「魔王の系譜 眠れる魔王」浜田翔子
浜田翔子さんのマンガ「魔王の系譜」3巻目がリブレ出版のBE-BOY COMICSに出版社を変えて出版されました。1・2の続きなのですが、さすがに出版社が変わると「3」には出来なかったのか、サブタイトルで「眠れる魔王」となっています。マガジンZEROでの掲載分に、書き下ろし1話分を加えて、一応この話は完結・・みたいです。荒廃と貧富の差が進み、悪魔信仰が蔓延する世界が舞台。宝司瞳夜は18歳を目前にしたある日、実業家の父から、側近として黒羽を紹介され、父の事業を引き継ぐことになった。しかしこの「父」は実の父ではなく、悪魔と契約を結び、老いによる滅びをさけるために、黄金律の身体を持った少年、瞳夜の身体を乗っ取ろうとしていた。父が瞳夜の身体を乗っ取ろうとした時、黒羽が正体を現す。黒羽は大悪魔アートルムの化身であり、魔王は瞳夜の身体の中で眠っており、彼は魔王が自然に目覚めるのを待っている・・・雑誌掲載の最後で、瞳夜は異空間に囚われの身になってしまいます。悪魔には行けない領域。瞳夜になついている地霊カトゥスが見つけ出したが、敵に見つかって・・・というところで、掲載終了・・・だったのです。やはり、作者が浜田翔子さんだということもあって、この主従、炎の蜃気楼の高耶さんと直江を連想してしまって・・・特に、こんなセリフなんてまさに、ですよね。p153では、何十年でも何千年でも…この身体が朽ちて魂だけになっても待つだけだ黒羽は諦めない 必ず…来る