昨日の続き。http://plaza.rakuten.co.jp/amayakyuunikki/diary/201502280001/
■これまで一線級の素材が集まった早稲田やサントリー監督時代と違い、今回のヤマハは雑草集団を鍛え上げての優勝だった。なにせヤマハは本社の業績不振による選手の大量流出や、屈辱的な入替戦までを経験するほど落ちぶれたチームだった。
そんな中で、清宮克幸さんはヤマハの監督を引き受けた。まず手掛けたのは「強いスクラム」を目指すこと。スクラムこそがラグビーの原点。安定したセットプレーがあって初めて試合を組み立てられる、それが揺るぎのない信念だった。
象徴的だったのは後半27分。猛攻にさらされて迎えた自陣スクラムだ。山本、日野、山村が低くまとまり、塊をめくる。相手反則の笛が鳴ると、男たちは雄叫びをあげた。流れを一変する見事な押しっぷりだった。(写真上・中)
■清宮さんはスクラムにこだわる。たしか早稲田監督時代もそうだった。こだわり過ぎて、本場フランスへスクラムのためだけに遠征したこともある。なぜ、そこまでスクラムにこだわるのか、
そこには戦略上欠かせない理由があった。
たとえば後半に多用したハイパントは、攻撃を続けても前進できない時に有効だった。なぜなら、キックを再獲得する可能性は五分五分。それでも、どちらかかが球をこぼせばスクラムで再開できるーーー。
■セットプレー、特にスクラムの重要性を分かった気がする(^^)/
参考:本日(3月1日)付けの朝日新聞。(写真下)
(写真)後半27分、ヤマハは自陣のスクラムで押しまくり、相手のミスを誘う。(NHK)
(写真)そして、キーとなるスクラムで勝ち雄叫びをあげるヤマハのFW陣。(NHK)