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カテゴリ:音楽の力
かって7,8年間、続けたオルガンの勉強が一段落して、チェンバロを本格的に勉強し始めた時期に、勉強の先輩たちの演奏を聞く機会が多くあり、ピアノ音楽とはまるで違う音楽の世界に驚嘆したものでした。
バッハやスウェーリンク、ブクステフーデ、ベームなどバロック音楽特有の骨太な音楽の表現でした。 今になって、こういうことだったのかと思えるのが、当時は内容を読み抜く力もなく、「どうしたらあのような音楽が演奏出来るんだろう?」と15,6年は、見えてこず、課題となっていました。 ひとたび音楽から離れ、オイリュトミーに馴染んだら、別次元から精神界や音楽の世界の内容や要因が見えてきて、音楽の意味や価値が一層深く理解出来るようになりました。 疑問やテーマは、そのままにしておいて、今、必要な課題に取り組んでいると、いつかまた課題がネックになっていることに気が付く時がやってくる。 それが最近ようやく解ってきた。生活様式と深い関わりがあること。音楽の生まれる原点である精神が深く関わっていること。 当時は電気も水道もガスもなく、自然の一部としての人間という価値観だったという理由。 自然を創造している存在の偉大さを、理解していたことも大きな要因。 オルガンは、バロック時代に完成され、それ以上の名器はいまだに存在していない事実。 などなど。 最近、ディジュりドゥなどの倍音楽器に接することが多くなって、倍音が豊かな音楽も骨太な音楽の要因と思うようにもなってきた。 ますます、音楽が好きになってきた昨今です。そして力をふんだんに取り込んで、自他ともに進化していきたい想念が一段と強くなってきています。 でも、導かれてこの過程を歩いてきたように感じています。ある目的の為に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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