久々の夜行バスは超豪華
新大阪教室が終わると通常はそのまま新幹線で横浜に帰るのですが、今日は夜行バスで帰ることにしました。バスの名前はドリームスリーパー号で難波のOCATを22:40に出発し、東京池袋駅西口到着6:40の予定。ほぼ8時間の長旅です。今回あえてこのバスを利用するのは、今年1月から両備バスと関東バスの共用運行で開始した日本初の完全個室夜行バスだからです。OCATは地下鉄難波駅から地下街、なんばウォークという動く歩道を歩いて10分くらい。関空、伊丹空港行きのバスの他、都市間夜行バスも多く出発しています。発車予定時刻の10分ぐらい前にバスが5番線に到着。バスに乗り込む際にステップの二段目で靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。靴はビニール袋に入れて自分の部屋に持ってゆきます。床は全面絨毯張りです。個室はバスの両窓側に並んでおり、全部で14室のみ。中央下に温水洗浄付きトイレ、奥にはパウダールームも完備。指定番号の部屋のスライドドアを開けるとほとんどが椅子で占められていますが、足下前方がかなり広く、少しぐらいの荷物は置けます。また、頭上には棚があり、ここにも小さめのバッグなどが置けます。前面には可動式のテーブルもあり、パソコンなども置きお仕事も可能。イオン発生機プラズマクラスター、アロマが焚かれ、歯ブラシ、アイマスク、ミネラルウォーター、お絞りなどのアメニティも揃っています。(両側が個室。床は絨毯)(手元のスイッチは座席、明かりなどを調節。白いのはアンケート用紙)完全個室なのでいつでも気兼ねなく後ろに思いっきり背もたれを倒せます。また自動で無重力状態(?)の角度まで椅子を倒してくれるスイッチもあります。窓一枚分全面が確保されているので、見晴らしが良く、また目線も高めで快適です。ただ夜ですのでほとんどカーテンを閉めることになりますが。無料WiFiも完備。昔良く乗っていた安めの夜行バスにある圧迫感は全くありません。天井も高く、足も思いっきり伸ばせます。バスはOCATを出ると京滋バイパス経由名神に入り、草津IC着23:40で20分ほど休憩します。ここは唯一乗客も一時下車できるところです。下車する際には乗務員がチェックし、首から提げる番号札を渡してくれます。この後、2:20〜 2:30長篠設楽原PA、4:20〜5:00 足柄SAと運転停車しましたが、下車はできません。社内にトイレが付いているので問題ないですが。バスは概ね静かに走行するのですが、停車するPAやSA付近で大きく減速すると自然に目が覚めてしまいます。草津ICを出ると首都高に入る6:00過ぎまで車内放送はありません。特に何事もなく、ほぼ予定時間通り6:30過ぎに池袋駅西口に到着。当日は土曜日夜発だったこともあり、ほぼ満席。乗客は身なりもすっきりとしており、余り貧乏臭い格好の人はいなかったような気がします。(朝の池袋駅西口)余り大きな荷物を持っていないビジネスマンが対象といった感じです。最近は東京のホテルがなかなか取れない状況なのでホテルで泊まるより安く、そしてゆっくり過ごすことができるというところでしょうか。ただ車内は快適でも熟睡は難しいかも知れません。池袋着6:30というのも微妙な設定です。これ以上遅いと道路渋滞に巻き込まれるし、といって早いと下車しても時間を潰すようなところがないのでギリギリのところでしょうか。非常に快適な夜行バスで特に不満な点はありませんが、収納トランクがないので大きな荷物は持ち込み不可。停留所が門真車庫、難波OCATと東京池袋駅のみなので不便。せめて大阪駅周辺と横浜駅にも停車して欲しい。また、料金が18,000円と新幹線グリーン席の正規料金19,230円と余り差がありません。新幹線の普通指定席料金14,450円くらいだと選択の余地あり。というようなことをアンケート用紙にギッシリと書いておきました。