これだけは押さえておきたい教育の基本？２
次に実践していることは、カードによる言葉の入力と漢字の入力です。カードを使うことには賛否両論あると思うんですが、私は絶対肯定派。ただ生活するだけでは、言葉の入力に限界があると思います。それは普段の生活を思い返してみれば分かること。朝から晩まで自分が口にする単語はどれくらいでしょう？きっと大した量ではないはずです。私なんて「時間がない～！」「着替えて～！」「おもちゃ片付けて～！」「ご飯食べて～！」「お風呂入って～！」「寝て～！」くらいしか言ってませんよ？・・・っていうのは冗談ということにしておいてください（汗）。とにかく、生活に関係ないような言葉は普通使いませんよね。それがカードを使えば、普段自分が決して使わないような言葉まで教えることができます。動詞や形容詞などは絵にするのが難しいかもしれませんが、感覚として掴ませるだけならカードでも可能です。名詞なら、それこそカードで大量のインプットができるでしょう。ただ、我が家では決してそのカードを復唱させたり、1枚1枚覚えさせたり・・・ということはしません。あくまで「聞いたことある」くらいで構わないと思っています。「覚えさせること」を目標にしていると、こちらも大変だし（笑）。でも何回か繰り返し見せていると、子供たちは自然に覚えていきます。覚えることを強制しないので、その子なりのペースで言葉を獲得していくみたいです。ちゃんと日常生活でも使ったりしてますね。よくそんな言葉知ってるな～と関心する事がよくあります（親はカードの内容は覚えてないらしい・・・（汗））。そして、漢字も今のところカードが主流です。本に出てきた漢字などは一応何度も読みますが、普段はカードを使います。大抵、その時子供が興味を持っている事に関する漢字を使っています。歌の中に出てくる単語なども多いですね。石井式漢字教育の本（かなから教えていませんか？はおススメ）を読んでから、子供にとって漢字の入力は必須だと思ったので、こちらも言葉の入力ほどではありませんが、ぼちぼちやっています。漢字は、言葉のインプットのように普段フラッシュカードとして使ってはいません。作った漢字カードをその辺に貼っておき、時々思い出したように読んでみる、という方法をとっています。今は33枚ほど貼っていますね（数えてみた・・・）。「月曜日」「朝」などの日常使う漢字から、「地球」「神社」などそりゃ使う機会ないダロ・・・という漢字まで、実に節操なく貼ってあります（汗）。でも読み方を教えると、どの漢字もちゃんと1,2日で覚えます（貼っておくのは結構長期間）。そして覚えたな～と思ったら剥がし、その後時々復習します。カードを見せて読ませるのですが、忘れている漢字は殆どありません。それだけ漢字の印象というのは強いものがあるんだろうな・・・と改めて漢字の凄さを感じたりします。こんな感じで言葉と漢字のインプットを行い、後は会話で色々な言葉を使うように心がけています。成果がどれくらいあるのか・・・という点に関しては何とも言えませんが、「やらないよりマシ（私の幼児教育の指針）」の精神で頑張っています（苦笑）。実践その三は、絵本の読み聞かせです。これはどの教育本でも王道として書かれているので、改めて説明することはないと思います。我が家でも勿論この王道を真に受けて（？）、かなりの量の絵本を保持しています。図書館で借りてきても良いんですけど、すごい辺鄙な場所に住んでいるので、図書館がやたら遠く・・・。行ったり来たりが面倒なので、結局購入してしまいます。今はどれくらいあるんでしょうか？100冊以上は間違いなくあると思います。200冊以上あるんじゃないかと。いや、300冊くらいはあったりして・・・（汗）。正規に買ったものもあるし、中古で買ったものもあります。オークションで大量に落札したりとか・・・。でも、買う時はなるべく偏りなく、色々なジャンルの本を揃えるように気をつけています。そして、それらの本をどの部屋にも沢山置いておきます。どの部屋にも、というのがミソ（？）。目に付けば自然と読む機会も増えるってもんです。案の定、どの部屋にも本棚を設置してから、竜天は本を読む機会が増えました。してやったり・・・！読み聞かせの数ですが、その日によって違います。でも毎日最低でも2冊。自分へのノルマです（苦笑）。多ければ10冊20冊と、読んで～ときたら絶対断らないで読み聞かせます。・・・はっきり言ってつらいですけど（汗）。まぁ、本好きになってもらう為の労力だと思えばこれくらい・・・（涙）。さて、私は普段石井式石井式！と言ってますが、絵本の読み聞かせに関しては石井式を採用していません。石井式の絵本読み聞かせというのは、要するに絵本に出てくる字や絵に漢字をふりましょう！というものです。それは・・・確かに漢字を覚えさせるのにはいいかもしれませんが、本来絵本は「絵」を見るものですよね。「絵」を見ながらお話を聞く。そして自分の中でイメージを膨らませる。それが本来の絵本の使い方じゃないかと思っているので、こればっかりはいかに石井式でも採用していません。漢字に直したら、「文」を見せたくなっちゃうもんね。もう少し大きくなって自分で「文」を読むようになったら、ちょっぴり使ってみようか・・・とは思ってますけど（やっぱり石井式大好きらしい）。今はただ絵を見ながら、絵本の楽しさを味わうだけでいいと思っています。そして実践四・・・ってまだあるんかい。いやいや、これがかなり大切だと勝手に考えているので、一応書かせてください（平伏）。仕上げというか何と言うか、実践その四は辞書の引き方を教えるというものです。カードなんかは割とインプット、というか受動的なやり方ですよね。親がやって初めて効果が上がるというか。2人以上いないとできないというか（当たり前）。辞書を引く、という行為は自分の中で何かの疑問が出てきて、それが何か知りたいから自分で調べる、というものです。これは非常に能動的だし、個人で行うことだし、ある意味とても高度な行為だと思います。多分竜ちくらいの幼児（3歳児）ではできないのではないでしょうか。そもそも「疑問を持つ」というところから「だから自分で調べる」という発想に至る事は、とても難しいことだと思うのです（私もできない（汗））。では「だから自分で調べる」という考え方にさせるにはどうしたらいいのか？それはもう「疑問を持つ」ことがあったら、親が側で辞書を引いてやることだと思います。分からないことがあったら辞書持ってこ～い！という態度を見せるということです。そういう態度を取ることで、「分からない事があったら辞書引くんじゃ！」と子供に分からせるのです。そしてそこで自分が辞書を引くとき、わざと遠回りして引きます。え～とぉ、新幹線でしょ～？あかさたな・・・いやいや、後ろの索引で調べた方が早いか～。しんかんせん・・・だから「し」でしょ～？さ、し、す、せ、そ、の「し」・・・どこだ？あ、あった、あった。し、し、し、しん、だから「ん」は下の方だよね、きっと。しん、しんかん、あ、あった、しんかんせん。しんかんせん・・・１６２ページだって。１６２だから・・・１４０・・・１５０・・・１６０、１６１、１６２・・・あった、新幹線！！！とまぁこんな感じで（汗）。辞書とは調べたいことがあった時に、こうやってその項目を探すのだ！と辞書の引き方を実践してみせるわけです。それを何度も何度も何度も・・・あ～もう嫌、めんどくさ～と思いながら（汗）、何度も何度も繰り返すのです。そうすると、ふ～ん、疑問があった時は辞書持ってきて、そうやって調べるのね～とやり方をマスターしていきます・・・多分。多分っていうのは、現在我が家ではそれを実践中で、未だ成果が上がってないから（汗）。辞書や図鑑をしょっちゅう見る、という初期段階の真っ只中です。勿論、本を読んで疑問に思ったことがあったり、外で何か見つけたりしたら、それを調べることはします。でもまだ積極的に辞書！辞書！と持ってくることはありません。ただの読み物と化しています・・・（汗）。まぁ、でもこんなものかな、と。3歳ですから（とか言い訳してみる）。辞書や図鑑もまだまだ揃っていませんし、調べても載ってないことがよくあります。それじゃあ辞書辞書とはきませんよね・・・。今は辞書や図鑑に馴れて、引き方をちょっとずつ覚えてくれればいいと思っています。続けていれば多分自分でも調べるようになるかと・・・多分だけど（汗）。「辞書を引く」、これさえマスターすれば、「国語」に関してもうそんなに教えることはないと思います。何せ勝手に自分で調べてくれるんだから。辞書を引くことが日常化すれば、本当に大量の言葉と出会うだろうし、様々な意味を知るだろうし、今ほど会話にやたら難しい言葉を入れる必要も、カードを大量にフラッシュする必要もなくなると思います。そしてどんなことでも自分で調べる力が付けば、今後のお勉強に大きな影響を与えるでしょう。算数でも理科社会でも、英語でも。その他すべてのお勉強に関しても。疑問を持ち、それを自力で調べる、その姿勢があれば、どんな教科でもマスターできると思います。辞書を引けるようになるということは、きっとその子にとって大きな財産になると私は信じています。最終的には本と辞書。これさえあれば他はどうでもいっかな～と。いや、会話は必要だけど。そのための素地を今作っているんだと思ってやっています。全てはそこに行き着くため！まぁそこまでしっかり目標がありながら、しょっちゅう自分の怠け心によって挫折しそうになってますが（汗）。それでも、ちょっとづつでもその目標を達成できるようにするため、今は4つの実践を実行しています。2年後くらいには成果が出てるかな・・・。出てると思いたい・・・。がんばれ自分。
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