アラビア書道とその周辺

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• 知に勝る富はなし

  たまプラーザ駅に１０月から新たに開講する、東急カルチャーBEにもアラビア書道の講座ができることもあり、宣伝用に何か大きめの作品を出して欲しいと連絡がありました。過去の作品を出してもよかったのですが、余り古い作品は自分でもちょっと荒さが目立つので、改めて作品を作ることにしました。作品展にも一つ出す予定なので、同じものを出そうかなと思いましたが、ちょっと異なったものを出すことにしました。アラブの箴言で、「知識は富、無知は貧困、教養は遺産、相談は援助」があったのでそれをディーワーニで書いてみました。以前、千里中央で使ったことがあるものを改めて書き直しています。文字通りでは、「知識に勝る富はない、無知ほど貧困はない、教養に勝る遺産はない、相談に勝る援助はない」ということになります。同じような言葉の繰り返しですが、語呂がいいです。ちょうど新たに開くカルチャーセンターの餞（はなむけ）の言葉としては最適だと思います。知識は富、無知は貧困、教養は遺産、相談は援助（ディーワーニ書体）

  2010.09.24

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• 出展作品の内容がほぼ出揃う

  １０月６日から始まるアラビア書道生徒合同作品展の全ての出品数がほぼ固まりました。だいたい７０点ほどになりそうです。最後に駆け込みのような形で数人の方からご連絡がありました。アルファベットを習い終えたばかりの方から１５年以上の方までいろいろな方の作品が集まりそうです。作品の内容はやはりお稽古でよく使っているコーランの文言が多いです。そのなかでも開端章を書かれる方が何名かおられます。ちょうどナスヒー書体テキストの最終課題が開端章ですので、それにあわせているのかも知れません。書体もナスヒー書体が圧倒的に多く、次にディーワーニ書体となっています。現在、お稽古ではナスヒー書体のテキストを習っている方が多いためだと思われます。もちろん、ベテランの方々の中にはルクアやスルス、ペルシア書体の方も少数いらっしゃいます。ペルシア書道の方も先生を含め４点ほど出展されます。出展するつもりで名前のご連絡はあるものの、まだ題名も決まっていない、つまり何を書くかが決まらない方も数名います。このため、果たして当日最終的に何点集まるか、多少気掛かりです。まあ、徹夜しましたと言ってフラフラになりながら、展示会前日に会場に持って来られる方が何人かいらっしゃいますので、点数的には大丈夫だと思います。

  2010.09.23

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• 千の祝福を

  アラビア書道でお祝いの言葉を書いて欲しいと良く言われます。いくつかあるのですが、余り長くなくて書きやすいものという注文がつきます。いくつかある中でシンプルで書きやすいものが、このalf Mabruukです。文字通りの意味では「千の祝福」となります。おめでたい時にはどこでも使えそうです。「千夜一夜物語」のようにアラブ人にとって、1000は非常に大きな数字を表すようです。”千の祝福を”（ディーワーニ書体）（バックの写真は有名なシンガポールのマーライオンです。この書道作品は卒寿を迎えられた方に贈ったものです。この方が昔、シンガポール旅行に行き大変楽しかったということだったので作ってみました）

  2010.09.22

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• いよいよエアアジアが日本上陸

  LCCのエアーアジアＸにがいよいよ日本に入ってきます。ＬＣＣとは”Ｌｏｗ Cost Carrier"のことで格安航空会社のことです。既に日本にはテレビでも取り上げられた春秋航空など数社が入ってきていますが、アジア最大手のエアーアジアが入って来るとアジア各地への運賃が大幅に安くなる可能性があります。実は今年６月にマレーシア、ブルネイ、シンガポールに行った時にこのエアーアジアに何度か乗りました。（詳細は５月２５日のブログを参照．．．．． するほどのことでもありませんが）。余分なところのコストを削っているなあと思いましたが、特に不便さは感じませんでした。安さばかりが強調されていますが、その分、いろいろ不便さもあります。まず、代理店を使わないため、インターネットで自分で予約を入れなければならないのですが、今のところ英語表記のサイトしかありません。同社の申し込みのサイトから乗降空港名や乗船日時はもちろん、食事が必要か、座席指定が必要か、荷物が１５キロ以上あるのか、保険を掛けるかとなかなか選択項目が多く大変です。また、予約変更するだけで変更料金がかかります。手荷物は１５キロ以上になるとエクストラが発生、座席は早い者勝ちです（追加料金を払えば指定できますが）。機内食及び飲物は別途料金がかかります。それからかなり座席は窮屈です。でも余り説明されていないのが、トランジット（乗り継ぎ）の場合です。例えば、羽田からクアラルンプール経由シンガポールに行く場合、他の航空会社であればクアラルンプール空港内にあるトランジットカウンターに行き、乗り継ぎ便のチケットをもらって同じ建物の中の乗り継ぎ便のゲートに向かうだけです。ところが、ＬＣＣの場合は、クアラルンプールにトランジットカウンターがないので（そもそも空港の建物が異なる）、一旦入国審査を受け、再度チェックインし直す必要があります。よって乗り継ぎ時間は多めに見ておく必要があります。もちろん、羽田ークアラルンプール便が遅れても、乗り継ぎ便は待ってくれませんし、航空会社で無料ホテル券ももらえません。まあ、ＬＣＣは空港と空港だけをピンポイントでひたすら安く結んでいる、長距離バスのような乗り物と思えば良いでしょう。東南アジア内で移動するにはこのエアアジアはすこぶる便利ですが、羽田－クアラルンプールのように長距離になると、飲食物はないし、窮屈な座席ですので、少し疲れそうです。当面はお金がなくて、時間の余っている学生や若い老人で、かつインターネットの使用にある程度慣れている人が利用するのではないかと思います。でも次第に市民権を得てくるだろうと思います。今日の発表を聞いて、いきなり成田ではなく、羽田に入ってくるとは思いませんでした。個人的にはこれでアジア旅行をするのに使う飛行機会社の選択肢が増えたと喜んでいます。エアアジアのターミナルに行く専用バス（クアラルンプール）。「2000万人の乗客を運んだ、簡単に予約、アジア最優秀賞受賞航空会社、単一クラスで自由席」という広告が書かれています。

  2010.09.21

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• 祝日のお稽古

  ９月２０日は敬老の日で祝日です。アラビア書道のお稽古場所はカルチャーセンターが多いのですが、最近、３連休の月曜日にも授業を行うところが増えてきました。祝日法が変わり、月曜日の休日が増えたため、本来月曜日にある講座の休講日が増えました。月曜日に受講されている方もお休みが多くなり、なかなかお稽古が進まないという不満もあるし、カルチャーセンターも休講日が多いと収入が減ることもあるからでしょうか。当方は全く問題ありませんが（まあ、交通機関のダイヤが土日祝になっているので気をつけるぐらいですが）、お稽古をされる方にとっては、休日だといろいろ都合もあるので、結構困ると思います。読売・日本テレビ文化センター（北千住）のお稽古が９月２０日にあったのですが、やはりお休みされる方が多かったようです。日本は他の国に比べて祝祭日がバラバラと多すぎる気がします。国民が働きすぎるので、祝祭日を増やして休むように高度成長期に決めた祝日法のようですが、結局、休日がバラバラなのでゆっくりと休めず、安近短で混雑の中出かけて無闇に高いものにお金を払っているようなことになります。祝祭日は減らして企業に有給を取るのを義務化させるといった方向にでももって行ったほうが良いと思います。その方がお稽古数も増えてカルチャーセンターの経営も良くなり、ついでに（あくまでついでに）講師（私を含む）にも多少恩恵があるのではないかと思う次第。油そば（春日亭・渋谷：お稽古の後、ちょっと変わったものが食べたくて、祝日の渋谷を歩いていると黒い看板の店があったので入ってみました。茹でた麺を少量のダシと油でビビンバのようによく混ぜて食べます。普通のラーメンより”食べた”感はあるので腹持ちが良いです。つけ麺とラーメンの中間のような存在？）

  2010.09.20

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• 天満橋のお稽古場所は

  写真は天満橋のお稽古場所です。地下鉄か京阪天満橋駅を下車し、淀川の支流の大川に架かっている天満橋を渡るとすぐにビルが見えてきます。駅からは５分ほどです。このビルの５Fが関西日本トルコ協会になっています。ビルの入り口は鍵がかかっていて、下からスピーカーを通じて５階を呼び出して、施錠を解除してもらわないと中に入れないようになっています。ここでは普段はベリーダンスのお稽古場所になっています。先生はもちろん本場イスタンブールから呼んだトルコ人ダンサーです。その他、トルコ語のレッスン、トルコ伝統の編み物オヤのお稽古もあったりして、トルコに関することなら何でもやっているところです。アラビア書道のお稽古の時間の直前にベリーダンスのお稽古が終わるのでトルコ人の先生を見ることがあります。余り若そうではありませんが（失礼）、さすがに均整のとれたスタイルをしています。ここに、お稽古用のテーブルやイスを並べて書道のお稽古が始まります。土曜日の６時半始まりということで、平日にお仕事を持っている方も参加できる時間帯です。ベリーダンスの生徒さんが時々書道の方にも体験に来られますが、余り人数が増えません。土曜日はビジネス街である天満橋の方に足を運ぶ人が余りいないのか、それとも少し知名度が低いからかも知れません。ただ現在お稽古されている方のうち、お一人は以前からお稽古されていた方なので、既にナスヒーテキストは終わっています。その他の方は新たに始めた方なのですが、お稽古が熱心なので、比較的進捗状況は良いです。諸設備の関係上、余りたくさんの人が入って来ても対応が難しいのですが、あと数人ぐらい増えた方がいいかなと思っています。夕暮れの関西日本トルコ協会の外観（窓ガラスにごちゃごちゃといろいろ貼り付けてあるところ）

  2010.09.19

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• 賜物はワッハーブ派

  このまえのブログに「エジプトはナイルの賜物」という言葉を書きました。そのなかで賜物にあたるアラビア語hibaという単語について少し説明しました。余り聞いたことがない単語ですとも言いました。ところがある方にこのhibaという単語の語源であるwahabaのなかにワッハーブ（wahhaab）という単語があると、指摘されました。確かに載っています。ワッハーブはイスラム教の宗派の一つで、創始者ムハンマド・イブン＝アブドゥルワッハーブ（ワッハーブ）の名前から取られています。ワッハーブ派は、Wikipediaによりますと、『18世紀にアラビア半島内陸のナジュドに起こったイスラム教の改革運動である。宗派としてはスンナ派に属するが、その下位宗派に数えられる場合もある。』とあります。現在、サウジアラビアを統治するサウド家はワッハーブ派です。また、オサマ・ビン・ラーデンも元ワッハーブ派出身ということで一時よく取り上げられた宗派でもあります。このhibaという単語は、余り聞いたことがないというどころか結構有名な単語の関連語だったと分かりました。アラビア語は元木のように（ちょっと古いか？）なかなか曲者です。アラビア語的に言うと、wahhaabは「wahabaをよく行う人」を表す意味になることがあります。つまり、よく寄付する人ということで多分、祖先は非常に大金持ちでかつ寛大で貧しい人に施しをたくさん行った方ではないか、と勝手に想像しています。

  2010.09.18

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• 淀屋橋でのお稽古者増加中

  淀屋橋のお稽古の人数が増えてきました。最近はだいたい5人もくれば良いほうでしたが、ここ3回ほど８～9人の方が来られています。この中で当初から続けておられる方は3名ほどで、他の方は途中から入ってこられた方です。また、最近も二人ほど立て続けに入られました。特に最近マスコミでアラブ特集が行われた形跡はありません。前回は本田先生が来られたので、本田先生の顔を一目見に来て、今回はその影響が続いているのかもしれませんが。人間は季節の変り目になると何かやってみたいという衝動に駆られます。特に今年は猛暑で７-8月は何か新しいことをやるという考えは出てこず、ただただ冷たいものを飲んでエアコンの効いた部屋でバタンキューといった状態が続いたと想像されます。そして急に涼しくなり、本来持っていた創造意欲が沸いて来たのかも。ただ新たに入られる方は女性ばかりですが。

  2010.09.17

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• 良き判断

  すごい土砂降りのなか、いつものように新横浜駅に到着すると、場内アナウンスで先行のこだま号が小田原駅で車両点検をしているということで全列車が軒並み１０分前後遅れていることを知ります。朝のラッシュの時間帯なので３分間隔ぐらいでのぞみ、こだま、ひかりが走っており、遅れは更にひどくなる恐れありと判断。8:09発ののぞみ号の指定券は持っていましたが、まともに乗っていては名古屋到着がかなり遅れる恐れが予想されましたので、とりあえずホームに入っていたのぞみ号に飛び乗りました。自由席しか乗れませんが満席です。まあ、名古屋までは１時間２５分なので我慢してデッキあたりに立って行くことにします。立っている乗客はそれほど多くなく、数人でしたが、ほとんどがビジネス客です。当初予定していた新幹線が遅れているので私同様慌てて飛び乗ったという感じです。携帯電話で慌しく取引先や自社に電話をかけてアポの変更や会社への遅延の連絡をしているので結構うるさいです。私も遅れが途中でひどくなればお稽古場所に連絡しなければならないなあと思いながら多少ハラハラしていましたが、小田原、熱海とほぼ減速せずに通過したので少し安心してきました。結局途中でもほとんどスピードを落とさず６分遅れぐらいで名古屋に到着しました。お稽古場所の中日文化センターに入ったのはほぼいつもとほぼ同じ9時50分ごろになりました。関西方面でお稽古が始まったのは2006年7月からですが、まだお稽古に遅れたことがありません。何度か大雨や事故などで遅れそうになりながらも辛くも逃れてきました。そういう意味では日本の交通機関は素晴らしいと感じます。これから台風シーズンですので何が起こるかわかりませんが、この記録をできるだけ伸ばしたいと思います。

  2010.09.16

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• 横浜ルミネのリニューアルとお稽古

  横浜のお稽古場所はＪＲ横浜駅駅ビルのルミネ８階にある朝日カルチャーセンター横浜にありますが、最近、同フロアがリニューアルされ、新しい店舗が入ってきたため、少し面積が狭くなりました。もともと８階は全フロア朝日カルチャーセンターが占有していたのが、よそ者が入ってきた感じです。ただ、もともと５階に入っていた世界堂（画材、美術用品専門店）ですので、かえって便利になったとも言えます。同時に、６階もリニューアルされ、５階にあった本屋が６階に移ってきたため、６階のレストラン街も少し狭くなりました。５階にあった店が６階と８階に振り分けられた形で５階がまるまるショップばかりになりました。ルミネは元々若い女性向けのブティックや雑貨店が多く入っていたのですが、更に強化された形です。お稽古が終わった後、６階か７階で夕食を取ることが多いのですが、選択肢が少なくなり、混み合うことも多くなりました。ここのレストラン街は、結構入れ替わりが多いのですが、だんだん入る店が固定化しつつあります。イタリアンレストラン「ＡＧＩＯ」のイチジクのピザ（デザート用甘いピザ）

  2010.09.14

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• 文字を教えし者に

  １０月６日～１１日に開催されるアラビア書道生徒合同作品展に出す作品を作成中です。一応、文言はコーランから選ぶこととし、一通り書いて見ましたが、どうも収まりが悪く、苦戦中です。気分転換にいろいろなアラビア語のことわざを見ていると、アラビア語塾のスケジュール表に次の言葉がありましたので書いてみました。??? ????? ????man 'allamanii Harfan???? ?? ??????Sirtu lahu 'abdan私に文字を教えた者に私は奴隷になる文字を教えた者というのは、学校の先生になります。すると教えられた人は一生その先生に頭が上がらないということになるという意味です（多分）。以前エジプトの新聞で読んだことがある記事で、教え子が大きくなって大変偉くなっても、先生は昔教えたことをダシに職場に現れてその教え子に雑用を頼んだりすることがよくあるそうです。その教え子は「小学校の時、一年ほど担当してくれただけなのに、急に現れて仕事を言いつけられて困る」と言いながらも仕方なしに従う、ということです。日本では教え子が偉くなったら、先生は偉そうにすることはまずないですが、アラブでは少し違うようです。このことわざを地で言った例かも知れません。

  2010.09.13

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• 介護施設に行きました

  大学時代の陸上競技部の恩師の奥さんのところに行ってきました。最近、突然、介護施設に入られたということでしたので様子を見に行くためです。同じく大学の同期の一人といっしょに待ち合わせてゆくことになりました。東武線沿線にあるこの介護施設は結構有名な企業が経営しており、駅からも近く、外観はマンション風です。入口は係員を呼び出さないと入れないようになっています。恐らく、勝手に住人が外出してしまわないようにだと思いますが。この施設はつい最近できたばかりとのことで、建物内は明るく、清潔で、ゆったり目のビジネスホテルといった感じです。廊下や階段は広く、手すりも両側にしっかりと付いています。東南向きに建設されているため、部屋には陽光がよく入るそうです。食事は朝昼夕とおやつと１０時頃にお茶があるそうです。食事メニューを見ると、朝はパンかご飯のいずれかを選ぶことができたり、昼が結構一日中では重めになっていたりなどの特徴があります。スパゲティミートソース、カツサンドなど結構ヘビーな料理も献立にあるのですが、カロリーが低く抑えてあります。油分はしっかりと抜いてあるからだそうで、よく考えられています。味はなかなかおいしいそうです。一日３食おやつ付で1800カロリー程度ですので、これだけを毎日食べていればメタボは押さえられると確信しました。映画鑑賞やゲームの時間などが日曜日などに設定されており、いろいろなアミューズメントも取り入れています。お部屋内でお話をしていると、シーツの取り替え、洗濯物届け、おやつを届けにと結構頻繁に係員の方が来られます。入居者の様子を見ているのだと思います。介護の段階ごとにフロアを分けているとのことですが、上のフロアほど介護の低い方が入居しており、下に行くほど介護の段階が重くなるようです。なかなか傍目には快適そうですが、自分の将来もこういうところに入らねばならないのかなとふと考えます。もちろん、誰もこういう施設に入らず自宅で往生できればと思っていますが、だんだんと運動や脳の機能が衰えてくると、家族に迷惑をかけることになり、致し方ない選択かもしれません。まあ、とりあえずは介護を受けるようになるかもしれないまでバタバタとあちらこちらを動き回っていたいと思います。

  2010.09.12

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• 横浜翠風荘で文化祭

  横浜市栄区にある老人福祉センター翠風荘で１０月２４日（日）10：00－12:00に体験講座を行います。ここでは月２回アラビア書道もお稽古をしていますが、年に一回全体の文化祭が開催されますが、生徒さんの発表会でもあります。演技ものでは大正琴、マジック、民謡、安来節、詩吟、南京玉すだれ、ウクレレ、フラダンスがあり、展示・体験ものでは、編み物、生け花、絵手紙、鎌倉彫、書道、水彩画、ちぎり絵、デコパージュ、陶芸、俳句、パッチワーク、表装、ペン習字となかなか賑やかです。ただ、一番人気はカラオケだと思います。朝１０時を過ぎると大広間には多くのお年寄りがあつまり、カラオケの順番を待っています。観客はお菓子などを持ち込み世間話をしながら、このカラオケを聴いています。体験講座のある２４日の午後には、文化祭の目玉として、前座、二つ目の落語家さんによる落語もあり、これもなかなか人気があるようです。この施設の利用料は無料ですが、横浜市在住で６０歳以上にならないと使用できません。ただ、文化祭はだれでも参加できるようです。アラビア書道のここでの体験講座は初めてです。どれくらいの方が集まるか分かりませんが、楽しんで頂ければと思っています。こちらでお稽古されている方は熱心な方ばかりで、アラブやイスラムのことにも非常に興味を持ち、いろいろ質問を受けます。ただ、残念なことに、いつも元気なのに、急に体調が悪くなり、来られなくなる方が結構多いです。体験講座で少しでも興味をもっていただき、新たな生徒さんが加わればと思っています。翠風荘へのアクセスは、JR京浜東北線港南台駅から「栄プール」行のバスに乗り約２０分で終点「栄プール」下車すぐです。また、JR大船駅から「金沢八景」行のバスに乗り、約２５分の「長倉町」下車徒歩７分でも行けます。

  2010.09.11

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• 品数が多いビュッフェランチ　グラスコート@西新宿

  いつも大阪のお稽古で泊まっている実家に住んでいる妹が上京してきたので、新宿で食事を取ることにしました。新宿で食事となると選択肢が多すぎるのですが、いろいろ考えた結果、無難なところでビュッフェランチにすることにしました。西新宿にあるホテルの多くがランチバイキングをしているので、いろいろ調べた結果、京王プラザホテルにあるグラスコートというビュッフェ専門レストランに決めました。一応予約を入れて行きました。１３時半に入店しましたが、ほぼ満席でした。ここの目玉は料理の数が多いということです。またバリエーションも豊富で、トムヤム風ラーメン、ローストビーフ、ナシゴレン（インドネシアの焼きめし）、イカスミスパゲティ、トルティーヤの前菜など多国籍です。もちろん定番の味噌汁やカレーライス、野菜炒め的なものもあります。バイキングでは、全アイテムを制覇することを目標においているので、積極的に少量ずつ何度も往復しましたが、スイーツ類、パン類、チーズ類、前菜類の多くは手が付けられませんでした。後で数えてみると３３種類ほど食べたことになります。多分これでも半分ぐらいしか制覇していないでしょう。少し味付けが濃いかなと思うものもありましたが、どの料理も総じて大変美味しかったです。イカスミスパゲティ、魚介類の前菜などが特に良かった気がします。ランチは３時までですが、ギリギリまで粘って１時間半優雅に且つガツガツと食べました。税込みで一人3,500円（平日）となかなかリーズナブルなお値段でした。ただ、飲物は、コーヒーと紅茶のみはお代わり自由ですが、ソフトドリンク、アルコール類は別料金になっています。新宿駅西口から少し歩きますが地下通路がつながっているので雨でも問題ありません。グラスコートの前菜の一部

  2010.09.10

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• 作品展参加者あまり伸びず？

  アラビア書道作品展が横浜・東神奈川の「かなっくホール」で１０月６日から開催されますが、現在続々参加申し込みが来ています。一応９月５日ごろまでに参加希望をもらうことになっていますが、だいたい６０名ぐらいになりそうです。うち２名は角田先生のペルシア書道クラスの生徒さんが入っています。参加予定をされた方でもまだ題名が決まらずに悩んでおられる方も数名います。また、参加予定だが連絡をし忘れている方も中にはいらっしゃると思いますので、最終的には７０名程度の参加数となると思います。２年前の作品展では７０人で９７点となっています。この時は一人当たりの出展点数の制限をしなかったため、一人で２点以上出展されていた方もいらっしゃったのですが、今回は一人一点と制限しているため、合計出展点数は若干減ると思います。展示会場のスペースから考えると７０点ぐらいの方がゆったりと展示できて良いと思います。お稽古をされている方の総数はこの２年間に確実に増えていますが、出品される方の数が増えていません。初心者は遠慮がちであるのでなかなか出品されないこともありますが、出品者のお名前を見るとかなり入れ替わっているのが分かります。つまり、新旧交代が起こっていることです。アラビア書道をお稽古される方の定着率もアラビア語を勉強される方同様まだ余り高いとは言えなさそうです。定着率を高めるためには何か良いプログラムを考えなければと思っている今日この頃です。

  2010.09.09

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• たまプラーザでアラビア書道

  またまたまた１０月から新しい講座の開始です。講座名：　アラビア書道をはじめよう！～イスラム世界で1300年前から引き継がれてきた書道芸術～場所：東急セミナーBE　たまプラーザ校 TEL：045-904-3953 アクセス：　東急田園都市線たまプラーザ駅すぐお稽古日：第2・4火曜日　12:30～14:00講座紹介：http://www.tokyu-be.jp/seminar/2010100004NH05001.html東急セミナーＢＥのたまプラーザ校は今年１０月に開設される全く新しいカルチャーセンターです。その目玉として（多分）、アラビア書道を是非ということでお声がかかりました。昨今どこもカルチャーセンターは生徒数の確保が難しくなり、閉校、面積縮小、人数が少ない講座の打ち切り、受講料値上げなど余りいい話がありませんでしたが、そのなか東急さんが新たにカルチャーセンターを開講したということはかなり画期的なことです。そういえば、戸塚駅の開発も東急グループが中心になっていたりと、最近積極的動きが目立ちます。たまプラーザ校は東急セミナーＢＥの４校目となります。他には渋谷校、青葉台校、雪が谷校がありますが、渋谷校を除き、住宅街の中にある駅の中に開設されています。結構高級住宅街があるところが多く、生徒さんは多分ハイソ系という専らの噂です。どういう方々が集まるのかが楽しみです。実は東急セミナーＢＥでは以前渋谷校で本田先生の生徒さんが一時教えていたこともありましたが、生徒数が少なくなり閉講となった経緯がありますので、厳密な意味では新講座でく再開となります。恐らく、これで、東京・神奈川にお住まいの、アラビア書道に興味ある方は、すべて確保したことになると思います。

  2010.09.08

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• アラビア語を勉強する人はいませんか？

  火曜日の１８：４０からアラビア語塾でアラビア語をいっしょに勉強している同志の一人が海外赴任のため、半年ほどいなくなります。このため、来週からは、３名しかいない生徒が、私を含め２名になってしまいます。多いときには同じクラスに６名ほどいたのですが、レベルが合わないとか、他のお稽古場所に移ったとか、海外の長期出張、海外駐在とかが次々と起こり、しばらく３名で頑張っていたのですが、ついに残り２人となりました。幸いこのクラスは続けてもらえそうですが、先生一人に２人ですから、何かあって一人が休むとマンツーマン状態になります。授業はアラビア語の新聞からのdictationと小説読みという内容ですが、ときおりなされる文法解説がなかなか細かく、説明も分かりやすいことから、このアラビア語塾には会社員時代から続けて５年以上通っています。アラビア語能力を向上させるというより、アラビア語の能力の現状維持を図るために通っている感じではありますが。アラビア語を勉強されている方の数は、初級者はかなり多いのですが、中級者になるとガクンと減ります。これはどこでも同じで、語学学校、カルチャーセンターでも中級クラスがまともに成立しているところはほとんどありません。やはり韓国語や中国語に比べると、難しいし、せっかく勉強してもその使い道がほとんどないところも問題ですが。ということで、このクラス限定で生徒さん募集中です。一通り文法事項を理解されて、シャクル無しでアラビア語文が読める方であればこのクラスで歓迎します。もちろん老若男女美醜貧富を問いません。

  2010.09.07

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• エジプトはナイルの賜

  日本人がアラブのことわざとして知っている一番のものは「エジプトはナイルの賜（たまもの）」という言葉ではないでしょうか。確か、歴史の教科書にギリシアの歴史家ヘロドトスが言った文言で、学校で習った覚えがかすかにあります。確かにエジプトに行くとこの川の偉大さが分かります。ナイル川の下流は結構汚れていますが、中流ではこの川の両側だけに緑のベルトができています。また、上流に行って、巨大なアスワンダムがカイロの電力を賄なっているのを聞くと、まさにエジプトはおんぶにだっこ状態です。アラビア語を習っている時には、あまりにもポピュラーなこの文言を書くことはありませんでした。またその後もなかったのですが、今回、本田先生の名古屋・関西ツアーの中で生徒さんの一人に書いてあげているのを初めて見たとき、「へー、こんな単語を使うのだ」と分かりました。アラビア語では「miSru hibatu an-niili」となります。miSruはエジプトのことで、an-niilはナイル川のことですが、hibaという単語は余り聞いたことがありません。語根となる動詞はwahabaとなり、なかなか初心者泣かせの単語です。「与える、寄付する」という意味があり、そこから派生している単語ですが頭のwの音が落ちています。エジプトはナイルの賜（ナスヒー書体）

  2010.09.06

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• 本田先生名古屋・関西ツアー　その３のおまけ

  天満橋のお稽古が終わったのが20:00ですが、このあと21:00新大阪発の最終から一本前のぞみに乗らなくてはなりません。大急ぎで地下鉄天満橋まで歩き、地下鉄谷町線に乗り、東梅田で下車。JR大阪駅に向かい、そして、新大阪駅まで一駅だけ各停に乗ります。乗り継ぎが非常にスムースだったため、少し余裕を持って新大阪駅に到着しました。あとはは新横浜までのぞみに乗るだけです。博多始発ののぞみ46号はほぼ満席でした。天満橋駅から新大阪駅まではかなり慌てて歩いたため、かなり汗だくになりました。でもまだ難関が残っています。というよりこれからが本番です。新横浜には定刻21:13に到着しました。新横浜からの横浜線の乗り継ぎは７分なので、余裕のつもりだったのですが、異常に新横浜駅が青いのです。ちょうどサッカーの親善試合パラグアイ戦があったのでそのサポーターがかなり大勢横浜線に乗るべく移動しているのです。これは計算外でした。幸い日本が勝ったためか、サポーターは元気が良いのですが、ホームはラッシュアワーでもないのにかなり混雑しています。東神奈川駅の乗り換え時間はわずか１分しかなく、この電車が少しでも遅れるとかなりヤバイことになります。幸い電車はほとんど遅れず、東神奈川に到着しました。乗り継ぎする大船行き京浜東北線は違うホームなので、階段を上り下りしなければなりません。既に大船行きはベルを鳴らして待っています。勝利に喜んでいるサポーターを押しのけ、大急ぎで反対ホームに向かいます。本田先生も六十ウン歳には思えない迅速さで階段を駆け上り、そして駆け下ります。そして何とか間に合い、一駅横浜まで乗ります。まだ終わりません。横浜駅では３分の乗り継ぎで横須賀線に乗り換えです。週末のため、かなり混雑するホームをまたまた人を掻き分けて、一番端っこにある横須賀線ホームまでまた慌てて移動します。そして何とか最終から３本前の横須賀線電車に飛び乗り、やっと一安心です。この綱渡り的乗り継ぎが一本でも狂うと本田先生は今日中にお宅まで帰れなくなる恐れがあるのでバタバタでした。まあ、本来なら大阪でもう一泊ゆっくりとして、大阪見学でもして頂き、日曜日の新幹線で帰ればよかったのですが、私の貧乏性が災いし、このようなアクロバティックなスケジュールとなりました（よい子の皆さんは真似をしないようにして下さい）。

  2010.09.05

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• 本田先生名古屋・関西ツアー　その３

  いよいよ最終日ですが、今日のスケジュールは午前中はヒマ、午後大忙しとなっています。ゆっくりと１４：４５から千里中央でお稽古を行いました。お一人体験者が来られていました。本田先生が来るから体験に来た訳ではなさそうで偶々この日になったようです。それから、前回体験に来られた男性の方が正式に生徒さんになり、今日からテキストに沿ってお稽古を始められました。関西で男性がお稽古をしているのはこの教室だけで、それも２人と非常に男性のパーセンテージが高い教室になりました（お二人ともおっさんですが）。本田先生は生徒さんにいくつか直筆でお手本を書いたり、ルクアの特有の払いを直したりしているうちに２時間があっという間に過ぎてしまいました。その足で天満橋に向かうのですが途中、乗り換え駅の梅田で軽食を取ります。当然のことながら、日本一ディープな立ち食いフードコートである阪神百貨店B１にお連れしました。讃岐きしめんうどんとおにぎりを食べて頂きました。阪神百貨店フードコートで一番有名な、名物のいかやきを食べて頂こうと思いましたが、土日は長蛇の列ですのであきらめて、明石焼きを食べて頂きました。これは一個目を食べると必ず舌をやけどするという食べ物で、本田先生もかなり熱そうでした。天満橋のお稽古でもお一人お一人作品を書いて差し上げていました。ということで名古屋・関西ツアーは無事終了しました。ところが、この後が強行スケジュールになっています。（続く）がんこやの昼定食チキン南蛮うどん定食（ボリュームがスゴイが924円）

  2010.09.04

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• 本田先生名古屋・関西書道ツアー　その２

  関西ツアー二日目です。まず石橋のアゼリアカルチャーカレッジでのお稽古から始まりました。こちらの教室は、子供さんがアラビア語を勉強している、旦那さんが中東を飛び回っている仕事をしている、大学でイスラムの歴史を教えているというアラブやイスラムに関わる方ばかりのある意味少し珍しい生徒さんの教室です。このためかあまりお稽古期間が長くない方でも積極的に作品展に参加を希望されています。このあと神戸に移動し、NHKカルチャーセンター神戸でのお稽古です。いつものメンバーにひとりの体験希望者がこられていました。ところが、何の拍子か本田先生は昔の中東生活時代のお話に外れてしまいました。それがどういう訳かベドウィンのアラビアコーヒーの淹れ方の話になり、微に入り細に入り説明を始めました。生徒さんが適当にツッコミを入れるので話が更にあちらこちらに飛んでしまい、結局２時間のお稽古のうち、１時間強が雑談になってしまいました。幸い、カルチャーの担当者の方が本田先生ファンでもあり、教室使用を延長をOKして頂いたため、そのあとお手本書きなどの普通のお稽古に戻りましたが、いつもの倍の時間となりました。まあそれでも生徒さんには特別サービス講義に大好評でした。ただ、体験希望者の方は、何も知らずに来られたようで、本田先生のお話をBGMに黙々と（でも時々は笑いながら）お稽古するはめになりました。果たして新たに参加してくれるのか危ぶまれましたが、なかなか気に入っていただいたようで１０月から参加されるとのことでした。結果オーライです。（更に続く）

  2010.09.03

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• 本田先生名古屋・関西書道ツアー　その１

  今日から本田先生と一緒に名古屋および関西ツアーです。名古屋では、ほぼ全員の十数名の方が出席されていました。多くの方からのリクエストに応じて、本田先生は数枚、ことわざ、箴言、看板用文言などを書かれていました。みなさん大喜びでした。額に入れて飾って家宝にしておくと言う方もいらっしゃいました。京都では錦市場内にある冨美家で名物の鍋焼きうどんを賞味しました。ここは注文の際に「七味をかけてよろしいでしょうか」と聞いてくるシステムなので本田先生は驚いていました。まあ、京都は有名なコーヒー店であるイノダコーヒーも初めから、普通のホットコーヒーでもミルクを入れるかどうかを聞いてきますが、京都文化なのでしょうか。暑い中、熱いうどんもなかなか美味でした。京都にはカタールに住んでいる方が見学者として来られていました。日本人女性ですが、以前からアラビア書道を体験してみたいと思っておられたようで、ラマダン期間中を利用して一時帰国され、京都の実家に戻ってこられたのを機に参加されました。東京外大アラビア語出身の方で旦那さんのお仕事の都合でしばらくドバイで仕事をされていました。ドバイでアラビア語を活かす仕事をしたかったらしいのですが、ドバイでは英語が主だったそうです。この後の大阪・淀屋橋のお稽古は盛り上がりました。多分開講以来最高の人数である１３人の方が来られました。その中には見学者としてドバイの大学で日本語を教えておられる先生が来られており、ドバイでのお話をいろいろ聞きました。ドバイでは英語が日常語のようになり、家庭内でもアラビア語を使わないところも増えてきているとのことです。政府がこの傾向を大いに危惧して、アラビア語教育に力を入れ始め、その一環としてアラビア書道も取り入れ始めたとのことです。それで４年～６年生はアラビア書道の授業があるとのことです。また、ドバイでもやはり日本アニメの人気は衰えず、現地で発行されている日本のアニメに関する雑誌を見せてもらったり、アブダビの作家が作った小説を日本の漫画家に絵を書いた日ド合作の漫画本を頂いたりしました。これもドバイでのアラビア語離れを嘆いたこのドバイの作家が少しでも興味をもってくれるようにと企画した本だとのことです。お一人の方が体験に来られていたり、前回体験にこられた方が今日から生徒さんのひとりとして参加されたりということでかなり慌ただしいお稽古となりました。あまり広くない教室でしたが、ありったけの机と椅子を勝手に引っ張り出して、慌てて並べましたが、ぎっしりとなりました。もちろんここでも本田先生は大サービスで何枚かお手本を書かれていました。（続く）

  2010.09.02

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• アラビア書道をハワイで

  新宿パークタワーにあるJTB法人東京に行ってきました。2年後の2012年にハワイのホノルルで第18回ホノルル　フェスティバルという催しが開催されるのでその内容を聞きに行ったのです。これは毎年３月の第２週末にホノルルのコンベンションセンター、アラモアナ・センター、ワイキキ・ビーチウォーク特設会場、カラカウア大通りなどを使って開催される大規模な文化交流フェスティバルです。その内容は多岐にわたっています。まず、ワークショップでは、絵手紙、折り紙、手まり、日本書道などの体験の他、南京玉すだれ、加賀獅子、和太鼓、フラダンス（多数）、ベリーダンスのパフォーマンス、更にはパレードでねぶた祭り、秋田竿灯、大阪だんじり祭りなども行われます。これにアラビア書道も参加してはどうかな～と思ったのです。本来のこのフェスティバルの趣旨では「環太平洋文化交流促進」ですので日本文化やハワイ文化に関するものが中心になりそうですが、別にそうでなくても構わないということでした。コンベンションセンターでは最小３ｍ×３ｍのブースが借りられるので（拡張可）、周りに書道作品を展示し、中で体験講座を行えばかなり強烈なインパクトになると思います。米国本土でのアラビア書道というと、少しまだ抵抗はあろうかと思いますが、日系人の多いハワイでは問題が少ないと考えています（ベリーダンスもやったことがあるとのことなので）。いままでのアラビア書道海外ツアーは、書道文化を見聞するために中東・東南アジアのイスラム教国に行って書道関連施設を見て回ることを中心としたものでしたが、逆にこちらから出て行って、”日本版”アラビア書道をハワイに紹介するのも面白いと思います。来場者は毎年ウン万人となり、かなり盛況なイベントと聞いています。ハワイ知事、ホノルル市長まで出てきます。まあ、あまりの反響にハワイで定期講座が開かれたりすると大変忙しくなるのですが（そのままハワイに住みついたりして）。実は来年２０１１年３月に第１７回が開催されるのですが、ちょうどそのころにエジプトやらサウジやら中東諸国でのイベントが予定されていますので、ちょっと２０１１年度はスキップして、再来年のツアー材料として前向きに考えたいと思っています。来年７月ぐらいからボチボチ本格的に動き出す予定です。早くも２０１２年のスケジュールが決まり始めてきました。

  2010.08.31

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• 第３回アラビア書道生徒合同作品展の出品者がぼちぼち

  １０月５日から始まるアラビア書道生徒合同作品展への出品者の連絡がぼちぼち来始めました。そろそろというかまだ１ヶ月前ですので、現在のところ、２０数名ぐらいですが、あちらこちらのお稽古場所で聞いてみるとまだ思案中というかたが結構いらっしゃいます。今回は出品点数はお一人一点と制限しましたので、全体的な点数が２年前より若干減るかも知れません。ただし、お稽古場所が２年前に比べかなり増えているので、出品者は増えると思います。ことしはどんな趣向の作品が出品されるか楽しみです。

  2010.08.29

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• 天野恵利写真展を見に

  土曜日は西新宿のクラブツーリズムと横浜の朝日カルチャーセンターでお稽古がありました。西新宿が終わった後、少し時間があったので、天野恵利さんの写真展”素晴らしいエジプトと中東の人々”を見に行ってきました。もらったハガキの地図を見ると、ちょうど会社員時代に働いていたビルの近くあたりでしたので横浜へ行く途中になります。とらトピアという区立虎ノ門健康福祉会館は土曜日でもありがらんとしていました。入り口を入るとすぐに壁一面に約５０点の作品が展示されていました。同じフロアの喫茶店の壁にも貼られていましたので、ゆっくり見るにはお茶を飲むこともできそうです。アラブ人の笑顔がいつもながらすてきでした。建物などの写真も数点ありましたが、ほとんどがアラブ人の顔を正面から撮ったよい写真ばかりでした作品は９月１日（水）まで展示してあります。フツーのオフィスビルの一階ですので一般の人も平日ならよく入るところで、かなり目に付くところに貼ってあります。平日は21:30まで、また最終日は15:00まで見ることができます。ところでもらったハガキに書かれていた地図が少し分かりにくく、若干迷いましたが、私がもと勤めていたビルの向かいの通りを数メートル入ったところと非常に近いことが分かりました。近くのポニーキャニオンがあるのでそれを地図に書いてもらった方がよかったと思います。ここには時々有名なタレントが来るので人だかりが結構できています。その日も若い女性がたくさん集まっていました。新橋駅から歩いても１５分ぐらいで行けますが、地下鉄銀座線虎ノ門駅から歩けば数分でつきます。ちょうど真向かいのビルが工事中です。

  2010.08.28

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• 四国はあっちもこっちもアンパンマン

  四国の列車はアンパンマンだらけです。もともとは高知県土佐山田市出身の漫画家やなせたかしさんなので、高知県がアンパンマンの中心になるなら分かるのですが、四国全体の列車にそのキャラクターが使われています。ほぼ完全に何から何までアンパンマンは、土佐・くろしお鉄道安芸線です。既に紹介の通り、駅名全てにやなせたかしさんがキャラクターをつけています。また、後免駅にはやなせたかしさんが作った「ごめんの歌」まであります。まあ、彼は作詞家でもあるので問題ありません。そのおかげかどうか分かりませんが、この土佐・くろしお鉄道は比較的経営は順調だそうです。JRの特急列車にはアンパンマンのキャラクターを全面に貼り付けた列車があり、それに乗ると切符にアンパンマンの形のスタンプを押してくれるなどのサービスがあり、家族連れが結構多く乗っています。また、いくつかの駅にはアンパンマンのスタンプを押すところがあり子供たちが押し寄せたりしています。私の親戚に、高知県香美市出身者がいるのですが、昔は何もない田圃だけの静かな村だったのが、突然アンパンマンミュージアムが建設され、一挙に知名度が上がり、あちらこちらから、訪れる人が急に増えたため、新しい店が増え、町が活性化したと言っていました。アンパンマン恐るべしです。上から後免駅の「ごめんの歌」碑、アンパンマン列車、須崎の鍋焼きラーメンの看板

  2010.08.26

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• 岡山のキムラヤ

  岡山のホテルの近くで朝食を取るつもりで、前日の夜に目をつけていた表町商店街のキムラヤのパンに入りました。モーニングメニューがいくつかあり、その中で雑穀入りのパンというのを食べました。330円でパン、コーヒー、サラダ、ゆで卵がついていてリーズナブルな価格でした。旅先でモーニングを食べるのは中々気持ちが良いもので、パンも美味しかったです。早朝というのに結構近所から買いに来る人が多かったです。この店で有名なのがバナナクリームパンらしく、入口付近にたくさん積んであったので一つ110円で買いました。あとでホテルに戻ってから食べましたが、バナナの風味が効いてこれもなかなか美味しいパンでした。余り関西や関東では見かけないのですが、あとでコンビニに行くと他のメーカーも何種類かバナナクリームパンを出していました。岡山ではバナナクリームパンは結構フツーに食べられているものと分かりました。キムラヤという名前なので、銀座にある木村屋總本店と何か関係があるのかなとジモティーに聞くと、勝手に名乗っている訳ではなく、ちゃんと1919年にのれん分けされたそうです。（木村屋總本店のHPにはちゃんと書かれていましたが、どういう訳か岡山木村屋の方には書かれていません）。モーニングメニューとバナナクリームパン

  2010.08.25

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• 岡山のうどん

  8月15日のお昼に岡山市立オリエント美術館の方に連れて行ってもらったのが、「およべ」といううどん屋です。夏用にさっぱり目のものとということで店員の方に注文したら、しっぽくうどんが出てきました。とろろ昆布の他、ゆで卵が入っていたりして見えないところに、色々入っています。少し食べた後にレモンを絞って食べると美味しくなると店員に言われたので、絞ってみると、なかなかさっぱりしています。出汁は関西風のあっさりめで美味です。連日冷たいものを飲んだり食べたりしていたので身体を温めるのに丁度よかったです。表町商店街のすぐ脇にあるのですが、入口が目立たず、古い造りで、知る人ぞ知るという感じの店でした。しっぽくうどん

  2010.08.24

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• サウジ報告会を覗いて

  クラブツーリズムのお稽古に行くと、隣の教室でサウジアラビア報告会というものをやっていました。気になったので、お稽古後にちょっと覗いてきました。どんな人が対象の集まりなのか分かりませんが会場ぎっしりの多くの方が集まっていました。サウジジアラビアの観光について、パワーポイントを見せながらお二人が説明しています。マダインサーレ、ヒジャーズ鉄道跡、ジェッダ旧市街の写真が紹介されました。その後、在日サウジアラビア大使館の方が話されました。○　サウジは新エネルギーへの模索。ソーラー、水を利用したエネルギー開発を目指しているが、日本の技術に期待。○　キリンはサウジアラビアへのノンアルコールビール輸出はコストがかかるので撤退（運賃が高い。今後、サウジ国内生産になれば検討）○　人口の80%が若年層。30数校の大学があり、海外に10万人の留学生を派遣。サウジでの起業を期待している。○　国立大学の学生数の65%は女性○　サウジの人口は2,300万人。うち600万人が外国人。○　エビ、チューリップやバラを輸出。バラは香水用に。○　アラビア語起源の外国語。カメラ（アラビア語のカマラ＜暗い部屋＞から）、台風（アラビア語のタワーフ＜メッカ巡礼の際、カアバ神殿のまわりを回ること＞から）。○　1996年10月に日本から世界初めての観光ツアーを出す。○　メッカに超高層ビル595メートルを建設中。ビッグベンより大きい、世界最大の時計を設置する予定。キリンのノンアルコールビアが飲めないのはサウジ在住の邦人の方は残念ですが、確かに赤道を超えてビールを運んでくるのはコストが合わないかも。空のタンカーの底にでも入れてくればだいぶ安くつくとは思うのですが。まあ、サウジにはそれ以外に多くのプランドがあるので問題ありませんが。サウジ人口のうち外国人が三割弱とは意外に少ない気がします。正式に就労ビザを取って働いている外国人だけの人数だと思いますが、感覚的にはもっと多い感じです。女性がほとんど出歩かないので、余計に外国人の方が目に付くのかも知れません。アラビア語起源の外国語は他にいろいろ書かれていましたが、カメラと台風は知りませんでした。カメラの語源といわれているqamaraというアラビア語の意味は”船室”という意味であまりピンと来ません。台風の語源Tawwaafはメッカ巡礼の儀式の一つにカアバ神殿の周りを一斉に７回回る必要があります。その様子を上から見ると台風の渦のように見えることから来ているとのこと。確かに、メッカの写真を撮ることを許されている野町氏の写真を見ると渦のように見えます。会場の雰囲気は旅行説明会というより、サウジへの投資説明会的な様相でビジネスマン風の方の方も結構目に付きました。日本の投資も中国、東南アジアからインドあたりまでやってきましたので、そろそろサウジもということになるのでしょうが、同じアジアでも人口の少なさ、商習慣の違い、宗教の理解などを考えると、さて何を持ってくればよいのか難しいところです。

  2010.08.23

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• 愛知県知多市のカタール国展開催のお知らせ

  愛知県知多市でカタール国展が開催されます。昨年、私も協力させて頂き、アラビア書道体験講座を開催しました。今年は中日文化センター栄でお稽古をされている生徒さんにより書道体験が実施されます。入場無料です。もともと、カタールと知多との結びつきは、知多市にある中部電力がカタールの天然ガスを使用していることから始まったためとのことで、知多市にある日本・カタール友好協会が中心になって活動しており、知多市もバックアップしてくれています。内容はカタールの生活・食文化紹介、民族衣装の試着・記念撮影、刊行紹介、アラビアテントと盛りだくさんで、更に、週末にはイベントがあります。そのイベントにアラビア書道体験、ベリーダンスなども実施されます。○　日時：９月１日（水）ー１２日（日）　10:00～16:00　（平日）　9:00～17:00（土日）　　　ただし最終日は16:00まで○　場所：勤労文化会館２階（知多市緑町５－１）○　アクセス：名古屋鉄道常滑線「朝倉駅」下車詳細は、知多市市民活動推進課（TEL:0562-31-0382）にお問い合わせ下さい。

  2010.08.22

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• アラびいき！５発刊

  淀屋橋の生徒さんで漫画家のアシスタントをされている方が書かれている「アラびいき！」の５冊目が発刊されました。アラブ文化が好きな方で、勉強されているアラビア語やアラビア書道のこと、旅行に行ったアラブの国のことなどが面白く書かれています。特に日本で出会ったアラブ人たちとの交流の話が面白いです。この漫画も既に５冊目になりました。今回はアラビア書道についてページを多く割いて頂いています。今年の1月の新聞の正月版にアラビア書道の紹介とともに彼女の漫画が掲載されました。じわじわと「アラブ漫画家」としての地位を確立しつつあるかも？でも彼女に聞くと日本では7万人以上もアニメを書く人がいて、毎日切磋琢磨して面白いものを描こうとしているとのことです。この中で連載ものを書けるようになるのは、ほんのほんのひと握りの作家だけとのことで、なかなか厳しい業界です。でもこの調子でどんどん版を重ねたら、ひょっとしたら、某大手出版社が目をつけていよいよ単行本の刊行となるかも知れません。そして、またまたひょっとしたら、テレビのドラマ化の話が来たり、映画になるかも知れません。そしたら夢の印税生活ができるかも。皆さんも期待して見ていて下さい。なお、作品の中でアラビア語の綴りがたま～におかしかったりするので、気をつけてください。作者の詳細については、ご自身のブログ　http://arabiiki.cocolog-nifty.com/blog/をご参照下さい。アラびいき！５の表紙（一冊150円にて好評発売中です）

  2010.08.21

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• 四国の難読・珍名　その２

  土佐・くろしお鉄道は安芸線には全ての駅に愛称がついています。なかなか面白いの全部下記に載せてみました。その地に由緒ある人、もの、産地、ランドマークを中心に名前をつけています。やなせたかしさんも大変だったでしょう。後免（ごめん　えきおくん）後免町（ごめん　まちこさん）立田（たてだ　そらこちゃん）のいち（のいちんどんまん）よしかわ（よしかわ　うなおくん）赤岡（あかおか　えきんさん）香我美（かがみ　みかんちゃん）夜須（やす　にんぎょちゃん）西分（にしぶん　つきこちゃん）和食（わじき　カッパ君）赤野（あかの　カモメちゃん）穴内（あなない　ナスビちゃん）球場前（球場ボール君）安芸（あき　うたこちゃん）伊尾木（いおき　トラオ君）下山（しもやま　ちどりちゃん）唐浜（とうのはな　へんろ君）安田（やすだ　アユ君）田野（たの　いしん君）奈半利（なは　りこちゃん）。

  2010.08.20

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• 四国の難読・珍名駅　その１

  四国にも珍しい駅名がたくさんありました。今回通過した駅のなかで面白そうなものを挙げてみます。予讃線　五郎：　そのまんま「ごろう」と発音します。人の名前のようです。実は今回、迂回路線の内子線を通ったため通らなかったのですが。予土線　難読、珍名の宝庫でした。務田：そのまま「むでん」出目：「いずめ」吉野生：「よしのぶ」真土：　マッチではなく、そのまま「まつち」半家：　難読及び珍名の最高傑作です。なんと「はげ」と読みます。車内放送は自然に連呼していました（当然のことですが）。予土線の終点付近に「若井」という駅もあるのでセットで「若井」「半家」となります。因みに、半家の名前の由来は、この地に住み着いた平家の落人が源氏方の追討を逃れるために「平」の横線を移動させて「半」にしたためと、由緒ある地名です。ここの出身の人ははっきりと地名を言いにくいですね。土讃線吾桑：「あそう」高知商業前：「こうちしょうぎょうまえ」高知商業高校が近くにあるのですが、そのまんまです。以前は余りこんなプライベートな名前の駅は無かったのですが、民営化以降増えたような気がします。後免：「ごめん」いつも謝っているような名前です。後免と伊野を結ぶ土佐電気鉄道の電車の行き先案内には「ごめん」「いの」と平仮名で書かれているのでユーモラスです（”ごめん””いーの”）。駅には、やなせたかしさん作詞の「ごめんの詩」の石碑が建っています。徳島線鮎喰：鮎を喰っているので「あくい」府中：ふちゅうではなく「こう」学：「がく」。前にも紹介したとおり、ここの入場券に”入学”と記載があり、受験生に大いに売れた経緯があります。当時は固い紙の入場券でしたが今ではペラペラの紙になっているはずです。でもこの入場券だけは固いまま現在でも販売されているとのこと。鳴門線撫養：「むや」。撫養→ゑびす前→蛭子前→撫養と名前遍歴があります。一時終点の鳴門駅に名前を使われていた時期があります。半分しか撮れていない「半家」駅

  2010.08.20

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• 淀屋橋に新人が

  淀屋橋のお稽古でお1人体験の方が来られました。以前にも千里セルシーに体験に来られた方です。シリアに2年間もお仕事で住んでおられたということでアラビア文字とシリア方言はだいたい分かるという方でした。シリアの話になると、ここでお稽古されている方の中にも行ったことがある方も多く、また、お友だちに共通の方がいらっしゃったりして、話に花が咲きました。やはりアラビア関連の世界は狭く深いです。ここのお稽古されている方は昼間にお仕事をされている方が多いため、全員揃うということはまずないのですが、今日は珍しく、7名の方が出席され、ほぼ主要メンバーが全員揃ったため、体験者を含め8名といつも以上に盛況でした。体験者の方には例によってお名前を書いて頂きました。お名前に難しい文字（ghain)が入っていたりして、なかなか奮闘されていました。お住まいが神戸の方であり、お仕事が茨木ということで、お稽古のためにわざわざ淀屋橋まで足を伸ばすのが大変ですが、次回以降、ご参加されることがほぼ決まりました。淀屋橋は最近ちょっと新人が入って来なかったのですが、これからちょっと賑やかになりそうです。Subway（名古屋（栄））のモーニングセット　340円でコーヒー付　普通サイズの半分だがモーニングとしてはちょうど良いし、まわりの喫茶店より安い。

  2010.08.19

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• 大阪から名古屋へ

  バスは快適に飛ばします。途中の阪神高速道路で事故渋滞があったので5分ほど遅れて大阪駅に到着しました。早速地下鉄で千里中央まで行き、15分ほどで展示会の片付けをあっさりと完了しました。この展示を見て、１人体験者が現れたそうです。一応効果はあったようです。そのまま、新大阪まで出て、今度は名古屋を目指します。明日に名古屋でのお稽古があるからです。実は大阪の実家に一泊して翌朝の新幹線で行っても十分間に合うのですが、今日高松から使った青春18きっぷをそのまま使えば、名古屋に泊ってもほとんど全体の費用は変わらないので変化をつけます。久しぶりに長い編成の電車は新快速で新大阪から米原まで思いっきり飛ばします。米原で数分で浜松行きの快速に乗り換えると、2時間40分ほどで名古屋に着いてしまいます。さすがに速い。同じ距離を四国であれば4時間以上かかったと思います。電化と複線化の影響は大きいと実感します。名古屋では栄に近いところにあるビジネスホテルに泊まりました。周りは飲食店街の真っただ中です。髪を異常に盛り上げた女性がときおり歩いています。これが有名な名古屋嬢かとよく観察します。

  2010.08.18

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• 高松から大阪へ

  高松から徳島→大阪→名古屋まで移動する忙しい日です。高松駅から早朝に高徳線に乗ります。名前の通り、高松と徳山を結ぶ幹線です。とはいうものの非電化単線です。ゆっくりと入線してきた２両編成の列車には夏休み中でもあり、学生は乗っていませんでしたが、なぜかマレー人かインドネシア人の一団が乗っています。この線は栗林公園、屋島といった観光地を通ります。高松の市街を抜け、屋島の異様な形の山を左手に見ながら列車はゆっくりと走ります。途中何度も列車のすれ違いや特急に追い越されるために数分ずつ停車します。なかにはなぜ停まっているるのかわからない停車もあります。途中、オレンジタウンというJRらしくない名前の駅があります。周囲にオレンジの木があるようでもなく普通の駅です。ほとんど平地ばかりを走るのかと思うと、讃岐相生駅を過ぎると突然トンネル区間が続き、列車はエンジンをふかし、山越えを始めます。単調な景色が少し楽しくなってきます。いくつかの短いトンネルを抜けると長いトンネルに入り、今度は下り坂に入ります。そして阿波大宮という駅に到着しました。駅名が阿波に変わったので県境が山になっていることがわかります。池谷（いけのたに）という駅で一旦下車し、鳴門線に乗り換えます。乗り換え時間が30分ほどあったので駅舎に行ってみます。エアコンも効いていない駅舎でおじいさん二人が雑談しながら朝と昼だけ切符を売っています。鳴門線は何か目的があるという訳ではなく、単に以前乗ったことがなく、また少し時間があるからという理由で乗ってみます。徳島からやってきた2両編成の列車はもう少し速く走ってもいいんじゃないというほどゆっくりと田んぼの真ん中を走ります。住宅街にある教会前という駅には天理教の大きな教会が、次の金比羅前という駅には、讃岐の方の金毘羅の分祀だと思われる神社が見えます。宗教関係の駅が二駅も続けて現れます。終点の鳴門は鳴門市の中心駅で大きなスーパーやディスカウントショップが見えます。場違いな外国人二人が同じ列車に乗っていたのが、駅員と何か少し話をしてまた同じ列車で戻って行きました。手にはガイドブックを持っていたので、多分観潮ができる駅と思って間違って乗ってしまったようです。鳴門のうずしおを見るには徳島からのバスの方が便利そうです。私も目的は達したので、今乗ってきた同じ列車に再度乗り、徳島に行きます。鳴門駅滞在は７分間だけでした。唯一の印象は駅員が女性ばかりだったことです。徳島では一時間ぐらい時間があるので早めに昼食をとります。本来ならば本場の徳島ラーメンとなるのですが、すでに昨日食べているので高松で食べそこなったうどんを食べます。「江戸の敵を長崎で」（余り関係ないか？）ということで駅の近くにあった「やま」といううどん屋でオーソドックスなしょうゆうどんを食べます。うどんに出汁醤油だけかかったシンプルなものですが、ネギ、生姜、大根おろし、天かす、ゴマ、カボスはかけ放題です。カボスというのが徳島らしいです。徳島でもうどんは美味しいです。ここから大阪を目指します。高速バスは鳴門大橋を渡り、淡路島を縦断し、淡路大橋を渡り、ノンストップで大阪駅まで向かいます。実は千里セルシーでのミニ作品展の後片づけが15:30からあるためですが、徳島駅前からだとわずか2時間30分で大阪駅に到着します。これではJRも太刀打ちできません。バスはほぼ満席です。前日に高松で予約しておいて良かったです。JR鳴門線鳴門駅ということで四国旅行はここでおしまいです。青春18切符の3片でほぼ四国を制覇しました。まだ2片残っていますので期限内に有効に使います。

  2010.08.18

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• 高知から高松へ大周りで（２）

  ２０分ほど待ってワンマンカーがやってきました。車内は風鈴だらけです。風鈴列車と名付けて少しでも地元客にアピールしているのでしょう。風鈴が２～３個ぐらいなら風情もあるでしょうが、20以上もつるされており結構賑やかです。列車の振動のたび風鈴は鳴りますが、意外にそれほど大きく揺れないので適度のやかましさで悪くはないです。何のアナウンスもなく静かに甲の浦駅を出発し、唯一の途中駅宍喰までほぼ直線でトンネルを何度も通ります。昔の鉄道であればトンネルはコストがかかるのでなるべく迂回して線路を敷いたのですが、新しい鉄道は遠慮なくショートカットしてトンネルを掘ります。宍喰では珍しく外国人４人づれが乗り込んできました。さして名勝がある駅でもなく何をしていたのでしょうか。終点海部からはJR牟岐線になります。海部からももちろんワンマンカーです。この列車も４つめの牟岐までしか行きません。牟岐からは徳島行きの列車に接続しています。それでもワンマンカーは変わりません。ところが、意外に乗客がだんだん増えてきます。夏休み中でもクラブや補習があるためか学生が乗り込んできます。列車は相変わらずのマイペースで走り、途中で何度も列車のすれ違いのため、数分ぐらい、当たり前のように停車します。徳島まで列車待ちがなければ半分の時間で行けそうです。徳島付近になると列車は通勤電車並みに吊革につかまった客も増えてきました。徳島では乗継に１時間ほど時間があったので遅い昼食にします。駅ビルに徳島ラーメン屋が入っていたので食べます。岩田家という名前ですが、徳島では結構有名な店だそうです。徳島ラーメンは、甘く煮つけたバラ肉と生卵が入ったラーメンが有名です。白飯が欲しくなる味つけですが、なかなかおいしいです。徳島からは徳島線に乗り土讃線と交差する佃まで乗ります。徳島線は吉野川に沿って走る線なので多少車窓風景を期待していたのですが、意外に平野部を走ることが多く、吉野川の景色が見れたのは長くありませんでした。ただこの川は水量が豊富で。この線にはひとつ珍しい駅名があります。「学」という駅です。そのまま「がく」と発音します。以前ここの入場券には「入学」と記載されていて、受験生にバカ売れしたことがあります。今でも売られているのでしょうか。佃は細いホーム一本だけの乗りかえ駅ですが、高知方面から来た列車に３分ほどで乗り継げて便利です。この列車で終点の琴平まで乗ります。琴平は金刀比羅神宮で有名な駅ですが、ここで一旦下車します。別に金毘羅参りをする訳ではありません。この猛暑の中金毘羅参りをすると確実にあの長い階段の途中で倒れます。下車したのは、ここから正真正銘の私鉄である琴平電鉄に乗り換えるためです。JR琴平から歩いて５分ぐらいのとこに小さな琴電琴平駅があります。こちらの方が金刀比羅神宮には若干近くなります。高松築港駅まで約１時間で走る電車ですが、ちゃんと３両編成です。１時間に２本ほど電車はあります。切符にちゃんと駅員がパンチを入れてくれます。今では貴重品です。電車は田圃の真中を走ります。さすがにため池が目立ちますが、今年は雨が多かったせいかどのため池も水が豊富です。琴電は頑張っていて、ほかにも２系統の路線をもっています。長尾線と志度線です。四国には３つの私鉄が健在です。松山市内を走る伊予鉄道、高知市内を走る土佐電鉄、そしてこの琴電です。琴電以外はどちらかと言えば路面電車に近い形態です。ターミナルの高松築港駅は高松城の城内にあります。JR高松駅からは歩いて２００メートルほどです。高松はさすがに四国一の大都会の風格があります。駅前にはマリタイムビルとANAホテルが並んで建っています。高松に来たら、当然、うどんとなるのですが、あえてラーメンにします。いくら高松の人がうどんが好きでも、たまにはラーメンを食べるでしょう。やはりありました、このマリタイムビルのなかにラーメン横丁のようなところがあり６軒ほどラーメン屋が入っています。でもその中で高松のラーメン屋は一軒のみで、あとは県外の有名店でした。その唯一の高松ラーメンである讃岐ロックという店に入りました。鶏がらスープを全面にだしたあっさり系のラーメンでした。風鈴列車（阿佐海岸鉄道）

  2010.08.17

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• 高知から高松へ大周りで（１）

  今日は高知から高松を目指します。土讃線を使えば３時間ほどで着いてしまいますが、そのルートは以前乗ったことがあるので、違うルートで向かいます。まず、高知から乗り換え駅の後免（ごめん）まで出て、そこから土佐・くろしお鉄道で安芸経由終点の奈半利まで行きます。後免駅の端っこにワンマンカーが止まっています。後免駅を出ると、列車は高架線を走り始めます。最初だけかと思ったら、終点まで続きました。線路状態も大変よく、ほとんど揺れず、踏切も全くありません。なぜこんなローカル線にこれだけ高規格なものが使われているのかと思いましたが、国鉄時代最後に作られた線なので贅沢に作られています。後免を出てしばらくすると太平洋の海が眼下に広がります。天気もよく良い眺めです。途中数か所で列車のすれ違いがありますが、駅間がそれほど長くないので、ほとんど待ちもなく、スムーズに走ります。安芸のひとつ前に球場前という駅があり、ここに阪神タイガースのキャンプ地である安芸野球場があります。この線は面白いことに駅ごとに愛称がついています。すべて、高知が生んだ漫画家やなせたかしさんがつけました。ひとつひとつキャラクターになっています。例えば、野須では「やす　にんぎょちゃん」、和食は「わじき　かっぱちゃん」、球場前は「きゅうじょう　ぼーる君」、安芸は「あき　うたこちゃん」と演歌歌手風のイラストが描かれています。車内アナウンスではいちいちこの愛称もいうのですが、なかなか面白い考えです。終点奈半利からはバスで室戸岬経由甲の浦まで駆け抜けます。接続が悪く一時間ほど時間を潰す必要があるのですが、早朝のため、全く店が開いていません。幸い海からの風も涼しいので読書をして待ちます。５分ほど遅れてバスが到着します。普通の乗り合いバスです。乗客は全部で５人で、学生一人と老人３人です。バスは安芸の海岸線を順調に進みます。ほとんど信号はありません。バス停で乗り降りする客もなく、どんどん通過して行きます。ただ、バス前方に掲げてある料金表の上がり方がタクシー並みに早いです。バスは時々本線から外れて、集落の細い道を走ってからまた元に戻ります。このため、室戸岬まで１時間ほどかかります。室戸営業所で、運転手が交替します。室戸岬の先端にはいろいろ施設がありますが、そこに行く観光客はもちろん路線バスなどつかわず高知あたりから直行バスを使います。病院で数人降ろしたあと、何と乗客は私を含め二人となり、これでは終点まで一人でゆくことになるのかなと思ったところ、途中から家族づれがトランクを持って乗り込んできました。さらに一時間走るとバスは終点の一つ手前の甲が浦駅に到着します。この駅は周辺には神社があるだけで何もない殺風景なところにぽつんとあります。セミとキリギリスがうるさいほど鳴いています。駅舎は可愛らしい山小屋風です。おばさん二人がおり、小さな売店で切符ちょっとした名産品を売っています。ここも第三セクターの鉄道で阿佐海岸鉄道と立派な名前が付いていますがわずか３駅のミニ鉄道です。この駅のホームは階段を延々と数十段上がったところにあります。この鉄道も高架で踏切がない、高規格の鉄道ですが、計画が途中で変更されて終点になったため、不便な終着駅になっています。先ほど乗った土佐・くろしお鉄道の奈半利と繋ぐ計画で建設されてきたのが、途中で取り止めになってしまったという経緯があります。これが繋がっていれば列車で四国をぐるっと一周する旅というのが簡単にできたのですが。土佐・くろしお鉄道安芸線（ド派手な阪神タイガース仕様列車）

  2010.08.17

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• 予土線にのります（２）

  予土線は宇和島から土讃線の窪川まで80キロほどを結ぶローカル線ですが、全区間を走る列車は一日6往復しかなく、11:32発を逃すと次は15:28までありません。この線は日本でも有数の清流である四万十川にずっと沿って走ります。四国では景色の良い線と言うことで有名で、夏の間だけ一日一往復トロッコ列車を走らせています。従来の列車の後ろに一両特別車両をくっつけて走るのですが、それがこの11:32発の列車です。トロッコ列車はなかなか好評で指定席はほぼ売り切れになっていました。トロッコと言っても本当のトロッコではありませんが、その雰囲気を残したなかなか可愛らしい車両です。天井はありますが、窓側には壁がありません。山小屋の机と椅子が配置されており、エアコンはありません。清流に吹く風をお楽しみくださいというのがウリです。なかなか風情のある列車ですが、日中は日差しが暑く、また大雨が降るとずぶ濡れになるというリスクがあります。でも家族連れは賑やかにお弁当を食べながら楽しんでいます。まあ、暑くなったり、天候が悪くなれば、普通車のエアコンが効いた方に移ってくれば良いのですから気は楽です。この車両は途中の土佐大正駅までしか使用できません。その後は普通車両に乗客が移ってきます。トロッコ列車の車両は終点の窪川までくっつけてくるのでなぜ最後まで乗せないのかわかりませんが。窪川は土讃線の終点でその先は土佐くろしお鉄道という第三セクターに変わります。もともとこの線はすべてJRだったのですが、儲からないので現在では第三セクターになっています。ただ、多くの土讃線の優等列車はその先の中村まで走ります。中村が足摺岬の観光の拠点になるからです。中村までは高校2年の時、友達といっしょに旅行で乗ったことがあります。仲良しだった3人（もちろん男ばかり）で高知から足摺岬を観光したのですが、なぜ足摺岬にしたか経緯をよく覚えていません。旅行会社の人に勧められて何となく決めたような記憶があります。当時は窪川は単なる通過駅だったのですが、40年ぶりということになります。当時春休みのシーズンだったこともあり、足摺観光は列車もバスも満員だった記憶があり、バスも電車もずっと立ちっぱなしで、観光の内容はロクに覚えておらず、結構疲れたということだけ残っています。

  2010.08.16

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• 予土線に乗ります（１）

  観音寺を早朝６:05発の伊予西条行き普通列車に乗ります。その後、伊予西条で7:15発の松山行き、今治で7:56発の特急いしづち3号に乗り換え、松山で8:36発の八幡浜行に乗り換え、八幡浜で11:01発特急宇和海5号に乗り換え、11:30発に宇和島に到着しました。青春18切符をフルに利用するにはすべて鈍行で乗り継ぐところですが、それでは宇和島からの予土線の列車の接続が非常に悪くなるため途中で特急を使ってショートカットしました。予讃線は松山までは電化されているのですが、単線なので駅ごとの待ち合わせが非常に頻繁にあり、たいした距離ではないのに時間がかかります。まだ、夏休み中ですので学生の姿は少ないと思ったのですが、意外に目につきます。どうも高校三年生らしくテストの話ばかりしていましたの補習かもしれません。松山までは大学時代に一回来たことがあります。伊予北条というところでクラブの合宿をしたためです。合宿場所は海辺に近かったグランドでした。非常に暑く練習はかなりきつかったと記憶しています。練習中に、一人が吐血したと大騒ぎになり、慌ててとんでいくと、朝食べたワカメを戻しただけという、落ちまでついていました。当時のキャプテンは一瞬真っ青になり、それから真っ赤になり、彼は袋叩きにあったことは言うに及びません。今治はタオルの産地で有名ですが、面白い看板がありました。分譲マンションの広告でしたが、「今治市4年ぶりの新築分譲マンション」と大きな垂れ看板がかかっていました。マンションにもいろいろウリ言葉はあると思いますが、何とも力の入らないキャッチフレーズです。松山から先は初めて乗る区間です。列車本数も減り、電化もされていません。伊予市の次の駅の向井原から伊予大洲までは山線と海線の2線に分かれます。従来予讃線は海線しかなかったのですが、もともとは向井原から内子までしかなかった内子線が延長され伊予大洲までくっついたので2線になったのです。本来予讃線の列車はすべて海線を走っていたのですが、海線側にさして大きな町もなかったことから、現在はほとんどの優等列車は山線経由走るようになっています。こちらの方が距離が短くて、ショートカットできるためです。宇和島に11:30に到着してすぐ11:32発の予土線に乗り換えます。今日のハイライトは予土線です。予讃線伊予中山付近

  2010.08.16

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• 観音寺なう

  観音寺に来ました。岡山での体験講座が終わった足で、岡山駅に行き、青春18切符を購入し、マリーンライナー号で瀬戸大橋を渡り、坂出駅で予讃線に乗り換え、観音寺まで来ました。せっかく岡山まで来たのですから四国に渡らないともったいないということで四国を久しぶりに回ろうと思ったからです。ちょうどお盆休みでお稽古が来週の木曜日までないので国内小旅行です。なぜ観音寺かというのは話せば長いのですが、四国を青春18切符を使って鈍行列車を中心にして回るのには初日にこのあたりに来ていなければならなかったためです。観音寺駅には18:00前に到着しましたが、まだ明るいのに商店街はほとんどしまっていました。お盆のためだろうと思います。ホテルは駅の裏側に位置するのですが、そこにはイオンモールのどでかい店が煌々と電気をつけています。完全に駅裏の方が中心になっています。従来のメインストリートはこれでは客が来ないだろうなと想像できます。イオンモールは夜24;00まであいており、Tsutaya、Daiso、Maxvalueなどの複合施設が入り、都心でもこれだけ大きなモールは余り見かけません。観音寺だけではなく、周辺から車で一挙に人が集まるようになっています。そのイオンの敷地の片隅にある、少しわびしげなうどん屋で夕食を簡単に済ませました。ざるうどんはさすがにコシはしっかりしていました。まるいちのざるうどん（観音寺。醤油うどんが売り切れのため仕方なく）

  2010.08.15

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• 岡山体験講座無事終了

  今日は2回の体験講座を行いました。昨日山陽新聞の記者が取材に来られ、記事にしてくれるということだったので、近くのコンビニで新聞を買ってみるとしっかりと載っていました。ただ残念なことに私の姿は見えません。その代わり、同新聞社のホームページの方の動画で勇姿？が見れます。この新聞記事の影響は大きく、前日まで15日の講座にはまだ若干席があったのが、全席埋まってしまいました。それどころか、この新聞記事に定員の記載がなかったため、午後からの講座には更に多くの方から連絡があり、美術館の方はお断りするのに結構大変だったようです。ただ当方もあらかじめ書いていたお名前数だけでは足らず、更に数枚書き足すことになりました。また当初予定していたデザイン紙が足らなくなり、急遽、手持ちでもってきた別のデザイン紙も総動員して何とか数を確保しました。結局3回の講座で80名以上の方が来られたことになりました。座り見？（立ち見ではなく）の方も数名いらっしゃいました。中には2回も参加して頂いた方もいらっしゃいました。昔、イラクに駐在したことがある方と、新聞には書かれていました。午後のお稽古には外国人名が二人ありました。お会いしてみると、インド系ハーフ可愛らしい女の子でした。この講習は連続講義にならないのかという問い合わせも直接ありました。確かにいつも、これだけの人が来てくれるようでしたら、開講できるかもしれませんが、体験講座と連続講座では様子が変わることが多々ありましたので、いきなり開講は難しいかと思います。集中講座的な感じでもできればと思います。今回多くの方が集まったのは、岡山では珍しい企画だったこともありますが、岡山はお盆で帰省するというより、帰省で帰って来られる方も多いので、結構多くの方が興味を持って集まってくれたと美術館の方も説明されました。確かに受講生の中には帰省で帰って来たという子どもさんもいました。今回の企画が成功に終わったのは、きっかけを作って頂いた岡山在住のJACA会員の方、場所の提供と種々連絡を頂いたオリエント美術館の館長並びに担当者の方、お手伝いに来て頂いた学生さん、それから同美術館の友の会の方、広島からわざわざ来て頂いた広尾教室の生徒さんと、いろいろな方に助けて頂いたことによります。このような場ではありますが、暑く、熱く、篤く御礼申し上げます。山陽新聞8月15日朝刊の記事

  2010.08.15

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• 岡山市立オリエント美術館での体験講座1回目無事終了

  今日、岡山市立オリエント美術館でのアラビア書道体験講座の一回目が無事終了しました。数日前にお聞きしたときは25名程度の参加者予定だったのが、その後、変更や飛び込みなどが入り、結局30人の制限いっぱいになりました。参加者のお名前は事前に書いてあったのでお手本としてお渡しすることにしていたのですが、変更された方と飛び込みの方の分はその場で書くことにしました。５～６名分ぐらい書いたでしょうか。多くの方が書いているところを取り囲んで写真をとったりされました。今回の体験には小学校低学年と思われる子どもさんも3人いました。さすがに最初のパワーポイントを使った説明ではつまらなそうな顔をしていましたが、体験になると俄然元気が出てきたように見え、一生懸命お名前を書いていました。できるだけ全員の分を見て差し上げるよう、急いで回りましたが、さすがに全員の方の分は見きれませんでした。ワーウの払いがどうしてもうまく行かないと嘆く方、下から上への線が太くなると言われる方、左から右に書いている方、などいろいろいらっしゃってなかなか賑やかに、かつ楽しく体験して頂けたようです。最後にお清書ということで、パピルス風にデザインした紙をお渡ししました。それを書き終わった方には、ふだんお稽古に使っている『大変よくできました』ハンコを押ました。このハンコはなかなか評判がよく、ハンコが押された作品を大切そうにお持ち帰り頂きました。初日ということもあり、多少パワーポイントの操作が前後したり、一部お話することが抜けたりと、余りできはよくありませんでしたが、皆さん喜んで頂ければ、結果オーライです。地元の山陽新聞も主材に来ていましたので、15日の朝刊トップはアラビア書道で占められるかも。烏城灯源郷

  2010.08.14

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• 岡山での夕食は

  ホテルにチェックイン後、夕食をとるため外出します。明日は講座があるので余りヘビーなものではなく、軽めでうどんかラーメンかと思い、少しホテルの周りを歩き回りました。お盆のこともあり、２０時前なのにかなりの飲食店が閉まっていたので、最終的にはホテルの地下にあるレストランにしようかと思ったところ、カレーのCoco壱番屋の看板が見えたのでそちらに向かうと、となりに「金八」というラーメン屋があり、比較的人が入っているので入ってみました。とんさいラーメン（特に大盛り）というのを注文している人が多かったのでそれにしました（さすがに大盛りは遠慮しましたが）。ラーメンの上にキャベツを中心にした野菜炒めがどっさり載っており、スープもそれほどくどくなく、細めの麺と絡んでなかなか美味でした。

  2010.08.13

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• いざ岡山です

  岡山に向かいます。お盆に移動することは会社員時代もほとんどなかったので、どれだけ混んでいるのか想像がつきませんでしたが、テレビでは道路がかなり渋滞する旨の放送を繰り返していました。新横浜駅は帰省客で結構ごった返していました。新幹線はどんな混んでいても一つや二つ空席があるのですが、指定席でも３人席が満席でした。幸い数日前に窓側の席を予約していたので問題ありませんでしたが。普通の旅行客も多く、外国人観光客の姿も目立ちます。パソコンから漏れてくる音楽はアフリカンミュージック風でした。名古屋でかなり下車したにもかかわらず、同数ぐらいの人が乗り込みほぼ満席状態は変わらず。結局、京都、新大阪、新神戸まで同じ状態が続きました。岡山で下車した乗客も多かったですが、そのまま四国連絡に乗り換える人が多そうでした。ここから市電に乗り、オリエント美術館近くのホテルに泊まります。今日は体験講座がないのでホテルにチェックインしておしまいです。岡山と言えば烏城（戦災で焼けたので現在のものは鉄筋コンクリート製）夜にはライトアップあり。

  2010.08.13

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• 岡山市立オリエント美術館の体験講座の準備

  先にお話ししたように岡山市立オリエント美術館でのアラビア書道体験講座が8月14日、15日の両日開催されます。講座は14日1回、15日2回の計3回行います。週末ではありますが、お盆の真っ最中ですので果たして何人集まるか少し不安でしたが、現在のところ50名ほど集まっているようです。特に14日の集まりが多いようです。体験内容はお名前を各自書いてもらうことにしていますが、人数が多い回ではその場で一人一人書いていてはそれだけで講演時間が終わってしまうので、あらかじめお名前を書いたお手本を準備をしておく必要がありますので、今日は夜にそれを書いています。名前から判断するとやはり女性が多く男性は数名ほどです。「子」がついている名前が多いのでだいたいの年代がわかります。子どもさんの名前も何人かいましたが意外に少ないようです。同名の方も何組がいらっしゃいます。ただ今回は外国人名はありませんでした。だいたい一人ぐらいはいらしゃるのですが。文字数の多い方、少ない方いろいろですが、ナスヒー書体といえども適度にデザインして書く必要があるので意外に時間がかかり、だいたい書き終わったの出発当日の朝3時ぐらいでした。お盆のことでお稽古場所はすべて休みなので、１３日はゆっくりと出発すればよく気は楽です。

  2010.08.12

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• ラマダンにて思うこと

  ラマダンが始まりました。今年は8月11日です。イスラムセンターからのメールでラマダン開始はマレーシアで新月を確認したというメールでわかりました。あくまで人間の目で確かめるというところが面白いです。今年のラマダンは日本では真夏に重なり、かなり大変です。8月はじめから続く猛暑のため、日中に水分が摂れない状態はかなり厳しいです。アラブイスラーム学院は巷がお盆でもお稽古があります。お稽古をされている生徒さんの中にも数人ムスリマがいらっしゃいます。毎年のことなので慣れていらっしゃるからか、それほどしんどそうには見えず、黙々とお稽古をされています。ラマダンが始まって2日間ぐらいが一番きつく、それを過ぎると身体も少しなれてくると言われていました。ただ、さすがに今年の暑さはこたえるという方が多かったと思います。日本の場合周りに食べるものがいっぱいあります。最近、空腹で死にそうという感触を余り味わうことがなくなりました。イスラム教の教えのように1ヶ月断食というのは日本では難しいかもしれませんが、いっそ終戦記念日あたりを断食日に制定し、戦争の意味を問いかけるようにしてもよいのではと思います。というよりまず自分でやってみてもいいかなと思います。

  2010.08.11

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• アラブイスラーム学院でのアラビア書道後期の生徒さん募集

  アラブイスラーム学院の2010年後期のアラビア書道生徒さんの受付が9月15日から始まる旨、同ホームページに掲載されました。お稽古は10月から来年3月までの計10回です。お稽古日は原則第一第三木曜日になりますが、11月と12月のみが月1回となります。時間帯は前期同様、14:10～16:10、16:20～18:20、18:30～20:30の三回あります。初心者、ベテラン関係なく、どのお時間でも受講できますが、14:10開始分は人数が多いので、16:20、18:30の方がゆっくりとお稽古できると思います。だいたいどの回も２０名程度まで受講可能ですが、継続者が優先となりますので、新規に受講を希望される方は早めに申し込んでください。申し込み先ほか詳細は、アラブイスラーム学院のホームページhttp://www.aii-t.org/　から＜サイト更新情報＞のなかの「アラビア語書道教室」をクリックしてみてください。ちょうど、作品展も終わった後なので、ゆっくりとテキストに基づきお稽古できると思います。

  2010.08.10

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• 今日の仕事を明日に延ばすな

  １０月の作品展で「今日の仕事を明日に延ばすな」をナスヒー書体で書きたいと言われる方がいらっしゃいました。机の前に貼って自分の戒めにするのだそうです。早速調べて見ると、もともとは英語の”Never put off till tomorrow what you can do today”（今日なし得ることを明日に延ばすな）を和訳したもののようです。果たして、アラビア語ではどう訳せば良いのかとあちらこちらのサイトを当たっていたら、以下の文章が引っかかって来ました。laa tu'ajjil 'amala al-yaumi ilaa al-ghadifa inna al-ghada laa ya'atii abadan正に、アラビア語でも文字通り「今日の仕事を明日に延ばすな」となり、英語から直訳したものと思われます。ただ、面白かったのは、2行目部分で、「なぜなら明日は永遠にやってこないから」を付けているサイトがありました。直訳ではそうなるのですが、ニュアンスとしては「なぜなら明日はやって来ないかもしれないから」ぐらいの方が良さそうです。もともと付いているのか、後から付け加えられたものか分かりませんが、なかなか座りが良いのでいっしょにナスヒー書体で書いてみました。ナスヒー書体

  2010.08.09

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• そろそろ準備

  岡山市立オリエント美術館でのアラビア書道体験講座に使用するパワーポイントを作成しています。以前にも何度が作り直していましたが、今回、大幅に内容を改訂しました。余り書道やコーランの説明を長くしても飽きられるので、全体的に画像を多くしました。パワーポイントはプレゼン用ソフトで、会社員時代にもよく使わされていましたが、今ひとつうまく使えた試しがないので、頭が痛いです。なるべく体験者の方々が寝ないように考えたいと思います。（たぶん当日は外は暑く、中は涼しい上、１４日は１４：００開始ということもあり、多少の犠牲は仕方はないでしょう）。

  2010.08.08

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