「ミリオネーゼの仕事術[入門] 8ケタ稼ぐ女性が実践している4つのビジネススキル」秋山ゆかり
発行:(株)ディスカヴァー・トゥエンティワン「ミリオネーゼの手帳術」を読んだので、作者はちがうが、同じシリーズ?のこちらも購入しました。最初読んだとき、思わず、これって日本の話じゃないっと思い、ずっとこんな話なのかとちょっと引きましたけど、それは最初だけで、あとは具体的な話だったのでほっとしました。作者の秋山さんは31歳とか。25歳のときに「20代のうちに1000万円稼げる女になる」という目標を掲げ、26歳の冬に2度目に転職した会社で、1000万円以上の年俸契約をとったと書いています。ん?年俸?プロ野球の選手とかならともかくも、日本の一般的な企業で、そもそもそういう契約で採用する企業ってあまりないんじゃないだろうか??発想自体も、すごくアメリカ的な気がして、女性のビジネス成功話って、アメリカの例が多いのだけれども、これもまたそのたぐいかと思いました。外国での例は、たしかにすごいと思うけれども、海の向こうの話で自分の将来像としてはとても考えられないようなことが多く、「ふ~ん」と読んで終わってしまう。この作者の場合は、たしかにキャリアを積んだのはアメリカで、某有名コンピュータ関連企業でエンジニアとして活躍したようですが、日本にもどって、経営コンサルタントやITを軸とした新規事業開発などをやっている方のようです。この本では、資産運用に関する情報はどこから手にいれるか、基本的な数値のデーターはどこにあるかなど、具体的なURLを記載して説明しているし、身につけるべきスキルとそれを勉強するために読んだ方がいい本名やら、具体的に記載してある。もちろんといったら何だが、「ミリオネーゼの手帳術」の本も紹介されていたが、当時はこの手帳は日本では販売していなかったので、「考え方だけ盗ませていただいた」そうです。結局この手の本は、全部読んだ中で、自分がなにか取り入れられるものがあれば、読んだ人にとって価値があるということになると思います。そういう意味では、すでに勤続20年を超え、とっぷりと年功序列社会につかっている身には「○○歳までに年収○○」という目標を持つということはしませんけれども、ちょっとした小技は参考になりました。【なるほどと思ったポイント】・具体的に考える 5W2H 通常の5W1H+How much?・プレゼンテーション資料は9枚以内 A4の紙を9等分に折って、移動中にでも書き込む【本日の言葉】p21どうなりたいかわからない、だからどうしたらいいかわからない、と迷っているなら、自分がすてきだと思う人の真似をしてみたらどうだろうか?その人が歩いた道を同じように歩んでいるつもりでも、あなたはあなた。必ず、あなたの個性が出てくる。その個性を活かしながら、自分の道を探していくというものいいのではないだろうか。