンドバッド」を使うのは２回目ですが、以前より味が良くなったような気がします。コース料理でしたが、ババガヌース（焼いたナスを潰したもの）、ホンモス（ひよこ豆のペースト）、ピタパン、パセリのサラダ、白身魚のフライ、チキンカバブ、シシカバブ、バターライス、デザートと、昼食にしてはボリュームが多く、食べきれない方もいらっしゃいました。クリスマスとは言え、さすがにアラブレストランには関係ないためか、余り人は入っていませんでした。ゆっくりと歓談し、来年の書道ツアーはどこが良いかという話になり、サウジアラビアに行きたいという方が結構いらっしゃいました。ここの生徒さんは旅行会社クラブツーリズムさんの参加者の方が多く、更にだいたい主な国は既に回ってしまったという方も多く、未踏地のサウジアラビアに興味があるようです。サウジアラビアは若い独身女性には入国制限がありますが、幸い（？）、それには関係なさそうな方がほとんどですので、結構皆さん乗り気です。さてどうなりますか？シンドバッドのシシカバブ（マトンとチキン）

  2010.12.25

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• 第２回煌めきペルシア・天野恵利写真展

  「第２回煌めきペルシア」天野恵利展のお知らせです。日時：２０１１年１月29日（土）～２月12日（土）　　　　9:00～17:00（最終日は13:00閉場）場所：イラン・イスラム共和国大使館地下１階ホールアクセス：東京メトロ南北線・都営三田線・白金高輪駅10分　　　　　　もしくは、東京メトロ日比谷線・広尾駅徒歩15分天野さんは中東方面に何度も旅行しては、多くの現地の写真を撮り、積極的に写真展を開催されています。今回は、2010年６月にイランで撮影した写真が多く展示されるようです。都市名として、テヘラン、ガズヴィーン、タブリーズ、キャンドヴァーン、アルダビール、アンザリ、マースレー、ラシュト、マシャドの名前があがっています。余り聞いたことがない都市が並んでいますが、地図を見てみると、イラン北部でカスピ海付近の都市が多そうです。いつも、現地の方の顔が多く、皆生き生きとしていて、生活感あふれる写真を撮っておられ、見ていてホッとします。今回はどんな写真が見られるか楽しみです。イランでは独自のペルシア書道があります。アラビア書道のペルシア書体に良く似ているようですが、若干異なっています。アラビア書道と大きく異なる点は、文字といっしょに人物や動植物が細密画で描かれた作品が多く見られます。学校でも書道の時間があるためか、書道経験者が多く、書道に関する書籍や道具も比較的手に入れやすいと聞いています。日本からのツアーも出ていますが、欧米諸国との仲が余り宜しくないので、ちょっと治安に問題ある地域もあるようです。なかなか魅力的な国の一つですので、是非一度行ってみたいと思っています。

  2010.12.24

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• KL出張その４

  この研修所でみっちりアラビア書道を１週間缶詰になってお稽古したらかなり上達するだろうと、本田先生はかなり本気で考えておられるようです。まわりはジャングルで、近くに娯楽施設もなく、隔離されていますので逃げ出すこともできません。ライオンやヒョウはいませんが、確かマレーシアには虎がいたはずです。ハリマオ（マレーシア語で”虎”の意味）という冒険活劇を大昔白黒テレビで放映していたのを思い出しました。施設を見学後、財団の車で大急ぎでLCCターミナルへ送ってもらいましたが、高速道路を飛ばしたので、ゆうゆうと出発時刻２時間半前に空港に到着。これで一安心と思ったところ、チェックインカウンターが異常に長い列を作っています。１時間以上待っても全く列が進まず、これでは昼食を食べる時間がなさそうということで、急遽、空港内にある、マレーシアのマック版のMarrybrownでチキンハンバーグとフィッシュバーグを食べて一時しのぎにします。結局１時間半ぐらい並んでやっとチェックインできました。始めチェックインカウンターが一つしか開いておらず、大勢の客に対応しきれていなかった様子。１時間ぐらいしてからカウンターが３つに増えたのでスピードアップしました。さすがに帰りのフライトでは、お腹が空きすぎて、機内食を購入しました。あっさりしたチキンライスでしたが、屋台の食事の方が格段に安くて美味しかったです。帰りのフライトも８割方の混み具合でした。羽田空港の入国審査の列が外国人ばかりで日本人が少なく、ほとんどがマレーシア人だと判明。アジアエアーXはツアー客がほとんど使っていないし、ビジネス客も利用しないので、これから認知度が上がり、日本人率が上がってくるのではと思います。忙しい２泊３日のKL出張は無事終了しました。羽田空港は本当に便利です。自宅までは結局１時間ほどで帰えることができました。エアアジアXの機内食（鶏自身には余り味がなくビニールの小袋に入った調味料をかけて食べるようになっているが、この袋が非常に開けにくく、客室乗務員に開けて欲しいというと、やおらハサミを取り出し開けてくれました。開けづらいという客が多いらしい。）

  2010.12.23

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• KL出張その３

  早くも最終日ですが、午前中に一ヶ所行くところがあります。Shah AlamにあるRestu財団です。帰りのフライトが14:40KL出発なので、11:30ごろにはKL Sentral 駅に戻ってくる必要があり、かなり忙しいスケジュールになります。朝7:00にホテルを出て、KL Sentral 駅に行き、駅構内にあるThe Coffee Beans Cafe and Tea Leafという長い名前のマレーシア風スタバで朝食を簡単に済ませ、8:00発のKL Komuterに乗り込みます。この電車で４０分間ぐらい乗りますが、運賃が一人RM2.5（６８円）と余りにも安く、切符窓口で聞き返したほどです。Restu財団には今年６月初めに私だけが行きましたが、珍しく会長もいるということで急遽アポを入れたものです。いろいろお話をしていると、同財団が新たに研修所を車で30分ぐらいのKuangというところに造ったので是非見て欲しいという流れになり、急遽向かうことになりました。帰りのフライトの時間がかなり心配でしたが、30分ぐらいなら大丈夫だろうということでKuangというとｋろに向います。Shah Alam付近は高速道路網ができており、KLまでもかなり近くなっているとのことで、周辺のプランテーション跡やスズ鉱山跡はアパートや建て売り住宅群が何カ所にもできています。建設ラッシュの真っ最中といったところです。Kuangの研修所はかなり幹線から離れた山道をどんどん入って行きます。かなり道が細くなったところにいかにもジャングルを切り開いたという感じのところに研修所がありました。研修所といっても、レストランあり、宿泊施設あり、温室あり、会長の別荘ありとかなり充実した設備です。更に、なぜか子馬がいたり、クジャクが飼われていたり、マンゴ、スターフルーツ、バナナ、ランプータンの木があったりと自然満載です。建物は木造二階建てになっており、なかなかシックです。KuangのRestu財団の研修所

  2010.12.23

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• KL出張その２

  夜８時頃にホテルを出て、近くのAlor通りに向かいます。ここに来やすいためにわざわざホテルをこの通りの近くに取りました。中華、タイ、マレーシアのレストランが道の両側にずらっと並んだ通りで、どのレストランもテーブルとイスを道路の真ん中ぐらいまではみださせているため、自動車は狭くなった道路の真ん中をのろのろと走ります。既に食事のピーク時間を過ぎているのか、どのレストランもそれほど混んでいません。龍記飯店という比較的明るい感じの店に入ります。昼食にかなり食べたのですが、この屋台風の活気のある雰囲気に飲まれて、写真の入ったメニューから旨そうなものを次々と注文します。イカのフライカイラン菜のいためものエビの炒め物焼きそば水餃子ワンタンそばニンジンジューススイカジュース一番高かったのはエビの炒め物でピーマン、タマネギと牡蠣油で炒めてあるものでしたが、それでも６２０円ぐらいです。イカのフライは少し八角が聞いた香辛料がかけられていますが、ビールが何杯でも飲めます（ビールは飲みませんでしたが。多分）。焼きそばには、冷凍でないエビやイカがゴロゴロと入っていて美味です。水餃子のスープは少し塩気が強かったものの餃子の具もギッシリ詰まっています。因みに焼き餃子はありませんでした。麺類はかなりボリュームがありますが、意外にスルスルと入ります。二人で完食はしましたが、少し食べ過ぎです。それでも締めてRM83.70（2,260円）。安い。本田先生がスウィートも食べてみたいということでしたが、あいにく適当な店がなく、河岸を変えることに。龍記飯店（Alor通りに数軒あり）

  2010.12.22

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• KL出張その１

  マレーシアのKLに来ています。本田先生の作品をマレーシアのイスラム芸術博物館に納入するために同行しています。今年１２月に羽田に就航したエアアジアの夜行便（12月21日23:45発）に初めて乗りました。噂の通り、かなり前後の席の幅が狭く、少し大柄の本田先生はかなり窮屈そうでした。通路も狭く、少し太めの人は身体を斜めにしないと座席にぶつかって歩けません。機内食や飲み物がすべて有料です。夜行便ですので食事は不要ですが、飲み物は結構売れていました。原則、食物、飲み物は機内持ち込み禁止なのですが、水ぐらいは持ち込んでいても余り問題なさそうです。このフライトの乗客は日本人よりも明らかにマレーシア人が多く、それも家族連れが目立ちました。ぎっしり一晩中赤ちゃんが泣いていており、何か昔の夜行列車を思い出させます。飛行機は定刻にクアラルンプールのLCC専用ターミナルに到着しました。かなり蒸し暑いだろうと想像していましたが24℃となかなか快適でした。空港から街の中心であるKLIA（クアラルンプール中央駅）まではリムジンバスが約１時間で結びます。エアアジアの予約と同時にこのリムジンバスのチケットも買っているのでそのまま乗り込みます。KLIAで両替をして、何度も聞き直さないと聞こえない小さな声の店員がいるマレーシア式ファーストフード店で朝食を取ります。エアアジアの中では食事をとっていないのでかなり空腹でした。食後、直ちに、タクシーでIAMMに向かいます。作品の引渡し作業は滞りなく終わり、少し美術館内を見学します。特別展ではムガール王朝時代の貴重品が飾られています。これらの宝物はクゥエートの財閥が所蔵しているものとのことで、一部は湾岸戦争の時にイラク軍に略奪されたとのことで、オークションで危うく取り返したという貴重品も混ざっています。エメラルドの塊やルビーが惜しげもなく使われた短剣などが目を引きます。また、以前本田先生が納めた作品十数点が既に額装されて美術館の中側の通路に一斉に展示してあります。なかなか壮観ですが、一般客はまだ見ることはできません。近々カタログ集ができ、また、展示展も予定されているとのことで大いに楽しみです。美術館の車で近くのThe Royal Selangor Clubに送ってもらいます。ここで、本田先生のマレーシアでの有力者でありサポーターでもある方と会食します。この建物はイギリスの植民地時代の歴史を感じさせるがっしりとした造りです。ゴルフ場を見下ろしながらマレーシア料理をいただきますが、会員がいっしょでないと入れません。このあとやっとホテルにチェックインします。すでに15:00です。窮屈な機内でほとんど寝ないまま朝から頑張ってきましたが、さすがに少し眠くなりました。ホテルはKLの繁華街の真ん中にあるところを選んでいます。今日のスケジュールはこれにて完了したので、夕食まで少し休憩します。ただ、私はひとりでホテルを抜けだします。近くに健全なマッサージ屋が何軒も並んでいるので、疲労回復を兼ねて入ります。足裏マッサージだけで約１時間みっちりとやってもらい、50RM（約1,350円）です。マレーシアはタイと並び、マッサージ天国です。The Royal Selangor Clubの食事（手前の魚はガルッパ【ハタ科の魚】を油で揚げた後に調味料をかけたもの）

  2010.12.22

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• 本田先生の作品、落札される

  先にお話していた１２月１６日のカタールのドーハでサザビーのオークションが行われました。１４５点が出品されており、そのうち１００点ほどが落札されています。最高額はAhmad Mustafa氏の、カタログの表紙にもなっている作品でUS$842,500（約6,740万円）です。同氏はもう一品出しており、そちらの方もUS$458,250（約3,666万円）で売れていますので、合計１億円超えです。概して現代作家の作品、それも伝統的なスタイルではない作品に高い値段が付けられている傾向にあります。現代の伝統的なスタイルの作品は余り高い値段が付いていないか、値段が付かなかったのか落札価格が載っていないものが多いです。歴史的な価値のあるものは比較的高額です。例えば、スルタンAbd al-majid（1839-61）に奉納されたカアバ神殿の入り口のカーテンがUS$362,500(約29百万円)と高額な値段がついています。10世紀ごろのクーフィー体のコーラン１ページにもUS$2,000の価格がついていたりします。４粒の米粒にアラビア文字を書いた作品はUS$1,875(約15万円)で落札されています。石灯籠のようなオブジェ　US$182,500（1,460万円）もさて本田先生の作品はというと、参考価格US$20,000～30,000でしたが、最終的には参考価格より高く、US$50,000で落札されました。現代作家作品のなかでもかなり高額落札価格になりました。この作品は174.5cm×135.3cmのかなり大きめのサイズですが、1平方センチあたりに換算するとUS$2.11ということになります。ということは、本田先生にお手本を書いてもらうとA3サイズ換算でUS$2,623、つまり21万円くらいになります。世界的なオークションで作品に値段がついたということは、世界に認められたということでこれからもいよいよ作品作りに忙しくなるのではと思います。上から、本田先生作「The Green Cosmos」、米粒にアラビア文字を書いた「Four rice/wheat grain micro-calligraphies」、多分キスワと思われる「A silver and gilt-metal thread embroidered calligraphic panel」

  2010.12.19

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• 御堂筋イルミネーションは今年も

  最近全国的にルミナリエが流行っているようで、大阪でもメインストリートの御堂筋で”御堂筋イルミネーション”を昨年あたりから行なっています。御堂筋は大阪駅近くから難波までほぼ一直線の道路ですが、全線にわたってではなく淀屋橋から本町付近で開催されているとのことです。大阪のお稽古を御堂筋に近いビルで行っているので、お稽古の帰りにちょっと見てきました。昨年に比べLEDの数が増えて少しましになったと大阪の生徒さんは言われます。そう言われるとなんとなく少し派手になったかなという気がします。ただ神戸のように大規模ではなく、御堂筋のイチョウ並木や街灯に電飾を巻きつけたものでシンプルなものが多いですが、それなりに見れます。概して青色系統の色が多く、豪華絢爛とは行きませんが、なかなか風情があります。また、御堂筋に沿ってビルのある企業も自主参加しているらしく、脇道でも小規模なルミナリエが所々にみられます。中の島公園あたりではもう少し派手にやっているそうですが、時間がなくみられませんでした。横断歩道や中央分離帯あたりに立ち止まらないようにと警察のほうで注意の呼びかけをしきりにしていますが、余り立ち止まる人もいないため、邪魔になっていないようです。特に屋台なども出ておらず、それほど混雑もしていないので、少し賑やかさが足りない感じがします。平日の夜だったこともありますが、わざわざ見に来る人もなく、勤め人が普通に通り過ぎます。関西では神戸が大地震の後に始めたのが有名ですが、最近は京都市内や嵐山でも行っており、ルミナリエ流行りです。LEDランプを使い、夜ですのでそれほど電気代はかかっていないと思いますが、どこもかしこもルミナリエではちょっと芸がないような気がします。御堂筋イルミネーションの脇道バージョン

  2010.12.17

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• 名古屋飯、ジャンボかき揚げ丼

  最近は名古屋のお稽古があるたび、名古屋めしを食べる習慣がついてしまいましたが、名古屋は私にとってまだまだ未開拓ゾーンが多いため、どんなものがあるのか楽しみです。今回は以前にも一度行ったことがある、中日ビル近く名古屋広小路プレイスというビルにある「魚忠」でした。前回昼定食メニューのなかで気になったジャンボかき揚げ丼を食べることにしました。だいたい外に出してあるメニューと実物は違う場合が多いのですが、ここではメニューとほぼ同サイズのかき揚げがご飯の上に乗って出てきました。ご飯はかき揚げに完全に隠れてしまっています。半熟玉子を載せて食べると美味しいですよと、ウェイトレスが言うので、載せて食べてみました。カラッと揚がったかき揚げにはタマネギ、人参、エビ、アサリがギッシリ詰まっています。タマネギに甘みがありなかなか美味です。卵の黄身をかけるとかなり濃厚な味になりますよ、とウェイトレスが言うので、それに従いました。でもあえて卵は掛けなくても良いような気もします。ちょっと私には濃厚になりすぎる感じがします。また、出汁が少なめなのでそのままでは少し味が薄いため、醤油を垂らすと美味しくなります。ただボリュームが多く、さすがに最後の方では少し飽きてくるのが残念です。シジミの味噌汁、茶碗蒸し、柴漬けが一緒に付いていて９８０円です。少し大食漢向きです。

  2010.12.16

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• アラビア語オリンピックのお題が発表される

  恒例になりましたアラブ　イスラーム学院のアラビア語オリンピックのお題が決まりました。 今年はいつもより少し遅く、２０１１年３月５日（土）に開催されますが、アラビア書道の競書部門では毎年本田先生がお題を決めます。 今年は、クルアーンの星章39節～40節を時間内（11:10～12:10）にバスマラを付けて、ナスヒー、ルクア、ディーワーニ、ペルシアのいずれか、もしくは２つの書体で書く、ということになりました。この章は『沈み行く星にかけて誓う』から始まっているので星章と名付けられていますが、お題の部分は、『人間は、その努力したもの以外、何も得ることは出来ない。その努力は、やがて認められるであろう』と、至極全うで非常に分かりやすい文言となっています。 これから２ヶ月半ほど時間がありますので、参加者は十分練習できる時間があると思います。 近々アラブ　イスラーム学院のホームページに参加要項が出ると思いますので、参加希望者をそれに従って応募してください。 なお、アラビア書道以外にもワープロタイピング（アラビア文字）、スピーチの部門もあります。学院内の生徒さんの参加が多いのですが、外部からの参加もOKです。  

  2010.12.15

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• サザビーのオークション

  最近いろいろスポットが当たっているカタールのドーハで12月16日にサザビーがオークションを開催します。オークションに出される作品はHorouf（アラビア語で文字の意）”The art of word”と呼ばれる、アラビア文字をモチーフとした芸術作品ばかりです。サザビーのホームページ（http://www.sothebys.com/app/paddleReg/paddlereg.do?dispatch=eventDetails&event_id=30292）を見ると出品作品全作品について、作者名、サイズ、参考価格などの情報が記載されています。つらつらとその作品群を見てみると、グーフィー体の昔の古文書のようなものから、いわゆる現代アート作品までかなり幅広い分野にわたっています。それぞれ参考価格が付いているのですが、安いものはUS$2000（約16万円）から、最高額はUS＄90万ドル（7200万円）とこれまた幅広いです。最高価格が付いているのは、Ahmad Moustafa氏の作品です。かなり大きな作品で、2メートル?3メートルもあり、それ相応の壁があるところでないと買っても展示できません。もちろんこの参考価格なのでオークションが始まるとこれ以上の価格で落札される可能性があります。伝統的なアラビア書道も何点か出されているし、かなり抽象度の高い、ひょっとしたら私でも書けそう的な作品もあります。更にオブジェやキスワ（メッカにあるカアバ神殿に掛けられている黒い布）の一部、米粒に文字が書かれたもの、コーランのミニアチュールなどもあります。共通しているのはアラビア文字をモチーフとしているということぐらいです。今回本田先生の作品「Green Cosmos」が出品されています。参考価格はUS$2万～3万となっており、160万円～240万円程度とお買い得（？）です。その他有名な作家としてフランスで活躍しているHassan Masoudi氏、カタールのAli Hassan氏、米国のMuhamed Zakariya氏の作品もあります。サザビーのホームページ経由登録すれば、もちろんオークションに参加可能です。お金持ちの方はどうぞ。

  2010.12.12

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• 年末年始の言葉は

  年末になると生徒さんから、アラビア語で年末年始にあたる言葉をアラビア書道で書いて欲しいとよく言われるようになります。ところがアラビア語にそれに相当するようなうまい文言が見当たりません。イスラム暦での年始は今年の場合既に12月8日から始まっているのですが、特に休日ではなく、いつもと同じ生活をしています。そこで「イスラムでは特にそのような文言は無いのですが」と言うと、何か残念そうな、そして不服そうな顔をされる方もいらっしゃるので、それに代わる文言として、毎年書いているのが、kulla aamin wa antum bi-khairin　です。意味は「毎年、あなたがたが良き事とともにありますように」になります。イスラム暦の第12月（Dhu al-Hijja）にイード・ル・アドハー（犠牲祭）の祭日があります。今年は11月16日～19日がそれに当たりました。広尾にあるアラブ　イスラーム学院もその前後がお休みだったのでお稽古が一回飛んでしまったのですが、その後のお稽古日である１１月２５日に学院に行ったところ、入り口の門にアラビア語と英語で書かれた張り紙がありました。英文の方を訳してみると、「祝福された犠牲祭にあたり、新しい年の間ずっと、ご多幸がありますように。そして、アッラーが、我々全てが次のイードに会えることをお許しになるように」という文言になっていました。このアラビア語文の中に例の「kulla～」の文章が使われていました。ちょうど日本語訳の「新しい年の間ずっと、ご多幸がありますように」のところにあたります。このような文章を見ていると、kulla～の文は新年の挨拶に使えそうです。この文言を書くと今年も一年そろそろ終わるなあと感傷に耽（ふけ）ります。

  2010.12.08

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• 北野天満宮での結婚式にて

  １２月５日のアラブチャリティーバザーに参加できなかった理由は親戚の結婚式に参列したためです。最近は式服を着るのも葬式ばかりでしたので、久しぶりにめでたい席の出席です。結婚式場は京都の北野天満宮でした。当日はお天気は良かったものの、本殿は吹きっさらしで暖房などもなく、式の間はかなり寒く感じました。新郎新婦の前に、両家の親戚が向かい合わせに座り、神主による祝詞、三三九度、そして最後に両家の固めの杯で御神酒を頂くという、まことにトラディショナルな結婚式でした。すぐ外には一般観光客がお賽銭を投げ、鈴を鳴らして拝んでいます。外は結構ザワザワしているのですが、それもBGMとして式は粛々と進行します。それぞれの儀式は昔からあるもののようですが、指輪交換の儀だけは新しいものでしょうか。また、その時に神主が「カメラをお持ちの方はどうぞお撮り下さい」というのも何か異質な感じがしました。新郎新婦は式のあと、境内で写真撮影をするのですが、一般観光客もパチパチと写真を撮ります。外国人観光客は珍しい光景などで特に喜んでいるようです。この北野天満宮は、学問の神・芸能文化の守護神・菅原道真公をお祀りした全国一万二千社余りの天満宮・天神社の総祀の神社ですので、受験生らしい姿も目立ちました。式そのものは３０分ほどで終わり、その後は近くの料亭で親戚同士の食事会となります。最近、余り結婚式に出ていないので、様子がよく分からなかったのでが、仲人も立てず、二人だけで全て計画したようで、式そのものは親戚だけの出席とし、粛々と厳かに行い、友人・知人関係は二次会で賑やかにということになっているようです。二人のなれそめがどうしたなどの説明はありませんが、ご両親からそれとなく聞いていますので十分です。どんな友人・知人がいるのかなどは分かりません。まあ、二次会に出席すればいいのでしょうが、ある意味ドライな感じもします。とはいうものの下手な余興につき合わされたり、内輪の暴露話を聞かされたりしても楽しくないので、これはこれで良いのかなと思います。

  2010.12.06

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• アラブチャリティーバザールは大盛況（多分）

  １２月５日（日）は代々木上原にある東京ジャーミーで毎年恒例のチャリティバザーが開催されました。アラビア書道もほぼ毎年、「アラビア書道でお名前書き」のワークショップを開催しています。残念ながら私は都合が悪く、優秀な生徒さん３人に代わりにやって頂きました。報告を聞きますと、５０人近くの方が来られたようです。昨年は約３０人だったのでかなり多くなっています。まず、参加者お一人お一人の名前のお手本を書かねばなりません。それをもとに参加者は見よう見まねで白い紙に練習してもらいます。もちろん生徒さんも書き方の指導をします。だいたい、どの方も、数回書いてみたら、『なかなか難しいなあ』とか何とか言って終わることになると思います。ただ、中にはどうしても”払い”をきれいに書きたいと言って粘る方もいらっしゃいます。多くの来場者があり、周りで人が見ているのでなかなか書くのも難しいですが、結構皆さん果敢に挑戦されます。特に子どもさんもいつも多いです。イスラム教徒の外国人と結婚されている日本人女性が多く来られるのもこのバザーの特色です。最近アラビア書道を始めた生徒さんがこのバザーに参加して面白かったと感想を言っていました。当日はお天気もよかったことから、来場者が多かったようです。こちらで多めに準備した用紙類もなくなる寸前というところでした。このお名前書きのパフォーマンスは数年続けて参加していますが、バザーの来場者人数にほぼ比例している感じです。毎年やっているので、参加者も減るかなと思っているのですが、これを楽しみに来られるリピーターもいますので、参加人数は余り減ることはありません。ただ、そろそろお名前書きもマンネリ化してきましたので、もし来年も参加する機会がありましたら、多少趣向を変えようかなと思います。

  2010.12.05

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• 12月5日アラブチャリティバザー開催

  恒例となりました、アラブチャリティバザーが下記の要領で開催されることになりました。１．日時：12月5日（日）　10:00～16:00２．場所：東京ジャーミー（小田急線もしくは東京メトロ千代田線代々木上原駅下車徒歩5分）３．催し：イスラム食の販売、子供たちによるクルアーン朗唱大会、書籍販売など多数日本アラビア書道協会はいつもの通り、お名前下記のワークショップを行います。希望者にお名前をアラビア書道で書いて差し上げ、それを見ながら実際に書いてもらうということです。ことしはあいにく当方の都合が悪いため、3名のエース級（？）の書き手を送り込みました。いずれの方も書道のみならず、アラビア語もできるという、なかなか頼もしい布陣となっています。3名もいますので、多少大勢の方が押し寄せても対応可能です。今年も、マーブリングやヘナ染の催しもあるとのことです。普段余り外出されない、イスラム教徒のご婦人もこのバザーには出かけるらしく、あちらこちらで挨拶される風景が見られたりします。お昼の12時前後に込み合いますので、ゆっくり見て回るには、午前中がお勧めです。

  2010.12.03

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• 名古屋と言えばエビフリャー

  最近は名古屋のお稽古のあと、名古屋飯で昼食をとるというコースになっています。生徒さんの一人に連れられて、今日は、エビフリャー（注：エビフライのこと）を食べに行きました。Ｌａｃｈｉｃ（ラシック）というビルがお稽古場所の中日ビルの近くにあり、そこの８階がレストラン街になっています。そのなかに「まるは食堂」という、素朴な名前のレストランがあります。ただ、名前とは異なり、かなり大きなレストランで、掘りごたつ形式もある、活魚レストランでした。ふぐやお刺身などいろいろなメニューがありますが、ここの名物はエビフリャーです、と生徒さんたちが言います。昼食の定食メニューがいくつかありますが、1種類を除き、全てエビフリャー付きになっています。エビフライ一本付きのラシック定食（1,380円）を注文しましたが、同じ値段でエビフリャー二本付き（その代わりサラダはなし）もありました。内容は、おおぶりのエビフリャー、海鮮サラダ、ご飯、味噌汁、サトイモの煮もの、雑魚の佃煮、漬物です。エビフリャーはさすがに存在感があり、それにマヨネーズをかけて食します。衣がからっとしていて、美味です。これだけの大きさだと、衣が分厚そうですが、しっかりと海老の中身が詰まっています。関西人の常としてソースをかけたくなりますが、名古屋の生徒さんはそのままマヨネーズだけで食します。このエビフリャーだけも購入することができますが、一本500円となかなか良いお値段です。活魚専門店ですが、大きな水槽があるわけではなく、飾りっけもなく、座席数が多い、実用的なレストランといった感じです。無駄なところにお金をかけない名古屋人気質といったところでしょうか。まるは食堂は、もともとは知多半島に住んでいた相川うめさんというおばあさんが鮮魚の行商から起こした会社です。昭和３０年（1955年）に魚屋を増築したのが創業年になっています。その後、食堂、温泉付き旅館と業務を拡大し、現在では、中部国際空港にも店をもつ、名古屋で有名な活魚料理店だそうです。名古屋飯は着々とこなしています。次は何にしようかな？

  2010.12.02

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• 今度は月島

  久しぶりに東京・月島にでかけました。ＪＲ新橋駅から、汐留駅まで歩き、都営大江戸線に乗って月島駅に下車しました。別にもんじゃを食べに来たわけではなく、こちらにある、月島社会教育会館からお呼びがかかったからです。月島社会教育会館は地図を見ると駅から徒歩すぐになっているのですが、地下鉄の出口から地下道を延々と歩くので結構離れています。来年の4月から9月にここでアラビア書道講座を開きませんかというお話でした。東京・神奈川では、広尾、新宿、北千住、錦糸町、横浜、栄、たまプラーザと既に７ヶ所でお稽古をしており、かなり、日程的に苦しくなっていたのですが、４-９月だけの期限限定コースということでしたのでお受けしました。近くに、晴海トリトンタワーというオフィスビル群が立ち並んでいるので、ＯＬがどっとお稽古に参加する可能性もなきにしもあらずですが、お稽古時間が平日の午後ですので、それはちょっと難しそうです。東京都中央区の一角にあるこのあたりは新しいマンションがどんどん建設されているところで、住民がかなり増えているとのことです。一方明治時代から工場用埋立地として開発された地域ですので、古い町並みもあちらこちらに残っています。会場を見せてもらうと、かなり広く、５０人ぐらいは入れそうです。まあ、そんなにたくさん来られては困るのですが、設備は整っています。果たしてどんな人種が集まるのか楽しみです。募集は来年２月ごろです。

  2010.12.01

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• 新宿の街角でインド人が

  アラビア語の勉強に行くため、西新宿を歩いていると、一人の30歳前後（多分）、インド人が急に寄ってきて、丁寧な英語で話しかけてきました。「失礼ですが、英語を話せますか？」。当方は「イエス」と応えると、典型的な早口のインド英語で喋り始めました。曰く、「最近不景気でしばらく仕事がない。ここしばらくまともな食事もとっていない．．．．（中略）．．．．．ということで、少しお金を恵んでくれないか？」『そんなことなら景気の良いインドに帰ったどうか』と切り返しても良かったですが、少し、急いでいたので、「申し訳ないが、ご協力できない」とだけ言ってその場を立ち去りました。インドあたりなら、100メートルぐらい付いてきて、お金を渡すまで、同じことを繰り返し喋っているはずですが、彼はあっさりとあきらめ雑踏に消えました。自分はどこにいるのだろうか？と一瞬考えました。以前、シンガポールでも同じようなことがあったのですが、まさか、新宿でそんなことに遭遇するとは思いもよらないことでした。果たして彼は、寸借詐欺？　会社をクビになった？　財布を落とした？　いろいろと考えましたが、分かりませんでした。見たところは普通の格好をしており、英語も早口ながら分かりやすいインド英語を話していました。よくわかりません。まあ、日本も立派なアジアの一都市になったのかなと思った次第。因みに、私の格好は極めてフツーであり、お金持ちには到底見えなかったはずです。想像するに、外国人が近づいてきただけで、『英語分かりません』オーラを発して逃げ去る人が多かったからだと思いますが。

  2010.11.30

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• アジア大会で囲碁を

  アジア大会が中国・広州で行われています。テレビのスポーツ番組では、陸上競技部、水泳、サッカーばかりにスポットがあたり、勝った、負けたと放送していますが、実は結構地味な競技も行われています。カバディ、セパタクロー、ドラゴンボートなどなかなかローカル色豊かなものがあります。どう考えても、かなり偏りがあります。日本も出場したのでしょうか？ところが驚いたことにそれ以外に囲碁、中国将棋、チェスもあります。これはどう見ても運動競技ではありません。なぜこれがアジア大会に入っているのかわかりません。頭の筋肉を使うからでしょうか？報道で取り上げられることはほとんどなかったのですが、朝日新聞の夕刊で日本男子が銅メダルを取ったということで囲碁が取り上げられたのが唯一だったかもしれません。囲碁は広州大会から正式種目になったそうです。考えてみれば囲碁がポピュラーな国は、日本と中国と台湾と韓国だけです。多分この４ヶ国の対戦になったのだと思います。ドーピング検査もあると、毎日新聞では報じていました。囲碁種目でひっかかるという薬は何でしょうか。お酒はひっかかるのでしょうか？非常に興味があります。囲碁競技でドーピングで引っかかったら格好が悪いでしょう。こういうマイナーな競技でも、金メダルを取ったら大きく報道されるかも知れません。ただ、「アジア大会に囲碁で出場しました。金メダルを取りました。」といわれても冗談だといわれそうです。まあ、近代オリンピックも昔は、絵画、彫刻、文学、建築、音楽があり、スポーツを題材にしたもので競ったとあります。これを公正に順位をつけるのは大変難しかったとのこと。

  2010.11.29

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• 第３９回國際書道連盟展の要項発表

  アラビア書道では、このお知らせが届くと年末が近づいたことが分かります。今回と次回は初めて銀座にある東京セントラル美術館で開催されます。従来は上野の東京都美術館で開催されていたのですが、改装中ということで変更になりました。”國際”となっていますが出品のほとんどが日本書道で、それ以外の書道はまだ余り多くありません。この連盟展は日本で唯一アラビア書道も”書道”の一つとして認められているので、アラビア書道作品も応募可能です。出品数は毎年数点と少ないですが、特選などを受賞される方もいます。海外からの応募もあり、アラビア書道も何点か入っていますが、まだまだ少ないです。これに入選するとハクが付くので腕試しに応募されても良いと思います。応募作品は２月１７日（木）に9:00～11:00にぶんぶ・東京スポーツ文化館の國際書道連盟展作品搬入事務所まで搬入する必要があります。ここは新木場の夢の島にありますが、名前の通り、スポーツ施設です。最寄りの新木場駅から徒歩１０分なので、ちょっと作品を持って行くのは大変ですので、現地に送る方策を考えなければなりません。今回はいつもと違い、作品搬入先、展示場所と授賞式会場（上野：精養軒）が全てバラバラになり、事務局の方はかなり大変だと思います。○　名称：第３９回國際書道連盟展○　入賞者展示期間：２０１１年３月１日（火）～６日（日）　10:00～18:30（最終日入場は17:00まで）○　場所：東京セントラル美術館（入場無料）　東京都中央区銀座2-7-18銀座貿易ビル５Ｆ　（ＴＥＬ：03-3564-4600）○　作品搬入日：２０１１年２月１７日（木）9:00～11:00　ぶんぶ・東京スポーツ文化館（〒136-0081 東京都江東区夢の島2-1-3）○　出品料（一点につき）：12,000円（初出品の場合は10,000円）

  2010.11.24

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• 小さな森

  アラビア書道の題材でよく書くのは、一にクルアーン（コーラン）、二にクルアーン、三、四がなくて五にハディースのような感じですが、やはりもう少し柔らかいものが書きたいという方もあり、格言、諺（ことわざ）なども書くこともあります。アラブの詩も韻を踏んでいて、書いた時なかなか美しいのですが、長いものが多く、かなりの大作になってしまいます。今回、JEUGIA千里セルシー店での作品展に何を書こうかなと思っていろいろ探している時に、アラブ　イスラーム学院のホームページを見てみました。ここには諺や詩がアラビア文字で書かれており、さらに意味も詳しく載っているので重宝するのですが、その中にサウディ童謡というコーナーがありました。これを見ていると、繰り返しが多く、それほど長くもなく、内容もシンプルで面白かったので、その中にあった『小さな森』という題名の童謡を書いてみました。小さな森まぶしい太陽が昇り、鳥たちは歌うそして花々が咲き乱れる、その小さな森の中で森の美しさは人を魅了する森の水はせせらぎとなって流れ、森の風は心地よくそよぎ吹く森にはたくさんの秘密がある鷲が、そして小鳥たちが森の空を飛ぶ雌鹿はあたかも王女のように歩く太陽、丘、川、滝、草そして鹿、わくわくするような物語（アラブ　イスラーム学院のＨＰより引用）アラビア語で全部で八行ほどの詩でしたが、一枚の紙にはちょっと入りきれなかったので最後の２行ほどをカットして書きました。サウディアラビアにこのような森があちらこちらにあるように思えませんが、サウジ人にとって緑あふれる森を美化しているように思えます。日本のように森自身が神聖化されている訳ではありませんが、何か憧（あこが）れのようなものも感じます。このホームページには、童謡は他にガザーラ、なつめやしの木、お母さん、カナリヤの四編があります。いずれもそれほど長くなく、また単語の説明もされています。更に、子どもたちの歌声も聞くことができます。

  2010.11.23

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