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テーマ:愛犬のいる生活(77303)
カテゴリ:わんこのお話
仕事が忙しいというのに、3日連続でとはまた私にしては珍しい。
学生時代、テスト前や宿題提出がさし迫ってきた時に限って、本を読んだり部屋の模様替えをしたりしたくなったのと同じ心理状態なのかな?なーんて思いつつ、これを書いている。 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆ 数日前にタローの血液検査をしてもらった。 これは心臓の薬を毎日服用しているタローの腎臓や肝臓の機能をチェックする為で、半年に1度受けている。 それで今日、いつものウイリアム先生が電話をくれた。 結果ははっきり言ってあまりよくない。 半年前に検査した時には、腎臓の機能はまだ正常範囲内の機能を持っていたが、今回は正常範囲を超えた少し上。 もっと詳しいことを言うと、血液中のBUN (Blood Urea Nitrogen)の値は6 - 25 mg/dLが正常値なのだが、前回は20 mg/dLだったのに今回は28 mg/dL。 確実に腎臓の機能が低下してきている。 これからも多分次第に悪化していくだろうと言われ、低蛋白、減塩の処方食を薦められた。 この半年くらいの間に、タローは外見も著しく老けた。 毛が薄くなり、散歩を出来なくなった頃から足腰の筋肉が落ち、随分やせこけたような印象を受ける。 時折、足腰の自由が利かなくなり(きっと関節炎が悪化しているのだろう)、半分倒れそうになりながらフラフラ歩いたり、粗相をする回数が増えたり。 それでも血液検査の結果が問題なかったなら、少しは安心できただろう。 でも今回のこの結果で、またしても彼の老化、そして状態の悪化を目の前に突きつけられてしまった。 今まで大事に面倒を見てきた我が子、そして無二の親友が、次第に年老いて、自分の年を通り越し、老人になる。 いつか必ず起こると分かっていても、人間同然に大事にし、愛してきたこの子が老いてしまったという事実を、認識するのは辛く、悲しい。 心の準備は次第に出来てきていた。 でも、やっぱり悲しい。 私が億万長者なら、タローのクローンを作りたいくらいだ。 (実際アメリカにはそういう会社が存在し、既に猫のクローンを作ることを商売として始めている) クローンを作ったところで、オリジナルと全く同じになるわけはないだろうが、でも限りなく近いことは確か。 これが人間のエゴだと分かっていても、やっぱりそんなことを考えてしまう。 安楽死に反対する人も日本ではまだ沢山いると聞く。 でもアメリカでは獣医さんも一般の動物好きの人たちもみな、Quality of Lifeという言葉を口にする。 ただ生きている、延命するというのではなく、その質の問題だと。 自宅でペットを逝かせて欲しければ、往診だってしてくれる。 もしタローが苦しんだり、日常のこと(食べること、用を足すことなど)が出来なくなったり、寝たきりになったりしてしまったら、私は安楽死を選ぶだろう。 放浪しているところを保護され、今までうちで8年間、色々な病気を抱えながらも十分に幸せに暮らしてきたと思う。 どうせ劇的な回復を見込むことは出来ないのだから、楽にさせてあげたい。 何となくその決断をする時が近いうちにやってきそうな予感もするが、出来るだけ先であることを信じたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/09/23 05:25:07 AM
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